有孔ボードはキッチンとの相性がいい!
100均では様々なグッズを取り扱っており、収納に便利なアイテムも多数あります。有孔ボードも収納グッズの1つであり、規則的に穴の空いた木の板のことを言います。
有孔ボードの穴にフックを取り付けるといろいろなものをぶら下げることができるようになるため、収納スペースがないと困っている方には非常に便利なアイテムです。特に、キッチンとの相性が抜群です。
今回は、収納に便利な有孔ボードのキッチンでの使い方を詳しく見ていきます。有孔ボードの特徴や取り付け方、賃貸やキッチンで使うときのコツもご紹介します。ぜひ参考にしてください。
有孔ボードとは
有孔ボードとは、無数の穴が空いているベニヤ板や合板のことです。有孔は「ゆうこう」と読みます。孔は穴のことなので、有孔ボードとは「穴の空いたボード」という見た目そのままの意味です。ペグボードをはじめとした複数の呼び方があります。
有孔ボードは、穴にフックをかけることで収納グッズとして活用することができます。また、吸音性があるといわれているため、音を反響させたくない場合に利用されることもあります。
今回は、有孔ボードをキッチンの収納のために、簡単に利用する方法を紹介していきますが、その前に有孔ボードの特徴について詳しく見ていきましょう。
ペグボードともいう
有孔ボードはペグボードともいいます。ペグ(PEG)は釘や杭のことで、ペグボードは穴がたくさん開いていてペグを差せるボードという意味です。アメリカではペグボードと呼ばれることが多いです。
有孔ボードは穴あきボード、パンチングボードなど様々な呼び方があります。パンチング(punching)は板に穴を打ち抜くことという意味です。また、ハンガーボードと呼ばれることもあります。
収納に使える
有孔ボードは収納に使える便利なグッズです。穴にかけたフックに小物をつるすことで、収納に活用することができます。壁面に有孔ボードを設置し、商品をつるして販売しているお店もよく見かけます。
有孔ボードは収納に便利なだけでなく、フックにつるす小物次第ではおしゃれなインテリアにもなります。実用性と装飾性、両方を兼ね備えているのが有孔ボードの魅力です。
吸音性がある
有孔ボードは、学校の音楽室や体育館、会社の会議室の壁などに使われることもあります。なぜかというと、吸音性があるからです。有孔ボードのたくさん空いている穴が音を吸収してくれるため、音を反響させたくない場合に使われます。
テレビに映るレコーディングスタジオでも、よく壁に有孔ボードが張りつけられています。穴が音を吸ってくれるため、穴をふさぐのは厳禁です。
また、吸音目的の場合、有孔ボードの背面には吸音材か多少の空間が必須です。壁にピッタリと貼り付けてしまうと効果がありませんので、吸音のために使う際は気をつけましょう。
キッチンでの有孔ボードの使い方
有孔ボードには吸音性という特徴もありますが、今回はキッチンでの使い方を見ていきましょう。キッチンはどうしても場所を取りがちな冷蔵庫を置いたり、移動不可能なシンクなどがあったりします。
そのうえ、台所用品は数が多くなってしまうため、キッチンでの収納に困っている方も多いようです。そこで便利なのが有孔ボードです。
有孔ボードは、あまり場所を取らない割に、フックを使って様々な小物を簡単に収納することができます。賃貸でもコツをつかめば問題なく設置可能です。それでは、有孔ボードの取り付け方や、キッチンでのおすすめの設置位置を確認していきましょう。
キッチンにおすすめの設置位置
まずは有孔ボードのキッチンでのおすすめの設置位置を見ていきます。設置位置は何の収納に使うのかによって変わってきます。玉子焼き器や片手鍋、調味料のように料理で使うものなら、ガスレンジ付近に有孔ボードを設置するのがいいです。
有孔ボードにフックを引っかければ、小さめの調理器具をつるすことができます。有孔ボードに棚板を取り付ければ、フックに吊るすことができない調味料のビンなども収納できます。
また、冷蔵庫の横のスペースにマグカップを収納しておくのもいいでしょう。冷蔵庫から取り出した飲み物をすぐに飲めるので、のどが渇いたときに便利です。
取り付け方
次に、有孔ボードの取り付け方を確認しましょう。有孔ボードはネジや釘、専用の止め具を使って壁に取り付けるのが一般的です。キッチンでも同様に取り付けます。
