かき氷はトッピング・シロップでカロリーなどが変わる
夏の定番スイーツといえば「かき氷」です。最近では氷を作る水や、削り方などに拘ったかき氷も数多くあり、単に削った氷にシロップをかけたものだけではありません。
さて、かき氷の原材料は「水」ですから、ダイエットに最適だと考えている人も多くいます。氷だけであればカロリーはゼロですからダイエットには向いているといえるでしょう。しかし、削った氷だけでは味もなく腹持ちも良くありません。
問題はトッピングやシロップです。選択を間違えるとかき氷といえども太る原因になってしまいます。そこで、ダイエットに適したトッピングやシロップについて紹介します。
かき氷のシロップの糖質・カロリー
かき氷の氷自体は水が原材料ですから糖質、カロリーともにゼロです。したがって、かき氷はシロップによって、大きく糖質やカロリーが変わるといえます。
とりわけ最近ではシロップにもさまざまな種類があることから、無知なままだと知らないうちに高い糖質やカロリーのシロップを選んでしまうことにもなりかねません。そこで、かき氷のシロップの糖質やかについて考えてみましょう。
一般的なシロップの糖質・カロリー
一般的なかき氷のシロップのカロリーは100gあたり200kcal程度です。かき氷1杯にかけるシロップの量はおおよそ30~33g程度ですから、60~70kcal前後となりカロリーは高いといえます。
なお、シロップの糖質は100gあたり60g程度です。かき氷1杯にかけるシロップの量から推定すると、糖質は20g~30g程度だといえます。ただし、カロリーも糖質もメーカーや原材料によって大きく変動しますから、実際の商品で確認しておくとよいでしょう。
低カロリーなシロップの糖質・カロリー
氷はゼロカロリーであっても、市販のシロップを使えばカロリーは60~70kcal程度、また糖質は20~30g程度です。つまりシロップをかけることで、カロリー・糖質ともに高い数値となります。ここにトッピングを加えると、さらにカロリー、糖質ともに高い値になることを忘れてはなりません。
そこで、検討したいのがダイエットを目的とした人工甘味料です。人工甘味料はカロリー、糖質とも砂糖の3分の1以下に抑えてくれます。したがって、少なくともかき氷1杯あたりのカロリーは20~30kcal、糖質は10g前後となるでしょう。
かき氷のトッピングの糖質・カロリー
かき氷の糖質やカロリーをシロップとともに左右するのがトッピングです。最近では、さまざまなトッピングがあり、かき氷の味を引き立てていますが糖質、カロリーを理解しておかないとダイエットどころか太る原因にもなります。
言い換えれば、かき氷のトッピングにかかる糖質やカロリーの値を理解しておけば、美味しくかき氷を食してもダイエットの妨げにはなりません。そこでかき氷のトッピングの糖質、カロリーを解説します。
ホイップクリームの糖質・カロリー
最近、若者を中心に流行しているかき氷のトッピングがホイップクリームです。味は練乳にも似ていますが、練乳が非常に濃い味なのに対して、ホイップクリームは非常に軽くてサッパリとしたイメージです。
ホイップクリーム100g中に含まれるカロリーは約400kcal、糖質は約13gです。かき氷のトッピングとして利用する場合、ホイップクリームは概ね20g使います。したがって、カロリー80kcal、糖質3g程度です。決して低い数字ではありませんので、食べ過ぎには注意しましょう。
練乳の糖質・カロリー
かき氷の定番のトッピングが練乳です。ふんわりとした氷に濃厚な練乳は非常に相性が良いので、お気入りのシロップとともにトッピングする人も多いでしょう。ただし、100gあたりのカロリーは332kcal、糖質は56gになります。
最近流行りの無糖練乳でも100gあたりカロリーは144kcal、糖質は11gとなり、他のトッピングと比べると非常に高いのが特徴です。かき氷1杯あたり使用する練乳をスプーン3杯、6g程度に抑えると19kcal、3g程度になります。さらに無糖練乳であればカロリー、糖質ともに抑えることが可能です。
したがって練乳をトッピングする際には、かけ過ぎないことはもちろん、他のシロップやトッピングとの兼ね合いを考慮することが大切だといえるでしょう。
アイスクリームの糖質・カロリー
アイスクリームもかき氷と相性の良いトッピングの一つです。特に暑い日には濃厚なテイストのアイスクリームをさっぱりとしたかき氷にトッピングすることで、単体では得られない食感を楽しむことができます。
