ヨーグルトの離乳食はいつから大丈夫?適切な時期や調理時の注意点を紹介!

ヨーグルトの離乳食はいつから大丈夫?適切な時期や調理時の注意点を紹介!

赤ちゃんの離乳食は何をいつからあげれば良いか悩むお母さん、お父さんは多いのではないでしょうか。今回は、離乳食時期に活躍してくれるヨーグルトについてご紹介していきます。離乳食としてヨーグルトをあげる適切な時期や注意についてまとめました。

記事の目次

  1. 1.離乳食にヨーグルトをあげるポイントを知ろう
  2. 2.離乳食としてのヨーグルトの特徴
  3. 3.離乳食としてのヨーグルトをあげる時期はいつから?
  4. 4.離乳食としてのヨーグルトをあげるときの注意点
  5. 5.離乳食としてのヨーグルトのおすすめの食べさせ方
  6. 6.ヨーグルトは離乳食中期からOK

離乳食にヨーグルトをあげるポイントを知ろう

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ヨーグルトは、カロリーに対して、たくさんの栄養素が含まれており、健康食品として注目されています。ヨーグルトには「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の3大栄養素が含まれている上、「カルシウム」「ビタミンB2」が含まれています。

このような栄養素が豊富に含まれているヨーグルトは大人でも毎日食べたい食品ですが、赤ちゃんの離乳食としてもとても重宝できる食品なのです。

しかし、赤ちゃんの離乳食は「いつから」「どれくらい」など不安がたくさんあるでしょう。今回は、赤ちゃんにヨーグルトを離乳食としてあげる際のポイントをご紹介していきます。

離乳食としてのヨーグルトの特徴

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赤ちゃんの離乳食は、いつからあげて良いのかやあげて良い量などに悩むお母さんは多いのではないでしょうか。アレルギーの心配やそのままあげて良いのかなど心配内容はたくさんあります。

そこでまずは、離乳食としてあげるヨーグルトの特徴をご紹介していきます。ヨーグルトにはどのうような効果があるのか詳しく見てみて、様々な不安を解消しましょう。

たんぱく質を含む

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離乳食としてのヨーグルトの特徴1つ目は、「たんぱく質」を含む乳製品という点です。たんぱく質は「体の血や筋肉」を作る重要な栄養素になっています。まだまだ体が成長し続ける赤ちゃんにはとても重要な栄養素なのです。

ヨーグルトには、このたんぱく質が豊富に含まれ、また消化吸収の良い食品なので、赤ちゃんの離乳食として安心してあげることができます。

腸内環境を整える

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離乳食としてのヨーグルトの特徴2つ目は「腸内環境を整えてくれる」という点です。ヨーグルトには、腸内の環境を整えてくれる働きのある乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌が豊富に含まれています。

赤ちゃんの腸内環境は、乳児期を過ぎて大人と同じ食事をするようになると悪玉菌が増え、大人の腸内環境と同じ状況になっていきます。そのため、離乳食以降の赤ちゃんの食生活によって腸内環境が悪化するか改善するかが決まってきます。

離乳食時期の早い段階から善玉菌を増やす食事を心がけ、赤ちゃんの腸内環境を整えてあげたいものです。赤ちゃんの腸内環境を整える意味でもヨーグルトは離乳食におすすめの食品なのです。

不足しがちな栄養を補える

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離乳食としてのヨーグルトの特徴3つ目は「不足しがちな栄養素であるカルシウムを補うことができる」という点です。赤ちゃんが離乳食を始めた初期の時期は、まだ母乳やミルクをメインとして飲んでいます。

この初期の段階では、母乳やミルクからカルシウムをしっかり摂れているのですが、離乳食が初期から中期、後期と進んでくると母乳、ミルクを飲む量が減ってくるため、カルシウムが不足しがちになってしまいます。

ヨーグルトには、カルシウムが豊富に含まれており、離乳食が進んできた時期のカルシウム不足を補ってくれるのです。

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離乳食としてのヨーグルトをあげる時期はいつから?

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ヨーグルトに含まれる栄養素から、離乳食を始めた赤ちゃんにとって大切な「カルシウム」や「たんぱく質」などの栄養素が含まれており、赤ちゃんにとって嬉しい食品であることがわかりましたでしょうか。

しかし、離乳食としてヨーグルトを離乳食時期にあげようと考えたお母さんは、具体的にいつからヨーグルトをあげて良いのか疑問が出てくるでしょう。

ヨーグルトは乳製品だし、離乳食としてヨーグルトをあげて良いのはいつから?と迷ってしまうでしょう。次に、離乳食としてヨーグルトをいつからあげて良いのか、その時期についてご紹介していきます。

離乳食の進め方の目安

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まず離乳食をいつから始めたら良いのかについてご紹介していきます。離乳食を始める目安としては、生後5~6か月ごろとされています。

