「教える」を敬語表現にすると?使い方の例文や類語を詳しく紹介!

「教える」を敬語表現にすると?使い方の例文や類語を詳しく紹介!

日常生活の中でも結構良く使われる「教える」という言葉ですが、実は「教える」の敬語表現が正しく使えていない人もいます。「教える」という言葉の敬語表現やビジネスでの使い方や使い方の例文、類語や英語表現まで詳しくご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.「教える」の敬語表現
  2. 2.「教える」の敬語表現の注意点
  3. 3.「教える」の類語
  4. 4.「教える」の敬語の使い方
  5. 5.「教えてください」の敬語の類語
  6. 6.「教えてください」の敬語の使い方と例文
  7. 7.「教える」の英語表現
  8. 8.「教えてください」の英語表現
  9. 9.「教えていただけませんか」の英語表現
  10. 10.「教える」の敬語は正しい使い方を!

「教える」の敬語表現

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学校や職場などでも使う機会が比較的多い「教える」という言葉ですが、実はこの「教える」という言葉の敬語表現の使い方が間違っているという人は少なくありません。というのは、「教える」のが自分なのか相手なのかというところでごっちゃになってしまう人も多いからです。

ビジネスシーンなどにおいて「教える」の使い方を間違えると、とんでもなく失礼になることもあります。「教える」の正しい敬語表現についてご紹介しましょう。

お教えになる

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「教える」の敬語表現の一つ目は、「お教えになる」です。この言い方の中では「教える人」は相手です。「先生が我々に数学をお教えになる」という風に、「お教えになる」のは「先生」です。自分より偉い立場の人が、自分や他の人に対して「教える」場合、「お教えになる」という敬語表現を使うことができます。

ビジネスシーンなどで上司が何かを教えてくれるといった場合にも、「お教えになる」という敬語表現を使うことができますので、覚えておきましょう。

教えられる

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「教える」の敬語表現の二つ目は、「教えられる」です。「教えられる」と言うと受動態と勘違いして、「自分が誰かから教えられる」といった使い方だと思ってしまう人もいます。ですがここでの「教えられる」は「お教えになる」と同じ意味で、「先生が英語を教えられる」は「先生が英語をお教えになる」という意味の敬語になります。

こちらもやはり、ビジネスシーンなどで先輩が後輩に何かを教えるといった時に「先輩が大切な仕事を色々と教えられる」なとといった敬語表現として使うことができます。

「教えます」で十分な場合もあり

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「教える」の敬語表現の三つ目は、「教えます」です。とてもシンプルで敬語表現ではないように見えますが、実は「教えます」という表現も立派に「教える」の敬語表現のひとつです。これは、自分が誰かに教えるという場合に使える「丁寧語」としての「教える」の敬語表現になります。

「教える」の敬語表現の注意点

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「教える」の敬語表現は先にも少し触れたとおり、「教える」のが自分なのか相手なのかによってかなり違ってきます。「教える」というのは、相手より知識などを多く持っている側が持っていない側に対して説明をすることです。そのため自分が相手に「教える」場合は、どんなに丁寧な言い方をしても相手を下に見るような言い方になります。

「教える」側は「教えられる」側より立場が上になりますので、ビジネスシーンなどで上司や先輩に何かを説明する際には言葉の選び方に注意が必要です。下手をすると相手を怒らせてしまうことにもなりかねません。

ビジネスシーンなどにおいて、正しい使い方をしなければトラブルの原因にもなりかねない「教える」の敬語表現において、注意しなければならないことをご紹介します。

「お教えする」は謙譲語

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「教える」の敬語表現で「お教えする」という言葉を使うことがありますが、この「お教えする」という言い方は謙譲語です。謙譲語ならビジネスシーンなどで使っても失礼にはならないと判断して「お教えします」などと言う人がいますが、これは大きな間違いです。「お教えする」を簡単に言うと「教えてあげる」です。

ビジネスシーンなどで目上の人や立場が上の人などに対して「お教えします」と言うと、たとえ謙譲語であっても大変失礼です。上司に対して「教えてあげる」と言うのは失礼にあたるのと同じで、「お教えします」も失礼に当たります。

