表札を手作りしてみない?
家の看板である「表札」は、外の人へその家の第一印象を与えるアイテムです。表札を作ろうと思うと数千円~数万円の費用がかかり、色々こだわった表札を作ろうとオーダーメイドするとより高い費用がかかってしまいます。
実は表札は自分で手作りすることができるのはご存知でしょうか。ホームセンターや100均などで簡単に安く手に入る材料で気軽におしゃれで可愛い表札を作ることができます。そこで今回は手作りの表札の作り方やアイデアについて紹介しましょう。
手作り表札の魅力
自分でオーダーメイドをして表札を作るのも良いですが、自分で手作りした表札も魅力的です。自分で手作りすることで自分好みでおしゃれな表札になり、さらに愛着もわくでしょう。また、この世でひとつのオリジナリティのある表札になるので個性があり、他の家の表札との差を付けることができます。
家の顔である表札がおしゃれになる
表札を手作りすることで、自分好みのおしゃれな表札にすることができます。表札はその家の顔となるアイテムなので、表札がおしゃれだと住んでいる人もおしゃれな人だと周りへ良い印象を与えることができるでしょう。
近年、ハンドメイドやDIYが流行っているのでホームセンターや100均でおしゃれな表札を作れる材料がたくさん販売されています。簡単に作れるので、ぜひ表札を手作りしてみてください。
他の家と差が付きやすい
表札を手作りすることで、世界に一つだの表札を作ることができます。自分で手作りすることで個性が出て、他の家との差をつけることができるでしょう。他の家とは違う表札を飾りたいという人は、表札を手作りすることを検討してみてはいかがでしょうか。
注文するよりコストがかからない
表札を注文したりオーダーメイドで依頼すると結構お金がかかります。木材に彫刻した表札で15,000円程度、ステンレス製の表札であれば数万円は必要です。しかし自分でおしゃれな表札を作ろうとすると、最近では100均でも材料が揃えられるのでコストがそこまでかかりません。
材料だけではなく表札を手作りするときの道具も100均で揃えられるので、道具から揃えた場合でもそこまでお金はかからないでしょう。なるべく安くおしゃれで可愛い表札にしたい場合は、自分で手作りしてみても良いのではないでしょうか。
手作り表札のポイント
では、早速表札を手作りするときのポイントをいくつか解説していきましょう。手作りした表札を長く使用できるようにするためにも、いくつかのポイントをおさえておくようにしてください。また、表札を作るときの注意点についても説明します。
名前の読みやすさ
表札は家の看板でもあるので、「名前の読みやすさ」がとても大切なポイントです。名前が読みやすいように「名字だけにするのか」「漢字、ひらがな、ローマ字、カタカナのどの表記にするのか」「文字のレイアウトはどうするのか」といったことを検討しましょう。
表札は一般的に「名字のみ」「家族全員の名前を入れる」の2種類に分かれますが、表札の大きさによっては家族全員の名前を入れると文字が小さくなってしまい名前が読みにくくなってしまうので、全体のバランスも考えながら表札のデザインを決めることをおすすめします。
丈夫さ
表札を手作りするときには、表札の「丈夫さ」もとても重要です。せっかく表札を手作りしてもすぐにダメになってしまっては勿体ないので、耐久性のある素材を使って長く使用できるようにしましょう。
簡単に表札が「割れないか」「ひびがはいらないか」といったことは手作りする時に気を付けるかと思いますが、戸建ての表札を作るときにはそれらに加えて日光にも気を付けなくてはいけません。
太陽の熱によって素材がダメージをうけてしまうので、表札を手作りするときには熱に弱い素材を使用するのは避けるようにしてください。
防水性
マンションに取り付ける表札を作るときにはそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、戸建ての場合には防水性も重要なポイントとなります。表札には直接雨がかかるので防水性のある素材を使うようにしましょう。
特に木材を使った表札はどうしても湿気に弱く、長期間使用していると腐る原因になります。そのため、もし木材を使って表札を手作りするときには撥水加工をするか防水効果のあるペンキを塗るようにしてください。
