ハンバーグの焼き方のコツを伝授!失敗しない作り方や生焼けを防ぐには?

ハンバーグの焼き方のコツを伝授!失敗しない作り方や生焼けを防ぐには?

ハンバーグが上手に焼けないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は美味しいハンバーグの焼き方のコツをご紹介してまいります。オーブンでの焼き方や生焼けになった時の対処法についても、あわせてチェックしていきましょう。

記事の目次

  1. 1.美味しいハンバーグには適切な焼き方がある!
  2. 2.美味しいハンバーグの焼き方のコツとは?
  3. 3.ハンバーグはオーブンで本格的に!
  4. 4.生焼けのハンバーグは食べても良い?
  5. 5.ハンバーグが生焼けした時の対処法
  6. 6.ハンバーグの焼き方で美味しさが変わる!

美味しいハンバーグには適切な焼き方がある!

器に盛られたハンバーグ
Photo by yto

人気のおかずの定番メニューであるハンバーグですが、「なかなか上手に焼けない」「生焼けになってしまう」「美味しいハンバーグをつくりたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、美味しいハンバーグの焼き方についてご紹介してまいります。ハンバーグの焼き方とあわせて、ハンバーグが生焼けになるときの原因やその対処法についてもチェックしていきましょう。

美味しいハンバーグの焼き方のコツとは?

野菜と一緒に盛られたハンバーグ
Photo by yto

ハンバーグを作るには、下ごしらえからこねる・成形する・焼くといった工程がありますが、それぞれの工程での失敗しないポイントについてご紹介してまいります。

美味しいハンバーグを焼くためにおさえておきたい6つのコツについて、一つずつチェックしていきましょう。日々のハンバーグをワンランクアップさせたハンバーグに仕上げるために、ぜひ参考にしてみてください。

コツ①玉ねぎの下ごしらえ

玉ねぎの下ごしらえは、ハンバーグの味や食感に関わってくる大切な工程になります。玉ねぎをしっかりと加熱するパターンと生のまま使用するパターン、それぞれハンバーグの味が変わってきます。

玉ねぎをしっかりと炒めると、玉ねぎの甘みが引き出されてコクも出てきます。飴色になるまで炒めたたまねぎはハンバーグにもなじみやすいので美味しいハンバーグにするポイントです。

炒めすぎると焦げ付いてしまって玉ねぎに苦みがでてしまうので、炒める際には加熱の加減に注意が必要になります。

時間がないときには、耐熱容器に玉ねぎを入れてふんわりとラップをかけて約3分ほどレンジでチンすると手早く玉ねぎを加熱することができます。

飴色に炒めた玉ねぎやレンジで加熱した玉ねぎは、お肉の味を損なわないよう熱が冷めてから使用するようにしましょう。

生の玉ねぎはシャキシャキとした食感のハンバーグに仕上がり、またすりおろした玉ねぎはジューシーなハンバーグに仕上がります。

それぞれの玉ねぎの使い方でハンバーグの仕上がりが大きく変わってきますので、自分の好みに合った玉ねぎの使い方をしてみるとよいでしょう。

コツ②こねる時のポイント

材料をまぜてこねる工程はお肉の食感に大きく関わる工程です。こねるときに間違ったこね方をしてしまうと肉汁を損なう原因となってしまうので、ポイントをしっかりと押さえておきましょう。

ハンバーグをこねるコツは、お肉に手の熱が伝わらないように手早くこねることです。低温でこねることがポイントですので、材料をまぜるまではひき肉は冷蔵庫内で冷やしておくことをおすすめします。

手を事前に冷水などで冷やしておいてから材料をこねることも、お肉を低温でこねるために有効な方法のひとつです。

また、お肉の水分を保つためのコツとしては、他の材料をまぜてしまう前に塩でお肉の水分を閉じ込めておくことです。お肉の0.8%から1%の塩を加えておくことでジューシーなハンバーグに仕上げることが可能です。

コツ③成形のポイント

美味しいハンバーグをつくるときの成形のコツは、ハンバーグ内の空気をしっかりと抜くことです。ハンバーグの空気を抜かずに成形をしてしまうと、成形したお肉をひっくり返すときなどに崩れやすいハンバーグになってしまいます。

ハンバーグの空気を抜くためには、成形した具材を左右の手に軽く投げるようにして往復させる作業が必要です。この工程をきっちりと行うことで、崩れにくい食べ応えのある美味しいハンバーグに仕上がります。

お肉内の空気を抜いた後は、丸めたお肉の真ん中を少しくぼませておきます。成形したものにくぼみをつくっておかないと真ん中が膨らみすぎたハンバーグとなってしまいます。

また、くぼみを入れすぎてしまうと反対に真ん中が凹んだようなハンバーグになってしまうので、ふっくらとした美味しいハンバーグにするためには適度なくぼみが必要になります。

コツ④油を引いたフライパンを中火に!

