結婚式と披露宴の違いは何?挙げる意味やスタイルも合わせて解説!

結婚式と披露宴の違いは何?挙げる意味やスタイルも合わせて解説!

最近では挙式と披露宴のことを合わせて「結婚式」と呼ぶことが多いですが、本来は結婚式(挙式)と披露宴は目的や挙げる意味に違いがあります。そこで結婚式と披露宴の違いや挙げる意味、そして結婚式の挙式スタイルなどについて解説しましょう。

記事の目次

  1. 1.結婚式と披露宴の違い
  2. 2.結婚式を挙げる意味と披露宴を挙げる意味
  3. 3.結婚式の挙式スタイルはどんなものがある?
  4. 4.披露宴のスタイルはどんなものがある?
  5. 5.披露宴の二次会はするべきなのか
  6. 6.結婚式と披露宴は目的が違う

結婚式と披露宴の違い

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最近では挙式と披露宴のことを合わせて「結婚式」と呼ぶことが増えてきましたが、本来は結婚式(挙式)と披露宴は目的や意味が違います。そこで今回は結婚式と披露宴の違いを中心に、結婚式と披露宴を挙げる意味やスタイルなどについて解説しましょう。

結婚式は結婚を誓う儀式

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結婚式は挙式とも言われていますが、結婚を誓う儀式のことを指します。神様や参列者の前で結婚指輪の交換や誓いの言葉などの儀式を行い、夫婦になることを誓います。

1900年にのちの大正天皇と貞明皇后が行った結婚の儀(神前式)が、現代の結婚式の始まりと言われています。その後、1926年に東京大神宮が神前式スタイルの結婚式を民間人でも挙げれるようにしたことで一般的に結婚式が行われるようになりました。

披露宴はゲストに新郎新婦をお披露目する場

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一般的に結婚式の後に行われるのが披露宴です。披露宴は親戚や知人、友人らを招待し、結婚したことを周りの人にお披露目することを目的として行われます。

参列者の人たちに食事やドリンクでおもてなしをし、友人たちの余興やウェディングケーキ入刀などが行われます。また、参列者の人には幸せのおすそ分けとして引き出物も渡されます。

結婚式を挙げる意味と披露宴を挙げる意味

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結婚式は結婚を誓う儀式、披露宴は参列者の人に夫婦となったことをお披露目する儀式のことを指しますが、結婚式と披露宴を挙げる意味もそれぞれ違います。続いて結婚式と披露宴を挙げる意味についてそれぞれ解説しましょう。

結婚式を挙げる意味

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結婚式を挙げる意味には主に「人生のけじめをつける」や「親孝行」「二人で幸せを実感するため」が挙げられます。参列者の前で結婚を誓うことで二人の新たな門出としたり、今まで育ててくれた両親への恩返しとして結婚式を挙げる人がたくさんいます。

人生のけじめをつける

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婚姻届を出して入籍を済ませても、実際に結婚をした実感が無いという方もいるのではないでしょうか。そこで、ひとつの人生のけじめ・節目として結婚式を挙げる人がたくさんいます。

人生のけじめとして結婚式を挙げ、これからの人生を二人で生きていくんだという決意を改めてする意味でも結婚式は挙げられます。

親孝行ができる

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結婚式を挙げた人のなかには、今までお世話になった両親に晴れ姿を見せたいという親孝行の意味で結婚式を挙げた人もたくさんいます。「子供の晴れ姿を見たい」「娘とバージンロードを歩きたい」と考えているご両親も多いのではないでしょうか。

結婚式は両親から離れてパートナーと一緒に人生を歩んでいくことを示す機会でもあります。ご両親へ今までの感謝の気持ちを伝えたり、自立した姿を見せることでご両親を安心させてあげることができます。

二人で幸せを実感できる

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結婚式を挙げることで、改めて幸せを実感することができます。ふたりのために家族だけではなく友人たちも集まってくれ、祝福してくれるのを実感することで「幸せだなあ」「結婚式を挙げてよかったなあ」と感じることができます。

披露宴を挙げる意味

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結婚式はご両親の恩返しや人生のけじめをつける意味で挙げる人がたくさんいます。続いて披露宴を挙げる意味について解説しましょう。披露宴は主に「パートナーを紹介するため」「お世話になった人をおもてなしするため」に挙げることが多いです。

お互いのパートナーを周囲に紹介できる

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披露宴は参列者の人に結婚したことをお披露目するために挙げられます。また、同時に今までお世話になった人や今後お世話になる人に直接パートナーを紹介する機会でもあります。

親戚や友人が一度にたくさん集まってくれる機会は結婚式のときくらいしかありません。今後夫婦共々お世話になるかもしれない人たちにパートナーを紹介する意味でも、披露宴を挙げる人がたくさんいます。

お世話になった人をおもてなしする

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披露宴はお世話になった人たちにパートナーを紹介するだけではなく、今までお世話になったお礼としておもてなしをするためにも挙げられます。

人生の中で今までお世話になった人に対して、感謝の気持ちを直接伝えるタイミングはあまりありません。そこで披露宴はそういったお世話になってきた人たちに対し、感謝の気持ちを込めておもてなしをする意味でも披露宴を挙げる人がたくさんいます。

食事・お酒でおもてなしができる

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披露宴では、今までお世話になった人にお礼の意味も込めて美味しい食事やお酒でおもてなしをします。豪華な食事やお酒は、今までお世話になったことに対しての感謝の気持ちの表われでもあります。

周りの人へ食事やお酒でおもてなしをすることも、披露宴を挙げる意味のひとつと言えるでしょう。

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結婚式の挙式スタイルはどんなものがある?

