古今東西ゲームがおすすめのタイミングって?
飲み会や合コン、ちょっとしたパーティーなど、何人かで集まったときには、初対面でも道具がなくても盛り上がる、古今東西ゲームで楽しむ絶好のタイミングでしょう。
しかし、「古今東西ゲームという名前を知っていても、ルールはよく知らない」という例や、「古今東西ゲームにおすすめのお題が分からない」という例など、古今東西ゲームを始めるにあたってしっかりと事前準備しておきたい点もあります。
そこで今回は、古今東西ゲームの基本ルールや盛り上がること間違いなしのおすすめお題例など、古今東西ゲームについてまとめてご紹介します。
古今東西ゲームの基本ルール
古今東西ゲームは、それほど難しいルールもなく、基本的にシンプルなルールしかありません。そのため、ルールさえ覚えてしまえば老若男女問わず楽しむことが出来ます。まずはそんな古今東西ゲームの基本ルールをみていきましょう。
お題を決めて行う連想ゲーム
古今東西ゲームの基本ルールは、全員最初に決められたお題の答えをリズムに合わせて順番に答えるというルールです。例えばお題が「スポーツの名前」であれば、答えは「サッカー」や「野球」といった、お題から連想される答えをいう必要があります。
古今東西ゲームの注意点
古今東西ゲームはとてもシンプルなルールなので、初めての方でも気軽に参加できます。しかし、そんな古今東西ゲームでもやってはいけないNG行為がありますので、ご紹介していきます。
まず、お題から連想されない答えを言ってしまうと失格になってしまいます。また、既に出た答えをもう一度言うことも禁止です。もちろん、存在しない名前を答えることもダメです。
先ほどの例でいうと、「スポーツの名前」というお題で「野球」という答えが出たら、次から「野球」以外の答えを言わなければなりません。
答えるまでに時間がかかって、リズムに乗れなかった場合も失格になります。また、お題の答えを出尽くしたらゲームクリアとなります。気を付けなければならないことは、特定の人物を傷つけるようなお題は出さないという点です。
楽しめるはずの古今東西ゲームなのに、誰かが悲しい思いをするようなお題は避けましょう。後ほど古今東西ゲームにおすすめのお題を、初心者向けの定番のお題から、上級者向けの難しいお題までご紹介するので、参考にして下さい。
山手線ゲームとしても有名
古今東西ゲームは、山手線ゲームという別の名前でも知られています。山手線ゲームという名前が誕生した由来は1つあります。1つめの由来は、およそ30ある山手線の駅名が、よく古今東西ゲームのお題といて使われていたためというものです。
2つめは、古今東西ゲームは、決められたお題に適した答えをリズムよく答えていけば、2周3周していきます。このように何周も繰り返していく様子を、山手線に例えたというものです。
ちなみに、なぜ連想ゲームが古今東西ゲームという名前なのか、不思議に思ったことはないでしょうか?古今東西とは、世の中の全てのことを意味しています。どんな事でもお題に出来るゲームのため、古今東西ゲームという名前になったというわけです。
古今東西ゲームの進め方
古今東西ゲームの基本的なルールや禁止事項を確認した上で、実際に古今東西ゲームをどのように進行していくのか、簡単にご紹介します。参加者は円盤状に並ぶか、全員が向かい合う形が参加しやすいでしょう。
最初に、じゃんけんなどで進行役の親を決めます。親は、古今東西ゲームのお題と、最初に言う人を決めます。また、どんな順番で答えを言っていくかも決めておきましょう。基本的には時計回りに進めていくのが分かりやすくておすすめです。
そして親は古今東西ゲームのスタートの合図として、誰からスタートするのか、どんなお題で進めるのかを宣言します。例えば「佐藤さんから始まる、古今東西国の名前」と言ったら、佐藤さんから時計回りに国の名前を答えていきましょう。
古今東西ゲームはリズムよく進めていくゲームなので、参加者全員、手拍子を打ちながらリズムを取っていきましょう。手拍子を二回打ったら答えるというのが、オーソドックスなルールです。
このように古今東西ゲームは、進行役の親だけでなく、参加者も手拍子で盛り上げ役になります。そのため、古今東西ゲーム初心者ばかりではなく、少し経験者を入れておいた方がスムーズに進みます。
