ニベアクリームで髪がサラサラになるって本当?
多くの人が憧れるサラサラな髪の毛。そのために、シャンプーやリンス、トリートメント、ドライヤーなどにこだわる人も少なくありません。サラサラな髪になるためには、髪そのものを健康な状態にしておくのが大切。そして、髪の毛の健康には水分がとても重要です。
そこで、おすすめするのが「ニベアクリーム」です。保湿効果で肌を乾燥から守るために「ニベアクリーム」を使ってサラサラ髪を手に入れる方法を紹介します。
ニベアとは
世代を越えて愛されている「ニベアクリーム」は、いまから100年以上前になる1911年に、「あらゆる素肌のニーズに、確かな品質のスキンケアで応えたい」というの意思のもと、ドイツで誕生しています。
その後、1968年に日本でも販売が開始。開発当時、水と油分を安定化させるために開発された「オイセリット」は、現在でも使われています。
ニベアの名前は、クリームが雪のように白かったことから、ラテン語の雪を意味する「nix」と「nivis」から「白い雪」を意味する「NIVEA(ニベア)」になりました、
ニベアは髪に使ってもいいの?
今は、日焼け止めからリップクリーム、洗顔料に至るまで、ニベアクリームの関連商品がたくさんありますが、一番馴染みがあるのは、青くて丸い缶やチューブに入っている「ボディケア」のニベアクリームかもしれません。
ボディケアのニベアクリームは全身に使えるとされていますが、髪に使っても大丈夫なのでしょうか?実は、ニベアクリームに使われている基本成分は、水やワセリン、グリセリン、ミネラルオイルと、特別な保湿成分は使っていません。
また、ニベアクリームに含まれる「ホホバオイル」や「スクワラン」は、ヘアケア製品にも含まれています。使い方を守れば、ニベアクリームを髪に使うこともできます。
ニベアの髪への効果
ニベアクリームを髪に使うことで、どのような効果が期待できるのでしょうか?ニベアクリームといえば、肌の保湿に効果があるので、髪に対しても「保湿する効果」が期待できます。
また、髪の毛を痛める原因である「静電気」を防止する効果もあります。それでは、それぞれの効果をさらに詳しくみていきましょう。
髪の保湿
サラサラな髪の毛のために「キューティクル」が大切なのは、ファッション誌やCMなどで見聞きしたことがあるかもしれません。
キューティクルは、髪内部にある「コルテックス」が外部からの刺激を受けたり、タンパク質や水分が失われないように守る働きをします。
もちろん、キューティクルを守るためにはキューティクルそのものの保湿も大切。そこで、ニベアクリームの効果が役に立ちます。
静電気を防ぐ
冬の時期、乾燥した空気や風にさらされた髪の毛は、擦れ合うことで「静電気」が発生して、まとまりが悪くなるだけでなく、髪を保護するキューティクルそのものも痛めてしまいます。
そんな静電気対策にも、ニベアクリームが役に立ちます。では、どれくらいの量を髪に使えば良いのでしょうか?ここからは、ニベアクリームの髪への使い方を見ていきます。
ニベアの髪への使い方
ニベアクリームを髪に使うシーンごとに、「ニベアの髪への使い方」を見ていきましょう。ニベアクリームを髪に使うと、髪そのもののケアだけでなく、頭皮ケアや、スタイリング剤の代わりにもなります。
もちろん、ニベアクリームは「肌の保湿」をメインに作られています。そのため、それぞれの「使い方」や「分量の目安」はしっかり守るようにしましょう。
シャンプー前のパックに
ニベアクリームの髪への使い方1つ目は、「シャンプー前のパック」です。髪や頭皮の汚れを洗い流すシャンプーも、髪を痛める原因になります。
そこで、髪を洗う前に、痛みの酷い毛先などにニベアクリームを塗ってから10分ほど放置。そのあと、普通にシャンプーで洗髪するだけ。
ニベアクリームの有効成分が、髪のキューティクルに効き、必要な油分や水分が洗い流されてしまうのを防いでくれるので、洗い上がりにも、髪に潤いが残ります。
洗い流さないトリートメントとして
ニベアクリームの髪への使い方2つ目は、「トリートメント」としての使い方です。洗髪後に髪の傷んでいる所を中心に、ニベアクリームを塗り込んで、そのあと、しっかり洗い流す方法と、ドライヤーの前に馴染ませる方法があります。
