自分に合うクロモリロードバイクを探そう!
クロモリのロードバイクは、歴史が長く、長い間多くの人に愛され続けてきました。クロモリロードバイクは、スタイリッシュでかっこいいというイメージを持っている方は多いでしょう。
では、実際にこのクロモリのロードバイクを購入するのには、どのように選べばよいのでしょうか。今回は、この「クロモリロードバイク」の特徴や魅力、乗り心地、おすすめのメーカーなどクロモリロードバイク関連の情報をたっぷりご紹介していきます。
クロモリロードバイクの7つの魅力
クロモリについて、スポーツバイクをやっている方やサイクリングによく出かける方は、ご存じの方も多いかもしれません。しかし、サイクリング初心者の方やロードバイクに馴染みのない方は、聞きなれない言葉かもしれません。
「クロモリ」について少し説明しますと、「クロモリ」とは略称であり、本来の名称は、「クロムモリデン鋼」と言います。ロードバイクに使われる素材の1つのことで、これは、鉄にクロムとモリブデンを加えて完成させた合金鋼です。
ロードバイクが、アルミやカーボンなどの素材を使用するのが主流ですが、クロモリの素材を使われたロードバイクも人気がある素材です。このクロモリの素材のフレームを使ったロードバイクを「クロモリロードバイク」と言います。
クロモリロードバイクは、細身のフィルムで引き締まったデザイン性である特徴や比較的安い価格で買うことができる特徴があります。そんなクロモリの素材は、主要素材の中でも歴史が長い素材です。
これほど、クロモリの素材がフレーム素材として愛され続けたのには、理由があります。それは、クロモリの素材で作られたフレームの魅力です。クロモリには、たくさんの素材としての魅力が存在しますので、初めに、クロモリの魅力を7つ挙げてご紹介していきます。
形状
「クロモリ」の魅力1つ目は「形状」です。フレームの形状は、人の記憶に残りやすいものです。クロモリのフレームは、昔馴染みの「ホリゾンタル」タイプです。「ホリゾンタル」は、トップチューブが地面と平行の形状をしています。
素材の強度がしっかりしているため、パイプが細くすることができます。パイプを細くすることが可能なことから、ボトルの取り付けやバイクのパッキングが楽に行え、持ち運びしやすい作りになっています。
この点もクロモリフレームの魅力です。この昔ながらの自転車の形状は、自転車が好きな人には、たまらない魅力ポイントでしょう。
剛性
「クロモリ」の魅力2つ目は、「剛性」です。「剛性」とは、「その物の変形のしにくさを表す値」のことです。自転車パーツ選びには、欠かせない部分になります。カーボンほどの剛性は、ないですが、クロモリの剛性は、高い方です。
あまり剛性が高すぎると、人の力が伝わり過ぎてしまうので、剛性が高すぎるのも良くありません。クロモリの剛性は、ちょうど良いバランスが取れている点も魅力的なポイントです。
乗り心地
「クロモリ」の魅力3つ目は「乗り心地」です。自転車を選ぶ際の乗り心地は、とても重要になります。乗り心地が悪いと、長時間乗っていると疲労感を感じますし、短時間でも苦痛になってしまいます。
自転車の乗り心地は、乗る人の気持ちにも影響するので、購入前にしっかり検討する必要があります。クロモリには、衝撃吸収性、剛性、しなやかさなどといった特性があります。
これらの性質が、クロモリ素材の自転車の乗り心地を良くし、長時間乗っても疲れにくい乗り心地を実現してくれるのです。この乗り心地の良さは、クロモリならではの魅力です。
操作性
「クロモリ」の魅力4つ目は「操作性」です。ロードバイクを自由にコントロールするには、操作性が必要になります。自転車で走る路面は、すべてが整備された平な道ではありません。乗っている人の意思が自転車に伝わらないと乗り心地が悪く感じてしまいやすくなります。
クロモリのしなやかさの特性で、乗っている人の意思がしっかり伝わり、高い操作性を実現しています。アルミやカーボン素材のフレームで作られているロードバイクでは、クロモリのような操作性を出すことが難しいでしょう。
耐久性と強度
「クロモリ」の魅力5つ目は「耐久性」と「強度」です。気に入ったロードバイクをできるだけ長く愛用するには、耐久性や強度が高いことが望ましいでしょう。この耐久性や強度は、素材によってかなり違いがあるので、しっかり検討した方が良いでしょう。
クロモリフレームは、耐久性と強度に優れており、メンテナンスをしっかり行っていれば、10年以上は、使い続けることができる高い質を持っています。ただ錆びやすいため、その点については、保管場所を考えたり、濡れたらすぐに乾かしたりなどの点には要注意です。
修理