壁に穴を空けたくない人は、釘などを打っても問題ない柱を用意しましょう。突っ張り棒のように柱を設置し、その柱に有孔ボードを取り付けます。
フックを使った簡単な収納法
有孔ボードの取り付け方の次は、フックを使った簡単な収納法を確認しましょう。有孔ボードの穴にフックを取り付けることで、小物をつるすことができます。
キッチンなら、おたまや小さな目のフライパンなどの調理器具をつるしておくと便利です。取っ手の付いているマグカップもフックにつるすことができます。キッチンにはつるして収納できる物が結構多いので、簡単なわりにとっても使い勝手のいい収納法です。
賃貸で使うときのコツ
最後に確認するのは、賃貸で使うときのコツです。有孔ボードは壁に釘などを打って取り付けるのが一般的です。しかし、賃貸の壁に釘など穴を空けると、引っ越しのときに修繕費を払わないといけません。できれば修繕費は負担したくないものです。
そういったときの1つの手段として、家具の側面に取り付ける方法があります。自身で購入した家具の壁面なら修繕費は不要です。本棚やシェルフの側面に取り付けましょう。
ディアウォールを利用する方法もあります。ディアウォールは木材の先端にはめ込む部品です。木材の先端にディアウォールを取り付けることで、突っ張り棒のように木材を設置することできます。賃貸でもこの方法なら気兼ねなく有孔ボードをキッチンに設置できます。
有孔ボードをキッチンに使うコツ
キッチンでの有孔ボードの使い方を見てきましたが、次は有孔ボードをキッチンに使うコツを確認しましょう。キッチン内の設置場所に合わせて収納するものを決めたり、ディアウォールと併用したりすることで利便性が増します。
また、有孔ボードの色で個性を出したり収納の仕方を工夫したりすれば、キッチンを彩るインテリアとして楽しむこともできます。
場所に合わせて収納するものを決める
有孔ボードをキッチンに設置したら、設置した場所に合わせて収納するものを決めましょう。ガスレンジ付近に有孔ボードを設置したら、小さめのフライパンやおたまなどの調理器具を収納するのがいいです。
料理するときに必要な器具をすぐに取り出すことができるため、非常に便利です。有孔ボードを設置したキッチン内の場所に合わせて収納するものを決めることで、利便性が増すためおすすめです。
インテリアとして使えるよう収納する
有孔ボードをキッチンに設置してフックを取り付けたあと、吊るせる物を片っ端からひっかけても、雑然として見た目があまりよくないです。インテリアとして使えるように、フックにつるすものはある程度の統一性を持たせましょう。
有孔ボードに棚板を取り付けて調味料を陳列する場合は、調味料の入れ物を同じデザインに統一すると見栄えがいいです。ただ収納するより手間はかかりますが、キッチンの見た目に凝りたい人はいろいろと検討してみましょう。
有孔ボードの色で個性を出す
有孔ボードをインテリアとして活用する場合、収納するものだけでなく有孔ボードの色にも着目しましょう。有孔ボードの色で個性を出すことができます。
例えば、有孔ボードの色を黒にすれば、大人な雰囲気を演出できます。キッチンの収納物の色も黒で統一すれば、より洗練された印象を与えることが可能です。
有孔ボードの裏側を別の色で塗って、気分に合わせて裏表を使い分けることもできます。インテリアで個性を出したい人は、有孔ボードの色にもこだわってみましょう。
ディアウォールと併用する
有孔ボードをキッチンで使う最後のコツは、ディアウォールと併用することです。ディアウォールを取り付けた木材を突っ張り棒のように設置することで、様々な場所に有孔ボードを取り付けることができます。
ディアウォールの取り付け方は木材の先端にはめるだけなので簡単です。賃貸でも気兼ねなく有孔ボードを設置できることもポイントです。
キッチンの収納は有孔ボードに頼ろう!
今回は、有孔ボードを使ってキッチンの収納力をアップする方法を確認しました。キッチンを活用しようとすると、調理器具や台所用品はどうしても増えてしまいます。そんなときに便利なのが有孔ボードです。
有孔ボードは収納だけでなく、インテリアとして利用することもできます。キッチンの収納にお困りの方やキッチンをオシャレにしたい方は、ぜひ有孔ボードに頼りましょう。