デコポンの美味しい食べ方を覚えよう!
子供から大人まで人気のあるフルーツ「デコポン」。デコポンはさまざまな食べ方で味わうことができ、どれも美味しいと注目を集めています。デコポンは他のフルーツにはない栄養素がたっぷりと含まれています。
今回はそんなデコポンの美味しい食べ方をはじめ、デコポンのむき方や切り方、気になるアレンジレシピまでまとめてご紹介します。デコポンを初めて食べる方はもちろん、いろんな食べ方を試したい方はぜひ参考にしてみてください。
デコポンとは
デコポンの美味しい食べ方を知る前に、まずはデコポンについて学んでおきましょう。日本全国で食べられているデコポンですが、デコポンならではの特徴や栄養素を知らない方はまだまだたくさんいます。
今回はそんなデコポンについて詳しくご紹介します。デコポンのことを知ることでさまざまな食べ方に挑戦することができ、アレンジレシピに挑戦しやすいです。あまりデコポンのことを知らない方は、目を通しておくのがおすすめです。
デコポンの特徴
デコポンは「ミカン科ミカン属」に分類される柑橘類になります。デコポンは清見と呼ばれる品種と、ポンカンを交配させて作り上げられたフルーツです。デコポンは登録商標となり、正式名称は「不知火(シラヌイ)」と言います。
デコポン最大の特徴と言えば、その甘みです。どんな食べ方でもデコポン本来の甘みをしっかりと楽しむことができ、オレンジのような味わいです。手で皮をむくことができますが、みかんよりは分厚いです。
また、デコポンの特徴として香りがオレンジに似ていることが挙げられます。ですが、オレンジとデコポンは全くの別物になるので、食べ方も変わります。初めて食べる方は、オレンジのような印象を持っている方が多いです。
デコポンの旬
デコポンは1年中食べられるフルーツではありません。1番美味しい旬の時期は、毎年12月から5月の間と言われています。食べ方や保存方法によっては6月まで食べられますが、基本的には春までの出荷となっています。
日本でデコポンの産地と言えば3か所あります。佐賀県、熊本県、愛媛県となっており、どれもデコポンの味わいが少しずつ違います。熊本県に関しては、人気のゆるキャラ「くまもん」とのアレンジレシピもあります。
デコポンは現在、海外でも出荷されている人気のフルーツです。海外では呼び名が変わり、韓国は「漢拏峰(ハルラボン)」、アメリカは「Sumo Mandarin」となります。
デコポンの栄養効果
デコポンは女性に嬉しいさまざまな栄養素が含まれています。食べ方によって栄養のバランスが取れ、ご飯メニューにデコポンを取り入れる家庭も多くあります。代表的な栄養素としては、柑橘類に多く含まれる「ビタミンC」、「クエン酸」です。
また、デコポンには野菜に多く含まれている「カリウム」、「ペクチン」と呼ばれる栄養素も多く含まれています。むくみ改善、高血圧予防、そしてコレステロールや便秘解消に効果があります。
美味しいデコポンの見分け方
デコポンの美味しい食べ方の前に、美味しいデコポンの見分け方を習得しておきましょう。デコポンは旬の時期になるとスーパーでも販売されるフルーツなので、より美味しいデコポンを選ぶようにしましょう。
今回はそんな美味しいデコポンの見分け方について詳しくご紹介します。自分の食べ方によってデコポンを選ぶのはもちろん、1番美味しい時期のデコポンを選ぶのもおすすめです。
外皮の色
デコポンで1番簡単な見分け方は「外皮を見る」ことです。外皮を見る時は、デコポン1つ1つの色を見分けるのがおすすめです。美味しいデコポンは色のムラがなく、濃いオレンジ色をしています。
デコポンの色が濃ければ濃いほどしっかりと熟している証拠になり、どんな食べ方でも美味しく食べることができます。デコポンは品種によって多少の違いがあるので、予め調べておくのがおすすめです。
例えばデコポンの種類として「黄デコポン」があります。滅多に出回らない貴重なデコポンですが、黄デコポンは熟していても黄色いので、外皮で判断するのは難しいです。
皮の質感
美味しいデコポンは、皮の質感を見ることでも旬のデコポンかわかります。外皮が他のデコポンと比べて湿っていたり、感触がフカフカしているものはデコポンの水分が飛んでしまっている可能性があるので注意が必要です。