「クロモリ」の魅力6つ目は「修理できる点」です。いくら強度や耐久性に優れているとはいえ、長年使っていると、いずれへこんでしまったり、曲がってしまうことがあるでしょう。
修理する機会は、いずれ来てしまいます。クロモリの修理では、すべて取り換えるのではなく、溶着することができるので、修理が必要な部分のみ取り換えや付けることの修理が可能です。この修理が行える点もクロモリの魅力の1つです。
フルオーダーが可能
「クロモリ」の魅力7つ目は「フルオーダーが可能な点」です。クロモリフレームは、溶接が可能であるため、既製品だけではなく、自分の体に合わせたフルオーダーで作ることができます。
決まったサイズに自分の体のサイズを合わせるのではなく、自分の体に自転車のサイズを合わせることができるのです。
初めは、既製品を使用していてもフルオーダーは、自分専用感があり、いつかは欲しい憧れを持つ方が多いでしょう。このフルオーダーが選択肢の中にあるということもクロモリの魅力です。
クロモリロードバイクの選び方
クロモリのロードバイクを買いたいと考えた方へ、どのような点を考慮して選ぶことが良いのでしょうか。クロモリ素材は、他の素材と比べて種類が少ないです。
しかし、それでも種類はいくつもありますし、モデルごとにも違いがあります。その中で、自分に合うクロモリのロードバイクを選ぶための選び方をご紹介します。クロモリの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
見た目と乗り心地
まずは、第一印象で、頭の中に1番記憶に残る「見た目のデザイン」や自転車で最も大切な「乗り心地」について見てみます。クロモリのロードバイクの種類は、2種類です。
その2種類は、「ホリゾンタル」と「スローピング」という種類があり、それぞれデザインや乗り心地が異なるので、要チェックです。
ホリゾンタル
ホリゾンタルの特徴は、ロードバイクのトップチューン部分が水平で、逆三角形のようなシンプルな形をしている点です。シンプルでおしゃれなので、デザインにおしゃれさを求める方にはおすすめです。
クロモリの特性では、衝撃吸収性やしなやかさがあるので、人の力がしっかり自転車に伝わり、スムーズな走行え乗り心地抜群です。クロモリの特性により疲労感を軽減してくれるので、長時間乗って楽しむことが多い方におすすめです。
スローピング
スローピングの特徴は、ロードバイクのトップチューン部分が傾斜している形をしている点です。クロモリは、主にホリゾンタルタイプで製造していますが、スローピングタイプも存在します。トップチューン部分に傾斜がある分、フレーム全体がコンパクトに仕上がっています。
コンパクトさを求める方におすすめです。ホリゾンタルに比べて衝撃吸収特性が低くなってしますので、乗っている時の衝撃は受けやすく、乗り心地は少し劣ってしまいます。
そのため、短距離向けのモデルになります。また、サドル調整幅が広いので、その点では、ロードバイク初心者の方や身長が低い方には、乗りやすいくおすすめです。
適正身長に合ったフレームサイズ
好みのデザインや乗り心地のロードバイクを見つけたら、サイズを選んでいきます。フレームのサイズは、「シートチューブ」と「トップチューブ」の長さで決まります。
それぞれのフレームには、適正身長があるのですが、その定適正身長に合わせたサイズが自分の身長を合っているか確かめます。フレームサイズを表す表を「ジオメトリー表」と言います。自分の身長に合うフレームが複数あった場合、小さめのフレームを選ぶのがおすすめです。
フレームサイズは、購入後に変更してもできません。そのため、初めに自分に合ったサイズを選ぶことが重要です。サイズが合わないまま乗り続けると、体への負担が大きいので、ケガをしやすくなってしまうので、サイズ選びは、しっかり行いましょう。
重量は10kg前後
クロモリロードバイクを選ぶポイントとして、重さも挙げられます。クロモリロードバイクは、他のフレームより重めに作られているのですが、目安としては、10キログラム前後がおすすめです。
軽量のものを選ぶことで、長時間乗っていても疲労感が少なく抑えることができ、快適な乗り心地です。しかし、重めのロードバイクに比べ価格は、高く設定されているので、お値段の方も確認が必要です。
接合方法
接合方法は、自転車の耐久性にも関わる大切な部分になります。クロモリのロードバイクを選ぶ際には、フレーム同士の接合部分にも注目してみましょう。接合方法を知っておくことで、より絞り込むことができます。
ラグ溶接
「ラグ溶接」は、フレームを「ラグ」で組み合わせて、融点の低い合金である「ロウ剤」を熱で溶かし、流し込んでフレーム同士を接着させます。見た目を重視したデザインを好む方は、「ラグ溶接」方法がおすすめです。
