「いらっしゃいますでしょうか」は正しい敬語?使い方の例文をチェック!

「いらっしゃいますでしょうか」は正しい敬語?使い方の例文をチェック!

「いらっしゃいますでしょうか」は正しい敬語表現であるか検証します。ビジネスシーンでもよく使われている表現「いらっしゃいますでしょうか」は二重敬語です。この記事では「いらっしゃいますでしょうか」の電話やメールでの使い方と例文、言い換えなどを紹介します。

記事の目次

  1. 1.「いらっしゃいますでしょうか」について知っておこう!
  2. 2.「いらっしゃいますでしょうか」正しい敬語として使える?
  3. 3.「いらっしゃいますでしょうか」のビジネスでの使い方とは?
  4. 4.「いらっしゃいますでしょうか」のメールでの使い方と例文
  5. 5.「いらっしゃいますでしょうか」の返事の方法とは?
  6. 6.「いらっしゃいますでしょうか」のこんな言い換えも避ける!
  7. 7.「いらっしゃいますでしょうか」を含んだ言葉の使い方
  8. 8.「いらっしゃいますでしょうか」は時と場合で使い分けよう!

「いらっしゃいますでしょうか」について知っておこう!

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ビジネスシーンでもよく使われる敬語表現のひとつ「いらっしゃいますでしょうか」は二重敬語にあたります。電話やメールなどで使っているという方もいるでしょう。

この記事では二重敬語である「いらっしゃいますでしょうか」の電話やメールでの使い方と例文だけでなく、返事の方法や言い換え表現について紹介します。社会人として正しいビジネスマナーを身につけましょう。

「いらっしゃいますでしょうか」正しい敬語として使える?

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「いらっしゃいますでしょうか」正しい敬語として、この記事では「二重敬語にあたり不適切」と「正しくは『いらっしゃいますか』」の2つの項目をピックアップしました。ここからは、「いらっしゃいますでしょうか」は正しい敬語として使える?について紹介します。

二重敬語にあたり不適切

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1つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」は正しい敬語として使える?は「二重敬語にあたり不適切」です。「いらっしゃいますでしょうか」という表現は「いらっしゃる」+「ます」+「でしょうか」に分けることができます。

「いらっしゃる」は動詞の「来る」「行く」「居る」、補助動詞の「いる」「ある」の尊敬語です。「ます」は「いる」の丁寧語です。「でしょうか」は「~だろうか」の丁寧語です。

二重敬語とは、ひとつの単語に同じ種類の敬語がふたつ(二重)使われていることを指します。「いらっしゃいますでしょうか」は「尊敬語」いらっしゃる+「丁寧語」ます+「丁寧語」でしょうかと分解できるので、丁寧語がふたつ使われている二重敬語にあたります。

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一般的に使われることからビジネスマナーとしても問題なく使われるようになっている二重敬語はいくつかあります。しかし、現段階ではビジネスマナーとしては「二重敬語は不適切」です。

「いらっしゃいますでしょうか」はビジネスシーンで電話やメールでもよく使われる表現ですが、二重敬語であることから不適切な表現であると覚えておきましょう。

ただし、二重敬語は「不適切」ではあるが「間違ってはいない」ので、「いらっしゃいますでしょうか」も正しい敬語表現ではありませんが、使うと問題になる言葉ではないといえるでしょう。

正しくは「いらっしゃいますか」

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2つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」は正しい敬語として使える?は「正しくは『いらっしゃいますか』」です。「いらっしゃいますでしょうか」は二重敬語にあたるため、不適切な表現です。

二重敬語を使わず「いらっしゃいますでしょうか」を正しい敬語で表現すると「いらっしゃいますか」となります。電話口では「お取り次ぎ願えますか」という表現も使うことができます。

「いらっしゃいますか」や「お取り次ぎ願えますか」は正しい敬語表現ではありますが、受け止める側は少しきつい印象を受けてしまう表現です。そのため「ますか」ではなく「でしょうか」を使いたくなるという人間の心理が働いているようです。

「いらっしゃいますでしょうか」のビジネスでの使い方とは?

