固太りの特徴
特徴的な太り方として有名な「固太り」。固太りは痩せにくいことで知られており、痩せ方やダイエット方法が通常とは異なります。固太りは脂肪の付き方に特徴があり、ストレッチや筋トレでダイエットしていきましょう。
今回はそんな固太りの特徴について詳しくご紹介します。固太りの特徴を知っておくことで、正しいダイエット方法を学ぶことができます。痩せ方やダイエット方法に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
下半身が太く見える
固太りの最大の特徴として、上半身よりも下半身が太りやすいことです。下半身でもふくらはぎは最も筋肉がつきやすく、身体のバランスが下半身に偏ったアンバランスなのが特徴的です。
脂肪の多い太り方は基本的にお腹周りや顔周りなど上半身に集中します。ですが、固太りは上半身はあまり太らない傾向があります。そのため、固太りでは部分痩せを希望する方が多くいます。
脂肪が固く肉を掴みにくい
固太りの特徴として、脂肪が固いのが挙げられます。脂肪が固く肉が掴みにくい場合は固太りの可能性が高く、脂肪を落とす目的のダイエット方法では痩せることができません。
脂肪が固いので、身体全体のボリュームダウンを目的とした痩せ方がおすすめです。脂肪が固い理由は後ほど説明しますが、下半身が太く、脂肪が掴みにくい場合は固太りを疑ってみてください。
筋肉量が多くがっちりして見える
固太りは基本的に脂肪だけでなく、筋肉もしっかりとついています。そのため、見た目の特徴として脂肪で太っている印象よりも、筋肉質でガタイの良い体質に見られます。
固太りはもともとスポーツを行っていた方に起こりやすい太り方なので、筋肉も混合しています。筋肉が多い分、しっかりと脂肪燃焼が行えるのでダイエット次第では痩せることができます。
脂肪と筋肉が混合している
固太り最大の特徴は「脂肪と筋肉が混合している」ことです。脂肪と筋肉が混合している固太りは、ただ脂肪を落とすだけでは痩せません。脂肪、そして筋肉のバランスを考慮する必要があります。
固太りは筋肉の間に脂肪が入り込んでいるので、筋トレやトレーニングの正しい方法をしっかりと学んでおきましょう。もともとスポーツをやっていて、今激しい運動を行っていない方は注意が必要です。
便秘しがち
脂肪と筋肉がついている固太りは、便秘になりがちなことも特徴です。運動していた時と同じ量の食事をとっている場合は、代謝がうまく行われなくなり便秘を引き起こしてしまいます。
便秘が続くと身体の中に毒素をためてしまうので、良くありません。ストレッチや筋トレをしながら身体の調子を整えていき、便秘を解消しましょう。
痩せにくい
固太りは何度も伝えている通り、痩せにくいのが特徴的です。ダイエット方法である食事制限やエクササイズの効果が出にくいのも特徴になり、ダイエットが続かない方も多くいます。
固太りは効果が表れるまでに時間がかかるので、根気強く筋トレやトレーニングを行う必要があります。また、太っている原因をしっかりと学ぶことで、正しい痩せ方ができます。
肌トラブルが起こりがち
女性の固太りの特徴として、肌トラブルが挙げられています。肌トラブルは固太りの原因でもある冷えが関係していると言われており、夏でも乾燥しがちなことが特徴的です。
固太りの人は青紫色の肌で、毛細血管が浮き出てしまっている方もいます。固太りの方はシワやシミに悩んでいる方も多く、肌を保つためにも固太りを避けるようにしましょう。
固太りの原因
数多くの特徴がある固太りは、固太りになる原因があります。原因をしっかりと把握して固太りなるのを予防したり、ダイエット方法や痩せ方を学ぶのに役立てる必要があります。
今回はそんな固太りの原因について詳しくご紹介します。固太りになってしまった方や、ダイエット方法、痩せ方を探す前にまず原因を調べておくのがおすすめです。
冷え性なので内臓脂肪がつきやすい
固太りの原因として「冷え性」が挙がります。冷え性によって慢性的な血流低下が発生し、身体全体が冷えてしまいます。冷え性が固太りに関わらず、痩せにくい体質を作ってしまう原因でもあります。
冷え性によって身体が冷えると、温めようと脂肪をつけはじめます。とくに女性の場合は妊娠や出産によって下っ腹に脂肪がつくのが特徴です。冷えは固太りしやすくし、脂肪燃焼を低下させます。
老廃物がたまりやすい
固太りは冷え性や、血流の低下が原因となっているので、必然的に身体の中に老廃物が蓄積されてしまいます。新陳代謝が低下することによって、古くなった細胞がどんどん蓄積してしまいます。
