ヨーグルトが腸に効果的なベストな時間は夜
ヨーグルトは食後のデザートや、朝食のイメージを持つ方も多いですが、実は食べる時間やタイミングによってヨーグルトの効果は変わります。そのためどのような効果をもたらしたいかによって、ヨーグルトをいつ食べるのか決めるのがおすすめです。
ダイエット目的で食べたい方と、健康目的で食べたい方ではヨーグルトをいつ食べるといいのかという時間やタイミングが異なります。ここではヨーグルトを食べるのに最適な時間を紹介しています。朝や夜など、ヨーグルトを食べる時間を意識してみましょう。
腸が一番活発に動く時間は22~深夜2時
ヨーグルトは基本的には朝夜、いつ食べても菌が腸に届きます。なので時間やタイミングを気にせずに食べても問題ありませんが、いつ食べるのか時間を意識することで、ヨーグルトの効果を効果的に発揮することができます。
例えば乳酸菌は胃酸に弱いので、食前に食べるよりも食後に食べたほうが効果が高まります。食前に食べた場合には、ヨーグルトの乳酸菌の多くが胃酸によって死んでしまいます。死んでしまった乳酸菌は生きている乳酸菌に比べ効果が薄くなります。
食後は胃酸が弱まっているので、食後にヨーグルトを食べることで生きている乳酸菌をたくさん腸内に取り込むことができるでしょう。また腸が活発に活動するのは夜中です。22時から深夜2時は腸のゴールデンタイムです。
ゴールデンタイムは栄養の吸収率もアップします。夜中に腸に乳酸菌が届くようにするためには、夜ご飯のあとにヨーグルトを食べるのがおすすめです。就寝の2時間から3時間前に食べるようにしてください。寝る直前は脂肪に変わりやすいので注意が必要です。
とりあえず健康にいいからヨーグルトを食べたいという方は、腸のゴールデンタイムに合わせるようにするのがおすすめです。乳酸菌を生きたまま腸に届けることができます。また10日以上食べ続けることで、乳酸菌を腸内に定着させることができるでしょう。
ダイエット目的なら朝ごはんの時間もおすすめ
基本的には夜におすすめのヨーグルトですが、ダイエット目的の方は朝にヨーグルトを食べるのもおすすめです。特に忙しくて朝食を抜かしてしまう方や、朝はコーヒーしか飲まないという方は、ヨーグルトを食べることで食生活のリズムを整えましょう。
朝食を抜くのはダイエットにはよくありません。また朝にヨーグルトを食べることで、ダイエット中に不足しがちなカルシウムを摂取できます。
忙しい朝にきちんとした食事を毎日用意するのは大変ですが、ヨーグルトは栄養価も高いので、健康にもダイエットにも適していると言えるでしょう。
またヨーグルトには血糖値の急な上昇を防ぐ作用もあります。ケット売りの上昇が緩やかになることで太りにくくなります。
ヨーグルトはいつ食べる?【朝の時間に食べるメリット】
朝にヨーグルトを食べることでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは忙しい朝にもヨーグルトを食べるのがおすすめな理由を紹介します。朝食にヨーグルトを食べるメリットはたくさんあるのでぜひ取り入れてみましょう。
朝のメリット①食生活のリズムが整う
忙しくて何も食べないまま仕事や学校に向かうことを繰り返していると、食生活のリズムが乱れてしまいます。食生活のリズムが乱れてしまうことで、免疫力が低下し風邪を引きやすくなるなど体調を崩しがちになってしまいます。
朝食をしっかり食べることは、免疫力アップにも繋がります。大きな病気などにかかりにくくするためにもしっかり朝食を食べるようにしましょう。
また朝食を抜くと体力が低下して、日中だるくなりがちです。仕事中に眠くなってしまったり、つい休憩ばかり取ってしまうなんてことも起こりえるでしょう。
他にも脳のエネルギー不足で、集中力や記憶力の低下にも繋がります。これらのことは仕事や勉強に悪影響をもたらすので、しっかり食生活のリズムを整える必要があります。
朝にヨーグルトを食べるだけでも食生活のリズムを整えることができるので、忙しくてもヨーグルトだけは欠かさずに食べるようにするといいでしょう。
朝のメリット②朝のメリット食べ過ぎをセーブできる
忙しいからと朝食を抜いてしまったり、ダイエットで摂取カロリーを減らそうとして朝食を抜いてしまうとその後お腹が減ってしまい、おやつやお昼ご飯を食べすぎてしまうことも多々あります。
