縦型洗濯機の選び方
現在では、洗濯機は自宅にある大型家電のなかでも生活必需品ともいえる、なくてはならない家電の1つになっています。そのため、ほとんどの自宅に置いてあるのではないでしょうか。
そんな洗濯機ですが、縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機の2種類があります。縦型の洗濯機は、洗浄能力が高いのが特徴的です。一方、ドラム式の洗濯機は、乾燥機能が高いという特徴があります。縦型の洗濯機は、音が静かな物が多く、今でも縦型の洗濯機の方が多く使われています。
この記事では、縦型の洗濯機に注目して、縦型の洗濯機の選び方、特徴、縦型の洗濯機のおすすめのメーカー、購入時の注意点を紹介します。また、同じ縦型の洗濯機でも、機能別におすすめの洗濯機を紹介します。ではまず、縦型の洗濯機の選び方からみていきましょう。
サイズ
縦型の洗濯機のおすすめの選び方の1つ目は、サイズです。縦型の洗濯機を選ぶ場合、洗濯機の横と縦の長さはもちろん、縦型の洗濯機の高さにも気を付ける必要があります。
縦型の洗濯機の場合、衣類を取り出す場所が縦型の洗濯機の上部分にあるため、縦型の洗濯機を置く場所の上部にも余裕があるように設置するのがおすすめです。ラックを設置する予定の人は注意が必要で、ラックの高さと洗濯機の高さをチェックしておきましょう。
また、縦型の洗濯機を店頭で購入後、後日配送となる場合は多いですが、その際に搬入経路もチェックしておく必要があります。家の廊下や扉は通ることができるサイズの縦型の洗濯機なのかエレベーターや階段がある場合は通ることができるのかをチェックしておきましょう。
機能
縦型の洗濯機のおすすめの選び方の2つ目は、機能です。最近の縦型の洗濯機にはさまざまな機能がついていて、機能重視の選び方をする人も多いです。
例えば、縦型の洗濯機には乾燥、つけ置きといったようなもともとついていた基本的な機能から、衣類へのダメージが少ない洗い方をする縦型の洗濯機、スマホと連動させることで遠隔操作ができる縦型の洗濯機など、機能だけでも迷ってしまうものばかりです。
ですが、機能性が高い縦型の洗濯機は、機能に伴って価格も高くなってしまうのが現状です。そのため、縦型の洗濯機についている機能が自分たちに必要な機能なのか、必要ない機能なのかをしっかりと見極めて、自分たちに合った縦型の洗濯機を選ぶのがおすすめです。
洗濯容量
縦型の洗濯機のおすすめの選び方の3つ目は、洗濯容量です。縦型の洗濯機の容量はさまざまなで、1人暮らし向けの容量や大人数向けの容量などたくさんあります。
例えば、1人暮らしなのに大容量の縦型の洗濯機を購入してしまうと、スペースが余り過ぎてしまい、光熱費が高くなってしまい、もったいないです。また、人数が多いファミリーが1人暮らし向けの容量の洗濯機を購入してしまうと、何回も洗濯機を回す必要が出てきてしまいます。
縦型の洗濯機に限ったことではありませんが、洗濯機の適切な容量が決まっています。1人暮らしの場合、1人当たりの1日の洗濯物は1.5kg程度であるため、バスタオルなどの大きめの洗濯物も考慮して、プラス1kg程度余裕のある容量の洗濯機を選ぶのがおすすめです。
乾燥機能
縦型の洗濯機のおすすめの選び方の4つ目は、乾燥機能です。最近の縦型の洗濯機には乾燥機能がついたものも多く、洗濯乾燥機、簡易洗濯乾燥機の2種類があります。
洗濯乾燥機の場合、ヒーターによる温風を衣類に当てて乾燥させるので、しっかりと乾燥させた状態の衣類に仕上がります。洗濯機の中で乾燥まで行ってくれるため、洗濯物を干すという手間は減りますが、ヒーターを使っている分、やや電気代が高くなってしまいます。
一方、簡易洗濯乾燥機の場合は、洗濯槽を回した際におきる遠心力を利用して、洗濯物の水分の飛ばす洗濯機です。簡易洗濯乾燥機の場合は、洗濯乾燥機と比べると十分に乾燥させることができないので、しっかりと干すというひと手間が必要になります。