焼き加減はハンバーグの風味や食感などに大きく関わってくるので、ポイントをおさえて調理をすすめていきましょう。

まずは、油をフライパンにうすくひいて中火で熱します。熱したフライパンの中に成形したハンバーグを並べていきます。このとき、ハンバーグの形が崩れやすいので形がゆがんだときにはフライパンの上で形を整えましょう。

中火で焼いて片面がこんがりとした焼き色となったらひっくり返します。焼きすぎて焦がさないように焼き加減は気を付けて、中火で3分ほどを目安にひっくり返すとよいでしょう。

最初に表面を焼いておくことでハンバーグの肉汁を中で閉じ込めれるので、ジューシーで美味しいハンバーグを焼くことが可能です。

コツ⑤蓋をして弱火の蒸し焼き

ハンバーグをひっくり返したら、水または酒を少量入れて、蓋をして弱火で蒸し焼きにします。弱火で蒸し焼きにするのはおよそ7分から9分ほどで、中まで火が通るまで加熱します。

弱火で蒸し焼きにするときにはハンバーグが焦げつかないように注意しましょう。弱火で蒸し焼きにして中まで火が通ったら蓋をとり、強火で水分をとばしてこんがりと焼きあげます。

蓋をしてフライパンを弱火で蒸し焼きにすることで、ハンバーグが生焼きとなるのを防ぎます。焼きあがったハンバーグに串をさして、中から透明の肉汁がでたら火が通っている証です。肉汁がにごっていたら加熱不十分ですので、火が通るまで加熱しましょう。

この弱火の工程を中火などでおこなってしまうと、ハンバーグが焦げ付く原因になったり、ハンバーグの中が生焼けの状態でとりだしてしまう原因になったりしますので、弱火で行うことが焼き方のポイントです。

コツ⑥肉汁や脂もソースに使用

ハンバーグのソースは材料をフライパンで煮て作ります。このハンバーグソースを作るときに、ある工夫をするだけでより美味しいソースに仕上げることができるのです。

ハンバーグを焼いたフライパンには、ハンバーグから出た肉汁や脂が残っています。ハンバーグのソースを作る場合は、このハンバーグ調理後のフライパンをそのまま使用しましょう。

ソースにハンバーグの肉汁や脂などに含まれるうま味が加わり、より美味しいハンバーグソースへと仕上がります。

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ハンバーグはオーブンで本格的に!

ハンバーグの焼き方はフライパンを使用して焼くだけではなく、オーブンを使用して焼くことも可能です。フライパンでのハンバーグ作りと、オーブンでのハンバーグ作りの作り方の違いとは何なのでしょうか?

オーブンでハンバーグを作る際のメリットや、オーブンでのハンバーグの美味しい焼き方についてチェックしていきましょう。

オーブンのメリット

フライパンで焼く時とは違うオーブンでハンバーグを焼くメリットは、温度と時間を設定しておくだけでハンバーグを簡単に焼き上げることができる点です。

最近のオーブンレンジでは、加熱のメニューで「ハンバーグ」を選ぶだけで自動的に時間なども設定して調理してくれるものもあるのでとても便利です。

また、もう一つの調理中に火加減などのチェックをする手間が省け、焼いている間その場を離れることができるという点です。ハンバーグを作りながら別のおかずを調理したり、他の家事をしたりできるのでとても便利です。

オーブンの温度・時間

ハンバーグを焼く時のベストなオーブンの設定温度と時間は、約200℃で約10分ほどです。オーブンは事前に200℃に予熱しておきましょう。

ハンバーグを焼く時の温度はとても重要で、高い温度で加熱するとハンバーグの美味しさのポイントのなる肉汁があふれてしまうばかりか、かたい食感のハンバーグになってしまいます。

ハンバーグの表面にこんがりとした焼き目をつけて、肉汁を逃がさずに中まで火を通すためには200℃ほどで熱して、ハンバーグの中心温度が60℃ほどになるように加熱するのがベストです。

使用するオーブンによっては設定温度や設定時間を変更した方がよい場合もありますので、はじめてオーブンでハンバーグを焼くときにはハンバーグの焼き加減をしっかりとチェックしておきましょう。

生焼けのハンバーグは食べても良い?

お家でハンバーグづくりをしていると「作っているハンバーグが生焼けになってしまった」という苦い経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ハンバーグが生焼けだった場合、食べるとどうなるのか、また生焼けのハンバーグになってしまう原因についてもご紹介してまいります。

生焼けのハンバーグは中毒を起こす可能性も!

