泡立て器の代用になる身近なものを紹介!
さて、ケーキを手作りしようかと腕まくりをしたものの、泡立て器がないことに気がついた、なんていうことはありませんか。材料はすべて揃っているのに、泡立て器がなくて作れないと落ち込んだこともあるのではないでしょうか。
そんな時でも大丈夫、泡立て器がなくても身近なもので代用が効くのです。キッチンの「困った」ことをアイデアで乗り切って泡立て器の代用になる身近なものをご紹介します。
泡立て器が役立つ時とは
泡立て器を使う時といえば、まず思い出すのはお菓子作りです。卵を混ぜたり、ホイップクリームを作ったり、お菓子作りには泡立て器は欠かせません。
卵料理をふんわりと仕上げるのも泡立て器の役割です。泡立て器で空気を取り入れて作ったメレンゲを混ぜたオムレツはふんわり柔らかく仕上がります。
お子さんの大好きなホットケーキを作るにも泡立て器が必要です。普段あまり意識していないかもしれない泡立て器ですが、役に立つ時をまずみていきましょう。
生クリーム
はじめは牛乳のように水っぽい生クリームも泡立て器で泡だてていくうちにツノが立つほどホイップされていきます。スポンジケーキに塗ったり、絞ったりして美味しいショートケーキを作るのも泡立て器の大切な役割です。
泡立て器がなければ生クリームを泡立てることはできません。生クリームのホイップクリームは泡立て器の必要性を感じる最も代表的な使い方です。
卵焼き・オムレツ
卵焼きやオムレツなど卵料理にも泡立て器は欠かせません。泡立て器を使って卵をよくかき混ぜることによってキメの細かいふっくらとした卵料理が出来上がるのです。
ただ菜箸で卵をかき回しただけのものとは一味も二味も違うオムレツが出来上がります。卵料理を美味しく仕上げるのも泡立て器の役割です。
ゆで卵のみじん切り
ゆで卵のみじん切りは卵サンドやサラダのトッピング、タルタルソースを作る時などに使います。しかし、ゆで卵をまな板でみじん切りにするとまな板が汚れてしまいます。そんな時にも泡立て器は便利に使うことができます。
ボールにゆで卵を入れ、泡立て器で潰すようにすると、きれいにみじん切りにできるばかりか、そのままマヨネーズを入れて作ることができます。後片付けも簡単でスマートな使い方です。泡立て器の使い方はかき回すことばかりではないのです。
泡立て器の代用品
かき回したり、泡だてたり、潰したりと大活躍の泡立て器ですが、もしなかったらどうしたら良いのでしょう。ケーキなどのお菓子は作れないのでしょうか。かといって、買ってくるのも面倒です。ご家庭によって泡立て器の使う頻度は異なりますが、毎日使うものではありません。
あればあったでその特殊な形状からしまい場所に困ることも事実です。そんな場合、身近なもので代用してしまいましょう。キッチンにあるもので十分に泡立て器の代用となるものがたくさんあるのです。
泡立て器がなくてもアイデアひとつでいろいろなキッチン用品が泡立て器の代用品となります。実際、どんなものが代用品となるのでしょうか。泡立て器の代用品として使えるキッチンの小物たちをご紹介します。
代用品①菜箸
泡立て器の代用として、簡単な方法が菜箸を使うやり方です。菜箸はお料理を掴んだり、食材を炒めたりする時に使う長めの箸ですが、この箸が泡立て器の代用として役に立ってくれます。菜箸6本と輪ゴム4本を用意してください。
2本の箸の持ち手の部分を輪ゴムで止めます。こうして2本1組の輪ゴムで止めた箸を3組作ります。持ち手の部分は輪ゴムで止めてありますが、箸の先の方は動きやすいようにしておきます。こうして作った菜箸で泡立て器の代用としてメレンゲなどを作る時に使います。
代用品②フォーク
どこの家のキッチンにもあるフォークですが、これも泡立て器の代用になるのです。フォーク2本を背中合わせにつなげて使います。
持ち方に少し工夫が入りますが、卵液をかき混ぜる時には便利です。よくかき混ぜてフアっとした卵焼きを作りましょう。フォーク2本で簡単に泡立て器の代用とする方法です。
代用品③シェーカー
シェーカーも泡立て器の代用になります。もともとシェーカーはプロテインなどの飲み物をシェイクするためのものです。そのため手に握りやすく振るには便利なものです。