運転音
縦型の洗濯機のおすすめの選び方の5つ目は、運転音です。洗濯機は、普段使っている家電製品のなかでも、運転音が大きいです。特にマンションなどの集合住宅に住んでいる人は、騒音トラブルの原因になることもあるため、洗濯機の運転音にも注意しなければいけません。
特に、運転音が静かな洗濯機は、45dB以下がおすすめです。最近では、運転音が静かな洗濯物が多く販売されていますが、その分値段が高くなってしまいます。また、コースで静かな運転音を選ぶことができる洗濯機もあるので、状況に応じて利用するのがおすすめです。
縦型洗濯機の人気おすすめ6選【乾燥機能あり】
次は、乾燥機能がついたおすすめの人気縦型の洗濯機を紹介します。縦型の洗濯機の中でも乾燥機能がついたものをピックアップしてあり、洗濯機1台で洗濯から乾燥までこなすことができます。乾燥機能がついた縦型の洗濯機の中でも最もおすすめの6種類を紹介します。
おすすめ①日立・洗濯乾燥機 ビートウォッシュ 12.0kg BW-DX120C
乾燥機能がついたおすすめの人気縦型の洗濯機の1つ目は、日立の洗濯乾燥機ビートウォッシュ12.0kg BW-DX120Cです。容量は12kgで、スマホと連動できます。
スマホと縦型の洗濯機を連動させることで、自宅にいなくてもリモート操作することができます。スマホで簡単に運転時間を操作でき、帰宅時間に合わせて終わるように操作すれば、自宅についたらすぐに干せる状態になっています。そのため、忙しい毎日におすすめです。
また、洗濯が終わるとスマホで教えてくれる機能もついているので、離れた場所にいても終わったことにすぐに気が付くことができ、作業の効率化を高めます。液体洗剤や柔軟剤を自動で投入する機能もついているので、時短をしたい人におすすめです。
おすすめ②シャープ・タテ型洗濯乾燥機 10.0kg ES-PU10C
乾燥機能がついたおすすめの人気縦型の洗濯機の2つ目は、シャープのタテ型洗濯乾燥機10.0kg ES-PU10Cです。洗濯容量は10kg、乾燥容量は5kgです。
最大の特徴は、超音波ウォッシャーと呼ばれる機能がついていることです。超音波ウォッシャーで部分洗いをしたあとに10分洗濯コースを組み合わせることで、短い時間でも衣類の汚れをしっかりと落としてくれます。また、衣類へのダメージも少ないので、長く着続けることができます。
また、洗濯槽に穴がないタイプなので、洗濯槽の外側や底裏に黒カビや汚れが入り込んでしまうということがありません。洗濯槽を黒カビから守ることで、洗濯時も清潔な水で洗濯をすることができます。節水効果も高いので、節約したい人におすすめです。
おすすめ③アクア・洗濯乾燥機 10.0kg AQW-GTW100H
乾燥機能がついたおすすめの人気縦型の洗濯機の3つ目は、アクアの洗濯乾燥機10.0kg AQW-GTW100Hです。洗濯容量10kg、乾燥容量は5kgの縦型の洗濯機です。
汚れをしっかりと落とすことを得意としている縦型の洗濯機です。機能としては、激落ちケア洗浄を利用することで、衣類へのダメージは抑えながらも、しっかりと衣類の汚れを落としてくれます。このほかの機能で注目なのが、業界初のジェルボールコースという機能です。
ジェルボールコースは、ジェルボール洗剤専用の洗い方コースで、防臭効果と香り付け効果を高めてくれます。特に、すすぎ工程で最適化することで、より防臭効果と香り付け効果を高めます。そのため、アリエールとボールドのジェルボールを使っている人におすすめです。
おすすめ④東芝・縦型洗濯乾燥機 10.0kg AW-10SV7
乾燥機能がついたおすすめの人気縦型の洗濯機の4つ目は、東芝の縦型洗濯乾燥機10.0kg AW-10SV7です。洗濯・脱水の容量は10kg、洗濯から乾燥または乾燥のみの容量は5kgです。
