「王道」の意味や使い方をを解説!語源や本来の意味を知らない人が多数!

「王道」の意味や使い方をを解説!語源や本来の意味を知らない人が多数!

普段の生活でもよく使われる王道。みなさんはその由来を知っていますか。ここでは「王道」の意味や語源、対義語や使い方をまとめました。定番と似たような意味を持っていますが、厳密には違うのです。王道の意味や語源とは、その対義語はなにか、ぜひ最後までお読みください。

記事の目次

  1. 1.王道の異なる2つの意味とは
  2. 2.王道の意味①古代中国
  3. 3.王道の意味②アケメネス朝ペルシア帝国
  4. 4.王道と定番の違い
  5. 5.王道の言葉の使い方
  6. 6.王道を英語で言うと?
  7. 7.王道と言えば?
  8. 8.王道の本来の意味や使い方を覚えておこう!

王道の異なる2つの意味とは

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「王道の戦略」「王道のブランド」そんな言い回しを聞いたことがありませんか。ビジネスの場面でもよく使われる「王道」という言葉。自分でもよく使っているという人も多いと思いますが、それがどんな意味か理解しているでしょうか。

「王道」には二つの語源があります。それぞれ違う地域が発祥とされていますが、その由来は古代まで遡ります。現代でも日常的に使用している言葉ですが、実は歴史のある言葉なのです。その由来や意味、語源や対義語について詳しくまとめましたので、最後までお読みください。

王道の意味①古代中国

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まず一つ目の王道の由来は古代中国まで遡ります。古代中国では儒教というものが尊ばれており、王道もその儒教の言葉の一つです。儒教とは孔子という人が考えた教えで、今でも政治家や経営者の多くがその教えを学んでいます。

そしてその孔子の教えを受け継いだ人に孟子という人がいます。王道という言葉はその孟子が考えたものです。それはどのような意味なのか説明していきます。

意味:君主が仁徳をもって国を治める

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儒教の教えの中に「君主は仁徳をもって国を治める」というものがあります。民を束ねる王様は武力に頼らず、学問の教えや法律などで国を治めなければならないという意味です。王様にはとても強い権力があります。その権力を乱暴に使うと民の心は離れ、国が廃れてしまいます。それを戒めた言葉なのでしょう。

語源

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上でも説明しましたように王道の語源は古代中国の儒教です。それは王様の国を統治するための教えでしたが、それが転じて、今では「最も正当な道、オーソドックスな道、物事が進む正当な道」という意味で使用されています。語源が孟子という偉い思想家からきているので、とてもありがたい言葉に聞こえます。

対義語

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王道とは武力に頼らず、学問や法律で国を治める方法を意味していました。その対義語はなんでしょうか。それは覇道と言います。覇道は学問や法律など仁徳で国を治めるのではなく、武力をもって国を治める方法を指します。王道とは反対の意味ですが、これも儒教の中にでてくる言葉です。

また似たような対義語に邪道というものがあります。この対義語は「正当でない方法」を意味しています。これは仏教を語源としていますので、覇道とはまた違う意味を持っています。

王道の意味②アケメネス朝ペルシア帝国

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王道の意味のもう一つの由来は紀元前5世紀ころのアケメネス朝ペルシア帝国まで遡ります。古代中国と同じくこちらも歴史の重みを含んだ語源となっております。古代中国では儒教の孟子の教えという学問的な由来でしたが、アケメネス朝ペルシア帝国ではどのような意味で使われていたのでしょうか。

意味:楽なやり方・安易なやり方

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アケメネス朝ペルシア帝国での使い方を語源にもつ王道は「楽なやり方、安易なやり方」を意味しています。中国での王様の国の統治の仕方を現したものとは違い、アケメネス朝ペルシア帝国での使い方は道路を意味しています。それではその語源について説明していきます。

語源

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アケメネス朝ペルシア帝国での王道は道路を意味しています。ダレイオス1世という王様によって作られた首都スーサからサルディスという都市までを結ぶ公道を「王の道」と呼んでいました。王の道が作られたおかげで今までよりもスーサとサルディスが容易に行き来できるようなりました。

都市の間を容易に行き来できる王の道にちなんで、安易なやり方、近道という意味を「王道」と呼ぶようになったわけです。古代中国とは大分意味が違いますので、間違えないようにしてください。

王道と定番の違い

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ここまで王道の意味や語源、対義語について説明してきましたが、ここでは定番という言葉の意味についてご説明いたします。