ラグレス溶接
「ラグレス溶接」は、「ラグ」を使わないで、フレームを直接「ロウ剤」で付ける方法です。「ラグレス」は、フレーム同士の角度調整が自由であるという利点があります。
また、「ロウ剤より、ラグで固定した方が安心なのではないか」と感じる方もいるかもしれませんが、ロウ剤の振動試験では、接合面よりも先にフレームが破損するといわれるほどの強度があります。
そのため、「ラグレス溶接」の溶接強度には、接合部分の破損は心配いりません。よりすっきりとした見た目を好む方は、「ラグレス溶接」方法がおすすめです。
TIG溶接
「TIG溶接」とは、「Tungsten Inert Gas」の略で、タングステン電極を使用した電気溶接のことで、アルミフレームに良く使われている方法です。接合部分が受ける熱の面積が小さくて済むため、「ひずみができにくい」点と「フラーム角度が自由」である点が利点として上げられます。
また、低コストで加工することができるのも「TIG溶接」の利点です。しかし、残念ながらきちんと整備されないで、出回っているものも多くあります。
TIG溶接のフレームを選ぶ際は、接合部分をしっかり確認する必要があります。リーズナブルさを重視する方には、「TIG溶接」方法がおすすめです。
クロモリロードバイクのおすすめメーカーと特徴
ある程度、自分の欲しいロードバイクのイメージを立てたら、クロモリのロードバイクを製造している有名なメーカーを比較して選んでみましょう。それぞれのメーカーで特徴があるので、その特徴から、気になるメーカーを探します。
メーカーを絞り込むことで、選択肢の幅をグッと絞ることができます。ここでは、クロモリのロードバイクのおすすめメーカーと各メーカーの特徴をご紹介していきます。
Calamita
クロモリロードバイクのおすすめメーカー1つ目は「カラミータ」です。こちらのメーカーは、イタリアのハンドメイドのフレームを身近に感じることができるおすすめメーカーです。
自分の好きなようにカスタマイズして完成させられるよう、あえてライダーが他のパーツに変えられるような設計に仕上げている特徴があります。自分流のカスタマイズを楽しみたい方におすすめです。
GIOS
クロモリロードバイクのおすすめメーカー2つ目は「ジオス」です。こちらのメーカーは、創業1948年の老舗ブランドです。70年以上の歴史があるロードレーサーの名門ブランドで知られている鮮やかなブルーカラーの車体が特徴的です。
細部まで、細部まで強いこだわりを持っているため、デザイン性や性能など優れた自転車を見つけることができるでしょう。細部までこだわるのあるロードバイクを探している方におすすめのメーカーです。
Bianchi
クロモリロードバイクのおすすめメーカー3つ目は「ビアンキ」です。こちらのブランドは、1885年、自転車の発明がされた年と同じ年に創業した自転車界の超老舗ブランドです。
細身のクロモリフレームでスタイリッシュなデザインで、カジュアルスタイルでも乗りこなすことができるのがビアンキの特徴です。イタリアのクラシカルなデザインを好み方、普段使いに探している方におすすめのメーカーです。
PANASONIC
クロモリロードバイクのおすすめメーカー4つ目は「パナソニック」です。こちらのメーカーは、フレームから製造に至るまですべてが日本製の国内メーカーになります。
豊富なカラーから自分の好みのカラーを選ぶことができ、フレームサイズも細かくオーダーすることができるので自分にぴったりと合ったサイズをオーダーすることができます。
安心の日本製であり、自分の体にしっかり合う自転車を見つけることができます。初めて乗る方にも安心でおすすめのメーカーです。
RALEIGH
クロモリロードバイクのおすすめメーカー5つ目は「ラレー」です。こちらのメーカーは、1888年にイギリスで創設され、現在では、クロモリのロードバイクでは、高い知名度を誇る有名メーカーです。
スリムなデザインには、無駄がなく、性能的にもデザイン的にも高い完成度に仕上がっています。実用的で、高い完成度を求めている方におすすめです。
MIYATA
クロモリロードバイクのおすすめメーカー6つ目は「ミヤタ」です。クロモリ素材で作られた自転車は、重量が重くなりがちです。「ミヤタ」メーカーでは、その重くなりがちなクロモリ素材を使って、世界最軽量のクロモリフレームを実現したことでも有名です。
とにかくクロモリ素材で、軽量のモデルを探している方におすすめのメーカーです。デザインも豊富に揃っていて、自分の好みのデザインを見つけることができるかもしれません。
ANCHOR
クロモリロードバイクのおすすめメーカー7つ目は「アンカー」です。こちらのメーカーは、日本人の体に合わせたフレームで作られているので、日本人の体形にぴったりの仕上がりになっています。
