神棚を処分する際の注意!正しい方法・業者の選び方・費用を分かりやすく解説!

神棚を処分する際の注意!正しい方法・業者の選び方・費用を分かりやすく解説!

神棚はとくに宗教に属さない家庭にも飾ってあるように、日本人にとっては身近な存在です。そんな神棚を処分して新しくしようとする時に何か決まったルールがあるのでしょうか。処分する際の注意や方法、業者の選び方や費用などを詳しく紹介します。

記事の目次

  1. 1.神棚はどう処分したらいいの?正しい方法や費用を紹介!
  2. 2.神棚を処分・買い替えする時とは
  3. 3.神棚を処分する方法
  4. 4.神棚を神社で処分する際には儀式がある
  5. 5.神棚の処分にかかる費用
  6. 6.神棚のその他の処分方法
  7. 7.自分に適した神棚の処分方法を選ぼう

神棚はどう処分したらいいの?正しい方法や費用を紹介!

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「困った時の神頼み」という言葉があるように、日本人はとくに宗教がない人でも、受験の合格祈願や就活祈願、安産祈願など何かの節目の時に神頼みをします。また普段でも「今日1日無事に過ごせますように」のように祈願します。そんな時に家の中で気軽に手を合わせる場所が神棚です。

神棚は本来は神道という宗教の神をまつる祭壇ですが、日本人は1つの宗教にこだわらない人が多い民族です。その証拠にお宮参りや七五三は神道で行い、結婚式はキリスト教の教会で挙げたり、葬儀やお墓は仏式で行う人が多くいます。また同じ家の中に仏壇と神棚の両方がある場合もあります。

そのように日本人の気質に合ったおおらかな神道なので、神棚の処分の仕方にも、とくに決まった戒律やルールは存在しません。自分の良心に従って数多の神と共存するのが神道の基本なので、人の道に外れないことが正しい方法です。それでは処分の方法や費用などを紹介していきます。

神棚を処分・買い替えする時とは

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神道の神とは、キリスト教やマホメット教のように唯一神ではありません。ありとあらゆるものに神が存在するというのが基本的な考え方です。従って神棚にはあらゆる神が祀ってあるのです。

中には七福神や天照大神の御札を祀ってあることがありますが、それは神の代表として対象を分かりやすくするためのもので、基本はすべての神を祀っています。たくさんの神がいるからこそ様々な千差万別のどんな願いでも祈願できるのです。

そのように日常の生活に密接に関わっている神棚を、処分して買い換えるタイミングには、どのような時が良いのでしょう。またその時の注意点なども合わせて紹介します。

神棚が傷んだり汚れたりした時

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神棚の材質は、白木や無垢(むく)材で作られていることが多く、塗装されている仏壇に比べると汚れがつきやすく痛みが早く進みます。とくに台所やキッチンの近くに安置している場合には、調理の煙や油煙で汚れやすくなります。

古いものを長く使うのが美徳と考えて、くすんだ色になっても大事に使う方もいます。しかし、汚れがひどいのは神さまにも失礼と感じる方は、神棚の処分と買い替えを考えるのが良いでしょう。

神様の意思はおおらかです。その神の祭壇である神棚を処分して買い換えるタイミングは、祀る人の気持ち次第で良いのです。古いものを大事に使いたいと思うのであれば、それはそれで神を大事にすることになります。祀る人が気持ちよく手を合わせられるのが一番大切です。

気分を一新したい時

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悪いことが重なり気分が落ち込んでしまった時などに、気分を一新するために古い神棚を処分して買い換えるのもタイミングとしてはありでしょう。

それは神棚を新調することで、気分が晴れやかになり落ち込んでいた心が前向きになるからです。神棚は「苦しい時の神頼み」というように、人の心の支えになるものです。

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個人的な感情の起伏で神棚を処分するのは、気がひける方がいると思いますが、きちんとした手順を踏んで神様を敬う気持ちさえ忘れなければ問題ありません。