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「いらっしゃいますでしょうか」のビジネスシーンでの使い方として、この記事では「電話をかけた時」と「相手と初めて会う時」の2つの項目をピックアップしました。

社会人として、正しい敬語表現を身につけることはビジネスマナーのひとつです。ここからは、「いらっしゃいますでしょうか」のビジネスでの使い方とは?について紹介します。

電話をかけた時

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1つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」のビジネスでの使い方は「電話をかけた時」です。「いらっしゃいますでしょうか」という表現をビジネスで最も使うシーンが電話をかけた時でしょう。

例えば、取引先の担当者に取り次いで欲しいときに「○○担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか」と使うことができます。長い付き合いの担当者であれば、個人の携帯電話番号を交換することもあります。しかし、場合によっては会社に直接電話をし、電話口の方に取次ぎをお願いすることもあります。

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また、新規の営業電話や担当者を知らされていないときは「○○担当の方はいらっしゃいますでしょうか」と使うことができます。

担当者なと個人の電話番号を交換してその場でかければ登録ができますが、いただいた名刺に記入されている電話番号にかけるときなどはかけ間違いをしていないか確認する必要があります。「○○様でいらっしゃいますでしょうか」と尋ねるときにも使うことができます。

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ただし、「いらっしゃいますでしょうか」は二重敬語のためビジネスシーンでは不適切な表現といえます。ビジネスシーンで電話をかけたときは「いらっしゃいますでしょうか」ではなく、「いらっしゃいますか」または「お取り次ぎ願えますか」を使うようにしましょう。

電話を受けたときにも「いらっしゃいますでしょうか」は使うことができます。使い方の例文は「お待たせいたしました、担当の○○です。○○様でいらっしゃいますか」となります。

相手と初めて会う時

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2つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」のビジネスでの使い方は「相手と初めて会う時」です。「いらっしゃいますでしょうか」という表現は、電話だけでなく相手の方と初めて会う時にも使います。

ビジネスシーンでは、全く会ったことがない相手の方と電話で会話をしたりメールでのやり取りをすることは非常に多いです。共通の知り合いを挟んで相手の方と初めて会う時は、紹介してもらえるので使うことはありません。

しかし、初めて会う者同士の時は、写真などで事前に顔を知っていたとしても「〇〇様でいらっしゃいますでしょうか?」と確認の意味を込めて使うことができます。

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似たような言い換え表現に「〇〇様でございますね」という言葉があります。「ございます」は謙譲語にあたります。謙譲語は、自分をへりくだった言い方で相手の方を立てる表現です。そのため、初めて会う方に使う表現としては不適切です。

相手の方と初めて会う時は、言い換え表現の「〇〇様でございますね」ではなく「〇〇様でいらっしゃいますでしょうか?」を使うようにしましょう。

ただし、ビジネスシーンでは「〇〇様でいらっしゃいますでしょうか?」は二重敬語となり不適切な表現であるため、「〇〇様でいらっしゃいますか?」と使うようにしましょう。

「いらっしゃいますでしょうか」のメールでの使い方と例文

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「いらっしゃいますでしょうか」のメールでの使い方と例文として、この記事では「メールで使う場面」と「メールで使う時の注意点」の2つの項目をピックアップしました。

例文を参考に、正しい使い方を身につけましょう。ここからは、「いらっしゃいますでしょうか」のメールでの使い方と例文について紹介します。

メールで使う場面

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1つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」のメールでの使い方と例文は「メールで使う場面」です。メールを使うときは、やり取りをしたい相手に直接送ります。電話をかけた時や相手と初めて会う時のように、相手の方が「居る」という確認をする必要はありません。

「いらっしゃいますでしょうか」をメールで使う場面は「いらっしゃる」を「来る」や「行く」という動詞の意味で確認する時に使うシーンが考えられます。

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例えば、取引先の担当者が自分の会社まで足を運んでくれる時、何時ごろに来ることができるのかメールで確認をすることがあります。何時ごろ来ますか?とメールで尋ねたい時の「いらっしゃいますでしょうか」の例文は「何時ごろいらっしゃいますでしょうか」となります。

また、交通手段を確認したい時に何で来ますか?とメールで尋ねたい時の「いらっしゃいますでしょうか」の例文は「交通手段は何でいらっしゃいますでしょうか」となります。

メールの相手の方以外で一緒に来る人の情報を知りたい時にメールで尋ねる「いらっしゃいますでしょうか」の例文は「ほかにどのような方がいらっしゃいますでしょうか」となります。

「いらっしゃいますでしょうか」を「行く」という動詞の意味で確認する時に使うシーンの例文は「来週の視察ではどちらへいらっしゃいますか」となります。

メールで使う時の注意点

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2つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」のメールでの使い方と例文は「メールで使う時の注意点」です。メールで「いらっしゃいますでしょうか」を使う時は、繰り返し使わないように注意しましょう。

上の項で紹介した例文で例えると、「何時ごろいらっしゃいますでしょうか」「交通手段は何でいらっしゃいますでしょうか」「ほかにどのような方がいらっしゃいますでしょうか」とひとつのメールの中に3回繰り返し使うことになります。

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「何時に来るのか」「何で来るのか」「誰が来るのか」をひとつのメールで確認する時は、「いらっしゃいますでしょうか」をつけるのはひとつにしましょう。

残りのふたつは、言い換えることでスマートなメールのないようになります。「何時ごろお越しになりますか」「交通手段は何を使っておいでになりますか」のように言い換え、「ほかにどのような方がいらっしゃいますでしょうか」と使いましょう。

「いらっしゃいますでしょうか」を繰り返し使わず、同じような意味合いで相手に尋ねたいことをメールで送ることができます。

「いらっしゃいますでしょうか」を「来る」という動詞の意味で言い替えられる表現は「お越しになる」や「おいでになる」のほかに、「お見えになる」などがあります。

「いらっしゃいますでしょうか」の返事の方法とは?