固太りの原因となる老廃物の蓄積は、すべて脂肪に変わってしまいます。どんどん脂肪へと変わっていくことにより、結果的に固太りとなってしまいます。
姿勢がゆがんでいる
固太りの原因として挙げられているのが、姿勢のゆがみです。姿勢のゆがみは筋肉を常に緊張状態にさせてしまい、血流が低下してしまいます。結果的に冷え性や固太りに繋がります。
固太りの原因の中でも、最も治しやすいのがこの姿勢です。正しい姿勢で過ごすことで血流の低下を避けることができるので、固太りしにくい身体になります。
食事量が今の生活と合っていない
固太りの原因として知られているのが、食事量です。固太りになりやすい方は元スポーツ選手など身体を常に動かしていた人です。突然スポーツをしなくなっても、食事量が変わっていない場合は固太りになりやすいです。
スポーツをやめてしまった方は、当時よりも食事量を減らすのがおすすめです。量を減らしたくない方は、糖質や塩分を気にして自炊するようにしましょう。
固太りと肥満遺伝子の関係
実は固太りをはじめ、太る体質の方は遺伝子も関係しています。肥満遺伝子は食事から取り入れた栄養分がどのようにエネルギーに変わるのか表しており、遺伝子によって太り方も変わります。
今回はそんな肥満遺伝子で最も有名な3つの特徴について詳しくご紹介します。自分の肥満遺伝子がわかるだけで痩せ方の参考にもなり、効率よくダイエットできます。
β2ARはバナナ型・固太りしやすい
固太りと関連が深い肥満遺伝子が、バナナ型と言われる「β2AR」です。β2ARは基礎代謝が高いことが特徴的で、手足が細く、痩せているが大食いの方の遺伝子に多いのがβ2ARです。
β2ARは筋肉が付きにくいことでも知られています。また、手足が細く、食べても太らない体質のため、年をとっても大食いの人が多くいます。気づいたら体重が増えているケースもあるので注意が必要です。
UCP1は洋ナシ形になりやすい
洋ナシ形と言われるUCP1は、女性に多い肥満遺伝子です。固太りの特徴でもある下半身に脂肪がつきやすく、新陳代謝も血液循環も滞りやすいのがUCP1です。
UCP1は冷え性になりやすい女性が多く、皮下脂肪をエネルギーに変えるのが苦手です。そのため、UCP1の場合は固太りというよりも脂肪による太った体質の方が多いです。
β3ARはリンゴ型になりやすい
リンゴ型であるβ3ARは、中性脂肪を分解しにくい肥満遺伝子です。糖質を筋肉に取り込む力が極端に弱いので、身体の中で糖質がすぐに脂肪へと変わってしまいます。
β3ARは内臓脂肪でお腹が出ている男性に多いです。β3ARの方は糖質で太りやすい体質となっているので、痩せ方としては食事の食べる順番や筋トレ、低糖質ダイエットがおすすめです。
固太りの脂肪を落とすダイエット方法・痩せ方
特徴のある太り方「固太り」。固太りの場合は筋肉と脂肪が融合している体質なので、正しいダイエット方法や筋トレ、トレーニング方法を把握していないといつまでたっても痩せることができません。
今回はそんな固太りにおすすめの痩せ方やダイエット方法をご紹介します。固太りに悩んでいる方はもちろん、痩せ方が分からない方はぜひ参考にしてみてください。
ストレッチ・筋トレ
固太りの痩せ方として1番おすすめなのが、筋トレやトレーニングになります。筋トレ、トレーニングと言っても種類が多くあるので、今回は固太りに効果のある筋トレ、トレーニングをご紹介します。
初心者でも行いやすい筋トレ、トレーニングプランとなっているので、固太りに悩んでいる方はぜひ試してみてください。あまり無理をせず、自分の力量に合わせて行いましょう。
簡単なストレッチ
固太りの方におすすめの痩せ方が、ストレッチです。まずストレッチができていないとダイエットに効果がないともいわれるほど重要です。呼吸法に合わせて身体をゆっくりと伸ばすことで、脂肪を燃焼できます。
ストレッチは朝、そして夜に行うのが効果的です。朝にストレッチを行えば新陳代謝が挙がるので、その日1日ずっと脂肪燃焼しやすい身体になります。夜のストレッチは入浴後の身体が温まっている時間がおすすめです。
スクワット
固太りのストレッチと合わせて行うと効果がある筋トレが「スクワット」です。ストレッチで身体を伸ばした後は、下半身を重点的に鍛えることができるスクワットを行いましょう。
下半身は筋肉が多いので、筋肉がつくことで血流も良くなります。固太りの特徴でもある下半身を重点的に鍛えることができ、スクワットをしたあともストレッチをすれば効果絶大です。
ヨガ