アイスクリーム100gあたりカロリーは180kcal、糖質は23gです。かき氷にアイスクリームをトッピングする場合、100g~140g程度と多くなるのでカロリーは252kcal、32gと高い値になります。
低い値にするには、アイスクリームの分量を減らして低カロリーのトッピングを増やす、又は低いカロリーのアイスクリームを取り入れると良いでしょう。
あんこの糖質・カロリー
和風のかき氷に欠かせないのがあんこです。抹茶テイストのシロップと合わせると、苦みと甘みが相まって、まさに和の味わいが楽しめるでしょう。ただし、あんこ100gあたりカロリーは244kcal、糖質は48gと非常に高いのが特徴です。
和の食材だけにあんこのカロリーは低いと思い込んでいる人も少なくありません。しかし分量に注意しなければ、非常にカロリー、糖質ともに高いあたいのかき氷になりますので要注意です。
フルーツの糖質・カロリー
かき氷にフルーツをトッピングすると、とてもゴージャスな雰囲気となります。また、フルーツをふんわりとした氷にトッピングすることで、通常では味わえないひんやりとした食感を楽しめるのが特徴です。
フルーツのカロリーや糖質は種類によって異なり、定番のイチゴだと100gあたり34kcal、7gとなります。またキウイは53Kcal、11g、マンゴーは128kcal、31gです。フルーツの種類によって高い低いはあるものの、平均的には低いのが特徴です。
かき氷をダイエット中に食べる方法
かき氷の原材料は「水」であることから、ゼロカロリーである上糖質も含まれず腹持ちが良いのが特徴です。そのため、ダイエット中にかき氷を食べる人も少なくありません。
ただし、シロップやトッピングのカロリーや糖質などを考慮しなければ、ダイエット向きのメニューとはいえないでしょう。そこでかき氷をダイエット中に食べる方法について解説します。
食べる時間に気をつける
かき氷に限らず、ダイエット中は食べる時間に気を付けることが大切です。就寝直前にかき氷を食べると、意識は眠っていても体はかき氷を消化するために働き続けています。そのため眠りが浅くなることも少なくありません。
また、かき氷は非常に冷たいのでお腹を壊す可能性もあるほか、夏太りの原因にもなります。したがって、ダイエット中は遅くとも就寝の2時間前には食べ終えておくことが大切です。
人工甘味料入りのカロリーが低いシロップを選ぶ
かき氷のカロリーや糖質はシロップやトッピングに左右されます。そこで、最も簡単にカロリーや糖質を抑える方法は人工甘味料を使うことです。
人工甘味料はダイエットをサポートするために作られた甘味料ですから、甘みはあるもののカロリーや糖質は極限まで抑えられています。したがって、ダイエット中でも甘みを感じながらかき氷を楽しむことができるでしょう。
果物・天然素材のシロップを選ぶ
果物・天然素材のシロップを選ぶのも、かき氷のカロリーや糖質を抑える方法の一つです。最近では天然果実を使った生シロップなど、果物・天然素材を原材料とするシロップが多く販売されえています。
また、お気に入りのフルーツをフードプロセッサーやミキサーにかけると自家製のシロップの完成です。もちろん天然素材である上、カロリー・糖質を抑えられます。
蜂蜜もおすすめ
今や蜂蜜は健康食品のイメージが強い食材ですが、その甘みはかき氷によく合います。蜂蜜の100gあたりのカロリーは294kcak、糖質は79gと決して低いわけではありません。
ただし、甘味が強いので少量でも十分に美味しい上、ミネラルやビタミンが豊富なので、ダイエットや夏バテの解消にも効果があります。
シロップを手作りする
かき氷でダイエットをするなら、手作りシロップがおすすめです。好みの材料でお気に入りのテイストで作ることができます。
さらに、カロリーや糖質を気にすることなく、バランスの良い栄養素が摂れることもダイエット向きです。そこで手作りシロップの例について紹介します。
抹茶シロップ
宇治金時には欠かせない抹茶シロップも、手作りであればカロリー、糖質ともコントロールできるのがメリットです。
作り方は簡単で、沸騰したお湯に砂糖もしくは黒砂糖を混ぜ合わせ、抹茶を加えます。砂糖の代わりに人工甘味料を使用すればカロリー、糖質ともに低い抹茶シロップが完成します。
フルーツ缶のシロップ
フルーツ缶に少し手を加えれば、かき氷のシロップに使えます。作り方は缶詰から取り出した果肉に適量のシロップを加え、ミキサーにかけるだけで完成です。
