郵便局留めの受け取り方・書き方【受け取る流れ】
郵便局留めとは、荷物や郵便物等を指定の郵便局の窓口で受け取ることができるシステムです。
インターネット通販やオークションなどで購入した荷物や郵便物等を「家族に内緒で受け取りたい」や「複数口をまとめて受け取りたい」などのほかに「都合のいい場所と時間で受け取りたい」などの場合に便利です。
ここからは、郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方について、受け取りまでの流れや受け取りに必要な身分証明書などについて紹介します。
受け取りまでの流れ
まずは、郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方の流れを紹介します。窓口の人により対応は若干違いがありますが、一般的な受け取りの流れになります。
郵便局留めの荷物や郵便物等を郵便局で受け取る場合は、受取先が指定されています。指定された郵便局以外での受け取りはできません。指定の郵便局窓口へ行き、郵便局留めを受け取りに来たことを伝えましょう。
名前や住所等がわかる身分証経書の提示を求められるので用意しておきましょう。また、どのような荷物を受け取りに来たのか郵便の種類などを伝えましょう。クリックポストやレターパック、ゆうパックなどであれば追跡番号があります。
持参して窓口の人に提示しましょう。「氏名・住所・郵便の種類・口数・(追跡番号)」を記入したメモを用意して渡すと、窓口の人が荷物を探しやすくスムーズに受け取ることができます。
窓口の人が持ってきた荷物を確認し、サインをして受け取り完了になります。以上が一般的な郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方の流れになります。
受け取りには身分証明書などが必要
郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方の流れでも紹介しましたが、身分証明書などが必要になります。身分証明書は、本人確認のために必ず提示を求められます。
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取るために提示する身分証明書は、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどのほかに、パスポートや学生証、年金手帳など本人が確認できるものであれば問題ありません。
未成年の場合でも、郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取ることができます。身分証明書は、学生証や健康保険証などを提示しましょう。
受け取れない場合の理由
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取ることができない場合があります。オークションなどで購入した場合、ハンドルネームや匿名を使うことがあるでしょう。
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取るためには身分証明書が必要であるように、本人確認ができない場合は受け取ることができません。窓口の人により対応が違うことがありますが、一般的にはハンドルネームや匿名の場合は受け取ることはできません。
住所が同じであれば、ハンドルネームや匿名でも受け取れる可能性はあります。しかし、必ず受け取ることができるとは断言できないので注意しましょう。また、住所は基本的に必要ありません。本名が記載されていることが大切です。
郵便局留めの受け取り方・書き方【書く方法】
個人でメルカリやヤフオク!、ラクマなどオークションに商品を出している場合、落札者より郵便局留めで荷物を送ってほしいと依頼されることもあります。
郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方だけでなく、書き方・送り方についても覚えておくと役に立つことがあるかもしれません。ここからは、郵便局留めの「ゆうパック」と「郵便」の書き方や注意点、届くまでの日数を紹介します。
ゆうパックの書き方
まず、ゆうパックを郵便局留めで送る場合の書き方を紹介します。ゆうパックを利用する場合「ゆうパックラベル」に必要事項を記入します。
お届け先の「郵便番号」欄には、受取りたい郵便局の郵便番号を記入します。「おところ」欄の1行目には、郵便局の住所(○○県△△市)と郵便局名+留(○○郵便局留)を、2行目には受取人の郵便番号と住所を記入します。
「おなまえ」欄に受取人の氏名を「でんわ」欄に受取人の自宅や携帯などの電話番号を記入します。
郵便の書き方
次に、郵便を郵便局留めで送る場合の書き方を紹介します。郵便を利用する場合は、封筒に直接記入します。
ゆうパックと同じように、受け取りたい郵便局の郵便番号と住所、郵便局の名前+留と記入しましょう。受取人の住所は、鍵かっこなどで囲っておくとわかりやすいです。
書き方の注意点