神様は心が広いので、心の悩みや問題を解決するために神棚を処分して新調することに怒ったりはしません。必ず許してくれるはずなので安心して買い換えてください。

引っ越し・建て替えをする時

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引っ越しや立て替え、リフォームなども神棚の処分・買い換えのタイミングとして考えられます。一般的に新築や改築の際には、神棚も新調するのが望ましいとされています。

しかし、長年手を合わせてきた神棚を、転居や立て替えだからと言って処分するのは忍びないという方もいるとのではないでしょうか。その場合には古い神棚を丁寧に移築されるのが良いでしょう。

住む家が新しくなったので、神様の住まいも新しくしてあげたいと思う気持ちも大切です。転居や新築は心機一転で気持ちも一新されますが、環境が変わるのですから不安要素もたくさんあります。

その時の心の支えになるのが神棚です。古い神棚を処分して新しくするのが良いか、古い神棚を移築するのか良いかの判断は、どちらが自分の心の支えになるかで決めるのが良いでしょう。

お正月・式年遷宮に合わせて

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毎年正月には神棚を新しくする人がいます。毎年ではないにしても正月は1年の始まりで、昨年までの様々なことを振り返り、反省をしたりその経験を生かし、心を新たにして新たな決意をする時期です。その時期に神棚を新調するのは非常に良いタイミングです。

家の発展や事業の繁栄を願って、処分した神棚より一回り大きいものにする人も多いようです。神棚を前よりも大きくするということは、自分の意欲やチャレンジする気持ちを鼓舞することになるので、精神的支えとして行う人が多いのです。

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また、伊勢神宮の式年遷宮(しきねんせんぐう)に合せて、古い神棚を処分して新調するという方もいます。伊勢神宮では式年遷宮といって、20年に一度社殿を立て替えてご神体を新社殿の移します。

これは飛鳥時代に天武天皇が定めた行事で「神のいる場所は常に清浄でなければならない」という考えに基づいていますが、神の意思が望んでいるわけではなく周りの人の思いがそうさせています。

神棚を処分する時期に決まりはなく祀る人の気持ちが大切です。長く大切に使いたいと思うのも、新年を機に古い神棚を処分して買い換えるのも、伊勢神宮にならって20年ごとに新しくすると決めるのも、自分が気持ちよく神様を祀れるとお思われる時期に合わせるのが良いでしょう。

神棚を処分する方法

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神棚を処分するタイミングは、汚れや壊れた時、転居やリフォーム、気分一新したい時、正月や式年遷宮に合わせてなど様々です。しかし神様を祀る大切な神棚を、一般ごみや粗大ごみとして処分するわけにはいかないので悩む方が多いのではないでしょうか。

それでは、神棚を処分する方法や処分を引き受けてくれる業者、処分の手順などを紹介します。これらを参考にして、自分で納得のいく方法を見つけてください。

神社で処分する

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神棚は神道の神を祀る祭壇です。神道には厳しい戒律やルールがないと言っても、神様はないがしろにできないので、きちんと処分したいと思われる方は神社で処分されることをおすすめします。

神社で処分する場合には、「祈祷(きとう)」「御札返納」「お焚き上げ」という3つの処分の儀式があります。それぞれの手順や詳細は後ほど説明しますが、ここでは3つの処分方法と儀式があることを認識しておいてください。

基本的には、神棚を神社に持ち込み処分をお願いします。立ち合いは必要ないのであとは神社にお任せするのが通例です。神社に支払う費用のことを「初穂料(はつほりょう)」と言います。初穂料は処分方法にもより、神社によってまちまちなので事前に確認すると良いでしょう。

神棚販売店に依頼する

仏壇と同じように神棚にも専門の販売店があります。家電製品や家具類と同じように、神棚販売店も古い神棚の下取りをしてくれます。この下取りを利用して処分する方法があります。

下取りなので処分費用を抑えられるメリットがありますが、新しい神棚をその販売店で買わなければならないというデメリットがあります。

気に入った神棚があるのか、また価格が他と比べてどうなのかなどの下調べをよくしてから業者を選ぶようにしましょう。もちろん買い換えることが前提の処分方法です。

専門の業者に依頼する

近くに神社がない環境の人には、神棚や仏壇・位牌などの宗教用具処分の専門業者がおすすめです。これらの業者は、神棚なら神社に仏壇ならお寺に供養を依頼するので、直接神社に持ち込むのと供養の内容が変わらないので安心です。

