帽子ってクリーニングに出せるの?
みなさんは、帽子をどのようにお手入れしていますか。夏場は特に汗もかくので、帽子も汚れやすくなっています。気持ちよく帽子を被るためには、日々のお手入れが重要なのです。お気に入りの帽子にシミができたり、嫌な臭いがするのは誰だって避けたいものです。
帽子のお手入れ方法としておすすめなのは、クリーニングに出すことです。帽子がクリーニングに出せることを知らない人もいますが、メリットの多いお手入れ方法なので覚えておきましょう。
帽子はクリーニングに出したほうがいい?
実際のところ、帽子はクリーニングに出した方がいいのでしょうか。家で他の洗濯物と一緒に、洗濯機で洗ってしまってはいけないのでしょうか。結論を言うと、帽子はクリーニングに出した方がいいと言うことができます。
帽子をクリーニングに出した方がいいのには、もちろんちゃんとした理由があります。帽子をクリーニングに出すのがいいのは、クリーニングに出すことで、帽子を可能な限り洗濯のダメージから救うことができるからというのもあります。
帽子をクリーニングに出した方がいい理由は、他にも考えられます。こちらでは、帽子をクリーニングに出すことをおすすめする理由について、詳しく見ていきましょう。
自宅で洗うと型崩れしやすい
クリーニングは料金もかかるし、家で洗えばいいだろうと考える人もいるでしょう。しかしそれは、帽子のお手入れ方法としてNGだったりします。帽子は繊細なアイテムで、自宅で適当に洗ってしまうと、型崩れを招く恐れがあります。お気に入りの帽子が型崩れしてしまっては、悲しいでしょう。
型崩れを防ぐため、帽子はクリーニングで手入れするのが望ましいのです。型崩れしたら買い替えればいいと考えるなら、自宅で洗うのも選択肢のひとつです。
水洗いできない帽子も多い
帽子の型崩れ以前の問題として、帽子は水洗いできないタイプのものも多くあります。水洗いできないとなると、自宅で洗うことも不可能となるでしょう。水洗いできないからそのままにしておくのか、クリーニングに出してきれいにするのかは、あなたの考え方次第となるでしょう。
当然ながら、水洗い不可となっている帽子を、自宅で洗うことはおすすめできません。型崩れだってしますし、生地そのものが傷んで、被れなくなってしまう可能性もあるからです。
自宅では落とせない汚れもある
髪の毛や頭皮に直接触れる帽子には、汗や皮脂汚れが付きやすくなっています。女性の場合は、ファンデーションなどの化粧汚れが付着することもあります。こういう汚れは、自宅では落としにくいのが現実です。帽子に愛着があるなら、ぜひともクリーニングに出すべきです。
クリーニングはそれを仕事としているだけあって、汚れに合った洗剤を使って汚れを落としてくれます。汚れだけでなく、帽子の型崩れや傷みにも配慮してくれるので一石二鳥です。
帽子をクリーニングに出す前の確認
自宅で洗濯することが、帽子にとってよくないということは分かっていただけたでしょうか。こうなれば帽子はクリーニングへとばかりに、クリーニング店へと急ぐ人もいるでしょう。しかし、ちょっと待ってください。帽子をクリーニングに出す前に、確認しておくべきことがあるのです。
これから帽子をクリーニングに出そうと考えている人は、その前にぜひ、こちらの情報を確認してください。あなたの持つ帽子は、ひょっとしたらクリーニング不可の可能性もあるのです。
洗濯表示を確認
お持ちの帽子をクリーニングに出せるかどうかは、帽子に付いている洗濯表示を確認すればよく分かります。帽子にタグが付いているか、まずはそれを確認してみてください。小さなタグに、その製品をどう扱うべきなのかが表示されています。
洗濯表示は、2016年12月より新しい表示に変わりました。新表示の中で注目していただきたいのは、PとWの入ったそれぞれのマーク、手が描かれているマークです。
これら3つはそれぞれ、洗濯が可能であることを示す表示なのです。Pはドライクリーニング可能のマーク、Wはウェットクリーニングが可能なマークです。
手の表示は、液温を40℃までとし、手洗いができることを知らせています。新表示への変更以前に購入した帽子には、古い洗濯表示が付いているはずです。Pは「ドライ」と書かれているマークなので、ドライクリーニングの意味だとすぐに分かるでしょう。
手洗いマークも旧表示では「手洗イ」という文字が書かれているので、これらがあれば、その帽子はクリーニング可能だと考えてください。ウェットクリーニングのマークは新表示にて登場しましたので、旧表示にはありません。
クリーニングができない表示は?
