地震の備えとは
大地震が起これば、ライフラインはストップしてしまいます。電気もガスも水道も止まり水も飲めなければ手を洗うこともできません。避難所に避難したとしても、食材や水があるという訳ではありません。支援の手が届くまでは自分で備えておかなければいけないということです。ここでは、地震の備えとは何かご紹介していきます。
地震が起こった時を想定して最低限の準備
地震が起きればライフラインもストップしてしまい、今までのような生活は送れなくなります。大地震が来た地域では、近くの避難所に避難しなければいけなくなります。海が近い地域であれば津波がきて、家が流されてしまう可能性もあります。
そうなれば、大切なものを全て失う事になる可能性もあります。地震が起きた時のことを想定して、最低限のものを準備しておけば、支援の手が届くまでは生活していくことができます。
自分の住んでいる地域は安全だからと思っている人もいますが、日本でも大地震が起きており、何が起こるか分かりません。子供や自分の家族を守るためにも、地震が起こった時のことを想定して最低限の準備をしておきましょう。
地震に備える必需品
近年、日本でも大きな地震が起きています。昔も大地震のせいで多くの人が亡くなっています。大地震が起きればライフラインもストップしてしまい、水を飲むこともできなくなります。食料も手に入らなくなってしまいます。そうなる前に準備しておかなければいけません。ここでは、地震に備える必需品についてご紹介していきます。
地震に備えた必需品は最低3日分は必要
東日本大震災や熊本地震、大阪北部の地震など、今日本では大きな地震が起きています。震災の後は、電気やガス、水道など全てが止まってしまいます。そのため、みんなコンビニやスーパーなどに食料や水、子供のものなどを求めてやってきます。
しかし、スーパーやコンビニの物も震災の後は数時間もすればなくなってしまいます。大規模な地震が起こった後は、支援をしてくれる人が食料や水、子供のグッズなどを持ってきてくれますが、最低でも3日間は支援の手は届きにくいと言われています。そのため、地震などの震災のことを考えて、自分で必要なものを確保しておかなければいけません。
水・食料
災害が発生してから3日間は、支援の手が届かないので、食料と水は必ず必需品として備えておきましょう。子供がいる家庭であれば、夫婦2人の時よりも多めに用意しておくようにしましょう。
例えば、夫婦2人に子供が1人、乳幼児1人、高齢者1人の5人家族の場合は、必要な水の量は45Lと言われています。ペットボトルの水を45L分を備えておきましょう。
その他に食料は、アルファ化米、レトルトご飯なども45食分必要と言われています。5人家族の場合は、最低限水が45L、食料がご飯45食分必要という事です。ご飯の他の食料として、缶詰の果物や魚、鶏肉などもあるので、様々な種類の食料を用意しておくとよいでしょう。
簡易トイレ
地震などの災害の後は、道路も混んでしまいなかなか休憩できる場所にたどり着くことができません。小さい子供がいると尚更、我慢させるのは難しいでしょう。そんな時に簡易トイレは便利なグッズです。
震災で家は大丈夫でも、水や電気などが止まってしまう可能性もあります。そんな時に、トイレが流れないというのは困ってしまいます。避難先でもトイレが流れないのは、不特定多数の人が利用するので、不衛生になってしまいます。このような時に、簡易トイレは便利なので防災グッズの中に入れておくようにしましょう。
ラジオ
ラジオも災害時には必需品と言えます。地震などの災害時は、電気、ガス、水道など全てのライフラインが止まってしまう可能性があります。
そのため、家電製品やスマホも使えなくなってしまう可能性があることから、情報も入手できなくなってしまいます。
そんな時に、ラジオがあれば今どのような状況なのか情報を入手することができます。ラジオには、様々な種類があり、充電可能なラジオや手回し充電のラジオ、ライト付きのラジオなどがあるので、自分に合ったラジオを1台は備えておきましょう。
充電器
地震の時には充電器も必需品です。ソーラー付きの充電器がおすすめです。今は、スマホが普及しているためSNSやTwitterなどで情報を入手している人も多い様です。
しかし、スマホを利用している人のほとんどは、モバイルバッテリーのため、コンセントから充電しないといけません。そのため、充電が切れてしまえばスマホを使う事はできません。
震災の後は、電気も止まってしまうことが多いので、電気を使わずに充電できる、ソーラー付き充電器を必需品として備えてきましょう。ソーラー付き充電器は、電気を使わずに太陽の光だけで著電可能な充電器のことです。食料や水だけでなく、情報を入手するためにスマホの充電器やラジオも必需品ということです。