処分費用は一概に安いとも高いとも言えませんが、神社より業者の方がフランクで依頼しやすいと思う方もいるので、処分方法の一つに入れても良いでしょう。ただ業者の数があまり多くないので、探すのに苦労するかもしれません。

遺品整理業者に依頼する

例えば実家に住む人がいなくなり、売却または立て替えなどをするときに、家の中にあるものを処分しなければなりません。その場合に遺品の中の価値あるものと廃棄しても良いものを、仕分けするのが遺品整理業者です。

遺品の中に神棚や仏壇がある場合、金銭的な価値がなくても廃棄ゴミとして処分するわけにはいきません。その場合遺品整理業者は、神棚を「合同供養」という正式な儀式に則った形で処分してくれます。たいていの場合は無料で扱ってくれます。

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つまり、遺品整理業者に任せるのは、買い換えの必要がない場合の神棚の処分方法です。無料で神棚を供養してくれるといっても粗末な扱いではなく、他の人との合同で行う供養というだけで正式な供養なので安心です。

神道では、神の前では人はみな平等というのが原則なので、個人供養でも合同供養でも変わりなく平等に供養してくれます。他の人と一緒が嫌という人を除けば、無料で供養してもらえ、しかもクオリティは変わらないのでおすすめです。

粗大ごみとして処分する

気持ちの整理さえつくのなら神棚を粗大ごみとして廃棄、またはクリーンセンターに持ち込み処分する方法があります。粗大ごみにするのは費用も一番かからずに済みます。ただし自治体によって回収できるサイズや、燃やせるごみ、燃やせないごみ、粗大ごみ、持ち込みごみの基準がまちまちです。

処分しようとする神棚のサイズを確認して、燃やせるごみや粗大ごみとして回収してもらえるのかを各自治体で基準を調べておく必要があります。

粗大ごみの回収サイズ外であれば、クリーンセンターへの持ち込みごみになります。手間はかかりますが費用はたいしてかかりません。もちろん御札返納などの供養をしてから粗大ごみにすることをおすすめします。

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神棚を神社で処分する際には儀式がある

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前にも紹介したように、神社で神棚を処分する際には「祈祷」「御札返納」「お焚き上げ」の3つの儀式があります。3つの儀式にはそれぞれに意味があり、仏教の仏壇や位牌の処分とよく似ています。ではなぜそのような儀式が必要なのでしょう。

昔から亡くなった人が、生前愛用していたものや愛着を持っていたものには、その人の思いが残ると言われています。神棚もいろいろな人が様々な願いを込めて祈った場所なので、その魂や思いが宿っていても不思議ではありません。

そんなものは迷信で思い込みだという人でも、一般ごみや粗大ごみのように神棚を粗雑に捨てることができない人が多いのも事実です。それでは神社で処分するときに行う儀式の方法や意味を紹介します。

祈祷

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祈祷(きとう)とは、神社の神官が行ういわゆる「おはらい」の儀式のことです。神棚の場合は、宿っている魂を抜く「魂抜き」になります。この儀式をせずに、お焚き上げやどんど焼きで神棚を燃やしてしまうのは、魂が入ったまま焼いてしまうことになります。

祈祷の儀式の手順は、処分する神棚を神社に持ち込み、社務所や受付などで「神棚処分の祈祷」の希望を伝えます。そのあと祈祷所にに案内されるので、祈祷に立ち会って終了になります。最後の立ち合いはしなくてもいいことになっています。

御札返納

神棚の処分の方法に「御札返納」があります。ほとんどの神棚の中には御札(お札)が入っています。実は魂が宿るのは、神棚ではなくこの御札と神道では考えられています。

そのため神棚を処分する際には、中にある御札さえ神社に返納すれば、祈祷をしてもらわなくても、神棚を粗大ごみとして廃棄しても、お焚き上げやどんど焼きで焼いても構わないことになります。