クリーニングに出すのをおすすめする帽子ですが、残念ながら、クリーニングにも出せない製品がある場合があります。先ほど触れたクリーニング可能のマークに、バツ印が付いている場合です。
新表示におけるクリーニング可能を示すマークは、容器と手が描かれたマーク、丸の中にPやWと表記のあるものでした。これらにバツ印があるのは、クリーニングができないことを意味しています。
ちなみに、手洗いを表すマークにバツが付くと、手のイラストが省略されます。同じように、ドライクリーニングを表すマークも、クリーニング不可の場合にはPが省略されます。Wにバツが付いた表示はそのまま、ウェットクリーニングができないことを示しています。
こういう帽子が汚れてしまった場合には、とりあえず、できる範囲でお手入れする他ありません。全体を水洗いすることはできなくても、固く絞ったタオルなどで優しく汚れを拭き取ることはできます。汚れが溜まる前に、日常的にお手入れすることが望ましいでしょう。
クリーニングに出せない帽子の自宅でのケアに不安があるなら、帽子のクリーニングに特化したクリーニングサービスを探してみましょう。
そういったクリーニング店なら、クリーニング不可という表示のある帽子でも、クリーニングをしてくれる場合があります。
帽子のお手入れに力を入れているクリーニング店の場合、単にクリーニングしてくれるだけでなく、帽子の修理も行ってくれる場合があります。長く被り続けていた帽子などは、洗濯のせいでなくても型崩れや生地の傷みが気になってきます。
キャップ帽などは、つば部分の生地が破れてきたりということもあるでしょう。クリーニングして帽子を清潔にすると同時に、さらに愛着を持って使い続けられるよう、メンテナンスを行うといいでしょう。クリーニングと別料金でも、やってみる価値はあるはずです。
帽子をクリーニングに出す頻度と料金
クリーニングに出せる帽子であった場合、型崩れなどのトラブルを防ぐためにはクリーニングでのお手入れが適していることが分かりました。ところで、帽子をクリーニングに出す場合、どれくらいの頻度で出すべきなのでしょう。帽子に明らかな汚れがある場合、クリーニングに出すのは当然と言えます。
しかし、目立った汚れが見えない場合、クリーニングに出す頻度に迷ってしまう可能性もあります。こちらでは、帽子をクリーニングに出す頻度と、気になる料金について見ていきましょう。
クリーニングの頻度
帽子をクリーニングに出すための、明確な頻度というものはありません。被ったらその日のうちにクリーニングに出したい人もいるでしょうし、数ヶ月使ってからでいいと考える人もいるでしょう。
帽子のクリーニングに出す頻度の目安については、汚れたなと感じた時がひとつです。帽子を被った時に付く皮脂や化粧の汚れは、放置し続けると黄ばみへと変化します。
こうなると、クリーニングに出しても汚れを取りきれない可能性も出てきます。あまり汚れていないと感じる帽子に関しても、ひと夏を終える頃にはという頻度で出すことをおすすめします。この頻度で出しておかないと、汚れを溜めたまま、次のシーズンを迎えることになってしまいます。
高い頻度でクリーニングに出す必要はないと言えますが、やはり帽子の汚れに関しては、敏感になる必要もあります。汚れを溜め込んだままの帽子は、一見してはきれいに見えても、やがては黄ばみやカビの原因となってしまいます。適切な頻度で、帽子をお手入れしましょう。
帽子の種類別の料金目安
それなりの頻度で帽子をクリーニングに出したいですが、気になってくるのが料金ではないでしょうか。帽子のクリーニングにかかる料金は、主に帽子の種類によって決まります。その帽子を作る素材や帽子の形によって、料金も大きく変わってくるのです。
比較的料金が安い帽子の種類
クリーニングにかかる料金が比較的安くで済む帽子には、どんな種類のものがあるのでしょうか。料金が安いということは、クリーニングに特別な手間をかける必要がないということです。
帽子の種類でいくと、普段使いできるタイプの帽子ということになります。これに当てはまるのが、キャップ帽、ニット帽、ハンチングといった種類です。
これらの種類をクリーニングに出す料金の相場は、だいたい1,000円~2,000円程度と言われています。同程度の相場でクリーニングに出せるのが、作業帽子や制帽といった仕事で使う種類の帽子です。こちらは、安いクリーニングだと600円~800円程度で出すことができます。
これらの種類よりも少し値が張るのが、麦わら帽子です。安ければ2,000円程度でクリーニングできますが、帽子によっては5,000円ほど取られる場合もあります。麦わら帽子は例外的ですが、普段使いする種類の帽子は、基本的には安めの料金でクリーニングできます。
料金が高めの帽子の種類
普段使いの帽子が安めのクリーニング料金なら、そうでない帽子はどうしても高めの料金になっています。レザー製の帽子は、クリーニングに技術のいる素材のため、料金が高めに設定されています。相場は、4,000円~6,000円といったところです。一番料金が高いのは、シルクハットです。
使う場面もかなり限定的ですが、シルクハットというだけあって、絹製の帽子です。最近は羊毛を使った物が多いようですが、それでも高めです。相場は、3,000円~8,000円あたりとなっています。
帽子のクリーニングが安い宅配クリーニングをチェック!