ビジネスでの上司や先輩など、自分より立場や年齢が上の人に何かを教えてあげる時には「お教えします」という言い方をしないよう、注意しましょう。

「教える」の類語

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次に「教える」の類語についてご紹介します。かなり使用頻度の高い日本語の一つである「教える」には、実は色々な使い方があります。そのため、「教える」という言葉の類語は日常生活の中で良く使われる「教える」の意味とは少し違うものも含まれます。それは、「教える」という言葉の意味は「勉強などを教える」という意味だけではないからです。

「教える」という言葉はビジネスシーンなど日々の生活の中のいろいろな場面で使われますが、いつもいつも同じ意味で使われているわけではありません。「教える」に含まれる色々な意味に対応する類語をいくつかご紹介しましょう。

説明する

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「教える」の類語の一つ目は、「説明する」です。勉強などを教える時にはまず「説明」することが大切です。ですから、「説明する」は「教える」と同じ意味を持った類語であると言うことができます。「説明する」という「教える」の類語はビジネスシーン以外にも、意外に身近な所でも良く使われています。

高齢者などが多く集まる地区のパソコン教室などでは、インストラクターは「お教えします」ではなく「ご説明します」と言います。「お教えします」は先にもご紹介したように、相手より自分が上だという言い方なので、相手に対して失礼に当たります。

そのためこういった習い事の教室などでは「お教えします」ではなく「ご説明します」と言い換えます。このような所からも、「説明する」は「教える」の類語だと言えます。

伝える

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「教える」の類語の二つ目は、「伝える」です。「教える」は勉強などを教える以外にも色々な場面で使われる言葉です。例えば、ビジネスにおいて仕事に何か伝達が必要なことがあるといった時に、同僚などに「教えて」と言う時は「伝える」という意味での「教える」の使い方になります。他に「電話番号を教えて」というのも「伝える」の意味になります。

「会議の開始時刻を教える」という場合にも「教える」の部分は「伝える」という意味になりますので、「伝える」は「教える」を使う場面で使うことができる類語と言えます。

勉強などに関すること以外で「教える」という言葉を使う場合、「伝える」の意味に近い使い方をすることは結構多いため、「伝える」は「教える」という言葉の類語であると言うことができます。

知らせる

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「教える」の類語の三つ目は、「知らせる」です。こちらも「伝える」と同じような意味になりますので、「教える」の類語であると言うことができます。「お盆休みの日程を教えて下さい」などと言う時には「知らせる」の意味で「教える」という言葉を使っていますので、「知らせる」は「教える」の類語だということが分かりやすいでしょう。

「忘年会の日程をお知らせします」という言葉は「忘年会の日程をお教えします」とも言えますし、このように何かの情報を知らせるという時にも「教える」という言葉で言い換えることができるため、「知らせる」は「教える」の類語であると言えます。

「知らせる」に近い意味を持つ言葉も「教える」の類語になりますので、「教える」の類語は結構多く存在すると言うことができます。

「教える」の敬語の使い方

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「教える」の敬語表現について色々とご紹介してきましたが、次は実際に「教える」の敬語表現をどのように使えば良いのかを、使い方の例文を挙げてご紹介します。「教える」の使い方には色々あります。それは「教える」という言葉は、使い方次第で色々な違う意味になるからです。

情報を伝えるという使い方の時や、何かを知らせるという使い方の時など「教える」には様々な使い方があります。「教える」の敬語表現の代表的な使い方を、例文を挙げてご紹介しましょう。

連絡先などを教える場合

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ではまず、連絡先などを伝える場合の「教える」の敬語表現の使い方をご紹介します。「電話番号教えて」や「メールアドレス教えて」「ラインのアカウント教えて」など、昨今には相手に伝えてほしい情報が山ほどあります。そんな連絡先などの情報を伝えるという場合の「教える」の敬語表現の使い方です。

例文:連絡先をお伝えします

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それでは、「連絡先をお伝えします」という意味での「教える」の使い方の例文をご紹介します。「連絡先をお伝えします」を「教える」を使った例文にすると「連絡先をお教えします」になります。先に「お教えします」はビジネスシーンなどで目上の人に対して使うと失礼だとご説明しましたが、必ずしも失礼というわけではありません。

連絡先などを伝えるという意味であれば、ビジネスシーンで上司や先輩など目上の人に対して「お教えします」と言っても失礼には当たりません。

他に「連絡先を教えます」という例文も「教える」の敬語表現の使い方の例文になります。知り合ったばかりの同年代に対してなら「お教えします」ではなく「教えます」でも構いません。