固太りの方の痩せ方で最もおすすめなのが「ヨガ」です。ヨガは筋トレはもちろん、有酸素運動、脂肪燃焼しやすい身体づくりの効果を得ることができ、万能なダイエット方法としても人気があります。
ヨガではストレッチでも大切な呼吸法を学ぶことができます。固太りに効果があるヨガのポーズが「立木のポーズ」、「三角のポーズ」、「ねじりのポーズ」の3種類です。
ダンスエクササイズ
固太りに必要な痩せ方で、最も有酸素運動を体験できるのが「ダンスエクササイズ」です。固太りに効くダンスエクササイズは20分、30分と継続してダンスエクササイズを行う方法です。
脂肪燃焼は20分以上動くと始まるので、なるべく30分前後動かすようにしましょう。ストレッチはもちろん、筋トレとしての効果もあり、何より楽しみながら痩せられるので人気上がります。
エア縄跳び
固太りの痩せ方ではもちろん、筋トレとしておすすめなのが「エア縄跳び」です。エア縄跳びはアイテムなしでも行うことができますが、最近では飛んだ回数や消費カロリーのわかるアイテムも販売されています。
エア縄跳びは筋トレではもちろん、体幹も鍛えることができます。エア縄跳びは有酸素運動となっており、固太りに絶大な効果を与えます。また、下半身の筋肉も鍛えられるので、ぜひ試してみてください。
フラフープ
固太りに効く筋トレとして人気あるのが、フラフープです。ストレッチと合わせて行うことで効果を生み出し、体幹も鍛えることができます。初めての方は回すのが難しいですが、何度かやるたびに成長していきます。
固太りへの期待はもちろん、ウエストが痩せることでも人気があります。有酸素運動とうまく合わせることで筋トレになり、固太りの痩せ方に必要な新陳代謝も上げてくれます。
生活習慣の改善
固太りにはもちろん、生活習慣病にも効果がある「生活習慣の改善」。固太りに効果のある生活習慣の改善として、食事の時間を決めるのがおすすめです。間食を減らし、暴飲暴食を避けることもできます。
固太りの原因ともなる食事の偏りも注意しましょう。しっかり1日3食食べるようにし、しっかりと噛んで飲み込むようにしましょう。食事は朝食が多め、昼食は普通、夜が少なめが理想的です。
ぬるめのお湯への入浴
固太りはもちろん、ダイエットで痩せやすい身体を作るためには入浴も欠かせません。夏の時期などシャワーだけで済ます方が多いですが、しっかりと湯船につからないと冷え性に発展します。
38度から40度のぬるま湯に入ることで血流促進に効果があり、リラックス効果も得ることができます。入浴後、30分から1時間以内に就寝することでよりリラックスしながら身体を休めることができます。
固太りの人のダイエットにおすすめの食事
固太りを解消するためには、ストレッチや筋トレだけでなく、食事も気を付ける必要があります。固太りは食事制限ではあまり効果がないので、食事の質を考える必要があります。
今回はそんな固太りの方におすすめのダイエット食事をご紹介します。量を変えずに質を変えるだけで固太りを解消することができるので、ぜひ参考にしてみてください。
体を温めるメニュー・食品を選ぶ
固太りの原因として冷え性が挙がりますが、食事で改善することができます。そのため、固太りのダイエット食事では身体の温まる食品を選ぶのがおすすめです。
身体の温まる食品で温野菜やスープとして食べ、夏の間も身体の冷える食材を避けるようにしてください。冷え改善に良いと言われる食材をまとめてお伝えしていきます。
シソ
固太りに効果絶大な食材が「シソ」です。シソは身体を温める効果だけでなく、老廃物を発散してくれる効果があるので、脂肪になる前に老廃物を身体の中から消してくれます。
固太りに効果のあるシソはさまざまな食材と合わせやすいので、調理しやすいことでも人気があります。また、薬味としても利用しやすいので、常に常備しておくのがおすすめです。
ショウガ
固太りの原因でもある冷え性に抜群の効果がある「ショウガ」。ショウガは身体を温めてくれる食材として知名度が高く、身体の中でも特に胃腸を温めてくれることで人気があります。
ショウガは刻むのはもちろん、すりおろして使用するのもおすすめです。毎日飲んでいる味噌汁に入れるのも良いので、食べやすい食材です。
セロリ
固太りをはじめ、ダイエットを手助けしてくれる食材が「セロリ」です。セロリはビタミンがとても豊富な野菜なので、女性の美容にも効果あると言われています。
セロリは温野菜にするのをはじめ、スープなどで身体を温めながら味わうのがおすすめです。飲んでいるだけで身体も温まり、セロリの栄養素をしっかりと摂取することができます。
