衣替えに使える収納術をおさらいしよう!
季節に応じで服を入れ替える衣替え。服を洗濯して干したり、収納スペースやクローゼットを整理したりと、衣替えは意外と時間がかかる作業です。きちんと整理をして収納しないと、どこにしまったか分からなくなることもあります。
今回はすばやく衣替えができるよう、衣替えの手順や収納に便利なアイデア、衣服のたたみ方などを紹介しましょう。また面倒な衣替えが不要な収納方法もお伝えします。
衣替え収納の基本
好きな服を買っていると、すぐにクローゼットがいっぱいになってしまいます。そこで、季節ごとに服を整理し、クローゼットの中の服と収納している服を入れ替える衣替えが必要になります。
衣替えは、季節に必要な服を選び、不要な服を収納する作業です。しばらく着ない服は綺麗に収納し、次の季節に取り出せるよう整理しておかなければなりません。また衣替えを機に、不要な服を処分するとクローゼットがすっきりとします。
綺麗にしまう
衣替えはきれいに収納することが基本になります。洋服の汚れをきれいに落としたら、丁寧にたたんで収納しましょう。収納ケースにぎっしりと詰めていまうと、シワができたり型崩れに原因になったりします。
型崩れがしにくいたたみ方や、セーターなどかさがある服のたたみ方などについては、後ほど詳しくお伝えしましょう。またきれいに収納するコツもお伝えします。
わかりやすくしまう
衣替えの大切な基本は、わかりやすく収納するという点です。収納ボックスや収納ケースなどを使って、服を整理しながら収納するようにします。
季節の変わり目は天気の変化が大きく、衣替えで収納した服が必要になる場合もあります。そんな時にどこに収納したか分からなくならないよう、ラベルなどに書いておくのもおすすめです。
要らない服を整理する
衣替えは持っている服をチェックし、不要になった服を処分するいい機会です。サイズが合わない服や流行に合わない服、傷んでしまった服などを整理し、衣替えの時に思い切って処分してしまうことも大切です。
クローゼットをすっきりさせると、持っている服が分かりやすくなり、コーデがしやすくなります。また次のシーズンにどんな服を買えばいいか分かって来るので、ムダがありません。
衣替え収納の手順
ここからは効率よく衣替えをすすめるために、衣替えの手順を分かりやすく紹介しましょう。衣替えは時間がかかる作業ですが、コツを覚えると比較的簡単に服の出し入れができます。
衣替えの基本的な手順は、まず服を必要な服と不要な服に整理します。次に服の汚れをきれいに落とし、収納ボックスなどを使って分かりやすく収納します。最後に、不要になった服は処分をし、来シーズンに備えるようにします。
服を全部出す
衣替えは、自分が持っている服を見直すいい機会です。まずは全ての服を出して、着る服・着ない服を分けましょう。サイズが合わない、素材が明らかに劣化した、形が古くなったなどの理由で、クローゼットに眠っている服があるはずです。
過去3年着なかった服は着ることがないとも言われています。そのような服は衣替えの際に思い切って処分し、クローゼットの中をすっきりとさせるのがおすすめです。
必要な服を分ける
衣替えの際に必要な服を選んだら、季節ごとに服を分類します。通年着る服は最も着る機会が多いので、一番出し入れが簡単な場所に収納することになります。
季節ごとに服を分類したら、衣替えの次のステップは、今収納するべき服と、クローゼットに仕舞う服を決めます。収納するべき服は洗濯をしたり、必要であればクリーニングに出したりしましょう。
捨てるか迷う服は試着する
衣替えで最も大切なポイントは、整理や収納する際に不要な服を処分することです。必要・不使用を判断する際は、あまり深く考えずに瞬時に決めます。迷うようでしたら、保留ボックスを作って一旦入れておきます。
衣類を分けたら、保留ボックスに入れた服の試着をしてみましょう。服を着てみると、サイズが合わなくなっていたり、デザインが古いと感じたりすることがあります。「もう着ない」と判断した服は処分しましょう。
適量を超えるものは処分する
衣替えで服をチェックする際、一定の量を越えたらそれ以上の服は持たないと決めておくと、処分が簡単です。新しい服を1着買ったら、不要な服を1着処分するのもおすすめです。