赤ちゃんの目安としては「首が座って寝返りができる」「5秒以上座れる」「スプーンを口に入れても押し出しが少ない」「食べ物に興味がある」などがあります。

離乳食初期が生後5~6か月とされていますが、続いて離乳食中期が生後7~8カ月、離乳食後期が生後9~11か月、離乳食完了期が生後12~18か月とされています。

中期以降が原則

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離乳食を進める流れがわかったところで、その中でヨーグルトはいつからあげるのが望ましいのでしょうか。

ヨーグルトを離乳食としてあげて良い時期としては、原則離乳食中期である生後7~8カ月以降とされています。この時期の赤ちゃんは、べたべたした離乳食を口の中でもぐもぐして飲み込むことができます。

離乳食を初めて間もない時期から乳製品を与えてしまうと乳アレルギーを発症してしまうリスクが高くなってしまうというデータがあるため、ヨーグルトをあげる時期を初期などのあまり早い段階からスタートしないよう注意が必要です。

ヨーグルトには、赤ちゃんに大切なたくさんの栄養素が含まれており、強い味方ですが、いつからあげるかは重要です。あげ始める時期には注意しましょう。

赤ちゃん用なら初期後半からでも

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ヨーグルトをあげはじめる基本的な時期は、前にご紹介した通り離乳食中期である生後7~8カ月ごろが目安になります。

しかし、最近では、赤ちゃん用のヨーグルトとして、少し早い時期から赤ちゃんに作られたヨーグルトであれば、離乳食初期の後半からあげることができるものもあります。

赤ちゃん用のヨーグルトであれば、甘さ控えめで糖分の調整などもしっかりされているので、いつからあげて良いのかと不安も軽減され、お母さんも安心して赤ちゃんに食べさせることができるのでおすすめです。

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離乳食としてのヨーグルトをあげるときの注意点

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ヨーグルトを離乳食としてあげる際、何も気にせずあげてしまって良いのでしょうか。赤ちゃんに離乳食を食べさせる際、気になることはたくさんあるものです。

結論からお伝えすると、ヨーグルトを赤ちゃんの離乳食としてあげる際には、いくつかの注意点があります。

ここでは、ヨーグルトを離乳食としてあげる際の注意点をご紹介していきますので、赤ちゃんにヨーグルトを食べさせよと考えているお母さんたちは、ヨーグルトをあげる前に一度注意点を確認しておきましょう。

アレルギーに注意

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ヨーグルトを離乳食としてあげる際の注意点1つ目は「アレルギー」です。ヨーグルトは、牛乳、チーズ、アイスクリーム、バターなどと同様に乳製品となります。

乳製品は、アレルギーを引き起こすリスクの高い食品として知られていますが、赤ちゃんが起こしやすいアレルゲンの1つになります。特に初期は注意が必要です。

完全に母乳で育てた赤ちゃんや家族の中に、乳製品でアレルギーを起こした人がいる場合は、離乳食として赤ちゃんにヨーグルトをあげる際に注意しましょう。

赤ちゃんが乳製品アレルギーの場合

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もし、赤ちゃんがヨーグルトを食べ、じんましんや腫れなどアレルギー症状が現れてしまい、乳製品のアレルギーであることがわかった場合はヨーグルトの代わりになるあげて良い食品はあるのでしょうか。

ヨーグルトには、たくさんのタンパク質、カルシウムが含まれています。このような栄養素を多く含む食品としては、しらす、豆腐などがあり、これらをおかゆに混ぜてあげるのがおすすめです。

目安量を守る

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ヨーグルトを離乳食としてあげる際の注意点2つ目は「目安量を守ること」です。離乳食を始めるにあたって赤ちゃんの体に負担をかけすぎないよう、ある程度の摂取の目安量があります。

離乳食での乳製品については、7~8カ月で50~70g、9~11カ月で80g、9~11カ月で100g程度を目安にあげるのがおすすめです。もし赤ちゃんに食べさせて、嘔吐するような症状が現れたら、少し食べすぎであった可能性があります。

赤ちゃんの消化機能があげたヨーグルトを消化できるほどに至っていなかったのかもしれません。その場合は、しばらくヨーグルトをあげるのを止め、その後少量ずつ試していきましょう。

もし量を減らしても、嘔吐をする様子が見られるのであれば、病院へ受診して専門家に見てもらうことが大切です。

無糖のものにする

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ヨーグルトを離乳食としてあげる際の注意点3つ目は「無糖のヨーグルトを選ぶ」ことです。赤ちゃんにヨーグルトをあげる際、初期~中期は「無糖ヨーグルト」がおすすめです。

加糖タイプのヨーグルトは、甘く、食べやすいかもしれませんが、そのせいで食べすぎてしまう恐れがあります。

初めは乳製品にアレルギーがあるかわからない状態であるため、もし乳製品アレルギーなのに食べすぎてしまうと、アレルギー症状が強く出てしまうかもしれません。

また、糖分の取り過ぎも良くないので、初めは無糖ヨーグルトを選びましょう。加糖ヨーグルトをあげるのは1歳を過ぎてからがおすすめです。

離乳食としてのヨーグルトのおすすめの食べさせ方

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カルシウムやたんぱく質が豊富に含まれたヨーグルトは、大人の体にもよく、毎日の食事に取り入れている人も多いのではないでしょうか。調理の必要がなく、簡単に食べることができるヨーグルトは、お母さんの強い味方です。