デコポンに触れてみて、とてもしなやかな感触のものが食べごろです。また、触れてみて硬いと感じた場合は、まだ熟していない可能性が高いです。食べ方や酸味が好きな方は硬めのデコポンがおすすめです。
ヘタの色
美味しいデコポンを選ぶのにおすすめなのが、「ヘタを見る」ことです。触れなくても美味しいデコポンか見分けることができ、スーパーでたくさん並んでいる中から熟しているものを選ぶことができます。
食べごろのデコポンを選ぶ場合は、ヘタの軸部分が緑色のものを選びましょう。ヘタの軸の色が抜けてしまっているものは、デコポンの鮮度が落ちている可能性が高いです。他のヘタの色と比べながら選ぶのがおすすめです。
重さ
デコポンが販売されている場合、実際に手に取って重さを測ってみるのがおすすめです。他のデコポンと比べてずっしりと重さを感じる場合は、果汁がたくさん詰まっているので美味しいデコポンになります。
デコポンはほとんどが同じ大きさで出荷されています。同じ大きさでも重みが違うだけでみずみずしく、どんな食べ方でも美味しく食べられるデコポンを選ぶことが可能です。ぜひ1度手に取って、重い方を選びましょう。
デコポンのむき方・切り方
みかんより分厚い皮のあるデコポンは、むき方や切り方によって食べ方も変わります。デコポンのむき方や切り方はコツが必要なので、初めてデコポンを食べる方は事前にチェックしておくのがおすすめです。
今回はそんなデコポンの上手なむき方、切り方をまとめてご紹介していきます。いつもデコポンを食べるのに苦戦している方、食べ方によってむき方や切り方を変えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
手でむく方法
デコポンは皮が厚く、大きさもあるので手でのむき方が難しいと思っている方が多いです。ですが、デコポンはむき方のコツを掴むだけで、手でも簡単にきれいに皮をしっかりとむくことができます。
デコポンのむき方は、まずデコの部分からむくのがコツです。デコの部分に自分の爪、もしくは爪楊枝を突き立てて横向きに皮をはがしていきます。そのむき方でデコが簡単に取れ、あとはみかんのように皮をむくだけです。
手でのむき方は薄皮や白い部分を食べる前提でむくのがおすすめです。また、手でむくことによって果汁を逃さずに綺麗にむくことができるので、デコポン本来の旨味を楽しみたい方におすすめです。
デコポンの切り方
デコポンでさまざまなアレンジレシピを作りたい方は、包丁での切り方をマスターしておくのがおすすめです。包丁での切り方はまず、デコポンのデコ部分とお尻部分を包丁でカットしていきます。
切り方のコツとしては、ここから縦に8等分にしってカットしていきます。デコポンは真ん中に白い筋が残ってしまうので、包丁でうまくカットしていきましょう。その後、皮と果肉の間に切り込みを入れると食べやすいです。
切り方にもよりますが、包丁でカットするとデコポンの果汁が流れ出てしまいます。食べ方によっては良いですが、果汁がもったいないという方は皮と果肉の間に切り込みを入れないようにしましょう。
デコポンの美味しい食べ方
デコポンはそのまま食べるのはもちろん、さまざまな食べ方で美味しく味わうことができます。デコポンの産地では加工食品も種類豊富に販売されており、食べ方1つでデコポンの味わいが変わります。
今回はそんなデコポンでおすすめの食べ方をご紹介します。家でも作ることができる食べ方になっているので、いつでも気軽に味わうことができます。料理を加えることで、デコポンの魅力をさらに体感できます。
食べ方①ジュース
フレッシュなデコポンの味わいを楽しみたい方におすすめの食べ方が、デコポンジュースです。デコポンは果汁たっぷりで、タネの少ない品種でもあるので搾りやすいことでも人気があります。
デコポンジュースを作るには、デコポンをきれいに半分に切りましょう。専用の搾り機でジュースを作るのはもちろん、ミキサーやジューサーに掛けるのもおすすめです。使い器具によって食べ方が変わります。
デコポンジュースは薄皮に含まれている栄養素もしっかりと取ることができ、食べやすい食べ方でもあるので小さい子供からデコポンを美味しく味わうことができます。
