期限切れの豆腐って食べられるの?
低カロリー・低糖質の豆腐を食卓や食卓以外で、食材として活用する範囲は想像以上に広範囲にあります。何よりも、豆腐に含まれる様々な栄養素は、健康効果が期待できると昔から親しまれています。
そして、ダイエットにも効果が期待できるとしてダイエット食としても、子供から大人まで気軽に食べれるお菓子に加工ができるなど広い範囲で、豆腐の食の効果が期待されています。
そんな豆腐ですが、保存の仕方で賞味期限は4から7日(メーカーで異なる)と言われています。そこで、気になる賞味期限切れ後の豆腐は食べられるのかと言うことです。賞味期限切れの豆腐は食べれるのか調べました。
賞味期限と消費期限の違い
賞味期限切れの豆腐が食べれるのかと言うことの前に、賞味期限と消費期限の違いについても知っておくことが大切です。この2つのことの持つ意味は、賞味と消費という様に字面を見てもニュアンスの違いは大体わかります。
賞味の意味は「食べ物の美味しさを良く味わって食べること。」、消費の意味は「使ってなくすこと。」という様に、紹介されています。この様に、賞味と消費には明らかに意味が異なることが分かります。
それらの意味からして、賞味期限は「美味しく食べられる期限」消費期限は「安全に食べられる期限」という様になります。この様に、賞味期限と消費期限の違いが理解できます。以下に、更に掘り下げた違いを紹介します。
賞味期限は未開封保存での美味しさの保証
賞味期限は、美味しく食べられる期限と紹介しました。それでは美味しく食べられる期限とは、どの様な状態でどの位の日持ちがあるのかです。当然、食品や食品の保存状態によっても違いがあります。
豆腐の様に、水と一緒にパックに入れられている状態で売られている食品は、食品自体が密封されていて空気に触れていない状態が一般的です。いわゆるパックごと熱殺菌がされているというものです。
そんな密封パック詰めされた食品類でも、詰められた食品の状態で保存には限度があります。そこで賞味期限が決められているのです。その様に、賞味期限は未開封での美味しさの保存ということになります。
消費期限は安全性の保証
消費期限は、安全に食べられる期限と紹介しました。それでは安心して食べられる期限とは、どのような状態・状況で保存されていて、どのタイミングで食べることが良いのかということです。この消費期限も食品による違いがあります。
豆腐の様に密封されたパックに入れられて、要冷蔵などと保存方法が記載されていて、その通りの保存をしていても安全に食べられる期限が決められているのが一般的です。
この消費期限を越えても、調理の仕方などで食べられる食品などもありますが、安全に食べられる期限を超えてしまうと、それなりのリスクが生じます。消費期限は、その期限内に食べることで安全が保証されるというものです。
消費期限切れは食べると危ない
消費期限切れの食品を食べることについては、食の安全性ということからしても、一般的には危ないという様に、当然にリスクはあります。しかし調理方法などで、この危険性を和らぐ方法もあります。
いずれにしても、消費期限を表す安全に食べられる期限がある以上、消費期限を過ぎた食品には、身の安全という側面からすると食べると危ないということが言えます。
それが密封保存されていて、保存ルールに沿った保存方法で保存している食品であっても、消費期限を過ぎると腐敗リスクが高まることは必然のことです。その様に、消費期限切れは、食べると危ないリスクがあることは確かです。
豆腐の賞味期限切れの目安
日常の食卓に並ぶ豆腐は、奴の様に生で食べたり、鍋の様に煮たり焼いたりして熱を通して食べたりします。そして、ダイエットやお子様のおやつなどに加工して食べたりしています。
そして前の項でも触れていますが、豆腐は密封されたパックに、水と一緒に入れられて販売されているのが一般的です。しかし、密封されていても灰汁が出てきたり、水が浸みだしたりして傷みやすくなったりします。
そんな風にパックごと熱殺菌処理されている、密封パック入りの豆腐にも賞味期限切れの目安があります。メーカーにもよりますが、一般的に豆腐の賞味期限の目安は、4日から7日と言われています。
豆腐の種類で目安が違う
豆腐には、絹ごし豆腐と木綿豆腐があります。そして密封パックに入れられているという状態が一般的です。昔ながらの豆腐屋さんの直売りの場合は、そのままの状態ということもあります。
そんな豆腐の一般的なパック入り豆腐にも、水と一緒にパックされているものや、充填豆腐の様に豆腐だけでパックされているものがあります。
この様に豆腐の賞味期限は、豆腐の種類で目安が違うということがあります。豆腐は、パックの仕方や保存の仕方にも左右されることがあり、生ものの様に短い期限や乾物の様に長い期限の物などがあります。