しっかりと加熱したハンバーグを食べることは何も問題はありませんが、ハンバーグを中まで火を通さず生焼けの状態で食べてしまうと、食中毒を起こす危険性があります。

食中毒の原因となる病原体はさまざまで症状もそれぞれ異なりますが、嘔吐・下痢・腹痛・食欲不振・発熱などの症状を引き起こす可能性があります。

場合によっては重症となってしまうこともありますので、食中毒の症状がみられた場合には、速やかに医療機関への受診をおすすめします。

生焼けになってしまう理由とは?

「ハンバーグを作るときにはいつも中身が生焼けになってしまう」という悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。そんな方必見の、ハンバーグの中身が生の状態となってしまう原因と対策についてチェックしていきましょう。

火加減

ハンバーグの中が生焼けになってしまう原因のひとつは「火加減」です。ハンバーグの中まで火を通そうとして蓋をするまではよいのですが、蓋をしてからの火加減がとても重要です。

弱火といっても火加減が弱すぎると10分程度加熱しても中は生焼けの可能性があります。また、強火の状態で蓋をしたらすぐにお肉が焦げついてしまい、取り出したら中はまだ全然火が通っていないということもあります。

基本的には、蓋をしてから水を入れて弱火で蒸し焼き10分弱ほどがよいとされていますが、フライパンによっては熱伝導率も変わりますので、ハンバーグの中に火が通っているかどうかは必ず確認しましょう。

ハンバーグの厚さ

生焼けのハンバーグとなってしまう原因の2つ目としては「ハンバーグの厚さ」も挙げられます。厚みがあると当然お肉の中心にまで火が行きわたるのには時間がかかりますし、生焼けのリスクも高くなります。

ハンバーグは厚みがある方が好きだという方は、薄めで焼く場合よりも少し時間をかけてじっくり加熱する必要があります。お肉の中までしっかりと火を通せるように弱火で焼きましょう。

厚めのハンバーグを作った場合も、ハンバーグ完成後は中身の確認は必ず行いましょう。生焼けの状態のハンバーグとなってしまっても、食べる前に気づくことができれば対策が可能です。

ハンバーグが生焼けした時の対処法

ハンバーグが生焼けになる原因についてご説明してまいりました。次に、実際に「食べようと思ったらハンバーグが生焼けだった」という状況になったときに、どのように対応したらよいのかをご紹介してまいります。

生焼け状態のハンバーグを美味しく食べるための対処方法について、いくつかチェックしていきましょう。

電子レンジで加熱

ハンバーグが生焼けになったときの対処法のひとつは、電子レンジで加熱することです。電子レンジで温めると、簡単にハンバーグの中まで火を通すことが可能です。

生焼けのハンバーグをお皿にのせ、30秒ごとに区切って加熱していきます。細切れに加熱を加えていくのは、ハンバーグを加熱しすぎてお肉が硬い状態になることを防ぐためです。

電子レンジで少しずつ加熱して、生焼けのハンバーグをジューシーで美味しいハンバーグへと仕上げましょう。

煮込みハンバーグに!

ハンバーグが生焼けになってしまった時の対処法の2つめは「煮込みハンバーグにする」ことです。生焼けになってしまっても、ハンバーグを煮込みハンバーグに変身させることで生焼け問題を解決できます。

「煮込みハンバーグをつくるのは大変そう」と感じる方も多いかもしれませんが、焼いたハンバーグをそのままソースで煮込むだけなので実はとても簡単です。

生焼けになってしまったハンバーグをフライパンに入れて、ソースと一緒に煮込みましょう。生焼けになった場合ではなくても、生焼けになるのが心配な場合でも煮込みハンバーグはとてもおすすめです。

ハンバーグが生焼けになる心配も少ないうえに、お肉にソースの味がしみ込むのでより一層美味しいハンバーグに仕上がります。

ハンバーグが生焼けになってしまった場合は、煮込みハンバーグにするということもぜひ参考にしてみてください。

ハンバーグの焼き方で美味しさが変わる!

鉄板に盛られたハンバーグ
Photo by iyoupapa

ハンバーグの焼き方のコツや、オーブンでの焼き方、生焼けになる原因やその対処法についてをご紹介してまいりました。

ジューシーで美味しいハンバーグの焼き方には、ポイントがいくつもあり、その中でも弱火でじっくりとハンバーグを蒸し焼きにすることがとても重要です。

ハンバーグの美味しい焼き方のコツのポイントをおさえて、これからのお家でのハンバーグづくりを今までよりもワンランクアップしたものにしてみましょう。

potazoo
ライター

potazoo

一児の男の子の子育てをしている主婦です。家ではハリネズミを飼っており丸まって寝る姿に毎日癒されています。部屋の整理収納やインテリアを考えることが好きで、先日整理収納アドバイザー2級の資格を取得しました。読みやすい記事を執筆するよう心がけておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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