朝食にヨーグルトを食べることで、お腹がすきすぎてしまうのを防ぐことができ、ついおやつを食べてしまうのを防ぐことができます。また朝食を食べることで、お昼ご飯のドカ食いも防ぐことができるでしょう。
朝食を抜くことは健康にもダイエットにもよくありません。しっかりとヨーグルトを食べることで、食生活のリズムを整え、食べ過ぎを防いでください。
朝のメリット③カルシウムを摂取できる
朝食はパンだけという方も、ヨーグルトをプラスして食べるのがおすすめです。朝の時間は忙しいので、バランスの良い食事を毎回用意するのは大変です。しかしヨーグルトは栄養豊富でカルシウムもたっぷり含まれています。
カルシウム不足の人は多く、積極的に摂りたい栄養素なのでヨーグルトはピッタリです。またダイエット中の方は特にカルシウム不足になりやすいので、ヨーグルトで補うのがおすすめです。
カルシウムは空腹時は吸収されやすく、朝起きてお腹がすいているときにヨーグルトを食べることで、効率的にカルシウムを摂取することができます。
ヨーグルトはいつ食べる?【夜の時間に食べるメリット】
ヨーグルトは夜に食べてもたくさんのメリットがあります。ヨーグルトを夜食べると、朝食べる時のメリットとはどのように違いがあるのでしょうか。ここでは夜にヨーグルトを食べるメリットを紹介します。
夜のメリット①安眠につながる
ヨーグルトにはたくさんのカルシウムが含まれています。イライラするのはカルシウム不足が原因と言われるように、カルシウムにはリラックス効果があります。夜にヨーグルトを食べることで、カルシウムの影響でリラックスすることができ、安眠に繋がります。
またヨーグルトには少量のメラトニンが含まれています。メラトニンには体温や脈拍、血圧などを下げる効果が期待できます。そのため睡眠を促す効果も期待できるということです。
寝つきが悪く夜になってもなかなか寝ることができない方や、睡眠が浅くて寝ても疲れが取れないと感じている方は、夜にヨーグルトを食べてみてはいかがでしょうか。
夜のメリット②美肌につながる
ヨーグルトを夜に食べることで、美肌効果も期待できるでしょう。ヨーグルトにはタンパク質やビタミン類、カルシウムやマグネシウムなどたくさんの栄養素が含まれています。美肌に良い栄養素を夜に摂取することで、腸のゴールデンタイムに効率よく吸収することができます。
またヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌は町内の善玉菌を活性化させます。善玉菌が増えることにより、腸内環境が整えられ体内の毒素や老廃物を溜めることなくきちんと排出できるようになります。老廃物などを溜めないことで、吹き出物などを防ぎましょう。
そしてタンパク質やビタミンB群には肌の保湿力を高めることが期待できます。良質なたんぱく質が分解されることで、アミノ酸になり角質層の中で水分を保持する働きをします。
また肌のハリやツヤに大きく関係してくるコラーゲンも、たんぱく質から作られています。肌のハリツヤを保つためにも、ヨーグルトの良質なたんぱく質は摂取しておきたい栄養素です。保湿効果の期待できるはちみつを少し混ぜるのもおすすめの食べ方です。
夜のメリット③虫歯予防になる
ヨーグルトに含まれている乳酸菌には、口の中を殺菌してくれる働きもあります。夜にヨーグルトを食べることで、寝ている間に栗の中を殺菌し、虫歯の予防に繋がります。カルシウムが豊富に含まれていて、吸収率も高いヨーグルトは、食べることで歯も丈夫になるでしょう。
また健康な口内であれば、歯の再石灰化により酸で溶かされてしまったエナメル質も自然治癒力で再生されます。しかしカルシウムが不足していると、唾液の中に含まれているカルシウムが減ってしまうので、再石灰化がうまく行われません。
ヨーグルトを食べることでカルシウムをしっかり摂取でき、歯の再石灰化にも役立ちます。またヨーグルトに含まれている乳酸菌は虫歯菌や歯周病菌を排除できることがわかってきました。ヨーグルトを食べることで口内環境が整い、虫歯や歯周病予防に繋がります。
ヨーグルトはいつ食べる?【食前・食後の比較】
朝と夜、いつ食べるのかによってヨーグルトのメリットが異なることがわかりました。では食前と食後ではどのように変わってくるのでしょうか。ヨーグルトは食前と食後でも効果が変わってくるので、いつヨーグルトを食べるのかの参考にしてください。