木綿豆腐
豆腐の賞味期限切れは、いつまでなのか見極める一番簡単な方法は、パックに表示されている賞味期限を見ることで分かります。木綿豆腐の様に、水と一緒にパックに入ってるという状態で売られているのが一般的です。
そんな木綿豆腐の賞味期限の目安は、メーカーにもよりますが一般的には4から7日という目安がありますが、予め熱殺菌されている木綿豆腐の賞味期限の目安は、10日以上の物もあります。
逆に、パックの水が透明な豆腐の賞味期限は3から5日と短いものがああります。これは、期限切れが早くて傷みやすい豆腐です。因みに、熱殺菌されている豆腐の水は黄色みがかかっていますから見分けられます。
充填豆腐
豆腐の賞味期限切れの見極め方は、未開封のまま保存していつまで美味しく食べられる状態が保たれるのかというところにあります。一般的な豆腐と違い水と豆腐一緒のパックでなく、豆腐だけの密封パックしたものを充填豆腐と言います。
充填豆腐は、豆腐が出来上がり手を加えない状態のものを加熱殺菌したものです。水によるすき間のない状態で、パックいっぱいに詰められている等して、絹ごし豆腐のような滑らかさがあります。
充填豆腐には、劣化しにくく保存期間(賞味期限)が長いという特徴があります。そんな充填豆腐の賞味期限は、無菌状態で作られるなどして「10か月」位ということもあります。但し、メーカーによる違いがあります。
数日の賞味期限切れなら大丈夫
豆腐の賞味期限の期限切れには、豆腐の種類で違いがあることを紹介しました。そんな豆腐の賞味期限切れが、いつまでなのかという見極め方などは、後で触れますが賞味期限切れした豆腐は食べられるのかということです。
賞味期限切れした豆腐は、食べれないことはないのです。確かに美味しい豆腐は、未開封のままで決められた期間内に食べることが良いとされています。
しかし、この賞味期限切れの豆腐は、豆腐本来の風味を期待しなければ賞味期限後数日のものでも、加熱処理や調理加工するなどして食べることはできます。そして、冷凍保存などにより1ヶ月以上のものでも食べることはできます。
豆腐の効果的な保存方法
豆腐の保存方法も、様々あります。前の項でも紹介したように賞味期限切れの豆腐でも、保存方法がしっかりできていれば食べることができます。そんな豆腐の効果的な保存方法で、パックごと保存する方法があります。
パックごとお湯に2分程度(レンジで1分くらい)浸します。そして十分に冷やしてから冷蔵庫で保存します。但し、水は毎日取り替えることです。豆腐を、布巾などでくるんで下茹でして、冷蔵庫で保存する方法もあります。
そして、水につけて保存する方法があります。パッケージから出した豆腐を布巾などで拭いて、水を入れた容器に移して蓋をして冷蔵庫で保存します。この時も、水は毎日取り替えることがおすすめです。
期限切れの豆腐がいつまで食べられるかの見極め方
賞味期限切れの豆腐が、いつまで食べられるのかの見極め方があります。加熱して調理するなどすることで、賞味期限切れの豆腐は食べることができます。しかし、食の安全性からすると疑問もあります。
そんな期限切れの豆腐が、いつまで食べられるのか見極めることの必要があります。いわゆる安全性の確認です。そしてその見極め方には、賞味期限と消費期限の違いを確認する方法もあります。
そこで、美味しい豆腐が食べられる賞味期限切れの見極め方について紹介します。表示の確認以外の方法では、見た目や臭いなどで賞味期限切れの豆腐がいつまで食べられるかの見極め方です。
見た目のポイント
賞味期限切れの豆腐がいつまで食べられるのかの見極め方で、一番ノーマルな「見た目」で判断する方法です。賞味期限が決められた食品は、賞味期限切れになると何らかの変化が出てきたりします。いわゆる見た目の変化です。
パックがふくらんでいる・水が濁っている・豆腐が変色しているなど見た目で分かる変化があります。これらの変化で、パックがふくらむという状態は、豆腐が傷んでいることがあります。
そして、豆腐に限らず水と一緒にパックされた食品は、賞味期限切れになると水に透明感がなくなってきます。更に、白いはずの豆腐が変色してきます。この状態が、豆腐の賞味期限切れの豆腐の見極め方の見た目のポイントです。
開封時のポイント
賞味期限切れの豆腐が、いつまで食べられるかの見極め方に、開封時のポイントがあります。未開封で保存した豆腐は、調理するためには、すごく当たり前のことですが開封してから使います。
賞味期限切れの豆腐パックを開封すると、変化が伺えることがあります。それが、豆腐の臭いだったり、豆腐の表面の変化だったりします。開封したときにホワーっと漂う異臭がします。