王道と似たような意味の言葉に「定番」というものがあります。「定番の味」「定番の曲」などこちらも日常的によく使う言葉です。それでは「王道」と「定番」に意味の違いはあるのでしょうか。ここでは「王道」と「定番」の違いについて説明いたします。ぜひご覧になってください。

定番は「王道」の類義語

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定番は「朝ごはんの定番と言えばこれ」というようにそのカテゴリーの中での最も一般的なものを意味します。王道も似たような意味を持っていますが、王道はどうちらかというと正当という意味合いが多く含まれていますので、そこが違いと言えるでしょう。ただ、同じような使い方をされている場合が多いです。

置き換え表現として使用可能

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正当という意味合いが含まれない「定番」ですが、一般的には王道と同じように使われています。「朝ごはんの定番」と「朝ごはんの王道」はどちらもよく聞く言葉です。この場合、どちらが間違っているということはありませんので、どちらでも自分の使いやすい方を使ってください。

王道の言葉の使い方

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それでは「王道」という言葉の使い方について説明いたします。ここでは普段よく目にする四つの使い方を紹介します。四つとも日常的に使われる言葉ですが、意味を間違えて使っている場合もあります。自分の使い方があっているか確認してみてください。ではご紹介いたします。

①王道展開

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映画や漫画を見ていて「このストーリーは王道展開だな」と思ったことがありませんか。王道の流れと同じような意味で、よくある一般的な展開で、つまらなくはないんだけどどこかで見たことのある話と感じるストーリーです。この場合だとあまり褒めてる感じはありません。

②王道を歩む

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続いて「王道を歩む」。これは「正当な道を進んでいる」という意味で使われます。よく野球中継などで「この選手はホームランバッターの王道を歩いています」などと聞いたことはないでしょうか。この場合だと、ある選手が自分の特徴や個性を活かしながらホームランバッターとして進化しているという意味で使われています。

③〇〇に王道はなし

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「勉強に王道はなし」「ダイエットに王道はなし」このような使い方をするのを聞いたことがありませんか。これは簡単にできる道、近道という意味で王道が使われています。どんな道でも絶え間ない努力が必要とされ、安易に達成できるものはないとの戒めの言葉として覚えておきましょう。

④王道的な

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王道は「正当な道」という意味を含みます。それを使った言葉として「王道的な」という表現があります。「王道的な小説」「王道的な映画」など正統派でそのカテゴリーを代表するようなものに使います。なかなか馴染みのない使い方ですが、使いやすいのでぜひ使ってください。

王道を英語で言うと?

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ここまで王道の意味や語源、対義語や使い方などについて説明してきましたが、ここでは王道を英語で言う場合について解説いたします。日本語でも意味や語源が複数ある王道ですので、英語でもいくつかの言い回しがあります。その意味よって表現方法が違いますので、それを説明いたします。

royal road

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これは王様=royal、道=roadをあわせた形で王道を意味しています。アケメネス朝ペルシア帝国の語源のところでも紹介しました「王の道」です。これは安易なやり方、近道を意味する言葉でした。英語ではそのまま訳してroyal roadとします。なにかの機会に使うことがあるかもしれませんので、憶えておきましょう。

easy way

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easy wayも王道の意味と近い言葉です。簡単な=easy、道=wayをあわせた言い方でこれも安易なやり方、近道を意味しています。royal roadと同じような意味なので、どちらを使っても構いません。easy wayの方がよりストレートな表現方法ですので、伝わりやすいかもしれません。

classic

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classicには「規範となる」や「標準的な」という意味があります。これは王道の「正当な道」という意味に近い表現として使われることもあります。また、基準、標準を意味するstandardとも近い意味を持っているため、こちらを使ってもよいでしょう。王道は様々な英語表現ができる言葉です。

王道と言えば?

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世の中は様々なもので溢れていますが、どのカテゴリーにも王道というものがあります。ここでは様々な分野の王道をご紹介いたします。人によって王道と考えるものに違いがあるとは思いますが、なるべくみなさんに納得していただけるようなものをチョイスしました。是非ご覧ください。

寿司

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和食の王道と言えば寿司ではないでしょうか。外国人が日本をイメージするときにまっさきにあがる食べ物。まさに和食の王道。他にもてんぷらやすき焼きなどもありますが、世界どこでも通じるものはやはり寿司です。外国人に「和食の王道とは?」と聞かれたら、ぜひ寿司と答えてください。

富士山

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日本の観光名所の王道とは、と聞かれればやはり富士山と答えるのはないでしょうか。江戸の浮世絵にも書かれているように、昔から富士山は日本の観光名所の王道でした。もし登ったことがないようでしたら、ぜひ一度チャレンジすることをお勧めします。本当に人生観が変わる経験が得られます。