ドライヤー前のトリートメントとして使う時には、髪をタオルで軽く拭いた後に、手のひらに伸ばしたニベアクリームを髪に馴染ませて、その後にドライヤーで乾かします、
ニベアクリームには油分があるので、ウェット感のある仕上がりになります。もし気になるようであれば、しっかり乾かすようにしましょう。ドライヤーの熱や、過度の乾燥から髪を守ってくれるので、乾かし終わった時に、艶のあるサラサラ髪になります。
頭皮に塗ってフケを予防
ニベアクリームの髪への使い方3つ目は、「フケ予防」です。頭皮が乾燥することにより発生する「フケ」。フケが出やすい人にとって、特に冬の時期は、悩みの種になりがち。
もともと、「肌の保湿」を目的に誕生したニベアクリームは、乾燥しやすい頭皮の「保湿」にも効果があります。最初は少量を、特にフケの出やすい箇所に塗ります。
その後、髪の毛の状態が気にならないようであれば、他の部分にも塗るようにしていきましょう。頭皮マッサージも一緒に行うことで、さらにフケ予防の効果を高めることができます。
スタイリング剤として
ニベアクリームの髪への使い方4つ目は「スタイリング剤」です。髪全体をスタイリングしたい時に、全体に行き渡るように馴染ませるだけなのでとても簡単。
一般的なスタイリング剤のように。ヘアスタイルを長時間キープするような使い方はできませんが、全体をウェットな感じにまとめたい時や、部分的につけてラフなスタイリングにしたい時にはおすすめです。
ただし、油分が多いので、つけすぎには要注意。特に、スタイリングで使うと、量も多くなりがちなため、頭皮にまでニベアクリームが付いてしまう結果、頭の熱で髪全体がベタベタになってしまうこともあります。
また、テカリが強くなってしまうので、髪の様子を見ながら、ニベアクリームを少しずつ馴染ませるようにして、量を調整しましょう。
ニベアを髪に使う際の注意点
ニベアクリームを使うことで、サラサラ髪になるだけでなく。頭皮の保湿や、スタイリングにも応用できることがわかりました。
全身の保湿にも使えて万、とても便利なニベアクリームですが、使い方を間違ってしまうと、髪や頭皮を痛めてしまう原因になってしまうこともあります。そこで、ニベアクリームを髪に使う時に気をつけてほしい「3つの注意点」を紹介します。
つけ過ぎない
ニベアクリームを肌や髪に塗ってから浸透するまでに、時間がかかります。そのため、ついつい使いすぎてしまって、ベタベタになってしまうというトラブルの原因になることも。
缶やチューブに入っている状態のニベアクリームは、手にとった瞬間は、少し固いように感じるかもしれませんが、すこしの熱で柔らかくなり、粘度もでてきます。
ニベアクリームを髪に使うときには、まず、手のひらに少量をとって、体温で温めて柔らかくなった状態にしてから、少量ずつ髪の毛につけるのがおすすめです。
青缶以外は使わない
ニベアクリームには「青缶のニベアクリーム」と「白缶のニベアクリーム」の2種類があります。クリームのかたさが異なり、白缶のニベアは、青缶のニベアクリームに比べてサラッとしたつけ心地なのが特徴。
どちらも保湿成分を含んでいますが、スカイリンク剤として使うのであれば、かための青缶ニベアがおすすめ。また、ニベアのスキンミルクも販売されていますが、こちらは髪にとって不純物になる成分を含んでいることがあるので、注意が必要です。
しっかりドライヤーで乾かす
ニベアクリームを塗った後にドライヤーで髪の毛を乾かすときには、半乾きにならないように気をつけるのも大切。髪の毛を守るキューティクルは、乾燥に弱いだけでなく、半乾きの状態も、とても苦手です。
ニベアクリームの効果により、髪の毛がしっかり乾くまでに、いつもより長い時間がかかりますが、手を抜かないように注意をしましょう。
ニベアを髪に使ってみよう!
ニベアクリームを使った。髪をサラサラにするための簡単な使い方や、注意点を紹介してきました。長い間、多くの人に愛されているニベアクリームだからこそ、信頼もできます。
もちろん、使う人それぞれの体質や、髪質によって適した使い方や量も変わってきますので、この情報をベースに、自分に一番合う使い方や量を探してみるのはいかがでしょうかか。