人気のボブヘアの種類を覚えよう!
ボブヘアは定番のヘアスタイルとして、ティーンからミドルエイジまで幅広い年齢層に人気です。古くは「おかっぱ」と呼ばれており、少女の定番のヘアスタイルでした。
しかし、徐々におしゃれな女性のヘアスタイルとして、単なるショートヘアとは異なる魅力で人気を集めています。1990年頃になると、シャギーを入れたスタイルが流行るなど、時代とともに様々な進化を遂げているのがボブヘアです。そこで、人気のボブヘアの種類や特徴を紹介します。
ボブとはどんなヘアスタイル?
ボブヘアとは、後ろ髪を襟足あたりで切り揃えるヘアスタイルであり、基本的にレイヤーを入れません。すなわち前髪を額に対して垂直に、後ろ髪も襟足辺りでまっすぐに切り揃えるのが基本形です。かつては「おかっぱ」と呼ばれ、多くの少女の定番ヘアスタイルでした。
またレイヤーを入れないことから、やや重いイメージの髪型だったといえるでしょう。ところが1990年代には毛先にシャギーを入れたスタイルや、やや長めのボブが登場したことで、その種類一気に広がります。今では幅広い年齢層から注目を集めるボブヘアの種類や特徴をまとめてみました。
丸みのあるシルエット
ボブヘアの特徴は丸みのあるシルエットです。ボブヘアといえばショートカットを思い浮かべる人も少なくありません。しかし、ショートヘアはボブよりも鋭角的で長さが短いの特徴です。
したがって、ボブはショートヘアよりも丸みがある、女性らしいヘアスタイルだといえるでしょう。また、ボブヘアは種類が多く、自分でケア・スタイリングしやすいヘアスタイルでもあります。そのため、ロングやミディアムヘアから「気分を変えたい」といった女性にもおすすめのヘアスタイルです。
長さやスタイリングで印象が変わる
カットの長さやスタイリングで大きく印象が変わるのもボブヘアの特徴になります。ボブヘアはショートとミディアムの中間くらいの長さです。また「前髪あり」「前髪なし」「ウェーブあり」「ウェーブなし」など様々な種類があります。
ボブヘアはちょっとした種類・バリエーションの違いでも、カットやスタイリングの違いで大きくイメージが変わるのも魅力の一つです。
毛先を揃えればモードなスタイルになり、毛先を丸めれば大人っぽい女性の雰囲気が楽しめます。まさにボブヘアは種類が多く、アレンジが自在なヘアスタイルだといえるでしょう。
ボブヘアが似合う人の特徴
ボブヘアは様々な種類があることから、顔の形やおでこの広さなどを選ばず、誰にでも似合うヘアスタイルだといえるでしょう。特に髪質がストレートな人や卵型や面長の顔立ち人、首が長い人はボブヘアが良く似合います。
その反面、ボブヘアは顔の大きさが目立ちやすいヘアスタイルです。そのため、髪の量が多く硬い人やえらが張っている人は、やや似合いにくいといえるでしょう。ただし、ボブヘアは髪の量が多くて硬い人やえらが張っている人でも、種類によって上手くリカバーできるヘアスタイルでもあります。
髪の量が多く硬い人がボブにするには
髪の量が多く硬い人は、ボブヘアが似合いにくいとされています。言い換えれば、ボブヘアは髪が少なめで柔らかい髪質だとフィットするのが特徴です。
反対に髪の量が多くて硬いとボリューム感が大きくなり過ぎるため、頭が大きく見えてしまうとされています。そこで、髪の量が多くて硬い人は、毛先にシャギーを入れる種類のボブだと髪の量を調整できるのでおすすめです。
また、カラーをオレンジベージュなど暖色系にすると重さがなくなり、ボリューム感を抑えることができます。髪の量が多くて硬くても、その種類やちょっとした工夫でボブヘアは十分にチャレンジできるでしょう。
えらが張っている人がボブにするには
ボブヘアの特徴の一つに顔の形がわかりやすい点があげられます。そのためエラが張っている人は、顎のラインが強調される傾向にあるため、ボブが似合わないとされているのです。ただし、顎のラインが強調されるのは、毛先と顎のラインが同じラインに位置する種類のボブになります。
また、エラを無理に隠そうと内巻きにするのも好ましくありません。余計にエラが強調されてしまいます。エラが張っている人がボブにするには、長さに注意しましょう。エラが張っている人は長めの種類のボブにすれば、自然に顎のラインを隠すことができるのでおすすめです。
ボブのカット・切り方別の種類