そのため、安定感があります。また、クロモリの特性であるしなやかさを活かしたしなりと伸びが特徴です。まさに日本人向けの自転車となっています。
クロモリロードバイク人気5選
ここまで、クロモリのロードバイク製造を行っている人気のメーカーと各メーカーの特徴をご紹介してきました。ある程度メーカーを選ぶことができたら、最後は、実際に販売しているクロモリのロードバイクを見ていきましょう。
具体的に欲しい自転車を決めていきます。ここからは、具体的に実際に販売されている人気のロードバイクをご紹介していきます。
ジオス・2019年モデル アンピーオティアグラ
人気のクロモリロードバイク1つ目は「ジオス・2019年モデルアンピーティアグラ」です。ジオスの鮮やかなブルーカラーが落ち着いた印象なのにその存在感は圧倒的であるのがが特徴です。
フレーム部分とフォーク部分にクロモリ素材を使用しており、しなやかに走ることができます。お値段は、100980円となっております。参考重量は、9.6キログラムで作られています。
ジオス・ミト
人気のクロモリロードバイク2つ目は「ジオス・ミト」です。こちらは、2018年のモデルで、クロモリのスローピングのロードバイクになります。
安定感重視の作りが特徴的で、35Cのタイヤが使われています。安定感を保ちながら快適に走ることができるおすすめ自転車です。お値段は、111780円となります。参考重量は、11キログラムで作られています。
ビアンキ・セルヴィーノ
人気のクロモリロードバイク3つ目は「ビアンキ・セルヴィーノ」です。クラシカルな雰囲気のある自転車デザインで人気のあるブランドで、青空を意味する「チェレステ」カラーが特徴のブランドです。ツーリングや普段使いでも使いやすいロードバイクです。
2017年モデルでも人気があったカンパニョーロ・ベローチェを採用した人気のモデルです。お値段は、高級感がありながらも手に入れやすい158814円になります。参考重量は、11.9キログラムで作られています。
ブリジストン・アンカー NEO-COT RNC3 EX
人気のクロモリロードバイク4つ目は「ブリジストン・アンカーNEO-COT RNC3 EX」です。パイプの形状を最大限のこだわりが詰まったモデルです。クロモリ素材のしなやかさを活かしている点に特徴があります。
乗り心地が良く、長距離を乗りこなすのに向いている自転車です。様々な性能を兼ね備えていますが、手の届きやすいコストパフォーマンスも魅力のこちらのロードバイクは、お値段133056円になります。参考重量は、10.6キログラムで作られています。
ラレー・Carlton-A (CRA)
人気のクロモリロードバイク5つ目は「ラレー・Carlton-A(CRA)」です。アルミで代用されがちなバックステー部分までクロモリ素材を使用するといった細部までクロモリ素材にこだわって作られた1台です。
TIG溶接により低コストで軽量モデルを実現しました。乗り心地もしなやかで抜群なのも魅力的です。参考重量は、10.8キログラムで作られています。
フルオーダーもおすすめ
「既製品で気に入るものがない」「既製品を使っていたけれど乗ってみて不満を感じてきて買い替えを考えている」など既製品が合わない方には、フルオーダーという選択肢もあります。フルオーダーは、工房や製作所の中で「フレームビルダー」という職人の方が制作してくれます。
フルオーダーによって体の作りや乗り方、乗る目的などの人によって異なる要望に合わせて作ることができるので、既製品で満足できなかった方にはおすすめです。この「フレームビルダー」の方は、「ハンドメイドバイシクル展」という様々な自転車の展示会で出会うことができます。
VIVALO
フルオーダーをするなら「ビバロ」がおすすめです。インスタグラムなどでも人気の高く見た目がおしゃれと話題です。「ビバロ」とは、「VIVA(バンザイ)」と「VELO(自転車)」の造語です。フルオーダーの店なので、店舗に既製品はなく、完全受注生産されています。
セミオーダー
フルオーダーは、自分に合わせた世界に1つしかない自転車を作ることができます。しかし、フルオーダーするので、値段は、高くなってしまいます。少し値段を抑えたい方には、「セミオーダー」という方法もあります。
「セミオーダー」は、フルオーダーのようにすべてのオーダーはできませんが、細かく設定されたサイズを選んだり、カラーカスタムできたり、部分で自分流を出すことができます。有名メーカーでもセミオーダーなら取り入れている所があるので、ぜひチェックしてみてください。
クロモリロードバイクのメリット・デメリット