ちなみに、神棚の御札は仏壇の位牌に相当するので、御札だけは祈祷していただくか返納するか大切に扱わなくてはなりません。ほとんどの神社ではお札の返納場所を常時設定していることが多いので、その場所に返納するようにしましょう。

お焚き上げ

神社で神棚を処分する方法に「お焚き上げ」という儀式があります。お焚き上げとは、祈祷や御札返納で宿っている魂を抜いたあとに、神棚を火でもやしその浄火で天に還すという意味があります。

お焚き上げは仏教の供養でも一般的なもので、仏壇や位牌を供養するときに行う儀式です。神棚も祈祷や御札返納をすれば、粗大ごみで廃棄しても良いのですが、きっちりと処分したい方にはお焚き上げをおすすめします。

神道でも仏教でも、お焚き上げで供養が完了すると言われています。火にはすべてのものを浄化する力があると考えられているからです。神社によっては祈祷とお焚き上げがセットになっている場合もあるので利用すると良いでしょう。

神棚の処分にかかる費用

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神棚は神様を祀る大切なもので魂の宿るところです。神棚の処分は一般的な家庭ごみのようには扱えません。これまで神棚を処分する方法や、粗大ごみとして処分するならその前にしなければいけないことや、処分を依頼する神社や業者などを紹介してきました。

普通の家庭ごみ以外は、処分するために費用がかかります。神棚を処分するにはどのくらいの費用がかかるのでしょう。処分の仕方別で費用を紹介します。

神社で処分する場合

Photo by Richard, enjoy my life!

神社に支払う費用のことは「初穂料(はつほりょう)」または「玉串料(たまぐしりょう)」といい、どちらも感謝の気持ちを込めて神前にお供えするという意味です。費用を包む際には表書きに「初穂料」または「玉串料」と書きます。

神棚を神社で処分する方法には「祈祷」「御札返納」「お焚き上げ」の3つの儀式があり、それぞれの儀式で費用が違います。

「祈祷」の儀式の費用は、神社によりまちまちですが相場は3000円〜12000円くらいです。金額の差は神棚のサイズ、昇殿して祈祷に立ち会うか、お焚き上げの有無によって変わりますが5000円くらいが多いようです。申し込む際に明確にしておきましょう。

神社によっては、初穂料や玉串料が明記されているところもありますが「お気持ちで結構です」と言われる場合があります。その場合は相場を考慮してお包みするのが良いでしょう。

また、祈祷だけあげていただきあとは自分で処分する場合、出張を依頼することができますが、神主さんの移動や祈祷のための準備も含め費用は3万円以上かかることもあります。

「御札返納」の場合は基本的に無料です。たいていの場合はお札を返納する場所が常設されているので、その場所に御札をお返しします。返納されたあとは神社側でお焚き上げをして清めていただけます。

御札返納をして神棚の「お焚き上げ」を依頼する場合の費用は、神棚のサイズによって変わります。1社造タイプの小さなものなら1000円~3000円、3社造タイプの大きいものになると5000円〜10000円が相場になります。祈祷とセットで依頼する場合は割安になるようです。

神棚販売店へ依頼する場合

神棚販売店へ処分を依頼する場合の費用は、金額を明記してくれないことが多いのですが神社に依頼するのと同程度で5000円が相場のようです。ただし新しい神棚を購入してくれた方限定という条件がつきます。

また、その販売店と長い年数付き合いがある場合や、新規購入の神棚が高額であったり社会的信用がある人の場合は、下取りの費用が無料になることがあります。通常は5000円程度と考えておくのが無難でしょう。

専門業者へ依頼する場合

神棚や仏壇の処分を専門にする業者があります。神社は敷居が高いので業者の方が気軽でいいと考える方が利用するのですが、費用はおおむね2万円が相場です。

この金額には合同供養の費用と、出張回収費用が含まれています。わざわざ神社に持ち込む必要がなく供養の質も神社と変わらないので、2万円が高いか安いかの判断は個人の考え方次第なので一概には言えません。