生クリームなどを入れてシェイクすれば美味しいホイップクリームができます。泡立て器の代用品として活用する簡単な方法です。
代用品④蓋付きの保存容器
泡立て器を使わずに簡単に生クリームを泡立てる方法としては蓋付の保存容器(タッパー)も泡立て器の代用品として使えます。生クリームを入れたら蓋をしっかり閉めて上下に振るだけでOKです。時々様子を見て好みの硬さになるまで振ってください。
形は縦長の容器が使いやすいようです。作って余ったらそのまま冷蔵庫にしまうことができるのも便利ですし泡立て器の代用として十分に使えます。作る量より大きめの容器を使った方が良いようです。
代用品⑤網杓子
網じゃくしとは本来天ぷらや揚げ物を揚げる時に油の中のカスを拾うものですが、これも泡立て器の代用となるのです。ボウルに生クリームとお好みの分量の砂糖を入れます。
そして、網じゃくしでかき混ぜ続けます。万遍なくかき混ぜ続けると生クリームがちょうど良い加減にホイップされます。泡立て器の代用として簡単な方法です。
代用品⑥茶筅の百本立
お茶をたてる時の茶筅も泡立て器の代用として使えます。使用方法はお茶をたてる時と同じように茶筅を真っ直ぐに立てて上下にシャカシャカするだけです。手首に力を入れずにシャカシャカしていけば生クリームがホイップされていきます。
もともと抹茶をたてる時にも茶筅で泡が立つようにするので使い方としては同じです。決め細かいホイップクリームができます。ほんの少しホイップクリームが欲しい時にはちょうど良いでしょう。
代用品⑦マヨネーズチューブ
マヨネーズの空いたチューブも泡立て器の代用となります。使うときにはよくチューブを洗ってマヨネーズの匂いや油っぽさをなくしてから使いましょう。生クリームがホイップされてもマヨネーズ臭かったら台無しです。使う方法としては、マヨネーズの空き容器に材料を入れて振るだけです。
マヨネーズ容器で作る際に良いところは生クリームがホイップできたらそのまま絞ってデザートに飾れるということです。マヨネーズについていた蓋をそのまま使えば細い線や星形に絞れます。簡単に使えて絞り口の代用にもなります。
泡立て器の代用品を使った簡単な調理方法
次に泡立て器の代用品を使った簡単な調理法を二つご紹介しましょう。ちょっと作るのが面倒なメレンゲと生クリームですが、どちらも簡単に作れる方法があるのです。泡立て器がないからとためらっていたあなたもこの方法で挑戦してみましょう。
ビニール袋でメレンゲの作り方
まずはビニール袋で簡単にメレンゲを作る方法をご紹介します。普通のビニール袋に卵白を1個分入れます。そしてそのビニール袋に空気を入れて振るだけです。これだけで簡単にメレンゲができます。
この方法だと出来上がったメレンゲを取り出しやすいですし、袋はそのまま捨てれば良いので洗い物も増えません。少量メレンゲを使いたい場合はハンドミキサーを引っ張り出すよりも簡単で良い方法です。
ペットボトルで生クリームの作り方
泡立て器の代用としてペットボトルでも生クリームが簡単に作れます。ペットボトルに生クリームと砂糖をお好み分入れて縦に振ります。振る時間は生クリームの硬さにもよりますが、しっかりとホイップしたものでも2分もあれば生クリームのホイップクリームができます。
もう少し柔らかめに仕上げたいときは時間を短くすればお好みの柔らかさのホイップ生クリームができます。メレンゲも同じ方法で作ることができます。ただ振るだけでできるのでとても作り方が簡単です。
しかも後で洗う必要がないので後片付けも楽です。その点を考えると泡立て器よりも良い方法であるといえます。作った後はペットボトルの上の方を切って出します。
泡立て器がない時は身近な代用品を探してみよう!
生クリームやメレンゲを作りたいと思う時、泡立て器があったらなあと思うことがあります。しかし、普段それほど使うことがない泡立て器をわざわざ買いに行くのも億劫です。それなら身近にあるもので代用しましょう。
泡立て器の代用はキッチンにはいくらでもあります。ペットボトルやビニール袋を代用すれば洗い物も減って後片付けが楽になり、返って泡立て器を使うよりも使い勝手が良いのです。泡立て器がないから作れないと諦めないで、身近なもので代用してお料理を楽しく作りましょう。