保温できるもの
震災があった季節によっては、朝晩冷え込むこともあります。震災の後は、精神的な疲れや避難先などの環境の変化などで、体を壊しやすくなってしまいます。
特に子供や高齢者の方は、体調を崩しやすいので、体を冷やさないように保温アルミシートなどを備えておきましょう。保温アルミシートは、体に巻きつけて使うもので、暖かい空気を外に逃がすことのないシートなので、寒い季節などの災害時では必需品と言えます。サイズも小さいので、人数分備えておいてもよいでしょう。
ラップ
ラップって何に使うのという人も多いですが、ラップは災害時に備えておきたい必需品です。ラップは、怪我をしたときに直接当てて止血するときに使用することができます。さらに、震災時は水が止まってしまうので洗い物ができなくなってしまいます。
そんな時に、お皿の上にラップを敷けば洗い物をしなくて済みます。なるべく大きなラップの方が便利ですが、防災リュックの中にラップを入れるのはかさばってしまうので、小さめのラップを何本か備えておくとよいでしょう。
ウェットティッシュ
災害時は、砂やほこりが立ちやすくなってしまいます。災害の時はガスや水、電気が止まってしまっているので、汚れを落としたり、手洗い・うがいをすることもできません。手が汚れても洗えずに食料を食べる事になります。
しかし、それでは不衛生なので、最低限の除菌ができるようにウェットティッシュは必需品として備えておきましょう。避難先にいると気持ちも落ち込んでしまい、身だしなみもどんどん悪くなっていってしまいます。ウェットティッシュで最低限身だしなみを綺麗にしておくだけでも、自然と元気になれるようです。
小銭
災害時は小銭が必需品なので、日頃から少しずつ貯めておきましょう。公衆電話が使える場合には、10円が必要となります。災害時は無料開放されているところもありますが、そうでないところはお金がかかります。
さらに、災害時にスーパーやコンビニなどで食料や水を買おうと思った時にお釣りがないようにと言われるか、お釣りの少ない紙幣での買い物となる場合が多いです。さらに、震災の時はクレジットカードなどは使用できないので、必ず小銭かお釣りの少ない現金を必需品として備えておきましょう。
貴重品
貴重品は、保険証、運転免許証、預金通帳、印鑑など必需品として備えておきましょう。貴重品を持っていなければ、これから非難した後の生活でも困ってしまいます。
保険証や免許証などは身分を証明するために必要なものです。さらに、預金通帳は非難した後に新しい生活を始めるために大切なお金です。通帳があれば、災害が落ち着いた後に他の県でお金をおろすことも可能になります。
懐中電灯
懐中電灯は1人1つもっているとよいでしょう。懐中電灯はなくても大丈夫と思っている人も多いようですが、震災の時は電気が止まってしまいます。
夜は真っ暗になり、恐怖が倍増してしまいます。さらに、地震の後は建物も倒壊していることも多く、視界も悪くなってしまいます。暗い中、外を歩くとなると危険が沢山あります。
避難所に駆け込んだとしても、避難所のトイレに電気がないこともあります。スマホのライトを使用する人もいますが、バッテリーがなくなってしまえば使う事ができません。最低限懐中電灯は用意しておくようにしましょう。
地震の備えであったほうが良いもの
地震の際には、食材や水の他に子供がいれば子供に必要なものも準備しなければいけません。震災が冬であれば体を温められるものも備えておかなければいけません。家族が多ければ必需品も増え、持っていくのも大変になります。ここでは、地震の備えであった方が良い物についてご紹介していきます。
ライターやマッチ
ライターやマッチは火をともしたりするのに使用します。懐中電灯は防災グッズとして必要の物ですが、懐中電灯はかさばるからとライターやマッチとろうそくを備えている人もいるようです。さらに、ライターやマッチを持っていれば避難所で調理することもできます。調理道具を持ち歩くのは大変ですが、あればとても便利です。
ヘルメット・帽子
震災の時は、上から何か落ちてくることもあります。そのため、頭を守れるように帽子やヘルメットも用意しておきましょう。
今は、簡易ヘルメットも販売されています。折りたたんであるので、紐を引くだけで簡単にヘルメットが出来上がります。簡易ヘルメットにも種類があり、防災頭巾が一体になっている折りたたみヘルメットもあります。地震で火事が起きていれば防災頭巾の方が役に立ちます。
手袋・軍手