ボブヘアはカットや切り方によって大きく雰囲気や印象が変わるヘアスタイルです。かつてボブといえば、前髪も後ろ髪もぱっつんと切り揃えたヘアスタイルでした。しかし徐々にカットや切り方のバリエーションが増えています。
そのため、同じ長さでも全くイメージが変わるのがボブヘアだといえるでしょう。ボブヘアに挑戦する際には、どういったカット・切り方にするかを研究して予め決めておくと良いでしょう。そこで、ボブの代表的なカット・切り方を種類別にまとめてみました。
ワンレンボブ
大人っぽさを追求するなら、「ワンレンボブ」がおすすめです。数多いボブのカット・切り方の種類の中でも断然、大人っぽくっ仕上がります。ワンレンボブは表面にある髪を一番長くカットし、内側になるほど短くカットするのが基本スタイルです。
前髪から後ろ髪まで同じ長さに毛先が揃うので、髪をかき上げる仕草も魅力的に決まるでしょう。前髪は「あり」も素敵ですが、おすすめは「なし」にすることです。ゆらり揺れる前髪が大人の雰囲気を醸し出してくれます。
平行ボブ
かわいい雰囲気とあどけなさを演出するヘアスタイルが「平行ボブ」です。平行ボブはサイドから見た際、カットのラインが横に真っすぐ平行なボブを指します。いわゆる「おかっぱ」に最も近いヘアスタイルだといえるでしょう。
カットラインを切り揃えることでサイドから見ると、非常に垢抜けた雰囲気が醸し出されるのが特徴です。つまり、前から見るとあどけなさが残り、サイドから見ると垢抜けたイメージが醸し出されるのが平行ボブの人気の秘密です。
前下がりボブ
ボブの種類の中でも、スタイリングしやすいのが前下がりボブです。前下がりボブは、その名のとおりサイドから見た時に前髪が長く、後ろ髪を短くカットした切り方となります。前髪を長くすることで女性らしく落ち着いた雰囲気になるだけでなく、様々なアレンジが試せるのが特徴です。
さらに顔の形をぼかすことができるので、面長や卵型だけでなくどんな顔の形の人にも似合います。また、髪が伸びてきてもシルエットが保ちやすいことが、ボブの種類の中でも扱いやすいとされている理由です。
前上がりボブ
女性らしく大人かわいいスタイルにするなら、「前上がりボブ」がおすすめです。前上がりボブはサイドから見ると前髪が短く、後ろの髪が長くなるようカットします。後ろ髪を長く残すことで、女性らしい丸みのあるシルエットが見られるのが大きな特徴です。
レングスが長いと後ろ髪が重い雰囲気になります。したがって、ショートボブをアレンジするのが良いでしょう。単にかわいいだけでなく、大人っぽい雰囲気も醸し出したい女性に前上がりボブはおすすめです。
マッシュボブ
柔らかなイメージを出したいなら「マッシュボブ」がおすすめです。マッシュボブはその名のとおり、マッシュルームをイメージしたスタイルであり、ボブの種類では珍しくレイヤーを入れて仕上げます。
レイヤーを入れることで、エアー感が増しふんわりとしたシルエットを作ることができるのです。ボブといえば重いイメージがありますが、マッシュボブは軽やかな仕上がりになるのが特徴だといえるでしょう。また、カラーをオレンジベージュあたり暖色系の種類にすると軽やかさが増します。
切りっぱなしボブ
毛先を切りそろえた「切りっぱなしボブ」は、様々な種類のボブの中でも最もボブらしいボブヘアといえるでしょう。パツっと切りそろえた毛先がボブヘアのおしゃれで女性らしいシルエットを際立たせてくれるのが特徴です。
そのため、幅広い年齢層から支持されています。切りっぱなしボブのポイントは長さです。エラが気になる人は顎のラインで切り揃えると、エラが強調されてしまいます。
少し長めにすると、反対に目立たなくなるでしょう。ボブの種類の中でも、誰にでも似合いやすいのが切りっぱなしボブですが、チャレンジするには顔の形に合わせてレングスを決めることが大切です。
グラデーションボブ
ボブの種類の中でも重いイメージに仕上がるのが「グラデーションボブ」です。ボブといえば数あるヘアスタイルの種類の中でも、重いイメージを持つヘアスタイルだといえます。
グラデーションボブは敢えて軽やかさを追求するのではなく、ボブの個性を強調したカットだといえるでしょう。一番の特徴は外側の髪が短くなるよう髪の裾に狭い範囲にレイヤーを付ける点です。
全体的に厚みを出す切り方を用いることで、思いだけでなく丸くレトロな雰囲気をもたらせてくれます。なお斜めバングなどのアレンジを用いるのも素敵です。
ボブの長さ別の種類