まだ着れそうな服を捨ててしまうのは惜しいときは、古着屋さんに相談したり、フリマアプリを利用して売ってしまうのもおすすめです。服の量を減らすとクローゼットがすっきりとし、衣替えも簡単になります。
整理して収納する
次のシーズンまで収納しておこうと決めた服は、整理をして収納します。まず、冬用の服、秋の薄手服、春の薄手の服、真夏にしか着ない服、通年着る服などジャンル別に分類します。
次に分類した服をどこに収納するのか決めます。今着る服はクローゼットに収納します。次のシーズンに着る服は、収納ケースにラベルを張って収納するよういしましょう。しっかりと分類をしておくと、次に衣替えをするときに便利です。
衣替え収納に便利なアイデア・たたみ方
衣替えの手順が分かったところで、ここからは衣替え収納に便利なアイデアを紹介しましょう。ちょっとしたアイデアで収納スペースを有効に使うことができます。
また衣替えのときは、衣類のたたみ方にも注意しましょう。型崩れしなにくいたたみ方や、かさ張りにくいたたみ方のポイントなども紹介します。
洗濯して乾燥させてからたたむ
衣替えの前には洗濯やクリーニングをして、汚れを落としてきれいにしてから収納するのがおすすめです。汚れが付いたままですと、虫食いやシミの原因になってしまい、次に衣替えをした時、残念なことになっている場合があります。
洗濯やクリーニングをして汚れを落としたら、風を当ててよく乾燥させましょう。湿ったままですと、生地を傷めてしまいます。乾燥させたら、丁寧にたたんで収納します。
型崩れしにくいたたみ方のコツ
衣類のたたみ方は難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。たたみ方次第では、収納している間にシワが付いたり型崩れがしたりしてしまい、次に衣替えをした時に大切な服がヨレヨレになっていることもあります。
そこで、収納アイデアの一つとして、衣類のおすすめのたたみ方を紹介しましょう。シャッツや薄手の衣類は、A4サイズの用紙を挟んだたたみがおすすめです。このたたみ方ですと、きちんとたたむことができ型崩れを防ぐことができます。
かさ張りにくいたたみ方のコツ
衣替え収納の際のおすすめのたたみ方として、厚手のセーターのおすすめのたたみ方を紹介しましょう。セーターのたたみ方は、まずセーターの袖が重ならないように袖を合わせます。次に身頃を収納するスペースの幅に合わせてたたみます。
ハンガーにかけて収納する際のたたみ方は、セーターを2つ折りにしてハンガーをななめに当て、袖側と見頃側を折りたたむようにしてハンガーにかけます。
立てて収納するのが吉
衣替え収納の便利なアイデアとして、衣類を立てて収納する方法があります。中身が見える透明の収納ボックスであれば平積みでも分かりやすいのですが、中が見えないタイプの収納ボックスですと、どこに何を収納したのか分からなくなってしまうことがあります。
そのような時は浅めのケースに、折りたたんだ衣類を立てて収納するのがおすすめです。中身が見やすくなり、衣替えの時に必要な衣類を探しやすくなります。
取っ手・キャスター付き収納ケースですっきり収納
家族が多く衣替えする服がたくさんある場合は、収納ケースを使うと便利です。家族のメンバーごとに収納ケースを用意して、それぞれに服を収納するアイデアもおすすめです。
大きな収納ケースを使う場合は持ち運びが大変なので、キャスター付きがおすすめです。また、高いところに収納ケースをしまったり、重ねてしまったりする場合は、取っ手付きのものが便利です。
タグで管理しやすくする
衣替えの収納アイデアでおすすめのアイデアが、収納ケースや収納ボックスにタグを付けておくことです。中身が見えないタイプの収納ケースを使う場合は、何がどこに入っているか分からなくなってしまうので、きちんとタグやラベルを付けておきましょう。
最初は少し面倒でもタグやラベルを付けておくと、次の衣替えのときも整理整頓がしやすいので、きちんと付けておくのがおすすめです。
折りたたみの衣装ケースはあると便利
衣替え収納のアイデアとして、折りたたみ式の衣装ケースがあると便利です。収納ケースにはプラスチック製など大小様々な種類がありますが、ホームセンターや100均などでは不織布の折りたたみ式の衣装ケースが販売されています。