震災後は、建物が倒壊してしまうこともあります。木が飛び出していたりと素手で触っては危険です。そんな時に、手袋や軍手がればとても助かります。中には、がれきの下敷きになってしまった人を助けることもあります。何をするにも素手でやるより手袋をしていれば、怪我をせずにすみます。
クスリ
人によっては持病を持っている人もいます。そのため、病院から処方されている薬があるのであれば防災グッズとして準備しておくようにしましょう。薬がないと発作が起きてしまう人などもいます。
先生の方針によりますが、防災リュックに入れる用として、少し多めに薬を貰っておくという方法もあります。それが無理なら、少し面倒かもしれませんが、毎回リュックに薬をしまっておくようにしましょう。薬と一緒にお薬手帳もリュックに入れておきましょう。
調理器具
震災の時に調理器具があるととても便利です。子供の離乳食を作ってあげることもできます。お湯を温めてカップラーメンを食べたり、冬は温かい飲みものを作ることもできます。しかし、調理器具を備えるというのはとてもかさばります。子供を連れて荷物を背負わなければいけないとなるとかなり大変です。余裕があれば、調理器具も準備しておきましょう。
乾電池
乾電池も防災グッズとして用意しておきましょう。乾電池には種類があり、単三電池や単一乾電池などがあります。機械によって、使う電池も変わってきます。
ラジオに乾電池を使う場合もあるので、災害時に使う製品はどの乾電池を使うのかよく確認してから準備しておくことをおすすめします。念のため、全ての電池を準備しておくと安心です。防災グッズとして備えておくのであれば、10年以上長期保存することができる、「エボルタ」などのアルカリ乾電池がおすすめです。
ビニール袋
ビニール袋も必需品なので、防災グッズとして用意しておきましょう。ビニール袋は様々な使用方法があります。例えば普通に家庭でもしているようにゴミを入れるのに使用することができます。
その他に、バケツに被せて給水車から水を運ぶタンクとしての使用もできます。ビニール袋に穴をあけて雨の日などに着るポンチョとしての使い道もあります。
小さいビニール袋と大きいビニール袋を各10枚は最低限備えておくとよいでしょう。簡易トイレの代わりにビニール袋を即席のトイレとして使用することもあるので、黒いビニール袋もあるとよいでしょう。
寒さをしのげるもの
保温シートやブルーシートなどの寒さをしのげるものを防災グッズとして用意しておきましょう。保温シートがあるとないとでは全然違います。保温シートだけあって、保温性能は毛布一枚分に匹敵するそうです。
避難所が体育館となる場合が多く、冬などはかなり寒くなってしまいます。外にできる時も保温シートがあれば風雨をしのぐことができます。保温シートにも種類がありますが、かさばってでもなるべく厚めのものを選ぶようにしましょう。
ブルーシートも防寒として使用することができ、床に敷いたり、簡易テント、仕切りなどとして使用することができます。必需品という訳ではありませんが、余裕があれば防災グッズとして備えておきましょう。保温シートは必需品なので、子供や高齢者がいるところは準備しておくとよいでしょう。
耳栓
避難所での生活は、知らない人達がみんな一緒になってしばらくの間暮らさなければいけません。ストレスも溜まり、子供もいれば泣き声などでゆっくりできないという人も少なくありません。
隣との距離も近く、思うように睡眠もとれなくなってしまう可能性があります。そのような時に、耳栓やアイマスクがあると便利です。避難所での安眠を目的に防災グッズとして備えておくとよいでしょう。
地震の備えであったほうが良いもの【女性・子供向け】
震災の後は、ライフラインもストップし、家を失ってしまった人は避難所でしばらくは不便な生活を送らなければいけません。支援の手が届くのは最低でも3日後と言われているので、その間生活していくものは自分で準備しておかなければいけません。ここでは、女性と子供が備えておいた方が良い物についてご紹介していきます。
生理用品
女性であれば、生理用品は必需品です。生理なのに普通にパンツを履いていてはズボンに染み込んでしまい恥ずかしい思いをしてしまします。支援の手が届けば、生理用品も届けてくれます。最低限3日間は震災が起きてから支援の手が届かないので、3日間は持つくらいの生理用品を防災グッズとして備えておくとよいでしょう。
おむつ
おむつは子供にとって必需品です。最低限1ヶ月分は家に備えておいた方がよいでしょう。震災の時に慌てて買いに行くとなっても、お店にはもう置いてなかったりと大変なので、最低限1ヶ月分は家にあると安心です。
心配しすぎて買いすぎてしまうと、サイズが合わなくなってしまったりと無駄になってしまうので、サイズを見ながら買い足していく様にしましょう。
おしりふき