これは、すでに豆腐が腐敗するなど傷んでいることです。更に、豆腐の表面がねっとりして糸を引くような状態の時があります。賞味期限切れの豆腐パックを開封して、こんな状態の時は使わない様にします。
においのポイント
賞味期限切れしている豆腐が、いつまで食べられるのかの見極め方に、においのポイントがあります。賞味期限切れした豆腐には、傷みが出たりすると独特な臭いが発生します。
腐敗したものには大概異臭が伴い、その臭いの激しさで傷み具合が分かったりします。豆腐も同様で、賞味期限切れで何日も経過したものは、あるタイミングで傷み、腐敗して臭いを発します。
それが、酸っぱいような、生乾きのまま放置された布巾や雑巾等の臭いがしたりします。この様に、賞味期限切れした豆腐には、そんな臭いで感じるポイントがあります。
味のポイント
賞味期限切れした豆腐が、いつまで食べられるのかの見極め方に、味のポイントがあります。賞味期限切れした豆腐には、変色や味変など様々な状態が出てきます。中でも、味が変わるという感じ方があります。
豆腐の端を一つまみして、口に入れて味を確認します。酸っぱい様な味がしたり、後味が変に口の中にのこったりなどします。賞味期限切れで、こんな状態の時の豆腐は、傷んでいるのです。
この様に、見た目・臭いそして味に変化が出てくる賞味期限切れの豆腐は、加熱処理しても食べられない豆腐であることは、間違いありません。特に味見して、口の中で異常を感じた時は、すぐに吐き出すことです。
期限切れの豆腐の食べ方レシピ
期限切れの豆腐は、前の項で触れた様にあまりにも状態がおかしくて、食べられないという豆腐があります。しかし、それ以外で期限切れの豆腐は、加熱処理するなど手を加えることで食べられるようになります。
未開封のままでも、開封して保存したままでも、賞味期限切れや消費期限切れの豆腐は、そのまま奴など生で食べるには危険負担が大きすぎます。そこで期限切れの豆腐を調理して食べる方法がありますから紹介します。
加熱が基本
期限切れした豆腐を食べるには、加熱調理して食べることが基本です。例え未開封の豆腐であっても、期限切れの豆腐にはリスクがあります。決して、期限切れでも未開封だから大丈夫という保証はありません。
期限切れの豆腐を食べるときは、加熱して、それも長い加熱時間を必要とする味が濃いめの豆腐料理が良いです。期限切れの豆腐に潜むばい菌などは、しっかり加熱することで死滅できます。そんな豆腐レシピ紹介します。
麻婆豆腐
期限切れ豆腐を使った加熱料理「麻婆豆腐」レシピを紹介します。豆腐1丁・豚ひき肉150g・ニンニク1かけ・生姜少々・長ネギ1/2本・豆板醤小さじ1から2を用意します。
そして紹興酒(酒)大さじ2・コチュジャン・醤油各大さじ1・鶏ガラスープの素・砂糖各大さじ1/2・水250ccの調味料と、更に片栗粉適量・ごま油大さじ1/2を用意します。
フライパンに油を引いて、みじん切りしたにんにく・生姜・長ネギを炒めます。豆板醤も適量加えます。調味料を加えてひと煮立ちします。豆腐を加えて煮たものに、ひき肉を入れて炒めます。麻婆豆腐のレシピを紹介しました。
上げ出し豆腐
期限切れした豆腐を使った加熱料理「上げ出し豆腐」レシピを紹介します。豆腐(木綿・絹ごしどちらでも)1丁・片栗粉適宜・油大さじ3・めんつゆ(濃縮タイプ)100cc・水400cc・ねぎ(小口切り)1本を用意します。
水切りした豆腐を4つに切り、片栗粉をまぶします。フライパンに油を入れて、焦げ目がつくまで、両面を揚げ焼きにします。その間に麺つゆと水でたれを作っておきます。
焼きあがった豆腐をどんぶりなどの器に入れて、麺つゆで作ったたれをかけて、ねぎを散らすと出来上がりです。
味を濃くするのがおすすめ
期限切れの豆腐を美味しく食べるレシピのポイントは、豆腐にしっかり火を通すことが大切です。更に必要なレシピでは、味を濃くすることです。未開封の豆腐でも期限切れの豆腐のレシピには、しっかりした加熱調理が安全性を高めます。
未開封で美味しく食べられる期限内での調理は、味の濃い薄いや加熱をするなどのレシピにはこだわらないのですが、期限切れの豆腐料理のレシピには、加熱して味を濃くするレシピがおすすめです。
期限切れの豆腐は様子を見ながら使おう
未開封でも期限切れ豆腐は、よほど長い間保存していて変色などして傷んでないものは、加熱などするレシピで食べられるということを紹介しました。しかし、期限切れの豆腐には安全を損なうものもあります。
賞味期限切れでも、未開封で冷蔵庫に保存していたから大丈夫と言う考え方は、違っています。期限切れの豆腐には、腐敗間近で傷んでいるなどのこともあります。期限切れの豆腐は、様子を見ながら使うようにしましょう。