ボブヘアは長さ別の種類によって大きくイメージが変わるスタイルだといえるでしょう。そのため、ロングヘアから大きくイメージを変えたい人や、ショートヘアから徐々に雰囲気を変えたい人にも人気です。また、ボブは長さの種類によって顔の形をカバーすることができます。
ポイントは顎のラインとカットラインを合わせるか否かです。自分の顔の形に合わせて、様々な長さを試せるのもボブヘアのメリットだといえるでしょう。そこでボブの長さ別の種類について紹介します。
ショートボブ
ショートボブはショートカットよりも長めで、ボブの種類の中では短めの絶妙な長さが特徴的なスタイルです。ショートカットに近い長さなので、カジュアルな印象を与えてくれます。
つまりサッパリとした印象を与えながら、大人っぽさや女性らしさもイメージさせてくれるのがショートボブだといえるでしょう。ロングやミディアムヘアから、大胆なイメージチェンジをしたいけれど「ショートヘアには抵抗がある」といった人にもおすすめです。
ミディアムボブ・ロブ
ミディアムボブ・ロブは、ミディアムヘアよりもやや短い長さで、ボブの種類の中では長めのスタイルです。そのためロングボブを略して「ロブ」と呼ばれることも少なくありません。肩のラインに届く程度の長さなので、バリエーションが豊富でアレンジしやすいのが魅力です。
そのため、ロングやミディアムヘアから、ミディアムボブ・ロブにチェンジする人も多くいます。また、オフィスでもカジュアルでもフィットするスタイルなので、幅広い年齢層に支持されているのも特徴です。
ボブのスタイリング別の種類
ボブヘアはスタイリングの種類によって、様々な印象をもたらしてくれるヘアスタイルです。同じ長さでもスタイリングの種類次第で、オンとオフのヘアスタイルに切り替えられるのは、大きな魅力だといえます。
したがって、ボブヘアにチャレンジした人は、いくつかのスタイリングの種類を覚えておくと良いでしょう。シーンによって様々なスタイリングの種類を使い分けできると大変便利です。そこで、ボブのスタイリング別の種類について紹介します。
ストレートボブ
ボブのシルエットを存分に楽しみたいなら「ストレートボブ」がおすすめです。切りたての美しいシルエットは、まさにボブヘアの魅力だといえます。髪質がストレートの人であれば、カットラインが際立ち仕上がりもきれいです。
また、くせ毛の人もアイロンを使えば、簡単にストレートボムを楽しむことができます。ストレートボムは落ち着いた雰囲気に仕上がることからOLにも人気です。スタイリングも簡単なので平日はストレート、休日はウェーブといった使い分けができるのも魅力だといえるでしょう。
ゆるふわボブ
休日のお出かけにおすすめのスタイルが「ゆるふわボブ」です。ミディアムボブ・ロブだけでなく、ショートボブでもチャレンジしたいスタイリングとなります。ショートボブの場合、コテで巻くのが難しいと思いがちです。
しかし、毛先と表面を巻くだけなので、簡単に「ゆるふわ」を作ることができます。ゆるふわボブにすると、とても柔らかい印象になりますから、キュートなファッションにもよく似合うのが特徴です。休日のデートでは、是非試したいスタイリングだといえるでしょう。
ワンカールボブ
ボブの中でも非常にかわいいスタイリングになるのが「ワンカールボブ」です。毛先を大きく内側にくるっと巻いたスタイルがとても印象的なアレンジになります。大きな花柄がデザインされた洋服など、かわいい系のファッションにとても似合うヘアスタイルです。
柔らかいカールが印象的で、新しくもレトロな雰囲気が漂うのも魅力だといえるでしょう。スタイリングはコテやアイロンを使って毛先を内側に巻くだけなので、とても簡単な点も人気の秘密です。
外ハネボブ
最近、注目を集めているスタイリングが「外ハネボブ」となります。ボブといえば毛先が内に巻いている印象が強いヘアスタイルです。敢えて外巻きにすることで、違った印象をもったボブヘアになります。
スタイリングはコテとアイロンを使って、毛先を外側に巻くだけなのでとても簡単です。とてもキュートな今どきの仕上がりになるので、休日などおしゃれをしたい時に、是非チャレンジしたいスタイリングだといえるでしょう。
波ウェーブボブ
大人の女性を印象付けたいなら「波ウェーブボブ」がおすすめです。波ウェーブボブ、その名のとおり、髪を海に見立てて波を作るイメージでスタイリングします。ウェーブがきつくなると、おしゃれ感がなくなりますので、いかにやわらかくランダムなウェーブを作るかがポイントです。
