「家事ノート」とはどんなもの?
毎日掃除、洗濯、食事作りに後片付けなど数えきれない「家事」にストレスを感じる人は少なくないのではないでしょうか。
あれも、これもと数えきれない家事を行っていると、終わりが見えず、途方に暮れ、ストレスや疲れもたまっていき、家事が嫌いという悪循環を生んでしまいます。
そんな重労働の家事が生んでいる悪循環を解決し、家事を少しでも楽しく、ラクにすることができる家事ノートをご存知ですか?
家事を効率よく終わらせ、いままで家事に当てていた時間を自分の趣味や子供との時間、旦那との時間や昼寝など有意義な時間に変えくれるのです!ここでは家事ノートの使い方や内容、書き方のコツなどを紹介したいと思います。
家事を可視化するノート
「家事ノート」は、普段行っている家事を出すことので、我が家の家事を具体的に見ることができ把握できます。つまり「可視化」することができるのです。
家事の可視化をすることで、家事の中身が見えて整理ができ、把握することができます。また、不要な手間の削減や家事の効率化をすることができます。
例えば「この家事はこの間にできるな」「これのついでにあれできるな」等見つけることができたりすることで、家事の効率をアップさせることができるのです。
家事ノートに記載する内容
まずは、家事ノートに記載する内容です。家事ノートとは我が家の家事の予定をまとめたノートのことです。
そのため、記載内容は家事の予定です。どの日にどの家事をこなすのかを予定として立てノートに書いていきます。
また、日々の家事に役立つ情報や家事以外にやりたいことなど内容に盛り込んだり、目標を書いたりすることで1冊のノートに情報をぎゅっと詰め込むことができます。
様々な我が家にまつわる情報を入れることによって自分だけの家事ノートを作ることができ、家事が少し楽しくなるかもしれません。
「家事ノート」の書き方や使い方は?
ここまでは家事ノートはどんなものなのか説明してきました。なんとなく家事ノートってこんなものなのかな?と頭の中でイメージできましたでしょうか?
次に、実際に家事ノートを作るとなると、何から始めればよいのか書き方、使い方について具体的に説明していきます。
書き方の手順は「ログ」から始める
ログとは、普段使わないものを探したり、掃除方法や調理方法を検索するといった「迷う」「調べる」「探す」行動をなくすために作る情報ことです。
例えば、食事を作ろうとして、冷蔵庫の中の食材を探す。この時、冷蔵庫の中のものの位置を決めていたり、整頓しておけ食材を探すという時間が短縮できます。これがログです。家事の中に隠れている少しの無駄な時間を削除し、家事の時間短縮、効率化を図ります。
家事ノートに記載するスケジュールの書き方
書き方に決まりはないのですが、おすすめの手順としては「ログを作ってから、スケジュールを立てていく」という方法です。
まずは、普段の家事の中で、「迷う」「調べる」「探す」行動がある家事を思い浮かべ、書き出します。そこには無駄な時間があるので、対策を考えていきましょう。
初めに、家事の隙間に隠れているログを探し、またそれを短縮できる解決策を考えることで家事を行う中でかなりの時間を削減することができることに繋がります。
ログをたくさん考えたら、次はスケジュールを立てていきます。まずは我が家の家事を思い出し、思い浮かぶものすべて、書き出します。家事を書き出したら、毎日行う、週ごとに行う、月ことに行うなど頻度別に分けます。
例えば、毎日行う家事として、食器洗い、掃除機がけ、トイレ掃除などをまとめます。週ごと行う家事として、布団干し、コンロの掃除、排水口の掃除などをまとめます。
月ごとに行う家事として、スポンジ交換、ベランダの掃除などをまとめます。これら、頻度別に分けたを1カ月単位のスケジュールに当てはめていきます。
あとは毎日決めたスケジュールを確認しながらこなしていくだけです。家事を進めているうちに気付くことなどあればメモして、再度予定を立てるときに盛り込みましょう。
いつもの家事をいったん見える文字で把握してまとめることで、無駄な時間を削減したり、新たな発見があるのです。
家事ノートの手帳はルーズリーフがおすすめ
手帳は決まりがありません。自分の予定を管理している手帳やA4ノート、裏紙でも構いません。その中でおすすめはルーズリーフです。ルーズリーフをおすすめする理由は2あります。
1つ目の理由は、紙の入れ替えができ、さらに家事を行っている中で、スケジュールに変更ができたりした場合、差し替えが可能といった使い方ができるからです。
2つ目の理由はルーズリーフ用のクリアポケットを使うことで、家事に必要なプリント類もはさむことができ、すべて1つにまとめる使い方もできるのです。
上記に記したようにおすすめのノートはルーズリーフですが、決まったものはありません。家事ノートは自分の使いノートに作ることが重要です。あなたのやり方、性格、状況にあった家事ノートを作るための参考にしてください。
「家事ノート」を長持ちさせるコツは?