帽子をクリーニングに出したくても時間がない、おすすめのクリーニング店が知りたいという人のため、こちらでは帽子のクリーニングに定評のあるお店をご紹介しましょう。ポイントは宅配クリーニングであることと、クリーニング料金が安いことです。
同じクリーニングに出すなら、料金は安いに越したことはありません。宅配サービス付きなら、忙しくて店舗に出向けない人にもおすすめです。ぜひ、参考にしてみてください。
ネクシー
帽子の安い宅配クリーニングなら、ネクシーを忘れてはなりません。ネット予約は24時間対応です。ニット帽は660円からというように、大変安い料金設定も魅力的なクリーニングサービスでしょう。月額200円の有料会員となれば、さらに多くのサービスを受けられるようになります。
しかし、通常の会員でも、安いクリーニング料金の恩恵はぞんぶんに受けることができます。普段使いの帽子を中心に安くでクリーニングに出したいなら、ネクシーをチョイスしてみてください。
リネット
リネットのサービスを使えば、帽子を箱に詰めて送るだけという手軽さで帽子をクリーニングに出すことができます。ネット予約が24時間対応で、大変便利です。
クリーニング料金が安いのはもちろんのこと、30種類にも及ぶ、毛皮のクリーニングにも対応しています。毛皮のクリーニングには高い技術が必要で、場合によっては断られることもある素材です。
料金が安いことや高いクリーニング技術の他、リネットで得られるメリットはまだまだあります。プレミアム会員になれば、さらなるサービスを受けることが可能になります。会費は必要になりますが、初回は特別割引が利きます。
帽子を入れる箱を用意してくれたり、早朝や深夜のお届けにも対応してくれるので、年中何かしらの帽子を被っている人は、会員になることも考えてみてはいかがでしょうか。毛皮やレザーの帽子も、4,000円~6,000円といった安い料金でケアしてもらうことができます。
クリコム
クリコムの宅配クリーニングは、コンビニ持ち込みできるという特徴があります。宅配もコンビニ持ち込みも条件はほぼ同じで、料金面でも差はありません。ちょっと出掛けたついでにコンビニに持ち込むのも、便利な方法と言えるでしょう。ニット帽やキャップなら、1,000円以下から対応してくれます。
相場だと6,000円程度する革製帽子のクリーニングも、5,500円からの対応です。クリーニング可能な帽子や料金については、公式サイト上では情報が少ないです。一度問い合わせるのが確実でしょう。
帽子はクリーニングに出していつもキレイに!
ついつい家で洗ってしまいそうな帽子ですが、自宅洗いでは型崩れを招きかねません。大切な帽子だからこそ、クリーニングでしっかりとお手入れしたいものです。また、新しく帽子を買う時には、クリーニングに出すことを前提に探してみるのもありではないでしょうか。
それが、お気に入りの帽子を長く一緒にいるコツとも言えます。素人的なケアで型崩れや生地の傷みに泣くことなく、クリーニングで帽子をキレイにケアすることも、もちろん重要です。