「教えてください」の正しい敬語表現とは?ビジネスメールでの使い方も紹介!

「教えてください」の正しい敬語表現とは?ビジネスメールでの使い方も紹介!

仕事上、人から何かを教わる機会は多いもの。そんなときに「教えてください」と言っても失礼ではないのでしょうか?それとも他に敬語的な表現があるのでしょうか?そんな疑問のために「教えてください」の正しい敬語表現を解説し、ビジネスメールでの使い方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.「教えてください」の敬語表現
  2. 2.「教えてください」の敬語の使い方と例文
  3. 3.「教えてください」のビジネスメールの敬語の使い方
  4. 4.「教えてください」の英語表現
  5. 5.「教えてください」の敬語は場面ごとに使い分けよう!

「教えてください」の敬語表現

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会社の上司や先輩、顧客や取引先などから、仕事上、教えてもらう機会は実に多いもの。そこで「教えてください」と相手に頼むわけですが、相手に失礼がないように教えてもらうためには、メールや文書でも正しい敬語が欠かせません。

実は「教えてください」は、「くれ」の敬語である「ください」が使われているので、これだけでも敬語です。ただし、さらに丁寧で尊敬の度合いが強い表現や、教えてもらう内容によっては「教えてください」ではなく違った敬語表現をした方が良い場合があります。

次からは、「教えてください」のいろいろな敬語表現について、社内および社外文書やビジネスメールでの使い方や例文をみていきます。相手やビジネスシーンに応じて是非、「教えてください」の敬語表現を使い分けてみてください。

「お」をつけて尊敬語

丁寧な言葉遣いにするシンプルな表現の一つに、言葉の最初に「お」を付けるというものがあります。何でも「お」を付ければ敬語になるというわけではありませんが、「教えてください」も「お」を付けて「お教えください」とすれば丁寧な表現となります。

「教えてください」も、より丁寧な敬語表現にすることによって、尊敬の度合いを高めた印象を与えることができます。

更に丁寧な「お教えくださいませ」

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また、言葉の最後に「ます」をつけて更に丁寧な表現にする方法もあります。「お教えください」に「ます」を付けて「お教えくださいませ」とすれば、さらに丁寧な印象を与えることができます。「教えてください」の言葉の最初に「お」、最後に「ます」を付け加えた「お教えくださいませ」では随分と敬語の印象が変わります。

「教えてください」の敬語の使い方と例文

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「教えてください」の敬語表現には、「お」や「ます」を付けてより丁寧にする方法だけではなく、謙譲語にしたり、「教える」を他の言葉に言い換えたりする方法もあります。ここでは、「教えてください」の敬語の使い方と例文をみてみましょう。

相手に応じて、またその時々のシチュエーションによって「教えてください」を意味する敬語を使い分ければ、メールや文書でも、より円滑なコミュニケーションが可能となるでしょう。

お教えいただけませんか?

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「教えてください」は「いただく」という謙譲語を使って敬語表現にすることが可能です。すなわち「お教えいただけませんか?」とすれば、自分が遜(へりくだ)ることで相手を上に置く敬語表現となります。

またこの場合、「教えてください」という依頼ではなく、「いただけませんか?」という遠回しな疑問形になるので、判断を相手に委ねる押しつけがましくない表現となり、いっそう相手のことを敬う印象を与えることができます。

「お教えいただけませんか?」は、相手に簡単なことを聞くのに向く敬語です。例えば「明日のご予定をお教えいただけませんか?」、「連絡先をお教えいただけませんか?」などが例文として挙げられます。

ご指導のほどお願いいたします

「教えてください」を「ご指導ください」という敬語に言い換えると、相手を敬った感じがよりいっそう強くなります。「指導する」とは上司が部下に、年長者が年少者に、先輩が後輩に行うもので、相手の方が知識や経験が豊富であることを前提にして教えを仰ぐということが明確になるからです。

「教えてください」を「ご指導ください」に言い換える例文としては、「引き続きご指導のほどよろしくお願いします。」、「ご指導を賜りたく何卒よろしくお願いいたします。」などが挙げられます。

ご教授いただきました

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「教えてください」を「ご教授ください」とするとどうでしょうか?「教授」とは、通常は学問や技芸を教え授けるときに使う言葉です。ですから、「ご教授ください」は専門的な知識やノウハウなどを教えてもらいたいときに使う方がよいでしょう。単に連絡先やスケジュールの都合など聞く際には使いません。

従って、「ご教授いただきました」は、ある程度の期間、体系的、継続的に教えてもらった時に使うべき敬語です。例えば「このたびはお忙しい中、何度もご教授いただきまして誠にありがとうございました。」といった使い方が挙げられます。