遺品整理業者へ依頼する場合

遺品整理業者に、他の遺品と一緒に神棚を処分してもらう場合の費用は、基本的に無料になります。もちろん合同供養をしてもらえるので安心です。神棚以外にも供養をしてもらいたい遺品があれば無料で依頼できます。

ただし、神棚だけの回収処分は依頼できません。他の遺品整理回収の費用は当然かかります。また他の遺品の量が少ない場合でも無料で処分してくれます。

業者にとっては合同供養の費用がかかるので利益がでないことがありますが、そのサービスをすることで口コミや宣伝効果が上がるので無料にしている業者が多いようです。

粗大ごみとして処分する場合

「ごみの分別については、各自治体によりまちまちですが、神棚が指定の袋に入る場合は燃えるごみ」、袋に入らないサイズの場合は「粗大ごみ」とする自治体が多いようです。

自治体によっては、神棚を「燃えないごみ」とするところもあるようです。神棚はほとんどが木製ですが、中にはプラッスティクや金属製の部分があるものがあるからかも知れません。もちろん指定の袋に入るのが条件ですが、入らないサイズは「粗大ごみ」になります。

費用は指定の袋に入る場合は、袋の料金になります。またクリーンセンターに持ち込む場合は、手数料が10kgあたり58円程度が相場なので、普通の神棚はほぼ無料になると言えます。

神棚のその他の処分方法

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今までご紹介した以外にも神棚の処分方法があります。神棚をバラして燃えるごみにすることも粗大ごみとして処分することも可能ですが、神を祀っていた場所なので、きちんと浄火で天に還してあげるのが気分的にも落ち着きます。

神棚を処分するのに費用はかけたくないけれど、むげにごみにするのは忍びないという方のためには、次に紹介する処分方法があります。またそのデメリットも合わせて紹介します。

どんど焼きで処分

毎年小正月(1月15日)の頃に、全国の神社では「どんど焼き」という行事が執り行われます。地方によっては左義長(さぎちょう)とも呼ばれる儀式です。

「どんど焼き」は、しめ縄や門松などの正月飾りを燃やす行事です。これには正月にお迎えした年神様をお送りする儀式と言われ、このどんど焼きに神棚も処分して焼いてもらうことができます。

「どんど焼き」の数日前から、各神社には燃やすものをおさめる場所が設置されるのが通例です。その場所に神棚を置いてくれば「どんど焼き」で燃やして清めてもらえます。費用は無料です。

ただし、神棚をこの日まで待って一年間保存しておかなければならないというデメリットがあります。もちろん神棚の中にある御札は返納するのが条件です。

神社の定期的なお焚き上げで処分

神棚を1年間保存しておくのが待ちきれないという人には、定期的なお焚き上げで処分するという方法があります。神社にもよりますが1ヶ月に1回、または2ヶ月〜4ヶ月に1回の頻度で定期的にお焚き上げが行われています。

定期お焚き上げは、全国の多くの神社で行われているので、エリアを広げて探せば毎月どこかで行われています。遠距離になれば神棚をその神社まで運ぶ時間や手間が必要になるというデメリットがありますが、なるべく早く処分したいと思う方は利用すると良いでしょう。

自分に適した神棚の処分方法を選ぼう

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神棚は神様を祀るところで、頼みごとやお願いをするときに手をあわせる場所で、心の支えになるものです。そのために魂が宿るとも言われています。

そんな神棚を新しくするときに、古い神棚を処分しなければならないのですが、家庭ごみと一緒に捨てるわけにもいかず、処分の仕方に悩むものです。

そんな神棚の処分には、神社や業者に依頼する方法などを色々あることを紹介してきました。またそれぞれの意味や費用なども紹介しました。これらの記事を参考にして、自分に適した納得のいく神棚の処分方法を選んでください。

Eiji0601
ライター

Eiji0601

元ミュージッシャン&調理師。現在はフリーのコンサート企画やチラシ等のデザイナーをやっています。音楽のジャンルはクラシックからジャズ&ポップス、特に’60年代〜’80年代ポップスが大好きです。料理は和食が得意な年齢不詳の独身男性です。

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