機能面では、ウルトラファインバブル洗浄Wという機能が特徴です。通常の洗浄力よりもより洗浄力を高めており、衣類の繊維のすき間までナノサイズの泡となった洗剤がしっかりと入りこむことで、繊維の奥まで入り込んで汚れもしっかりと洗い落としてくれる機能です。
使いやすい設計なのも特徴で、投入口がワイドに設計されており、毛布やシーツといった大型の洗濯物もスムーズに出し入れをすることができます。また、洗濯槽を浅く設計することで、洗濯槽の底や奥にある衣類を身体への負担が少なく、背が低い人にもおすすめです。
おすすめ⑤パナソニック・洗濯乾燥機 9kg NA-FW90K7
乾燥機能がついたおすすめの人気縦型の洗濯機の5つ目は、パナソニックの洗濯乾燥機9kg NA-FW90K7です。洗濯・脱水の容量は9kg、乾燥の容量は4.5kgです。
縦型の洗濯機には珍しい、洗剤を自動で投入する機能が特徴です。洗濯をするたびに最適な量の洗剤を自動で投入してくれるので、時短をしたい人におすすめです。コースも多彩で、汚れ具合や急いで洗って乾かしたいなど、生活に合ったコースが備わっています。
洗い方としては泡洗浄と呼ばれる洗い方が特徴で、給水と同時に洗剤を投入し、水圧で洗剤を泡立てる洗い方です。洗濯開始後すぐに泡が衣類の細かい繊維にまで浸透していくので、泡が汚れを包み込み、浮かせて洗い落とすという洗い方をします。
おすすめ⑥日立・洗濯乾燥機 BW-DV80E
乾燥機能がついたおすすめの人気縦型の洗濯機の6つ目は、日立の洗濯乾燥機BW-DV80Eです。洗濯・脱水の容量は8kg、乾燥の容量は4.5kgです。
機能のなかでもAIが搭載されているのが特徴で、縦型の洗濯機自体が洗い方や時間を自動で判断して洗濯を開始してくれます。例えば、汚れがひどい場合は洗う時間を長くしてしっかりと汚れを落とし、液体洗剤か粉末洗剤かを自動で見極め、洗剤に合った洗い方を自動でしてくれます。
また、ナイアガラビート洗浄と呼ばれる洗い方も特徴で、大流量、高濃度で洗濯物を洗うことで、予洗いを必要としない洗い方です。特に、温水を使ったナイアガラビート洗浄は、衣類についた黄ばみ、ニオイを落とすので洗浄力にこだわる人におすすめです。
縦型洗濯機の人気おすすめ5選【乾燥機能なし】
次に、乾燥機能がついていないおすすめの人気縦型の洗濯機を紹介します。これから紹介していく縦型の洗濯機は、乾燥機能がついていないため、洗濯が終わったあとはしっかり外に干す必要があります。ですが、洗浄力が高い縦型の洗濯機が多く、乾燥機能つきより価格が安いです。
おすすめ①日立・ 全自動洗濯機 ビートウォッシュ 9.0kg BW-V90E
乾燥機能がついていないおすすめの人気縦型の洗濯機の1つ目は、日立の全自動洗濯機ビートウォッシ9.0kg BW-V90Eです。洗濯、脱水の容量は9kgです。
乾燥機能がついていない縦型の洗濯機のなかでもスリムなサイズとなっていて、容量の割には設置場所をとりません。蓋の部分には強化ガラスが採用されていて、毎日使っていても傷がつきにくく、長い間使い続けることができます。また、操作パネルが手前にあるので操作もしやすいです。
ナイアガラビート洗浄と呼ばれる洗い方が特徴で、皮脂汚れ、泥汚れ、ケチャップ汚れ、食べ物の油汚れ、ファンデーション、醤油など、通常の洗い方ではなかなか落ちにくい汚れも、予洗いがなくてもしっかりと洗い落としてくれる洗い方です。
おすすめ②パナソニック・全自動洗濯機 8.0kg NA-FA80H7
乾燥機能がついていないおすすめの人気縦型の洗濯機の2つ目は、パナソニックの全自動洗濯機8.0kg NA-FA80H7です。洗濯、脱水の容量は8kgです。
いくつか特徴がありますが、1つ目の特徴はビッグサークル投入口です。衣類の投入口が大きい丸い形になっているので、大型の洗濯物なども取り出しが簡単になっています。また、洗濯槽の部分を低くして、手間部分も低くなっていることから、女性でも出し入れがスムースです。