ご教示お願いいたします

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「教えてください」を「ご教示ください」と言い換えることもできますが、「教示」を「教授」と混同して使わないよう注意が必要です。「教示」とは文字通り「教え示す」ことで、「ご教示ください」は「教えてください」と同様、教えてもらう内容にかかわらず使うことができます。

例えば「来週水曜日のご都合をご教示ください」といった簡単な質問から、「御社の業務内容・ポリシーについてご教示お願いいたします」といった割と込み入った質問まで、「教えてください」と同様に広範囲な使い方ができます。

「教えてください」のビジネスメールの敬語の使い方

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「教えてください」は丁寧な言い回しであり尊敬語と言えるものの、社内の上司も含めビジネスメールで使うのは避けた方が無難です。なぜなら、これまでみてきたように、「教えてください」は当然教えてくれるだろうという押しつけがましいニュアンスがあるうえに、「教えてください」よりもっと尊敬の度合いが強い敬語表現が他にあるからです。

ですから、ビジネスメールでは「教えてください」ではなく、例えば「ご教示くださいますよう何卒よろしくお願いいたします。」、「ご指導いただけましたら幸いです。」といったよりレベルの高い敬語表現が適切と言えるでしょう。

さらに、いきなり「教えてください」ではなく、「お忙しいところ誠に恐縮ですが」、「ご多用中のところお手数をお掛けしまして申し訳ありませんが」といった前置きを付けると、さらに相手を気遣う気持ちが感じられ、敬語レベルは高まります。

社内の上司にはビジネス用の敬語に変える

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ビジネスシーンは顧客や取引先などの社外だけではなく、社内の上司や他部署とのコミュニケーションも想定しておく必要があります。特に社内の上司には「教えてください」ではなくビジネス用の敬語を使うよう心掛けましょう。社内の上司はあなたを指導する立場にあるので、「ご教示」を「ご指導」と言い換えることもできます。

「教える」を敬語表現にすると?使い方の例文や類語を詳しく紹介! | 副業・暮らし・キャリアに関するライフスタイルメディア
日常生活の中でも結構良く使われる「教える」という言葉ですが、実は「教える」の敬語表現が正しく使えていない人もいます。「教える」という言葉の敬語表現やビジネスでの使い方や使い方の例文、類語や英語表現まで詳しくご紹介しましょう。

「教えてください」の英語表現

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「教えてください」を英語で伝えるビジネスシーンがあるかも知れません。そんなときのために「教えてください」を英語で何というかみておきましょう。英語も日本語と同様、丁寧な言い回しやフォーマルな表現、親しい間柄で使うフレンドリーな言い方がありますので、「教えてください」の敬語表現をいくつかご紹介します。

フォーマルな表現

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まず大前提として、英語には「です」、「ます」といった最後に付け加えるだけで丁寧な言い方になる便利な敬語表現や、「いただく」といった謙譲語はありません。従って、「教える」を意味する語句を使い分けるか、「教えてください」という命令形的な表現を疑問形に変えて遠回しに相手にお願いするような表現にします。

英語で「教える」を意味するフォーマルな語句は、情報を伝えるという意味の「inform」です。名詞形は日本語にもなっている「information」です。「inform me of ~」とすれば「私に(me)に~のことを教えて」という意味になります。

これを相手を敬うフォーマルな表現にすると、英語で「どうぞお願いします」を意味する「Please」を最初に付けて「Please inform me of ~」とします。また、「Could you inform me of ~?」として、疑問形の丁寧な言い方もできます。

親しい仲の場合

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親しい仲であれば、英語で「告げる」、「伝える」を意味する「tell」を使いシンプルに「tell me ~」とします。少し丁寧にしたいなら「Please tell me ~」や「Will you tell me ~?」としましょう。教えてもらう内容が少し詳しいようであれば、「tell」をアドバイスするという意味の「advise」に置き換えてもよいでしょう。

関係が築けてきた場合

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ビジネス上の付き合いだからといって、いつまでもフォーマルな言い方を続けると堅苦しさが抜けません。ある程度関係が築けたら、「inform me of ~」ではなく、「let me know」を使ってみましょう。「let」は「~をさせる」、「~をやらせる」という意味ですから、「私に知らせてください」、すなわち「教えてください」という意味になります。

この場合、最初に「Please」や「Could you」を付けると、堅苦しくないうえに丁寧な言い方になります。

「教えてください」の敬語は場面ごとに使い分けよう!

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社内、社外のビジネスシーンで良く使う「教えてください」ですが、気持ちよく教えてもらうためには、相手に失礼がないよう正しい敬語を使うなどの気遣いが必要です。社内の場合は上司なのか同僚なのか、社外の場合は相手との関係を考え、「教えてください」だけではなく、その場面ごとに敬語を使い分けるようにしましょう。

shkamj
ライター

shkamj

shkamjと申します。56歳男性、金融機関で約30年の経歴があります。

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