家事ノートを作りに達成感を感じ、そこで終わってしまったなんてことがあっては作ったときに使った労力がもったいないです。せっかく作ったのですから、長く続けていきたいものです。
そこで、家事ノートを毎日の生活の中に溶け込ませ、続けていくためのコツが3つご紹介します。家事ノートを続けていく為の参考にしてください。
家事の内容を詰め込みすぎない
1つ目のコツは、1日に行う家事をたくさん立てすぎないように注意することです。初めは「これもできるかな」と張り切って詰め込んでしまうと、こなせない家事が多かったり、逆に忙しくなり、余裕がなくなってしまうなんてこともあるかもしれません。
毎日のことなので、自分の思う量より少なめに設定して、余裕を持つぐらいに作るとよいでしょう。やりきれない家事は、週末や時間のある時に行ったり、「床掃除」をリビング床、キッチン床、階段床と細かく分けてコツコツ少しずつ行うなどして工夫しましょう。
全ての内容を書かないのもコツ
2つ目のコツは書くことにこだわらないことです。手書きが苦痛に感じるのであれば、手書きする必要は全くありません。
パソコンで枠を作ったり、家事ノートのテンプレートが無料でダウンロードできるのでそれを使っても大丈夫です。
また、今は家事手帳が売っているので、それを利用することもできます。自分が苦痛感じない方法を選ぶことも続けるコツです。
家事を重くし過ぎない
3つ目のコツは、1日に立てる家事を重く設定しないということです。重いとは、家事の内容が具体的ではなく抽象的に決めてしまっているということです。
例えば、「台所の片づけ」だと、いざ始めようとすると排水口の掃除、ガスコンロ周り、換気扇の掃除、冷蔵庫の中など多くが当てはまり、わからなくなってしまいます。
そういったことを防ぐためにも、家事を設定する際は小さく絞って、細かく考えておくことが重要になります。
以上3点が家事を長続きさせるコツです。あまり1日の家事を詰め込みすぎず、まずは、自分の無理ない範囲から始めることが大切です。家事ノートをうまく使い、家事に使っていた時間を楽しい時間に変えていきましょう!
「家事ノート」の書き方や使い方の参考例
こちらの手帳は、行った家事にはマーカーで印をつけていく形でチェックをしており、どの家事がどのくらい残っているのか、一目でわかります。また、一列を1週間の区切りにすることで、長期間この表を使うことができ、新たに作る手間を大幅に削減しているので便利です。
カラーポップで内容を分かりやすくした例
こちらの手帳は、色を使う使い分けることで、しっかりまとまっています。行った家事にはマーカーを引いているので、どの家事をやる必要があるのか分かりやすいです。また、票の中に献立情報も盛り込まれており、家事情報をぎゅっと1つにまとめてあり、とても便利です。
手帳で時間軸を基準に記入した例
こちらの手帳は、時間ごとに区切ってあるため、どの時間にどの家事を行うのか一目瞭然でわかります。この時間にしっかりやろう、と気持ちの切り替えもできます。また、しっかりスケジュール立てて家事をこなすのにメリハリを持って行うのに有効です。
やることリストを記入した例
こちらは、その日のやることを1枚にまとめて作られています。一目でその日の行う家事が分かり、とても見やすいです。リストになっているため、1つ1つの家事をクリアしていくというゲーム感覚で家事をすることができ、家事を楽しむことができるかもしれません。
「家事ノート」は自分が使いやすいようにするのがコツ!
家事ノートの参考例のように、家事ノートは、日付でまとめたり、時間でまとめたり、カラフルにまとめたり、ちょっとゲーム感覚にしたり、売っている家事ノートを使ったりと様々です。
家事ノートには決まったものや書き方、使い方かあるわけではないので、自分に合わせて作り変えることができるのです。
忙しい毎日の中、時間が過ぎるのはあっという間に感じますが、ここで一回、毎日の家事を見つめなおすのも良いかもしれません。
毎日の家事を洗い出し、家事負担を少しでも減らすために、我が家に合った形の手帳を見つけてください。