食べ方②ジャム
デコポンを美味しく食べる食べ方として定番なのが「ジャム」です。デコポンジャムは皮部分も使用することができ、弱火で煮込むことによって通常のデコポンとは違う味わいを楽しむことができます。
ジャムを作るにはまず、デコポン1個分の皮が必要です。砂糖を大さじ4、ハチミツを大さじ3使用します。まず、砂糖と一緒に皮部分を約8分煮込んでいきます。その後、ハチミツを入れて味を調えます。
ジャムはとろみが出た時点で、完成します。とても簡単なので、デコポンの皮を美味しく食べたい方はぜひ試してみてください。パンに塗ったり、パンケーキにトッピングしたりと食べ方もたくさんあります。
食べ方③ゼリー
子供から大人までデコポンを美味しく食べられるのが「ゼリー」です。デコポンの産地ではゼリーも販売されており、お土産としても人気があります。また、ゼリーは家でも作ることが可能です。
まずはデコポンを2個、ゼラチン10g、砂糖50g、100cc、レモン汁を用意しましょう。デコポンを絞って果汁を半分ほどだし、果肉はそのまま残しておきましょう。鍋にゼラチン、砂糖、果汁、水、レモン汁を入れて煮込みましょう。
1度冷蔵庫で冷ましてから残していた果肉を入れ、また冷やして固めていきましょう。デコポンの食べ方の中でもさっぱりとした味わいを楽しむことができ、夏の時期におすすめの食べ方です。
デコポンは薄皮も食べれる
デコポンの果肉部分には、薄皮がついています。デコポンの薄皮はそのまま食べることができるので、食べ方によって薄皮のまま調理する場合も多いです。デコポンの薄皮は柔らかく、とても薄いです。
どうしても薄皮が気になる方は、手でさっとむくことができます。薄皮をむけばデコポンの果肉だけが残るので、スイーツにしてデコポンを味わいたい方にもおすすめです。食べ方によって薄皮を残すか残さないかも決めましょう。
デコポンの美味しいアレンジレシピ
デコポンは定番の食べ方をはじめ、さまざまなアレンジレシピが提供されています。デコポンはレシピによって味わいが変わっていくので、いろんな食べ方で楽しみたい方はアレンジレシピにも挑戦してみましょう。
今回はそんなデコポンを使用したおすすめのアレンジレシピをご紹介します。インターネット上ではアレンジレシピの作り方も記載されているので、レパートリーがたくさんあります。
デコポンのヨーグルトパフェ
デコポンを使ったアレンジレシピの中でも、おしゃれな見た目を楽しめるのが「デコポンのヨーグルトパフェ」です。デコポンと水きりのヨーグルトだけあれば簡単に作ることができ、とてもヘルシーです。
デコポンとヨーグルトだけでも美味しく作ることができますが、シリアルなどを入れることによって変わった食感を楽しむことができます。また、腹持ちも良くなるので、ダイエットしている方にもおすすめです。
デコポンとレタス・ナッツ入りサラダ
デコポンを使ったアレンジレシピの中でも、最も簡単で美味しいと言われている食べ方です。デコポン1つとフリルレタス、ミックスナッツをトッピングして、最後に自分お気に入りのドレッシングをかけるだけで完成です。
ミックスナッツは予めスプーンの裏側を使用して、細かく砕いておくのもおすすめです。デコポンの甘みにあうドレッシングは何通りもあるので、さまざまな味わいを楽しむことができます。
パプリカとデコポンのマリネ
いつもとは少し違った食べ方を楽しみたい方におすすめのアレンジレシピが「マリネ」です。彩を考えてパプリカを使用する場合が多いですが、マリネに合う野菜と一緒に味わうのがおすすめです。
デコポンと好きな野菜、サラダオイル、酢、塩コショウ、バルサミコ酢、ハチミツがあれば簡単に作ることができます。食べやすい大きさにカットしておくことで、お酒のおつまみにも最適です。
デコポンの美味しい食べ方を試してみよう!
子供から大人まで人気のあるフルーツ「デコポン」。デコポンはさまざまな食べ方で味わうことができ、食べ方1つでデコポンの旨味が口の中に広がっていきます。
普段、デコポンを食べている方も初めて食べる方も、さまざまな食べ方に挑戦してみるのがおすすめです。自分が美味しいと感じる食べ方を見つけ、デコポンの魅力を堪能しましょう。