ただし、古今東西ゲームはルールさえ分かっていれば簡単に参加できるため、初心者の方が多ければ、一度経験者だけで試しに1周古今東西ゲームをやってみせるだけでも理解できるでしょう。
古今東西ゲームのお題例①定番系
ご紹介したように、簡単なルールで始められる古今東西ゲーム。ですが、盛り上がるかどうかは設定したお題にもかかっています。誰かが答えた言葉が、はたしてお題に合っているのかどうか、迷ってしまうようではゲームが続きません。
また、初回では参加者全員が気軽に答えられるお題でないと、盛り上がりに欠けるでしょう。そのため、最初はぱっと答えられる簡単なお題を用意して、回を重ねるごとに難しいお題を出していくのもおすすめです。
続いては、古今東西ゲームにおすすめの、老若男女誰でも簡単に答えられる定番お題例をまとめてご紹介します。
食べ物の名前
古今東西ゲームでおすすめの定番お題例の一つめは、「食べ物の名前」です。食べ物の名前は老若男女問わず身近なため、最初のお題としてもおすすめです。
食べ物の名前というお題では、少し範囲が広すぎるという場合は、「お菓子の名前」や「野菜の名前」、「中華料理の名前」など、食べ物の名前の中でもカテゴリーを絞ってみるのがおすすめです。
生き物の名前
古今東西ゲームでおすすめの定番お題例の二つめは、「生き物の名前」です。こちらも食べ物の名前と同じく、膨大な答えがあるお題になります。そのため、「海にすむ生き物の名前」や「虫の名前」、「鳥の名前」など、ある程度条件を付けた方が答えやすいでしょう。
その他何かの名前
古今東西ゲームにおすすめな定番お題例の三つめは、「その他何かの名前」です。例えば「花の名前」や「国の名前」、「都道府県名」や「有名人の名前」などです。
その他にも、「スポーツ選手の名前」や「色の名前」、「映画の名前」や「芸能人の名前」など、名前だけでも様々なお題を出題することができます。
「何かの名前」というお題は、誰もがなじみのあるお題で答えやすいというメリットがあるため、古今東西ゲームの慣らしとしておすすめのお題になります。
古今東西ゲームのお題例②〇〇なもの系
続いてご紹介するお題例は、「〇〇なもの系」です。まさに連想ゲームとなりますので、古今東西ゲームにはぴったりのお題でしょう。参加者たちが古今東西ゲームに慣れてきて、定番のお題例に飽きてきたらぜひ取り入れてみましょう。
こちらのお題例は、先ほどの名前シリーズと違って答えが明確ではないお題もあります。そのため、参加者全員が納得できる答えだったら良しとしましょう。
色で連想する
「〇〇なもの系」お題例の一つめは、「白いものといえば?」や「赤いものといえば?」といった、色で連想するお題です。最初のうちは答えるのも簡単ですが、周を重ねるにつれてだんだんと悩んでくるでしょう。頭の柔らかさがカギとなります。
形で連想する
「〇〇なもの系」お題例の二つめは、形で連想するお題です。「丸いものといえば?」というお題で、「ボール」や「卵」など、丸い形で連想できる答えをどんどんと言っていきましょう。「おにぎり」など、判断に迷う答えが出てくると盛り上がるでしょう。
手触りで連想する
「〇〇なもの系」お題例の三つめは、手触りで連想するお題です。例えば、「やわらかいものといえば?」や、「冷たいものといえば?」などです。なかなかぱっと思いつける答えが少なくなってくるため、答えをストックしながら続けていきましょう。
人によって答えが異なるもの
続いての「〇〇なもの系」お題例の四つめは、人によって答えが異なるもののお題です。例えば「夏祭りの屋台」や「おでんの具」といったお題です。人によって様々な答えが飛び出しますので、答えがセーフなのかアウトなのか、盛り上がること間違いなしです。
古今東西ゲームのお題例③上級編
古今東西ゲームのお題としておすすめの、オーソドックスなお題をご紹介してきました。しかし、参加者が古今東西ゲームに慣れている場合は、少しレベルアップしたお題でないと飽きてしまいます。
また、「そのお題、前にもやったことがある」という経験者が多いこともあるでしょう。そんな時には、やや難易度を上げた上級者向けのお題にチャレンジしたいものです。続いては、そんな上級者向けの古今東西ゲームのお題をみていきましょう。
