クロスバイクの空気圧はどれくらいが適正?初心者向けの点検方法も紹介!

クロスバイクの空気圧はどれくらいが適正?初心者向けの点検方法も紹介!

ちょっとした遠出から、通勤通学など日常使いにも便利なクロスバイク。そのポテンシャルを最大限に引き出すには日頃の点検・確認がとても大切です。特にタイヤの空気圧の計り方や、空気圧を守ることは、クロスバイクを長く、安全に乗るために、とても大切です。

記事の目次

  1. 1.クロスバイクの空気圧をチェックしよう
  2. 2.クロスバイクの空気圧とは
  3. 3.クロスバイクの空気圧の目安
  4. 4.クロスバイク初心者向けの空気圧の確認方法
  5. 5.クロスバイクの空気圧を正しく調整しよう!

クロスバイクの空気圧をチェックしよう

Photo by Dakiny

通勤や趣味で自転車に乗る人が増えてきました。ガソリンを使わないので、地球環境やにも優しく、経済的。そして、膝などの関節に負荷をかけない有酸素運動としても、自転車にはメリットがたくさんあります。

さて、自転車には形状や使用目的によって様々な種類に分かれます。例えば、通学やお買い物などで多くの人が使うママチャリやシティサイクル。競輪選手が乗っているような、細いタイヤとドロップハンドルが特徴的なロードバイク。

Photo by tejvanphotos

そして、見た目はマウンテンバイクのようですが、タイヤの溝がゴツゴツしていない、クロスバイクです。ママチャリより速く。そして遠くまで行きたいけど、ロードまではいらないと感じる人は、このクロスバイクがおすすめです。

しかし、良い自転車はしっかりとメンテナンスすることが大切。特に、タイヤの空気圧は、事故防止のためにも定期的に確認したいポイントです。そこで、ここでは「クロスバイクの空気圧」にスポットを当てて、適正値や確認の方法を紹介します。

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クロスバイクの空気圧とは

Photo by Pitel

クロスバイクに限らず、自転車、バイク、自動車、トラックなどには、それぞれの箇所に適正値というものが存在します。

ネジ一本をみても、締め付ける力が決められています。その他、ガスや液体の圧力や量が決められており、注意をしてそれらの数値を守らないと、故障や事故の原因になってしまうことがあります。

タイヤも一緒です。自動車もバイクも自転車も、安全に効率よく走るための「空気圧」というものが、タイヤごとに決められています。ママチャリや車椅子であっても、タイヤを注意して見ると、適正空気圧が表記されています。

しかし、実際に使われている自転車の多くは、この適正空気が守られていないのも事実。タイヤがぺったんこのまま走ってい自転車も少なくありません。そもそも、どこで空気圧を確認をして、点検をするのかを、まずは確認しておきましょう。

タイヤの空気の圧力

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タイヤの空気圧は、タイヤの側面、タイヤサイズと一緒に表記されています。多くの場合は、タイヤゴムを盛り上げて文字にしています。例えば、「MIN.73-MAX.87psi 5.0-6.0bar」と表記してあれば、このタイヤの空気圧は、この範囲の間でないといけません。

タイヤ空気圧の表記は、メーカーやタイヤのタイプによって異なりますが、一般的には「bar(バール)」「psi(ピーエスアイ)」[kPs(キロパスカル)」のどれかです。キロパスカルは「気圧」と呼ばれることもあります。

一緒に、クロスバイクのタイヤチューブバルブの形状も確認しておきましょう。一般車では、英式。マウンテンバイクでは、米式。ロードバイクでは仏式が主に使われていますが、クロスバイクは、モデルによって、米式のものもあれば、英式のものもあり、仏式のものもあります。

空気の入れすぎに注意

Photo by uka0310

クロスバイクに限らず、タイヤの空気が少ないのは、感覚的にも良くないように感じるかもしれませんが、反対に、適性値より高い空気圧ではいけないのでしょうか?

多めに空気を入れておけば、こまめに空気圧の点検・確認作業をしなくてすむと、考える人もいるかも知れませんが、特にクロスバイクの場合には、空気の入れ過ぎはは注意が必要です。

いくつかの理由はありますが、まず、空気圧が高いと、グリップ力が弱まります。クロスバイクは、ロードバイクほどのスピードがでないとはいえ、走行中のスリップは大怪我の原因になります。

また、クロスバイクのタイヤ空気圧は自動車のタイヤ空気圧よりはるかに高く、適正空気圧の値を大幅に越えると、タイヤの破裂の原因になることもあります。こちらも、怪我のリスクは十分にあるので、空気圧の超過には注意が必要です。

こまめに点検しよう

フリー写真素材ぱくたそ

では、クロスバイクのタイヤ空気圧が適正値に満たないとどうなるのでしょうか?これは、クロスバイクに限らず、ママチャリを含めた自転車全般にいえることですが、リム打ちパンクの原因になります。