このヨーグルトを赤ちゃんにあげる際に簡単な一工夫をすることで、より赤ちゃんの体に負担をかけずにあげることができるのです。最後にヨーグルトを赤ちゃんにあげる際のおすすめの食べさせ方についてご紹介していきます。

常温のものにする

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離乳食としてヨーグルトのおすすめな食べさせ方1つ目は「常温のものを食べさせる」ことです。ヨーグルトをストックして置く際に、冷蔵庫で保存しておくでしょう。

冷蔵庫から出したヨーグルトは、大人では冷たくて美味しいと感じるかもしれませんが、赤ちゃんにはすこし冷たすぎるので、赤ちゃんにあげる際は、少し前に冷蔵庫から出して常温に戻しておくのがおすすめです。

特に、離乳食初期の赤ちゃんは消化機能など体の機能がまだ成長中であったりするので、なるべく赤ちゃんの体に負担のかからないよう常温にすることが大切です。

人肌の温度に調理するのも○

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離乳食としてヨーグルトのおすすめの食べさせ方2つ目は「人肌の温度に調理して食べさせる」方法です。寒い時期などは、少しヨーグルトを温めて、食べさせるのも美味しいですし、温めて調理して食べることによって、胃腸への負担を軽減することができるのでおすすめです。

しかし、乳酸菌は、60度以上になると死滅してしまうので、温めすぎる調理には注意が必要です。ヨーグルトを温める調理方法は、一手間加えるだけで簡単にできます。

ヨーグルト100gを耐熱皿にのせ、ラップをして30~40秒加熱調理するだけで簡単に人肌の温度に調理することができます。

水切りヨーグルトにする

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離乳食としてヨーグルトのおすすめの食べ方3つ目は「水切りヨーグルトにする」方法です。ヨーグルトは、手を加えず、そのままでも食べることができますが、水切りをすることで、水っぽさがなくなり、かたくなります。

また、他の食材と絡みやすくなります。ヨーグルトの水切りの方法としては、ざるの上にキッチンペーパーを引き、その上にヨーグルトを乗せ、そのまま置いておきます。

しばらくすると、ヨーグルトに含まれていた水が落ちて、水切りをすることができます。少々時間はかかってしまいますが、簡単に美味しくヨーグルトを水切りすることができます。

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時間がないけど、ヨーグルトの水切りをしたいという方には、ざるを使わず、電子レンジを使った短時間でできる水切り方法もあるので、ご紹介します。

ヨーグルトを電子レンジで1分程加熱し、キッチンペーパーに乗せ絞れば、あっという間にヨーグルトの水切りができます。忙しいお父さん、お母さんはこちらの方法がおすすめかもしれません。

フルーツと合わせる

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離乳食としてヨーグルトのおすすめの食べさせ方4つ目は「フルーツと合わせて食べさせる」方法です。前にご紹介しましたが、離乳食初期~中期はプレーンヨーグルトがおすすめです。

しかし、プレーンヨーグルトは、加藤ヨーグルトと違い酸味があり、赤ちゃんには少し食べにくい味かもしれません。赤ちゃんが食べにくそうにしていたら、フルーツを加熱調理し、裏ごししたものを、プレーンヨーグルトに混ぜてあげると食べやすくなっておすすめです。

フルーツの中でもバナナは甘味があり、ヨーグルトと混ぜて食べさせたら、食べるようになったというお母さんの声もあるのでおすすめなフルーツです。

ヨーグルトは離乳食中期からOK

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今回は、離乳食としてヨーグルトはいつからあげて良いのか、適切な調理方法や注意点などをご紹介してきました。とろみがあるヨーグルトは、たんぱく質やカルシウムなど不足しがちの栄養素が豊富に含まれており、離乳食を始める際に活躍してくれる食品です。

調理もいらず手軽に食べさせることができるため、忙しいお父さん、お母さんの強い味方でもあります。

ご紹介してきたように、ヨーグルトはとても食べさせやすいですが、赤ちゃんの体の成長には、離乳食初期、中期、後期、完了期があり、その時期に合った量など食べさせる際に注意点もあります。

赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ食事に加えていき、赤ちゃんが美味しく食べれるように頑張りましょう。

f.lite
ライター

f.lite

普段は介護業界働いており、高齢者の日常生活のお手伝いをさせていただいています。人と関わることが好きなので、毎日楽しく働かせていただいています。休みの日は、映画鑑賞をしたり、時間が取れれば旅行に行ったりしています。ライターのお仕事は、まだ不慣れな点も多いですが、自分の言葉でわかりやすく伝えられるように一生懸命頑張ります。

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