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「いらっしゃいますでしょうか」の返事の方法として、この記事では「『いらっしゃいます』とは応えない」と「正しくは『おりますorおりません』」の2つの項目をピックアップしました。ここからは、「いらっしゃいますでしょうか」の返事の方法とは?について紹介します。

「いらっしゃいます」とは応えない

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1つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」の返事の方法とは「『いらっしゃいます』とは応えない」です。「いらっしゃいますでしょうか」と尋ねられた時、「いらっしゃいます」とは応えません。「いらっしゃる」は尊敬語なので、身内である社内の人間に対して使う表現としては不適切です。

電話で社外の人間から「○○様はいらっしゃいますでしょうか」と尋ねられた時は「居る」または「居ない」という意味で「いらっしゃいます」または「いらっしゃいません」と応えないように注意しましょう。

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○○部長や○○課長と役職をつけて尋ねられた時は、苗字を呼び捨てにして応えます。役職名は、敬称の意味もあります。

社外の人間に社内の人間を呼ぶときは、同一の苗字などがいて「部長の○○は」や「課長の○○は」と確認の意味でつける以外は使いません。

正しくは「おりますorおりません」

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2つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」の返事の方法とは「正しくは『おりますorおりません』」です。「いらっしゃいますでしょうか」と尋ねられた時は、「居る」または「居ない」という意味で「おります」または「おりません」と応えましょう。

尋ねられた社内の人間がいる場合は「はい、おります。ただ今、おつなぎしますので、少々お待ちください。」と応えて取り次ぎましょう。

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「はい、おります。」ではなく、確認の意味も込めて「○○でございますね」と復唱すると、相手もきちんと伝わっていることが分かり丁寧な返事の方法といえるでしょう。

尋ねられた取次ぎ相手が自分であった場合は「お待たせいたしました、担当の○○です。」と電話に出たり、直接相手と会う時に使いましょう。その時、確認のために「○○様でいらっしゃいますか。」と付け加えると、より丁寧な対応になります。

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尋ねられた取次ぎ相手が社外に出ているときは「申し訳ございません。○○はただ今外出しております。」と伝えましょう。帰社時間がボードに記入されている場合などは「帰社予定は18時ごろになっております」と付け加えましょう。

社内にいる会議中の場合は「申し訳ございません。○○はただ今会議中にて席を外しております」と伝えましょう。会議終了時間がボードに記入されている場合などは「会議終了時間は16時ごろになっております」と付け加えましょう。

差し支えなければ、用件を聞いたり、尋ねられた取次ぎ相手から電話をしてもよいかなどを聞いておきましょう。話がスムーズに運び、時間を有効に使うことができるでしょう。

「いらっしゃいますでしょうか」のこんな言い換えも避ける!

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「いらっしゃいますでしょうか」の間違った言い換えをピックアップしました。「○○はいますか?」という意味で「いらっしゃいますでしょうか」を言い換えるときに注意しましょう。ここからは、「いらっしゃいますでしょうか」のこんな言い換えも避ける!について紹介します。

「おられますか」「おられますでしょうか」

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動詞の「居る」の尊敬語は「いらっしゃる」です。謙譲語は「おる」、丁寧語は「おります」です。まず、言い換え表現のひとつ「おられますか」を分解すると、「おる」+尊敬の助動詞の「られる」+丁寧語の「ますか」となります。

関東地方では「おる」は謙譲語と判断するため違和感があります。関西地方では「いらっしゃる」は「おられます」と日常的に方言として使うため、敬語ではなく一般動詞と捉え違和感がありません。

大辞林辞書では「おられる」は尊敬語として扱えると表記されています。文化庁の発表では「おられる」は謙譲語Ⅱ・丁重語に分類されています。

「おられますか」は誤解を生む言い換え表現のため、避けた方がよいでしょう。「いらっしゃいますでしょうか」の言い換え表現「おられますか」の代わりに「いらっしゃいますか」を使うようにしましょう。