衣替えが終わって衣装ケースが空になったら、折りたたんでおけば場所を取らないので便利です。値段も安いので、いくつか用意しておくといいでしょう。
コートはハンガーにかけて衣替え
衣替えでコートを収納する時のアイデアを紹介しましょう。コートは、収納する前にクリーニングに出しますが、クリーニング用のビニール袋から出して収納するようにしてください。
このビニール袋は通気性が悪く、クリーニングの薬剤などがコートについて生地が傷む場合があります。コートをクローゼットに収納する方も多いと思いますが、この時、厚いハンガーを使い収納カバーをかけて収納します。
バッグラックでカバンもすっきり
バッグをたくさん持っている方は、衣替えの時にバッグの収納に困ることがあるでしょう。そんな時におすすめの収納アイデアは、バッグラックを使うことです。
バッグラックはクローゼットの中にかけて使うもので、バッグを複数個重ねて入れることができるので便利です。通気性のあるものを選ぶと、カビが生えるのを防ぐことができるのでおすすめです。
帽子は箱やラックが便利
衣替えの時、帽子の収納に困ることがあります。帽子は上から物を乗せるとつぶれてしまいますし、大きな帽子は場所を取ります。帽子は、箱やかごなどを利用して収納するのがおすすめです。特に型崩れしやすい大きな帽子は、専用の箱に入れて収納するといいでしょう。
もう一つのアイデアは、クローゼットに帽子を収納する場合、S字フックやクリップを使って吊るす方法です。ニット帽や小さな帽子におすすめです。
靴の衣替えの鉄則
続いて、衣替えの際に役立つ靴の収納アイデアを紹介します。靴は収納する前に汚れをブラシなどで落したり、洗えるものは丁寧に洗って乾燥させます。
収納する時は、型崩れ防止としてシューキーパーを使いましょう。ブーツは、ブーツキーパーがおすすめです。なければ新聞紙でも代用できます。
靴は靴箱に入れたり、専用のシューケースを使うのもおすすめです。靴を箱に収納する際は、除湿・防虫剤を入れておきます。
【番外編】衣替えしなくていい収納方法
ここまで衣替え収納方法のアイデアをお伝えしましたが、番外編として衣替え不要の収納方法のアイデアを紹介しましょう。シーズンごとの衣替えは時間も労力もかかり面倒という方におすすめです。シンプルライフを目指している方にもおすすめです。
全部ハンガーにかけて収納する
衣替え不要の収納方法とは、持っているワードロープを全て一つにまとめ、通年使う方法です。ほとんど全ての服をハンガーにかけ、クローゼットに収納します。この方法ですと服の管理がしやすくなります。
ポイントは収納スペースに限りがあるので、新しい服を買ったら不要な服は処分することです。常に断捨離をすることでクローゼットがすっきりとし、整理整頓にができます。
ウォークインクローゼットを使う
衣替え不要の収納方法で、もっとも簡単なアイデアはウォークインクローゼットを使うことです。広いウォークインクローゼットがあれば、全てのワードロープを収納しておくことができます。ハンガーにかけたり、棚にたたんでしまったりして収納しましょう。
ウォークインクローゼットには、帽子や靴、マフラー、ベルトなどの小物も収納できるので便利です。シーズンごとの衣替えが要らないのでおすすめの方法です。
決まった場所に保管する
ウォークインクローゼットがないという方でも、衣替えを最小限に済ませる方法があります。通年使うものはそのままクローゼットにしまい、コートなどシーズンしか使わないものだけ、決まった場所に保管しておく方法です。
家に保管しておく場所がないという方は、クリーニングの保管サービスを利用してもいいでしょう。かさばる布団やコートなどをクリーニング後、一定の期間保管をしてくれます。宅配サービス付きのものもあります。
物を減らす
衣替えを最小限にする方法は、何と言っても持っている物を減らすことです。ミニマリストやシンプルライフという生活様式が注目されていますが、断捨離をして使わない物は思い切って処分しましょう。少し衣類を整理するだけでも、衣替えが簡単になります。
衣替え収納のコツを押さえて服を整理しよう
シーズンごとに行う衣替えは時間や労力がかかりますが、収納のコツを押さえれば比較的簡単に済ませることができます。ここで紹介した収納アイデアを参考にして服や小物を整理し、次の機会にはスムーズに衣替えを行ってください。