その他にも金属も湿気によってサビついてしまうので、金属を使用して表札を手作りするときには必ず防水対策をするようにしましょう。
注意点
防水性や丈夫さ以外にも表札を手作りするときに気を付けないといけない点があります。それは「防犯」です。表札に家族全員の名前を載せることは、防犯上のことを考えるとあまりおすすめはしません。
子供がいるのかいないのかがすぐに分かる点や訪問販売、オレオレ詐欺の原因となるなど、表札を玄関に掲げることで色々なリスクがうまれます。表札へどこまで名前を記載するのかは、防犯のことも考慮したうえで検討することをおすすめします。
手作り表札の作り方
ここまで表札を作るときのポイントについて説明しましたが、早速表札を手作りするときの作り方について説明しましょう。表札を手作りするときに準備するものや手順などについて説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
準備するもの
表札を手作りするときに準備するものは表札の素材によって異なります。表札は木材で作られることが一番多いですが、木材の場合は表札のベース(木材)、両面テープ、彫刻刀、カーボンシート、墨汁、筆、サンドペーパー、ニス、との粉です。
その他にも彫刻刀を使うときに怪我をしないように心配な人は手袋、また木の粉を吸わないようにマスクなども用意しておくと良いでしょう。
木材ではなくても表札のベースとなるものは、基本的には平滑な素材であればなんでも大丈夫です。「手作り表札のポイント」で説明したように耐久性や防水性のあるもの、もしくは表札の素材によっては防水加工をするための道具も準備しましょう。
表札の素材
今回は表札を手作りするときによく使用される木材での表札の作り方について紹介しますが、その他にも表札の素材となるものはたくさんあります。例えばステンレスやガラス、アクリル、天然石が挙げられます。
ただしこれらの素材はDIYではなく注文して作ることがほとんどで、特にDIY初心者という人にはあまり向いていません。そのため簡単に手に入りDIYに向いている木材を使って表札を作る人が多くいます。
手順
続いては表札を手作りするときの手順を説明します。表札を手作りするときの基本的な流れは、まずは表札のデザインを考えてから表札を実際に作り、最後に加工をして完成となります。
表札を作るときに一番使用されている素材は木材なので、今回は木材で表札を作るときにの手順を紹介します。基本的な流れはどの素材でも変わらないので、木材以外で作るときにも参考にしてみてください。
デザインを考える
表札を手作りするときにはまずは表札のデザインを考えましょう。先程も述べたように表札は名前が読みやすいことが大切なポイントです。表札の大きさや全体のレイアウトも考慮しながらデザインを考えましょう。
また、漢字だと細かいので文字を上手く掘れるか心配という人は、ローマ字表記やひらがな、カタカナにするなどデザインを簡単にすることもおすすめします。デザインが決まったら手書きもしくはパソコンで表札の下絵となるものを作製します。
作る
デザインの下絵を作ったら、カーボンシートを使って表札の素材(木材)に文字を転写していきます。このとき正確に転写するようにしてください。そして、転写した文字のフチを彫刻刀でなぞるように掘っていきます。彫刻刀を使用するときに怪我が心配な人は手袋の着用をおすすめします。
そして文字のフチから1~2mm程度手前から斜めに彫刻刀の切り出し刀を使って掘っていきます。文字の中央部分は残し、フチだけを掘りこんでいきましょう。そうすると見た目が綺麗になります。
掘り終えたらサンドペーパーで丁寧に磨き、水に溶いたとの粉を表面全体に塗っていきます。との粉を塗り終えたら一晩乾燥させましょう。一晩経ったら文字部分を墨で塗り、しっかり乾燥させたら表札はほぼ完成です。
加工する
表札を手作りするときには、最後に加工をしましょう。木材の場合は屋外木材用のニスを塗ってツヤを出したら手作り表札の完成です。最後の加工は表札の素材によって変わってきますので、素材に合わせた加工をするようにしましょう。