カルビ

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焼き肉の王道はカルビで間違いなしです。タンやロース、ハラミなども美味しいですが、焼き肉に行って必ず頼むものはカルビではないでしょうか。タレに浸してご飯と一緒に食べると、それはもう幸せ間違いなしです。カルビを美味く食べる方法の王道としては、タレ以外にも、脂のうまみを感じる「塩で食べる」などがあります。

ハワイ

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海外旅行の王道と言えば、ハワイ。ヨーロッパやアメリカ、東南アジアに南米など、今では様々な場所に旅行に行く人がいますが、最もポピュラーな旅先はやはりハワイではないでしょうか。一年中温暖な気候に綺麗なビーチ、日本語も使えて安心感が抜群。芸能人もいまだにお正月にでかけています。一度は行ってみたいと思う人が多い人気スポットです。

手塚治虫

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今では多種多様な漫画が世の中に溢れています。しかし、その起源を辿ればみんなこの人に行きつくのではないでしょうか。漫画の王道、手塚治虫。鉄腕アトムや火の鳥など、漫画やアニメにそれほど詳しくない人でも一度は耳にしたことがある作品を数々世に送りだしているまさに漫画の王様です。

盆栽

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おじさんの趣味の王道と言えば盆栽ではないでしょうか。最近では様々な趣味を持っている人がいますが、少し前まではおじさんはみんな盆栽を趣味にしていました。盆栽も、ものによっては何百万もするようです。とても奥が深いもののようですので、おじさんが盆栽にはまるのもわかります。

糖質制限

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ダイエットの王道と言えば糖質制限ではないでしょうか。ちまたに溢れる様々なダイエット方法。その中でここ数年で王道になったのはお米やパンなどの炭水化物を抜く糖質制限ダイエットです。ご飯を抜くなんて無理と思っていても実際にやってみれば案外できてしまうこのダイエット方法。効果も抜群なので、まだ試していない人はぜひ試してみてください。

Photo byKatinkavomWolfenmond

ペットの王道と言えば猫です。犬派との熾烈な争いはありますが、最近では猫派が王道の地位を確立してきたのではないでしょうか。少し生意気で、それでも甘えてくるときは無性にかわいい猫は一緒にいるととても癒されます。自由気ままなその生態は癒しの王道でもナンバーワンでしょう。

ディズニーランド

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テーマパークの王道と言えばここしかないでしょう。ディズニーランド。ミッキーマウスやドナルドダックなどかわいらしいキャラクターが溢れている夢の国です。カリブの海賊などアトラクションも充実しており、一日居ても飽きることがありません。まさにテーマパークの王道と言えるでしょう。

サッカー

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スポーツは世の中にいろいろあります。その中で王道を決めるのは難しいと思いますが、サッカーなどどうでしょうか。日本では野球かサッカーかと言われることが多いですが、世界で見るとサッカーの方が競技人口も多く王道と言えそうです。また、ゴールが入ったときの興奮は王道にふさわしい盛り上がりになります。

映画

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デートの王道と言えば映画ではないでしょうか。あまり仲が深まっていない同士のデートでも会話をしなくてすむ映画は重宝されます。特に恋愛映画は見終わったあとに二人の仲が深まることもあるので、お勧めです。ホラー映画などは女性によっては嫌いな人もいますので注意しましょう。

東京バナナ

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東京土産の王道と言えばこれ。東京バナナ。誰にでも愛される味で、地方からやってくる観光客がよく購入しているのを見かけます。最近ではチョコ味など味のバリエーションも増えてますので、益々人気がでるのではないでしょうか。まだ食べたことのない人はぜひ一度食べてみてください。

王道の本来の意味や使い方を覚えておこう!

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ここまで王道の意味や使い方、対義語などについて説明してきましたがいかがでしょうか。普段何気なく使っていますが、その由来は古代まで遡ることができます。非常に使い勝手のいい言葉なので、様々な場面で登場しますが、その語源を知って使うのと、知らないで使うのでは言葉の重みが大分違います。

もし誰かが「王道」と使っていたら、その由来や語源、対義語について説明してみてはいかがでしょうか。意外とみんな意味を間違えていたり、語源や対義語を知らずに使っているかもしれませんので、一目おかれること間違いないしです。

山近 隆史
ライター

山近 隆史

こんにちは。 山近隆史と申します。 今まで営業と人事を経験してきましたが、今後はライターとして活動していきたいと思っております。 また仕事と並行して小説も書いております。 よろしくお願いします。

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