場所などを聞かれて教える場合

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次に、場所などを聞かれて教える場合の「教える」の使い方の例文をご紹介します。こちらも先に例文としてご紹介した「連絡先をお教えします」と同じように、何らかの情報を相手に伝えるという時の「教える」の使い方です。なので「連絡先をお教えします」という例文と同じような「教える」の使い方をします。

例文:そちらまでご案内いたします

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それでは、場所などを聞かれて教える場合の「教える」の使い方の例文をご紹介します。「そちらまでご案内いたします」という意味での「教える」の使い方の例文として「そちらまで道をお教えいたします」という言い方の例文が挙げられます。道に迷った人を案内してあげるという場合にも「教える」を使うことができます。

道に迷って困っている人からすれば道を教えてくれる親切な人は、自分よりもその「道」について良く知っている人です。ですから、道を案内する人の方が道を教えてもらう人より上の立場であると言うこともできます。

そのため「そちらまで道をお教えいたします」という言い方であっても、相手にとって失礼には当たりません。

「教えてください」の敬語の類語

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次に「教えてください」の敬語の類語についてご紹介します。「教えてください」は「教える」ことを相手に対して求める意味での「教える」の使い方の敬語表現です。先に「教える」の類語についてはご紹介しましたが、「教えてください」の類語は「教える」の類語とはまた違います。

人生の大先輩などに対して使われることのある、「教えてください」という敬語の類語をご紹介しましょう。

ご教示ください

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「教えてください」の敬語の類語の一つ目は、「ご教示ください」です。自分より目上の人や、自分より立場が上の人などに対して教えを乞う場合に時折使われる言葉なので、聞いたことがあるという人もいるでしょう。あまり若い人には使われませんが、立派な大人がさらに立派な大人に対して「ご教示ください」と言うことがあります。

「教示」は「教える」に「示す」という文字を使うので、「教え示す」という意味になります。「ご教示ください」という言い方以外に「ご教示願います」などという言い方も「教えてください」の敬語表現になります。

「ご教示ください」は、他にも「ご教示いただけないでしょうか」「ご教示いただけますか」「ご教示くださいませ」など色々な言い方ができます。

ご教授ください

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「教えてください」の敬語の類語の二つ目は、「ご教授ください」です。「教授」という言葉は「大学教授」という言葉で見慣れている人が多い言葉です。「教授」という言葉は「学術などについて継続的に教えを授けること」という意味がありますので、「教示」と違ってどんな相手に対してでも使える敬語表現ではありません。

「ご教授ください」「ご教授願えますか」という言い方は、学校の先生や教授などに対して教えを乞うという場合に使う敬語表現ですので、ビジネス関連の相手に対しては使える場合と使えない場合とがあります。

「ご教授ください」という敬語表現は、研究所の研究員が上司である研究員に教えを乞う場合には使えますが、普通の会社で上司などに教えを乞う場合には使えません。

ビジネスシーンの向き・不向き

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「教えてください」の敬語の類語の使い方においては、先にご紹介した「ご教授ください」のように使うシーンや相手を選ぶことがありますので注意が必要です。「ご教示ください」と「ご教授ください」といったような言い回しの敬語表現はビジネスシーンにおいて、向き不向きがあるからです。

「教えてください」をビジネスシーンで使う場合には、「ご教示ください」という敬語表現の方が向いています。「教示」は「教え示す」という意味なので、ビジネスシーンで使ってもおかしくありません。

「ご教授ください」は先にもご説明したように、学校の先生などに対して使う敬語表現です。なので「ご教授ください」はビジネスシーンには不向きだと言えます。

「教えてください」の敬語の使い方と例文

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それでは次に「教えてください」の敬語の使い方と例文をご紹介していきます。先に「教える」の敬語の使い方の例文をご紹介しましたが、「教えてください」と人に対して教えを乞うという場合には、さらに色々なバリエーションの敬語表現があります。それだけに、その使い方も難しくなってきます。

人に対して教えを乞う際に使う、「教えてください」の敬語の使い方と例文をいくつかご紹介しましょう。

「お」をつけて丁寧に

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「教えてください」の敬語の使い方として、まず「お」を頭につけた丁寧な言い回しが挙げられます。「お」を頭につけると「使ってください」が「お使いください」になるなど、動詞の末尾が変化します。「教えてください」という言い方も、頭に「お」をつけることによって末尾が少し変化した敬語表現になります。