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次に、言い換え表現の「おられますでしょうか」を分解すると、「おる」+尊敬の助動詞の「られる」+丁寧語の「ます」+丁寧語の「でしょうか」となります。「おる」の尊敬表現に関わらず、丁寧語がふたつ使われている二重敬語にあたるため不適切な表現となります。

「おられますでしょうか」は誤解を生む言い換え表現であるとともに、二重敬語を使った言い換え表現になります。「いらっしゃいますでしょうか」の言い換え表現として使うことは避けましょう。

「いらっしゃいますでしょうか」を含んだ言葉の使い方

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「いらっしゃいますでしょうか」を含んだ言葉の使い方として、この記事では「『恐れ入りますが』いらっしゃいますでしょうか」と「『恐縮ですが』いらっしゃいますでしょうか」の2つの項目をピックアップしました。

「いらっしゃいますでしょうか」の前にクッション言葉と言われる表現を付け足すことで、相手の方にソフトな印象をあたえることができます。

「いらっしゃいますでしょうか」を含んだクッション言葉の使い方を身に着け、ビジネスシーンなどでスムーズに使い良い印象を与えられるようにしておきましょう。ここからは、「いらっしゃいますでしょうか」を含んだ言葉の使い方について紹介します。

「恐れ入りますが」いらっしゃいますでしょうか

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1つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」を含んだ言葉の使い方は「『恐れ入りますが』いらっしゃいますでしょうか」です。

「恐れ入る」の意味は、「自分が迷惑をかけて申し訳なく思う」「相手の厚意にたいして恐縮する」「心が苦しいほど、ありがたく思う」などがあります。

「恐れ入ります」は「謝罪・お詫び」「依頼・お願い」「感謝・お礼」の意味で電話やメールなどで使うことができる敬語です。

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ビジネスシーンで「謝罪・お詫び」の意味で使う場合は、お誘いを断るときによく使われる表現です。ビジネスシーンで「感謝・お礼」の意味で使う場合は、上司に褒められた時に「ありがたいお言葉恐縮です」という意味をこめて「恐れ入ります」と使うことができます。

「いらっしゃいますでしょうか」を含んだクッション言葉として使う場合は「依頼・お願い」という意味になります。お忙しいところ申し訳ありませんが、お願いできますか。という意味を込めて「恐れ入りますが、○○様はいらっしゃいますでしょうか。」と使うことができます。

「恐縮ですが」いらっしゃいますでしょうか

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2つ目に紹介する「いらっしゃいますでしょうか」を含んだ言葉の使い方は「『恐縮ですが』いらっしゃいますでしょうか」です。「恐縮です」は「恐れ入ります」の類語表現のひとつです。

「恐縮」の意味は「身も縮まるほどに恐れ入ること」と「相手に迷惑をかけたり、厚意を受けたりして申し訳なく思うこと」の2あります。

「恐縮」の本来の意味は「身も縮まるほどに恐れ入ること」ですが、ほとんどの場合は「相手に迷惑をかけたり、厚意を受けたりして申し訳なく思うこと」という意味で使われます。「恐縮」は口頭で使うというよりは書き言葉として使う表現になります。

ビジネスメールなどで「いらっしゃいますでしょうか」を使う時にクッション言葉として「恐縮ですが」を付け足し「お忙しい中、足をお運びいただき大変恐縮ですが、何時ごろいらっしゃいますでしょうか。」というように使うことができます。

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ただし「恐縮」は書き言葉ではありますが、「恐れ入りますが」と「恐縮ですが」の意味は大差ありません。「恐れ入りますが○○様はいらっしゃいますでしょうか」と「恐縮ですが○○様はいらっしゃいますでしょうか」はどちらも同じように使うことができます。

「恐縮」を書き言葉としてメール限定で使う表現と捉えるよりは、自分の状況に応じて適切な表現を使うようにしましょう。

「いらっしゃいますでしょうか」は時と場合で使い分けよう!

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「いらっしゃいますでしょうか」という表現に違和感を感じていた方は、その原因が二重敬語であることを理解し納得できたのではないでしょうか。

二重敬語はビジネスシーンで使う表現としては不適切であるため、「いらっしゃいますでしょうか」ではなく例文でも紹介したように「いらっしゃいますか」が適切な表現となります。

しかし、「いらっしゃいますでしょうか」は相手にソフトな印象を与える表現であり、間違っているわけではありません。「いらっしゃいますでしょうか」は時と場合で使い分けましょう。

enisi
ライター

enisi

月に1回のジェルネイルを楽しみに過ごしており、暇な時には新しいデザインを検索しています。片付けが苦手なので、収納アイデアに興味があります。疑問に感じたことは、手を抜かず納得できるまでしっかり調べることを大切にしています。

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