フレームは、ロードバイクにとって重要なパーツになります。このロードバイクのフレームにどの素材が使われているかによってロードバイクに違いが出てくるので、慎重に選ぶ必要があります。
ロードバイクに使われる素材には、アルミ、カーボン、チタン、マグネシウム、スカンジウム、クロモリなどがあります。
この中で、クロモリを選ぶためには、クロモリのメリットとデメリットを知っておく必要があります。最後に、クロモリ素材のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
クロモリのメリットとしては、4つ上げられます。1つ目は「低価格である」点です。クロモリは、アルミ素材と同等くらいの価格で購入することができ、比較的安価で手に入れることができるという魅力があります。
2つ目は「整備が簡単である」点です。保守や整備に関して、専門的な知識が必要ないという魅力があります。3つ目は「長く乗り続けられる」点です。クロモリは、耐久性に優れ、強い衝撃でも破損しにくいのが特徴です。
また、フレームの修理が可能であるので、長く同じものを乗り続けられる魅力があります。これはクロモリの最大の魅力でしょう。4つ目は「細身のデザインが美しい」点です。クロモリ素材は、耐久性に優れているため、この美しい細身のデザインが実現したのです。
中古品の購入もおすすめ
ある程度買いたいサイズやメーカー、スタイルなどが決まっていれば中古品を購入しても良いかもしれません、クロモリフレームの大きなメリットは「長年使い続けられる」点です。
中古品でもきちんとメンテナンスが行われていたものであれば問題なく使うことができます。新品同様に問題なく使えるクロモリの自転車を新品より安く手に入れることができるのはクロモリの素材の特徴ならではのものです。
クロモリは、修理可能なので破損してしまっても直して使い続けることができるので、新品のお値段が気になる方は、中古品を検討してみても良いかもしれません。
デメリット
メリットとは逆に、デメリットもクロモリに存在します。ここでは、クロモリのデメリットを3点ご紹介します。1つ目は「本体の重量が重く、初めの加速が遅い」点です。
現在は、軽量化が進み、クロモリ素材を使われていても、軽量のものが多く出ていますので、これは、一般的に他の素材と比べてという話になります。普段使いなら気にならない点かもしれませんが、レース用や長距離乗られる方には、デメリットになりうる点です。
2つ目は「錆びやすい」点です。長年使用していると塗装が剥げてしまい、水分が継続的に付着することで錆びてしまいやすい素材です。錆びてしまった部分のみを取り変えることは難しくなります。錆びやすいので、水分は、こまめに拭きとる手入れが必要になります。
3つ目は「モデルが少なめ」である点です。ロードバイクには、速さが求められるので、速さを出す為にも軽量であることが求められます。
そのため、重めになりがちなクロモリフレームは、他のフレーム素材に比べ、需要が少なく、モデルがあまり出回らないのが現状です。カーボンやアルミなど他の素材に比べて、選ぶことができるモデルは少ないでしょう。
クロモリロードバイクの向き・不向きもチェック!
お伝えしてます通り、クロモリロードバイクには、メリット、デメリットがあります。メリット、デメリットを含めて、クロモリロードバイクには、向いている場面と不向きな場面がありますので、最後にそちらもお伝えしておきます。
クロモリロードバイクの向いていること
クロモリロードバイクの向いている場面については、しなやかな特性は、「長時間の移動」や「旅」などに向いています。最近では、軽量化が進んでおり、体に負担がかかりにくくなっていることから、初心者の方でもサイクリングを楽しむことができます。
クロモリロードバイクの不向きなこと
クロモリロードバイクの向いていない場面としては、やはり、アルミやカーボンなどと比べるとまだまだ重さは劣るので、速さを一気に出そうとする場面では、不向きです。現在の流行りのデザインを求める方にもあまり向いていないかもしれません。
お気に入りのクロモリロードバイクを見つけよう!
今回は、クロモリロードバイクの特徴や乗り心地など魅力についてご紹介してきました。初めてロードバイクの購入を検討されている方には、ぜひ参考にしていただきたいものです。
クロモリ素材は、自転車の素材としての歴史があり、クロモリ素材を自転車に使うメリットもたくさんあります。
クロモリ素材が使われているためのメリットもありますが、改良されたり、普段のお手入れで解決できるものであったりと解決策はあるので、底から考えるとメリットが優位に立つおすすめフレーム素材です。クロモリ素材も検討素材に入れてみてはいかがでしょうか。