手作り表札のアイデア
最後に表札を手作りするときのおすすめのアイデアをいくつか紹介します。どんな表札にしようかデザインに悩んでいる人は、ぜひ今回紹介するアイデアを参考にしてみてはいかがでしょうか。どれも簡単におしゃれな表札ができるので試してみてください。
100均アイテムでアレンジする
最近はDIYやハンドメイドが流行っているので、100均にもハンドメイドの時に使えるおしゃれで可愛いアイテムがたくさん販売されています。費用も安く抑えられ、さらに見た目も可愛いものが多いのでおすすめです。
例えば色んな100均で販売されている木材のアルファベットのオブジェで名前を表したり、表札の飾りとなるような貝殻などの小物を付けることで個性的で可愛い表札を作ることができるでしょう。
その他にも100均で販売されている可愛いプラスチック食器を表札の素材として表札を作ってもおしゃれな表札ができます。100均の色々なアイテムでアレンジしておしゃれで可愛い表札を作ってみましょう。
可愛いコイルプレートを使う
表札を手作りするときに100均でよく販売されているコイルプレートを用いるのも良いアイデアのひとつです。100均で購入できるのでリーズナブルな値段で表札を手作りすることができます。
コイルプレートを用いて表札を手作りするときには、同じく100均で販売されている造花などの小物を表札にちりばめることで、おしゃれで可愛い表札を作ることができるでしょう。
表札に飾る小物を工夫することでオリジナリティのある世界でひとつだけの表札を作ることができます。初心者の人でも簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください。
石やガラスタイルを活用する
100均で購入できるDIYをするときに用いる石やガラスタイルを使用して可愛い表札をハンドメイドするのも良いアイデアです。特に100均で購入できるガラスタイルはカラーのバリエーションが豊富で、表札に使うと可愛い雰囲気の表札ができます。
特別な道具も必要なくボンドでくっつけることができるので、とても簡単に表札を飾り付けることが可能です。表札に石やガラスタイルを敷き詰めてもいいですし、散りばめてもオリジナリティのある表札になるでしょう。
キットを使えば簡単にできる
「表札を作りたいけど良いアイデアが思い浮かばないしDIYが苦手だからちゃんと作れるか心配」という人の場合は表札の手作りキットがおすすめです。手作りキットはネットショップなどで色々な種類のものが販売されており、材料が全て揃っているのでとても便利なアイテムです。
種類が豊富でデザインも色々なものが販売されているので、おしゃれで可愛い表札がきっと見つかるはずです。また、表札の作り方も詳しく書かれているので初心者の人でも簡単に表札を手作りすることができるでしょう。
初心者ではなくても材料を全て揃えるのが面倒という人や簡単に表札を手作りしたいという人にも表札の手作りキットはおすすめです。
ウェルカムボードとセットで作る
結婚式のときにゲストの人たちを迎えるためにウェルカムボードを作るかと思いますが、ウェルカムボードとセットで表札を作るというアイデアもあります。可愛いウェルカムボードを手作りする人もいるかと思いますが、表札も一緒に作ると華やかな雰囲気のある表札ができるでしょう。
ポーセラーツで表札を作る
ポーセラーツを使って表札を作るのもおすすめのアイデアです。ポーセラーツは白い磁器に絵や文字などを書いて作るアイテムのことをいい、最近ではDIYをするときにポーセラーツを使う人が増えつつあります。
磁器には転写紙を使って絵や文字を書くことができるので、絵が苦手という人でも簡単におしゃれな表札を作ることが可能です。ポーセラーツは色々な使い方ができるので、ぜひDIYをするときに使用してみてください。
手作り表札でお客様を迎えよう
今回は表札を手作りするときのポイントや作り方、アイデアについて紹介しました。表札はその家の顔となるアイテムで、表札がおしゃれで可愛いと良い印象を与えることができます。
最近では100均でもおしゃれで可愛い材料がたくさん販売されているので、ぜひ自分で表札を手作りしてオリジナリティのある素敵な表札でお客様を迎えてみましょう。