スタイリングはコテとアイロンを使いますが、やや難しいので何度か練習して慣れておきましょう。上手く決まれば非常にスタイリッシュなアレンジになりますので、おしゃれに決めたい時にチャレンジしたいスタイリングです。
ひし形ボブ
小顔に見えると評判なのが「ひし形ボブ」です。ひし形ボブは、その名のとおり全体のシルエットをひし形になるよう仕上げたスタイルになります。前髪を厚めにして襟元をすっきりさせることで、小顔に見せることができます。
レングスはショートボブあたりが、首回りもきれいに見えるので最適です。非常に洗練された印象をもたらす落ち着いたスタイルなので、アラフォー世代の女性にもよく似合います。かわいい系のファッションだけでなく、スーツにもよく似合うのでOLにも人気のスタイルだといえるでしょう。
年代別の似合うボブの種類・スタイル
かつてボブヘアは「おかっぱ」ヘアとして少女の定番スタイルでした。しかし、様々なカットや切り方、アレンジなど様々な種類が加えられ、現在では幅広い年代に愛されるヘアスタイルへと進化しています。
しかし同じボブヘアであっても、20代と30代、30代と40代では似合う種類・スタイルは異なります。言い換えれば、様々な種類にトライできるボブヘアだからこそ、年齢に相応しいスタイルにすべきだといえるでしょう。
そこで、年代別にトライしたいボブの種類・スタイルをまとめてみました。年齢に相応しいおしゃれでキュートなボブヘアに挑戦してみましょう。
20代におすすめ
20代の女性にはショートスタイルのボブヘアがおすすめです。ショートやベリーショートだと、ボーイッシュに仕上がり過ぎる傾向にあります。
ショートスタイルのボブは、柔らかさがあり若さとキュートさが強調されるのが特徴です。つまり、ショートやベリーショートと比較すると。女性らしさが加わり男性受けも良いでしょう。
とりわけおすすめのボブの種類は「ひし形ボブ」です。ゆるふわパーマをあてて、エアー感を出すと軽やかで海外セレブを思わせる印象的なスタイルに仕上がるでしょう。
30代におすすめ
30代の女性におすすめは、ショートボブより少し長めに仕上げたスタイルです。20代のボブヘアは「キュート」「若さ」を印象付けるのに対し、30代のボブヘアは大人の女性の雰囲気がテーマとなります。
そこで、ポイントとなるのが同じボブヘアでも長めのレングスとすることです。ショートスタイルのボブだとキュートさが強調され過ぎますが、少し長めのレングスとすることで、大人っぽさを印象付けることができます。
そこでおすすめのボブの種類は「マッシュボブ」です。丸みのあるシルエットが、大人の女性らしさや落ち着いた雰囲気を印象付けてくれるでしょう。ミディアムヘアからのイメージチェンジにも適しています。
40代におすすめ
40代の女性におすすめは、ミディアムボム・ロムです。20代、30代とは異なり、大人の落ち着きや余裕を印象付けるスタイルがテーマとなります。
そこでチャレンジしたいのが、ミディアムに仕上げた上品なボブヘアです。ボブの特徴は丸みのある女性らしいシルエットですから、まさに40代にはピッタリのスタイルだといえるでしょう。
そこでおすすめのボブの種類は「ノーバンクのひし形ボブ」です。大きめのウェーブをかけることで、エレガントで落ち着いた女性らしいボブに仕上がります。また、おでこをすっきり出すと爽やかな印象を与えることも可能です。
ボブの種類から自分に似合うスタイルを見つけよう!
ボブヘアは幅広い年齢層に人気の定番のヘアスタイルです。かつては「おかっぱ」ヘアとして、少女の定番スタイルでしたが様々な種類・バリエーションが加わり、単なるショートヘアとは異なる魅力で人気を集めています。
ボブヘアの特徴は丸みのあるシルエットであることが、ショートヘアとの大きな違いです。そのため、ロングやミディアムヘアの人がイメージチェンジする際にも、違和感なくチャレンジできるのがボブヘアだといえるでしょう。
また、ボブヘアの人気の理由は、長さやスタイリングによって多くの種類・バリエーションがあることです。ストレートにスタイリングすれば清楚、ウェーブを施せば女性らしい印象になります。
さらにレングスによっても大きく印象が変わるのもボブの魅力です。様々なバリエーションやスタイリングが楽しめるボブの種類から、自分に似合うスタイルを見つけ出しましょう。