郵便局留めの書き方の注意点をいくつか紹介します。受取人の住所は必須ではありません。ただし、同姓同名の人がいる場合も考慮し本人確認のために記入しましょう。
受取人の氏名ですが、受け取り方の項でも紹介したように本名の記載が好ましいです。窓口の人によっては受け取れなくなる可能性があるので、注意しましょう。差出人の記載も必須ではありませんが記入するのがマナーでしょう。
届くまでの日数
郵便局留めの荷物や郵便物等が届くまでの日数は、普通郵便と同じです。郵便局のホームページにある追跡サービスを利用すれば、荷物の到着状況を把握することができます。
郵便局から自宅まで配達する手間がないため、時間的には郵便局留めの方が早く受け取れることになります。
郵便局留めの受け取り方・書き方【メリット】
郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方・書き方には、たくさんのメリットがあります。郵便局留めを利用したことがない人やよく理解していない人などは、メリットを知ることで今後荷物を便利に受け取る・スムーズに送ることができるようになるでしょう。
ここからは、郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方・書き方について、ピックアップした4つのメリットを紹介します。
住所を知られずにすむ
郵便局留めの荷物や郵便物等の受取人の住所は、未記入でも問題ないと紹介しました。本人確認のためには記入してあったほうが確実ですが、未記入でも送ることは可能です。
メルカリやヤフオク!、ラクマなど個人が販売している商品を購入したときは、取引相手に住所を知られることに不安を感じる人も多いです。取引相手に住所を知られたくない場合は、郵便局留めを利用して受け取ることをおすすめします。
自分の都合に合わせて受け取れる
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取る場合は、指定した郵便局の窓口が開いている時間であればいつでも受け取ることが可能です。
自分の都合に合わせて受け取ることができるため、自宅で受け取ることに不安がある人にはおすすめです。
郵便物の盗難防止になる
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取る場合は、必ず窓口の人から手渡しで受け取ることができます。
「ポストに入れてもらったはずの荷物が見当たらない」「隣近所に間違えて配達されている」といった盗難防止・誤送防止になります。大切な荷物を確実に受け取りたい場合は、郵便局留めを利用することで不安が解消されます。
10日以内なら好きな時に受け取れる
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取る場合は、指定の郵便局に届いた次の日から数えて10日保管されます。長期出張や旅行などですぐに受け取りに行けない場合でも、10日以内なら好きな時に受け取ることができます。
郵便局留めの受け取り方・書き方【デメリット】
郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方・書き方には、メリットだけでなくデメリットもあります。郵便局留めを利用する際は、デメリットも正しく理解しておきましょう。
郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方・書き方のデメリットを理解しておかないと、荷物の受け取りができないなど困った事態を引き起こす可能性があります。ここからは、郵便局留めの荷物等の受け取り方・書き方について2つのデメリットを紹介します。
届いても連絡はない
郵便局留めの荷物や郵便物等の受け取り方・書き方のデメリットの1つめは「届いても連絡はない」ということです。
指定の郵便局に荷物や郵便物等が届いても、郵便局から「荷物が届いたので受け取りが可能です」「郵便物が届いたので受け取りに来てください」といった内容の連絡はありません。また、郵便局に電話をしても、本人確認ができないという理由から教えていただけません。
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取る場合は、郵便局に届くまでの日数を参考に、自分で判断して受け取りに行く必要があります。
受け取るためには身分証明書が必要
郵便局留めの荷物や郵便物等を受け取る場合は、何度も紹介していますが身分証明書が必要になります。
身分証明賞を提示しなければ受け取ることができない可能性が高いため、常に持ち歩いている人は問題ありませんが、必ず持っているか確認してから受け取りに行きましょう。
郵便局留めは受け取り方も書き方も簡単
郵便局留めの荷物や郵便物等は、受け取り方も書き方・送り方も簡単です。自宅で受け取ることに不自由を感じている人、住所を知られたくない人、郵便局留めでの書き方に不安がある人など、郵便局留めに興味を持っている人は一度試してみて下さい。