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一言で「結婚式」と言っても様々な挙式スタイルがあり、主によくドラマで見るような「教会式」や「神前式」「人前式」「仏前式」「フォトウェディング」などが挙げられます。そこで続いては、結婚式の挙式スタイルについてそれぞれの特徴を解説します。

教会式

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1番人気の挙式スタイルが教会式の結婚式です。「結婚式」というとこのスタイルの結婚式を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

教会式の結婚式は、キリスト教の神に結婚を誓う儀式でキリスト教の教義にのっとって行われます。チャペルの神聖な雰囲気のなかで、バージンロードを歩いたりベールダウン、神父様に誓いの言葉を言った後の誓いのキスなどが行われます。

また、教会式といってもカトリック系とプロテスタント系のどちらの宗派かにもよって若干スタイルに違いがあります。

神前式

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神前式は日本古来のスタイルで執り行われる挙式のことをさします。お神酒を飲み交わして夫婦の契りを結ぶ「三々九度の盃」や玉串にふたりの心を乗せて神に捧げる「玉串拝礼」を行い、神に結婚の報告を行います。

花婿が紋付き袴、花嫁は白無垢の衣装を身にまとい神社で行われることが多いですが、最近ではホテルや結婚式場に併設されている神殿で挙げる夫婦もたくさんいます。

人前式

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教会式や神前式は神様に結婚を誓いますが、人前式は結婚式に参加してくれた参列者の人たちに対して結婚を誓います。宗教とは関係が無く誓いを立てる場所や言葉は自由に選べるため、自身で自由に結婚式を行いたい夫婦に人気の挙式スタイルです。

仏前式

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仏前式は仏様や先祖に結婚の報告をし、二人のご縁やご先祖様に感謝の気持ちを伝える挙式スタイルのことを指します。一般的には先祖のお墓がある菩提寺や自宅で執り行われますが、ホテルなどで挙げる夫婦もいます。

フォトウエディング

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なかには結婚式や披露宴を挙げない夫婦もいます。しかし記念に衣装を着て写真だけは撮るフォトウェディングを行う夫婦が最近は増えつつあります。

ふたりの人生の節目としてスタジオや好きなロケーションでウェディングドレスやタキシード、そして和装で写真を撮ることを指します。

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披露宴のスタイルはどんなものがある?

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ここまで結婚式の挙式スタイルについてご紹介しましたが、続いて披露宴のスタイルについて解説します。披露宴も一般的な披露宴から「1.5次会ウェディング」「二部制ウェディング」「会食」など色々なスタイルのものがあります。

一般的な披露宴

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一般的な披露宴はよくドラマなどでも見るような食事やお酒などで親戚や友人、知人といった今までお世話になった人におもてなしをします。ケーキ入刀や友人たちの余興・演出も披露宴では行われ、挙式よりも和やかな雰囲気で執り行われます。

1.5次会ウエディング

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1.5次会ウェディングとは、披露宴ほど形式ばったものではなく二次会ほどカジュアルになりすぎない儀式のことをさします。

例えば海外挙式をした夫婦が、挙式に参加できなかった親戚や知人を招いて結婚の報告とパートナーのお披露目をする場として1.5次会ウェディングを挙げることがあります。

二部制ウエディングとは

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二部制ウェディングとは、同じ式場で披露宴を2回挙げることを言います。二部制ウェディングを挙げる人のなかには、1部は親族を中心として執り行い、2部では友人などを招いてアットホームな雰囲気の披露宴を挙げる人が多くいます。

披露宴を2回挙げることができるので楽しい時間を長く過ごすことができますが、その分準備等も大変になる点が特徴です。

会食形式

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披露宴を家族のみなど少人数で挙げる際に、会食形式で執り行う夫婦もいます。親族のみの会食形式と言っても堅苦しいものではなく、結婚式場のプランで披露宴で行うような演出を取り入れることも可能です。

披露宴の二次会はするべきなのか

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挙式と披露宴のあと、二次会が開催されることも多々あります。挙式や披露宴は新郎新婦が主催となって執り行いますが、二次会は友人たちがメインとなって開催する儀式です。

結婚式を挙げた夫婦のなかで二次会も実施したのは約半数というデータも出ていますが、披露宴の二次会は執り行うべきなのでしょうか。

二次会は友人や同僚が主役となる

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披露宴は新郎・新婦がメインとなり結婚したことの報告とパートナーを今までお世話になった人に対してお披露目をする場でもあります。二次会は結婚をみんなで一緒にお祝いする儀式であり、友人たちがメインとなって余興や演出を行います。

二次会をするメリット

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挙式や披露宴は人数に限りがあり、招待したい人全員が参列できないこともあります。そういった参列できなかった友人たちを招くことができるのが二次会の大きなメリットです。

また、挙式や披露宴はスケジュールが決まっているのでなかなかゆっくりと話をしている時間がありません。二次会では友人たちとゆっくりと話しができる時間をとることができます。

二次会をするデメリット

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二次会のデメリットは何よりも準備が大変という点です。挙式と披露宴の準備だけでも結構大変なため二次会の準備までは手がまわらないという夫婦がたくさんいます。

費用がかかるのはもちろんのこと会場選びや招待客への案内など準備がたくさんあるので、なかには二次会の幹事を代行してくれる業者へ依頼する人もいます。

結婚式と披露宴は目的が違う

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婚式は結婚を神様に誓うために行い、披露宴はお世話になった人にパートナーを紹介するともに結婚したことを報告するために執り行われます。最近では挙式スタイルや披露宴のスタイルも多様化しており、様々な結婚式と披露宴が挙げられています。

かな
ライター

かな

医療機関で研究のサポートをする傍らライターとしても日々頑張るアラサー。スポーツ観戦が好きで休みの日は専らスポーツ観戦、と時々映画と海外ドラマ。最近は少しずつ料理のレポートリーを増やしたくて奮闘しています。

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