果肉を潰し過ぎず、適度な食感を残すことでかき氷専門店の味わいを楽しむことができます。最近では低いカロリーのフルーツ缶もたくさん販売されていますから、ダイエット中でもお好みのフルーツでかき氷が楽しめるでしょう。
生ブルーベリーのシロップ
生ブルーベリーで作るシロップもかき氷によく合います。保存用の瓶に洗ったブルーベリーと氷砂糖を交互に入れ、冷蔵庫で10日前後寝かせておくと完成です。
生ブルーベリーには眼精疲労の回復や美肌効果も期待できます。またカロリーや糖質も低いことからかき氷のシロップには最適だといえるでしょう。
シュガーカットゼロ液糖のシロップ
シュガーカットゼロ液糖はカロリーゼロ、糖質ゼロを実現した究極の人工甘味料です。何より、砂糖と変わらない甘味が魅力であり、どんなレシピにも合います。
したがって、ここまで紹介してきたレシピに砂糖の代わりにシュガーカットゼロ液糖を使えば、ダイエットに適した理想的なシロップが完成します。
腹持ちのいいトッピングを選ぶ
ダイエット中は空腹感との戦いです。その点、かき氷ば見た目にも大きく、空腹感からわずかな時間でも開放してくれます。ただし、無理な食事制限は体調を崩す原因です。
そこで、かき氷のトッピングにはキウイやイチゴなどのフルーツやタピオカなど腹持ちの良いものを選びましょう。これらの食材は栄養バランスにも優れており、ダイエット疲れの身体を癒してくれます。
ヘルシア緑茶を飲んだ後に食べる
ダイエット中はかき氷を食べる前に、ヘルシア緑茶を飲むと糖の吸収や脂肪の蓄積を抑えることができます。市販のかき氷のシロップには吸収力の高いブドウ糖が多く含まれるのが特徴です。
そのため、中性脂肪が溜まりやすく肥満の原因になります。そこでヘルシア緑茶を食べる前に飲むことで、糖の吸収を抑えるのが目的です。
ダイエット中におすすめのかき氷店とメニュー
ダイエット中は空腹に苛まれストレスを溜め込んでしまいがちです。そのためダイエットを途中で辞めてしまう人も少なくありません。
ダイエットを成功させるには、時折、外食するなど体にご褒美が必要です。そこで、ダイエット中にもおすすめのかき氷専門店の人気メニューを紹介します。
浅草豆花大王の盛り合わせかき氷
台湾スイーツといえば、社会現象にもなったタピオカが有名ですが、続いて注目を集めているのが豆花です。東京・浅草の浅草豆花大王は手作りの豆花を食べさせてくれることで知られています。
中でも浅草豆花大王の盛り合わせかき氷は、好みの豆花をトッピングができることで人気を集めています。豆花の絹ごし豆腐の食感とほのかな甘みはふわふわなかき氷との相性も抜群です。
赤鰐の生いちごみるく
岐阜の「茶屋赤鰐」は知る人ぞ知るかき氷の名店です。全国各地からかき氷ファンが集まっており、夏だけでなく冬にも行列ができます。
定番の生いちごみるくは、フワフワのかき氷にいちごと練乳がたっぷりとトッピングされているのが特徴です。しかし、カロリーは350kcak程度に抑えられており、ダイエット中の人にもおすすめできます。
恵那すやのすだちかき氷
岐阜にある恵那すやといえば、栗きんとんが有名ですが、すだちかき氷も負けず劣らず有名な1品です。一見、何もかかっていないようなかき氷には、透明なすだちシロップがかかっています。
すだちの甘酸っぱさと上品なシロップの甘みは、心地よい爽快感を与えてくれるでしょう。カロリーも340kcal程度と低いのでダイエット中でも気にすることなく楽しめます。
赤福茶屋の赤福氷
伊勢名物の赤福といえば、もっちりとしたお餅と甘過ぎないあんこのコントラストが絶妙です。その赤福が夏季限定で提供しているメニューが赤福氷です。
抹茶蜜のかかったかき氷の中に、お餅とあんこが入っています。しかし赤福とは異なり、かき氷と合うように微調整がなされているのが特徴です。
かき氷のカロリーが高いかどうかはシロップとトッピング次第
かき氷に使われる氷自体はカロリー、糖質ともゼロです。したがってかき氷のカロリーが高いか低いかはシロップとトッピング次第だといえるでしょう。
一般的に市販のシロップはカロリー、糖質とも高いのでダイエット中であればかけ過ぎは太る原因です。また、トッピングも素材によってはカロリー、糖質とも高いものがあります。
そこで、ダイエット中の人は人工甘味料や天然素材である果物を使って自家製シロップを作るのがおすすめです。作り方も簡単ですから、いろいろと試して好みの手作りシロップを見つけましょう。