「教えてください」の頭に「お」をつけるとどのような言い方になるのか、その使い方の例文からご紹介しましょう。

例文:お教えください

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「教えてください」の敬語の使い方と例文の一つ目は、「お教えください」です。「教えてください」の頭に「お」をつけると「お教えてください」にはなりません。「教えてください」の頭に「お」をつけると、「お教えください」という風に変化します。誰かに何かを教えて欲しい時には「お教えください」と言えば間違いありません。

ですがこの「お教えください」も語尾を変化させたりすることによって、さらに丁寧な敬語にすることができます。まずは「教えてください」の敬語の使い方は「お教えください」だということを押さえておきましょう。

「ます」「ませ」をつけてより丁寧な敬語に

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「教えてください」の敬語の使い方として次に挙げられるのが、「ます」「ませ」をつけた言い回しです。先にご紹介した、頭に「お」をつける言い方も丁寧な言い方の敬語になりますが、末尾に「ます」や「ませ」をつけると頭に「お」をつけていなくても、とても丁寧な言い方の敬語になります。

「教えてください」の後ろに「ます」をつけると、教えを乞うという場合には使えませんが、さらに語尾を変化させると教えを乞う場合にも使えるようになります。それでは「教えてください」に「ます」「ませ」をつけた敬語の使い方の例文をご紹介します。

例文:教えてくださいませ

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「教えてください」の敬語の使い方と例文の二つ目は、「教えてくださいませ」です。「教えてください」の後ろに「ませ」をつけただけのシンプルな形の変化で、丁寧な言い方の敬語になります。先にご紹介した「お」をつけた言い方の後ろに「ませ」をつけるという使い方もできます。「お教えくださいませ」となるとかなり丁寧な言い回しの敬語です。

また「教えてくださいませ」の語尾を「ます」すると、違った使い方もできます。「教えてくださいますか」と言うと、相手の都合を考えて遠慮がちにお願いする言い方になります。「教えて欲しいけれどご都合は如何でしょうか」といったニュアンスの敬語です。

「いただけませんか」を使う敬語

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「教えてください」の敬語の使い方として他に、「いただけませんか」を使う敬語表現も挙げられます。「教えてください」に「お」をつけて「お教えください」にしても、「ませ」をつけて「教えてくださいませ」と言っても、自分が相手に教えて欲しいという気持ちが前面に押し出されているような言い方になります。

自分が相手に教えて欲しいという欲求を押し出さず、相手の都合を気にする言い方として先に「教えてくださいますか」という敬語をご紹介しましたが、「いただけませんか」を使うとさらに丁寧な敬語になります。

「教えてください」の語尾を「いただけませんか」に変えた「教えてください」の敬語の例文をご紹介しましょう。

例文:教えていただけませんか

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「教えてください」の敬語の使い方と例文の三つ目は、「教えていただけませんか」です。「いただけませんか」をつけると、「お教えください」や「教えてくださいませ」よりもさらに丁寧で、相手に気を遣った言い方になります。相手の都合などによっては教えてもらうことを諦めるといった姿勢を見せる、とても丁寧な敬語です。

また、「教えていただけませんか」の頭に「お」をつけて「お教えいただけませんか」という言い方にすると、より一層丁寧な敬語になります。

あまり良く知らない人や目上の人に対して「教えてください」と言いたい時には「お教えください」や「教えてくださいませ」ではなく、「教えていただけませんか」や「お教えいただけませんか」という敬語を選ぶことをおすすめします。

「教える」の英語表現

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次に「教える」の英語表現についてご紹介します。「教える」という言葉にはいくつかの意味があります。「説明する」という時にも使われますし「伝える」「知らせる」といった場合にも使われますので、「教える」の英語表現はひとつではありません。「教える」という言葉に対して、いくつもの英語表現があると言えます。

「説明する」や「伝える」「知らせる」といった複数の意味を含んで使われる、「教える」という言葉の英語表現をいくつかご紹介しましょう。

tell

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「教える」の英語表現の一つ目は、「tell」です。「tell」には「話す」という意味がありますが、「説明する」という意味でも使えます。「教える」には「勉強などを教える」という意味もありますが、「tell」はそういった意味での「教える」の英語表現ではなく、「名前を教える」などといった時の「教える」の英語表現になります。