子供がいるのであれば、おしりふきも必需品です。震災が起きて最低限3日間は支援の手が届きません。そのため、ティッシュも何もかもがない状態です。おもつをしている子供はトイレで排泄することができないので、おしりに便がついてしまいます。よく拭いてあげないとかぶれてしまい、可哀想なのでおしりふきは必ず防災グッズとして備えておきましょう。
ミルク
小さい子供は大人と同じような食料は食べられません。粉ミルクを用意しておきましょう。母乳で育ててるママでも、震災後は精神的なストレスで母乳が出なくなる可能性もあります。
粉ミルクと赤ちゃん用の水を用意しておきましょう。粉ミルクはお湯でないと作る事ができませんが、赤ちゃんの水はホッカイロとアルミホイルがあれば温めることができると言われています。さらに、粉ミルクは栄養満点なので、大人が飲むこともできます。
離乳食
離乳食を食べ始めた子供であれば、防災グッズの中に離乳食も備えておきましょう。今はそのまま食べられる離乳食も販売されています。ずっと置いておくと温まったりと状態が悪くなってしまうので、常に新しいものと入れ替えて備えておくようにしましょう。
震災時は、支援の手が届くまでに3日ほどかかりますが、離乳食がその中に含まれているとは限りません。支援者に子供の離乳食を頼んでから届けられるということもあるので、最低限2週間分は必需品として備えておきましょう。
哺乳瓶
小さな子供がミルクを飲むときなどに使用します。ミルクが終わり、離乳食を食べている子供でも、まだコップで飲みものを飲めないという子もいます。そのため、子供がいる家庭が哺乳瓶も準備しておきましょう。
しかし、震災時はライフラインが止まってしまっているので、哺乳瓶を洗う事ができません。小さい子供は1日に何回もミルクを飲むため、哺乳瓶は何本も必要となってしまいます。
洗っていない哺乳瓶を使い回しするのは、菌が増殖してしまうため危険です。水などの支援の手が届くまで3日ほどはかかってしまいます。最低限哺乳瓶は10本準備しておくとよいでしょう。
お菓子やジュース
子供がいるのであれば、お菓子やジュースなども備えておきましょう。環境が変わったことで子供も大人もストレスを感じています。そのため、気持ちを落ち着かせるためにもお菓子やジュースはあった方がよいでしょう。
チョコレートやスナック菓子だけでなく、数年間保存することができ、栄養がたっぷりと詰まったお菓子も販売されているので、そのようなものを防災グッズとして用意しておくとよいでしょう。フルーツ缶なども販売されていますし、避難時は塩分が不足しがちになってしまうので、塩分補給できるあめなどもあるとよいでしょう。
ガスコンロ
ガスコンロは、お湯を沸かしたりするために使用します。ガスコンロがあると荷物が増えてしまうので用意しないという人も多いですが、子供がいる家庭であればガスコンロは必需品です。ガスコンロは3,000円程で購入でき、被災地でも最低限の調理をしたいという人は、防災グッズとして入れておくとよいでしょう。
地震の備えたグッズの注意点
いつ地震が起きるか分かりません。地震が起き、避難所に避難したとしてもその時はまだ食料も水も支援物資が届いていません。支援の手が届くまで3日間はかかるので、それまでの食料などを最低限準備しておく必要があります。ここでは、地震に備えたグッズの注意点についてご紹介していきます。
使用期限・賞味期限に注意
地震が起こった時に、必要な物を準備しても逃げ遅れてしまいます。そのため、震災が起こるということも考えながら、日頃から準備しておく必要があります。
震災の時は、支援の手が届くまで3日ほど最低限かかってしまうので、それまでの食料や水、薬などを準備しておかなければいけません。しかし、いくら非常時のものと言っても使用期限や賞味期限があります。
ついつい地震に備えたグッズを忘れてしまい、賞味期限が過ぎてしまっていたという事も少なくありません。カイロや乾電池にも使用期限があります。
使用期限を過ぎても問題なく使っている人はいますが、何らかのトラブルにあってしまう可能性も考えられます。こまめに使用期限や賞味期限を確認しておくようにしましょう。中には、使用期限が分かりにくいものもあるので、そのようなものは購入した日をメモしておくことをおすすめします。
地震に備えたグッズを入れるもの
地震の際には、支援の手が届くまでの分は自分で備えておかなければいけません。持っていきたいものがいっぱいありあすぎると、避難する際に持ち切らなくなってしまいます。避難するのに時間がかかってしまいます。ここでは、地震に備えたグッズを入れる袋についてご紹介していきます。
リュックタイプがベスト
非常用のグッズを入れる袋はリュックタイプがベストです。背負いやすく、背中に背負うものであれば両手があくので、他に何か持つこともできます。