定番のお題に条件を付ける
上級者向けの古今東西ゲームおすすめお題例の一つめは、定番のお題に条件を付けるお題です。例えば音楽バンドの名前というお題に、紅白歌合戦への出場経験がある、という条件を追加するだけで、ぐっと難易度が上がります。
同じく音楽バンドの名前でも、女性がボーカルを担当しているグループという条件を加えても、難易度を上げることが出来ます。
他にも、北半球にある国名や、東日本に位置する都道府県名、白い食べ物や「あ」のつく食べ物の名前など、定番のお題に限定的な条件を加えることで、簡単に難易度を上げたお題を作ることが可能です。
このお題例なら、一度出たお題でも条件を加えてもう一度使うことができますし、様々なバリエーションのお題を作ることも可能です。
記憶力が試されるものにする
上級者向けの古今東西ゲームおすすめお題例の二つめは、記憶力を試すお題です。例えば歴代オリンピック開催都市や、四字熟語、ことわざや昔話のタイトルなどがあります。また、「木へんのつく漢字」や「魚へんのつく漢字」なども盛り上がるでしょう。
マニア向けのものにする
上級者向けの古今東西ゲームおすすめお題例の三つめは、マニア向けのお題です。特定の知識を持った参加者の集まりの場合は、その知識にちなんだお題にするのもおすすめです。
例えば、歴史好きの集まりならば歴史上の人物の名前や、お城の名前、歴史上起こった有名な出来事や徳川幕府歴代将軍の名前などです。漫画やアニメが好きならば、作品タイトルはもちろん、メジャーな決め台詞や声優の名前などでも盛り上がるでしょう。
他にも、世界遺産に登録されたもの、神様の名前、元素記号、星の名前、ユーチューバーの名前など、参加者たちの知識に合わせてマニアックなお題になればなるほど、盛り上がります。
普段は言えないものにする
上級者向けの古今東西ゲームおすすめお題例の四つめは、長所をお題にするというものです。長所は自分の長所でも良いですし、恋人や結婚相手、友達や家族の長所でもいいでしょう。日本人はなかなか表立って長所を答える機会がありません。
しかし、古今東西ゲームのお題としてならば、日頃なかなか言えない長所も言えるのではないでしょうか?
ただし、このお題はある程度古今東西ゲームが盛り上がってから出題しないと、答えにくいお題でもあるため、親の切り出すタイミングが重要となるお題でもあります。
ローカルネタにする
上級者向けの古今東西ゲームおすすめお題例の五つめは、参加者が同じ地元出身の場合に限られてしまいますが、その地元ならではのローカルネタをお題にするというものです。
例えば、地元にあるお店の名前やローカル線の駅名、バス停の名前などです。同級会などの集まりで出題すると、盛り上がるためおすすめです。
あえてお題を秘密にする
上級者向けの古今東西ゲームおすすめお題例の六つめは、あえてお題を宣言せずに開始する、通称ブラック古今東西ゲームです。お題がブラックボックス状態なので、このような名前がつけられています。
例えば一人目が「アイスクリーム」と言ったら、次の人は「アイスクリーム」から連想されるお題を想像して答えます。「アイスクリーム」ならば、「お菓子の名前」や「冷たいもの」といったお題が連想されるため、「かき氷」などを答えればセーフです。
前の人が答えた答えからお題を想像して、暗黙のうちに決められたお題に合った答えを言っていくという、スリル感たっぷりの究極の古今東西ゲームになります。
暗黙のお題から外れてしまった場合は、その場の雰囲気がガラリと変わりますので、そうなったら負けを認めましょう。これらのようにマニア向けなお題は、参加者によって答えやすい、答えにくいが別れてしまいますが、「今回の参加者なら答えられる」というお題でしたら、ぜひ挑戦してみましょう。
古今東西ゲームで仲も深まる
今回は、古今東西ゲームの基本的なルールややり方、参加者や場の雰囲気に合わせたおすすめのお題をご紹介しました。
古今東西ゲームは、飲み会などで盛り上がるための手段だけではなく、脳トレとして高齢者にもおすすめされています。古今東西ゲームは道具も場所も関係なく、いつでもどこでも楽しめるゲームです。ぜひ何人か集まったときには古今東西ゲームで仲を深めてみましょう。