ダイエットには食前のヨーグルトが効果的
ダイエット中の方は食前にヨーグルトを200g食べるのがおすすめです。200g食べることでお腹に溜まるので、ご飯の食べすぎを防ぐこともできます。朝食であればヨーグルト200gだけでお腹いっぱいになり、腹持ちもいいのでお昼まで持つでしょう。
夜もヨーグルトでお腹が満たされることで、少しのご飯でも満足できるでしょう。特に夜に食べすぎると脂肪に変わりやすいので、ヨーグルトでお腹を満たすのはおすすめです。
また前述した通り、ヨーグルトには血糖値の上昇を緩やかにする作用もあります。最初に野菜を食べるのと同じような効果が期待でき、太りにくくなります。
内臓脂肪を減らす効果が認められているヨーグルトも販売されているので、そういったヨーグルトを食べるのもいいでしょう。できれば無糖のヨーグルトがおすすめですが、食べにくいと感じる方は少量のはちみつを混ぜるといいでしょう。
はちみつにはオリゴ糖が含まれているので、ヨーグルトに含まれているビフィズス菌の餌になることで、より良い効果が期待できます。またはちみつは体脂肪として溜まりにくく、寝る前に摂取することで代謝アップも期待できます。
骨・歯を丈夫にしたいなら食後のヨーグルトが効果的
骨や歯を丈夫にしたいと考えている方も食後にヨーグルトを食べるのがおすすめです。ヨーグルトには乳酸とカルシウムがともに含まれています。
乳酸はカルシウムの吸収を促す効果があるのですが、空腹時の食前に食べると胃酸で死んでしまうので、十分な力が発揮されません。食後に食べることで乳酸を胃酸から守ることができ、生きたまま腸に届けることができます。
食後に食べることで乳酸がしっかり働き、カルシウムの吸収をしっかり促してくれます。カルシウム不足が気になっている方は、食後にヨーグルトを食べることで骨や歯にアプローチしていきましょう。
ヨーグルトはいつ食べる?【食べる時の注意点】
ヨーグルトの効果をしっかり実感するために効率的な食べ方を紹介してきましたが、いつ食べるか以外にも、気を付けて欲しいポイントがいくつかあります。ここではヨーグルトを食べるときの注意点を見ていきましょう。
ヨーグルトだけ食べるのはNG
善玉菌の効果を期待したい方は、食事でヨーグルトのみはあまりおすすめできません。善玉菌の効果を期待するのであれば、胃酸から守るために最初に何か食べておきましょう。
例えば善玉菌の効果を期待する方はヨーグルトとフルーツは混ぜて食べるのではなく、フルーツを食べてからヨーグルトを食べることで、乳酸を胃酸から守ることができます。
1ヶ月に1度は銘柄を変えるべき
乳酸菌には相性の良し悪しがあります。人によって相性の良い乳酸菌は異なるので、2週間程度食べ続けても何も効果が感じられない場合には、相性があまりよくない可能性があります。そういった時は違うヨーグルトを試してみるといいでしょう。
しかし相性がいいからと同じヨーグルトを食べ続けていると、同じ種類の乳酸菌が町内に増えていきます。同じ種類の菌が増えると均は仕事をさぼり始めてしまい、ヨーグルトの効果も薄れてくることがあります。
乳酸菌がきちんと働き、ヨーグルトの効果を最大限に引き出すためには、1ヶ月程度で違うヨーグルトに変更するのがおすすめです。数種類のヨーグルトを1ヶ月ごとに変えていくといいでしょう。
ヨーグルトをあたためすぎないように注意
ヨーグルトを電子レンジで温めるホットヨーグルトはご存知でしょうか。ヨーグルトは温めることでビフィズス菌が活性化します。ビフィズス菌の種類によって異なりますが、40度前後で活性化することが多く、冷たいまま食べるよりもより健康効果を期待できます。
また温めることで胃腸が冷えてしまうことも防げるので、冷え性に悩む方にもホットヨーグルトはおすすめです。しかし温めすぎてしまうと乳酸菌が死んでしまうので注意が必要です。
ヨーグルト100gを600wで30秒から40秒を目安に温めます。ホットヨーグルトになれていない方は、独特のにおいや酸味に違和感を感じる方もいます。そんな時にははちみつをプラスすると食べやすくなるでしょう。
ヨーグルトは期待する効果でいつ食べるを決めよう
ヨーグルトはいつ食べるかで効果が変わります。ダイエット目的で食べたい方と健康目的で食べたい方では、ヨーグルトを食べるのにベストな時間が異なります。朝や夜、食前食後で効果に違いがあるので目的に合った時間に食べるようにしましょう。