「勉強を教える」という英語表現は「teach」になりますので、その違いを覚えておくと良いでしょう。それでは「tell」をどのように使えば良いのか、「tell」を使った例文をご紹介しましょう。

Can you tell me how to get to the station

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「tell」を使った「教える」の英語表現の一つ目は、「Can you tell me how to get to the station」です。「どうやって駅に行けばよいか教えてもらえますか」という意味で、「説明する」という意味で「教える」を使った文章になります。「Can」は少し砕けた言い方なので、あまり敬語的な表現にはなりません。

ですがごく普通に道行く人に道を尋ねる場合にはこの言い方でも失礼にはなりませんので、間違った言い方ではありません。

Can you please tell me your name

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「tell」を使った「教える」の英語表現の二つ目は、「Can you please tell me your name」です。「お名前を教えてもらえませんか」という意味で、こちらは「伝える」という意味での「教える」の使い方になります。こちらも先にご紹介した文章と同じく「Can」を使っていますので、ちょっと砕けた言い方になります。

「教えてください」の英語表現

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「教える」の英語表現を先にご紹介しましたので、次は「教えてください」という敬語の英語表現についてもご紹介します。「教える」では「tell」と「can」を使った文章をご紹介しましたが、「教えてください」という敬語の形の英語表現は少し違ってきます。より丁寧な「教えてください」の言い回しがありますのでご紹介しましょう。

Inform 人 of 物

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「教えてください」という敬語の英語表現には「Inform 人 of 物」という言い回しを使います。「inform」には「情報を与える」「告げる」「報じる」「知らせる」といった意味があります。「inform」は見慣れないという人でも、「information(インフォメーション)」ならなじみ深いでしょう。

「information」は「情報」という意味の名詞ですが、これは動詞「inform」からきています。「inform」の「知らせる」は「教える」の意味に通じますので、「教える」の英語表現に当たります。「inform」を使った「教えてください」の英語表現をご紹介します。

please inform me of your address

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「inform」を使った「教えてください」の英語表現の一つ目は、「please inform me of your address」です。「どうかあなたの住所を教えてください」という意味で、「伝える」という意味での「教える」の使い方の英語表現になります。「address」と言うとメールアドレスだと勘違いする人もいますが、メールアドレスは「email address」です。

could you inform me of your name

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「inform」を使った「教えてください」の英語表現の二つ目は、「could you inform me of your name」です。「名前を教えてください」という意味で、こちらも「伝える」という意味での「教えてください」の英語表現です。先に「教える」の英語表現で「can」を使いましたが、「could」の方が丁寧な敬語的な言い方になります。

「教えていただけませんか」の英語表現

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次に「教えていただけませんか」の英語表現についてもご紹介します。「教えてください」よりさらに丁寧な敬語での言い方になります。こちらも「教えていただけませんか」を「伝える」「知らせる」「説明する」といった色々な意味で使った形の英語表現をご紹介しましょう。

would you tell me your name

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「教えていただけませんか」の英語表現の一つ目は「would you tell me your name」で、「お名前を教えていただけませんか」という意味です。「教えていただけませんか」という敬語の英語表現には「would」を使います。とても丁寧な敬語ですので、「would」を使った言い回しならまず失礼にはなりません。

would you tell me your email address

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「教えていただけませんか」の英語表現の二つ目は「would you tell me your email address」で、「メールアドレスを教えていただけませんか」という意味です。「would」を使うことによって「can」や「could」を使うより、より敬語らしい表現になりますので「would」を使いましょう。

would you tell me how to get to the station

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「教えていただけませんか」の英語表現の三つ目は、「would you tell me how to get to the station」で「どうやって駅まで行けばよいのか教えていただけませんか」という意味です。先に「教える」でご紹介した「Can you tell me how to get to the station」よりずっと丁寧な敬語表現になります。

would you tell me which road leads out of the wood

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「教えていただけませんか」の英語表現の四つ目は、「would you tell me which road leads out of the wood」で、「森から出る道を教えていただけませんか」という意味です。「教える」の英語表現に当たる「tell」を使っていても「would」をつけると丁寧な言い方になることを覚えておきましょう。

「教える」の敬語は正しい使い方を!

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「教える」の敬語について類語や英語表現など色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。ご紹介してきたとおり、「教える」の敬語は意外に使い方が難しいです。「教える」の敬語での表現をちゃんと覚えて、上司や目上の人に対して失礼にならないよう、正しい使い方をしましょう。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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