リム打ちパンクとは、自転車で段差を乗り越えた際、瞬間的にタイヤが潰れて、タイヤの金属部分(リブ)がタイヤチューブに食い込んで穴を空けてしまうことで起きるパンクです。チューブをとりだして注意深く見ると穴がふたつ空いているという特徴があります。

通勤・通途中やサイクリング中にパンクをしてしまうと、とても大変です。タイヤの空気圧は毎回確認するのが理想ですが、最低でも1週間に1回は、クロスバイク全体の点検と一緒に、確認しておきましょう。

クロスバイクの空気圧の目安

Photo by yellowdogparty

それでは、具体的にクロスバイクの空気圧はどのくらいが良いのかをみていきましょう。ママチャリのタイヤに空気が入っているかを確認する時に、親指で押してみて、少しヘコむくらいが良いよというのを聴いたことがあるかもしれません。

一方、自転車ショップなどで、はじめてクロスバイクなどのスポーツ者を購入する、初心者には、自転車と一緒に「空気入れ」の購入を勧められます。

指で押して判断ではだめなのか?家に普通の空気入れがあるのにいらない。と、言われる人も多いのですが、クロスバイクに乗る上で、この「空気入れ」がとても大切です。

5気圧前後が目安

Photo by ragnar1984

クロスバイクにとって、タイヤの空気圧が重要なのは「クロスバイクの空気圧とは」でも紹介しました。同じ「クロスバイク」というタイプでも、マウンテンバイク寄りか、ロードバイク寄りで、タイヤ空気圧の適正値は変わるのですが、一般的には5気圧・73psi前後が良いとされています。

もちろん、クロスバイクに限らず、タイヤの太さや大きさ、バルブ形状によっても、適正値は変わるので、注意が必要です。

しかし、ホームセンターで1000円前後で販売されている空気入れだと、この5気圧まで空位を入れるのがとても大変。クロスバイク初心者であれば、少し高くても専用の空気入れを買っておくのがおすすめです。

タイヤ側面に注目

Photo by ttanabe

クロスバイクのタイヤに限らず、適正なタイヤ空気圧は、タイヤの側面に書かれています。しかし。適正空気圧にも幅があるので、どこの数値に合わせたら良いのかを悩むかもしれません。

人によっては中間とし少し下とか、最大空気圧よし少し下などあります。しかし、注意したい点として、それぞれ体格や走行環境が変わるということです。

一番は、実際の「空気圧」と「乗り心地」のバランスをそれぞれ探っていきまがら適正値を探すこと。クロスバイクで、段差の多いところを走るのであれば、適正空気圧内で、少なくしたり、しっかり舗装されたところが多いのあれば、適正空気圧内で高くするなどして、自分の適正空気圧を探しましょう。

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クロスバイク初心者向けの空気圧の確認方法

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長年クロスバイクの乗っている人であれば、指で押すだで、タイヤの空気圧が適正なのかを判断できますが、クロスバイク初心者はそうもいきません。

それでは、クロスバイク初心者が、タイヤ空気圧を計るにはどうすれば良いのでしょうか?しっかり細かい数字で空気圧を計るのであれば、「圧力計」を使うのが一番です。

圧力計で測る

Photo by romana klee

圧力計は、自転車用空気入れについている場合と、圧力計単体があります。もし、クロスバイク初心者で、専用の空気入れを持っていないのであれば、空気圧力計の付いているものを、クロスバイクと一緒に購入しておきましょう。

また、圧力計がついていても、空気を入れられる最大圧力が、クロスバイクの空気圧の値をカバーしているかや、空気を入れるバルブの形状が合っているかの確認もお忘れなく。注意して購入しないと、せっかく買ったのに使えなかったということになりかねません。

圧力計の使い方

Photo by s_sb

空気入れに付いている圧力計で、タイヤの空気圧を測るときには、タイヤに空気入れの先端をセットし、普通に空気を入れるだけです。

その際、しっかりタイヤのチューブバルブと、空気入れの先がしっかり接続されているのを確認しましょう。しっかり繋がっていないと、空気が入らず、圧力計内でけで圧力がかかってしまい、針が限界を越えてしまうこともあります。最初はゆっくりと、空気を送り込むようにしましょう。

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クロスバイクの空気圧を正しく調整しよう!

Photo by emrank

ここまで、クロスバイクのタイヤ空気圧の計り方や、タイヤの空気圧を適正値にしておくことの大切を紹介してきました。しっかり点検・確認できている自転車は、マシントラブルも少なく、効率よく走ることができるので、乗っていても気持ちが良いものです。

クロスバイクを乗ってきた人も、クロスバイクを最近始めた初心者も、空気圧を含め、日頃の点検をしっかりして、自転車ライフを楽しんでください。

キブナ
ライター

キブナ

教員・事務員を経て、ライター歴は約5年。専門は旅行やコンピューター・ガジェット系のライターですが、アウトドアやライフ系まで、様々なジャンルの記事も執筆中。「中学生でもわかる」を目指して、知っているようでよく知らない情報や、知っていると周りにちょっと自慢したくなるような「お役立つ情報」をお伝えします!

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