基本的にリュックタイプのものが販売されていますが、今は他の種類の袋も販売されています。リュックタイプのものでデメリットとすれば、あまり重いものを入れてしまうと体力の消耗が激しくなるということです。
防炎・撥水加工された袋だと安心
防炎・撥水加工された袋の場合は、万が一火が出ているところを通るときに触れても燃えにくいので安心です。さらに、撥水加工なので雨が降りだしても中にはいっているものが濡れるのを防いでくれます。布だけでなく、ファスナーも水をはじいてくれるものを選べば、水を中に通さない効果がアップします。
キャスター付き&自立できるタイプも便利
地震に備えたグッズをいれる袋はリュックをイメージする人も多いですが、今はキャスター付きの袋も販売されています。
背負って運べるものの方が便利と思う人も多いですが、中身が重いものであれば避難所に付くまでに体力を奪われてしまいます。キャスター付きの袋であれば、転がすだけなので体力を消耗せずに逃げる事ができます。子供がいる家庭であれば、子供を抱っこやおんぶしなければいけません。そんな時にキャスター付きの袋があれば便利です。
反射材付きなら見つけやすい
反射材付きの袋も販売されています。反射材が付いているかも選ぶポイントとなります。震災の時は電気などのライフラインもストップしてしまうため、家の中が暗ければ物を探すのも難しくなります。しかし、反射材が付いていればどこにあるのかがすぐにわかります。
さらに、暗い中避難所に行く際も反射材が付いていれば、道路を歩いていても安全性が高まります。その他にも、もし遭難した際に反射材が付いていれば、ヘリからの探索をした場合に発見されやすくなるので、とても重要なポイントです。
地震に備えたグッズセットは一人1個用意する?
地震の時に備えておいた方がよいグッズは多いですが、車で避難する人だけではありません。中には、歩いて避難しなければいけない人もいます。そんな時にあまり物が多すぎると持っていけなくなってしまいます。ここでは、地震に備えたグッズセットは一人1個用意した方が良いのかご紹介していきます。
ひとり1個がベスト
非常用のバックを用意する際に、家族全員分をまとめてという家庭の方が多い様ですが、一人1個を準備するようにしましょう。みんな一緒にいる時に震災に遭った場合は、家族全員分が一緒になっていても問題ありませんが、必ずしも一緒にいるとは限りません。そのため、自分にあった袋を1個ずつ用意することをおすすめします。
地震に備えたグッズの置き場所
自分が住んでいる地域は地震が起きても大丈夫と思っている人も多い様です。しかし、日本では地震が頻繁に起きておりいつ何が起きるか分かりません。念のため、地震に備えてグッズを準備しておく必要があります。ここでは、地震に備えたグッズの置き場所についてご紹介していきます。
玄関
玄関に置いておけば、他の部屋に取りに行かずにすぐに持って出ていくことができます。さらに、棚の奥や倉庫などに置いてしまうと出す時間がかかってしまいます。
少しでも早く逃げられるようにすぐに持ち出せる玄関に置いて置くのがベストです。非常用のグッズには、沢山のものを持っていきたいという人も多いですが、食料や水などあまり多すぎると重すぎて運べなくなるので、最低限のグッズだけにしておきましょう。
寝室
寝室に置いて置けば、寝ている時にすぐに持ち出すことができます。寝室に置く際も、クローゼットの奥や何かの下などに置くのは出すのに時間がかかってしまいます。
すぐに出せる場所に置いて置きましょう。必ずしも家にいるとは限らないので、その場合に非常用の袋を取りに戻る事はできません。車の中にも食料や水以外のものなど、温かい場所においても大丈夫なものは乗せておくとよいでしょう。
地震の際に避難所に入れない人も?
実際に熊本地震が起きた際に避難所に入れずに車で過ごしていた人もいるようです。しかし、車の中で長時間過ごしているとエコノミークラス症候群になってしまい、体調を崩したり、最悪死に至る可能性もあります。
そのため、避難所に入れなかった人は、外にテントを張って過ごしていた人も多かったようです。荷物は増えてしまいますが、避難所に入れないことも考えて、テントも用意しておくとよいでしょう。
備えあれば憂いなし!地震に備えて準備をしておこう
今回は、地震に備える必需品や食料や最低限の準備物などについてご紹介しました。いつ地震に遭うか分かりません。震災の後は支援の手が届くまで3日間かかる可能性があります。そのため、支援の手が届くまでの間は自分で備えておかなければいけません。自分は大丈夫と思うのではなく、地震に備えて準備しておくようにしましょう。