トマト
固太りにはもちろん、美容にも効果のある食材「トマト」。トマトにはリコピンと呼ばれる特殊な栄養素が多く含まれており、なるべく毎日食べるのがおすすめです。
トマトのリコピンは熱を加えると栄養素が無くなってしまうので、生のまま食べるのがおすすめです。サラダとして味わうのはもちろん、塩やマヨネーズでそのまま味わうのもおすすめです。
パセリ
固太りはもちろん、パセリは1度に豊富な栄養素をとることができます。メインの付け合わせとして利用している方が多いですが、最近では栄養が高いのでメイン料理に利用する方もいます。
パセリは好き嫌いがありますが、濃い味の料理と合わせることで苦みが緩和されます。また、パセリをそのまま食べられる人は、ミキサーなどでジュースを作るのもおすすめです。
タンパク質をキチンととる
固太りを改善するためには、たんぱく質を多く含む食材を積極的に選びましょう。たんぱく質の多い食材と言えば納豆や鶏肉、牛乳、チーズなどが含まれています。
お肉を鶏肉中心にし、身体を冷やすと言われる馬肉やタコなどの食材をなるべく避けるようにしてください。また、飲み物もなるべく温かいものを飲み、食事と一緒に摂取するのがおすすめです。
固太りの人向けダイエットレシピ
固太りの方におすすめのダイエット食材を使って、さまざまなレシピに挑戦してみましょう。作り置きできるレシピもあるので、時間のある時に大量に作っておくのもおすすめです。
今回はそんな固太りの方におすすめのダイエットレシピをご紹介します。普段料理が苦手な方でも簡単に作ることができるレシピもあるので、参考にしてみてください。
シソと人参の和えもの
シソと人参を使って、電子レンジで簡単に調理できるおすすめレシピです。千切りにした人参を電子レンジを使ってしんなりするまで加熱し、シソのみのシンプルな味付けが人気を集めています。
1度にたくさん作って常備菜にするのもおすすめです。また、好みによってポン酢やごま油、オリーブオイルで味付けするのもおすすめです。
もやしとえのきのショウガスープ
身体を温める効果のあるショウガは、スープで食べるのがおすすめです。もやしとえのきを使用し、すりおろしたショウガを入れれば甘みとコクのあるスープに仕上がります。
ショウガスープはコンソメでも、和風でも相性抜群の食材です。そのため、さまざまなスープにショウガを入れていき、常に身体を温めておくのがおすすめです。
豆腐とひき肉のしょうが餡かけ
ショウガがたっぷりと入った餡掛けも人気があります。みじん切りにしたショウガとネギを炒め、鶏ひき肉を入れていきます。出汁、酒、醤油、みりんで味付けし、ひと煮立ちさせましょう。
その後、一口大にカットした豆腐を入れていきます。最後に水溶き片栗粉を入れてトロトロとしたら完成です。ショウガがたっぷりと入っているので代謝も上がり、ダイエットにもおすすめです。
セロリと卵のコンソメスープ
固太りに効果のある食材、セロリと卵の相性抜群のスープです。スープにはセロリだけでなく、家に余っている好きな野菜やお肉を一緒に煮込んでいくのがおすすめです。
コンソメで味を調えていき、最後に卵で蓋をします。卵は最後、火を停めてから入れるようにしてください。セロリをはじめ、具材は同じ大きさにカットするようにしましょう。
トマトの麻婆豆腐
固太りに効果のあるトマトを、人気のあるレシピ「麻婆豆腐」に入れたダイエットレシピです。トマトが入ることで身体に優しい味わいになり、リコピンの栄養素を得ることができます。
麻婆豆腐の場合は、プチトマトを利用するのがおすすめです。また、味付けとしてショウガやニンニクを入れることで代謝もアップします。プチトマトの食感が残る程度に炒めましょう。
パセリソース
固太りに効果のあるパセリは、パセリソースとしてさまざまな食材に合わせるのがおすすめです。パセリソースはフードプロセッサーを使って作るのがおすすめです。
パセリにオリーブオイル、塩、黒コショウ、くるみ、にんにくを使用しましょう。パセリは5枚程度使うのが作りやすいです。焼いた魚やお肉、そしてパスタに利用してもおすすめです。
固太りは痩せづらいので工夫が必要
痩せづらくて有名な「固太り」。固太りは通常とダイエット方法、痩せ方が変わりますが、知識を学んでおくだけで身体をきれいにすることができます。
痩せづらい固太りで悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。また、筋トレやストレッチは自分の力量に合わせたプランを作り、毎日欠かさず行うようにしましょう。