特徴の2つ目は、泡洗浄と呼ばれる洗い方です。給水と同時に投入した洗剤が水圧の力で泡立てられ、槽内にある衣類の細かい繊維にまで浸透していきます。濃密な泡が汚れを包み込み洗い流すことで、ガンコな汚れも1度の洗濯でしっかりと洗い落ちます。
おすすめ③シャープ・全自動洗濯機 7.0kg ES-GV7D
乾燥機能がついていないおすすめの人気縦型の洗濯機の3つ目は、シャープの全自動洗濯機7.0kg ES-GV7Dです。洗濯、脱水の容量は7kgでピンクカラーのみの縦型の洗濯機です。
特徴の1つ目は、洗濯槽に穴がない穴なしサイクロン洗浄です。洗濯槽に穴がないことで、洗濯槽の裏側に黒カビが発生してしまうのも防いでくれます。そのためいつでも清潔な洗濯槽で洗濯をすることができるうえに、さらに節水効果も期待することができます。
特徴の2つ目は、ペットの衣類にも対応したガンコ汚れコースです。衣類についた黒ずみやガンコな汚れも1度で洗い落としてくれます。さらに、ペットの毛がついた衣類でもたっぷりの水量で浮かせたあとに、水流と糸くずフィルターで取り除いてくれます。
おすすめ④東芝・全自動洗濯機 5kg AW-5G6
乾燥機能がついていないおすすめの人気縦型の洗濯機の4つ目は、東芝の全自動洗濯機5kg AW-5G6です。洗濯、脱水の容量は5kgなので、1人暮らしの人におすすめです。
浸透力と洗浄力を利用して洗う、浸透パワフル洗浄と呼ばれる洗い方が特徴の縦型の洗濯機です。少ない水量でも高濃度の洗浄液をつくるので、衣類の奥まで洗剤を浸透させることができます。また、浸透させたあとに水を追加するので、パワフルな水流で洗い流すことができます。
部屋干しモードで洗濯をすれば、脱水の時間を長くなるので、通常の洗濯時よりも水分が飛んだ洗い上りになります。また、からみまセンサー搭載によって、洗濯の悩みで多い衣類のからみを抑えることができ、洗濯後に衣類がからまずスムーズに干すことができます。
おすすめ⑤アイリスオーヤマ・全自動洗濯機 5kg IAW-T501
乾燥機能がついていないおすすめの人気縦型の洗濯機の5つ目は、アイリスオーヤマの全自動洗濯機5kg IAW-T501です。洗濯、脱水の容量は5kgで、1人暮らしにおすすめです。
襟や袖といった部分的に洗うための専用ボードが付属されている縦型の洗濯機で、汚れがつきやすい襟や汚れをしっかりと洗いたい人におすすめです。えりそでクリップボードと呼ばれる専用のボードを装着すれば、洗濯機の上で気になる部分に洗剤をに塗ることができます。
気になる部分に洗剤をつけたら、そのまま洗濯槽に入れて洗濯をするだけなので、手間なく部分洗いをすることができます。このほかには部屋干しモードを搭載していて、脱水時間を長くして、いつもより衣類の水分を飛ばすことで、部屋干ししても乾きやすくしてくれます。
縦型洗濯機の特徴
縦型の洗濯機には、乾燥機能がついた縦型の洗濯機と乾燥機能がついていない縦型の洗濯機がありますが、そもそも縦型の洗濯機とはどのような洗濯機なのでしょうか。縦型の洗濯機の特徴を紹介していくので、縦型の洗濯機かドラム式の洗濯機で悩んでいる人は参考にしてみてください。
渦巻き状の水流で洗浄
縦型の洗濯機の特徴の1つ目は、渦巻き状の水流を作り出して洗浄をすることです。縦型の洗濯機は、縦型の洗濯槽に水を貯めて洗濯槽を回すことで、水流が渦巻き状になります。
この渦巻き状の水流で洗う方法は、水が豊富かつ軟水である日本にはぴったりの洗い方です。縦型の洗濯機は、多くの水でしっかりと泡を泡立ててから洗浄をするので、通常では落ちにくいガンコな汚れもしっかりと落としてくれるのが特徴です。
ですが、欠点ももちろんあり、縦型の洗濯機で乾燥を行う場合、遠心分離の影響で衣類が洗濯槽にへばりついた状態で乾かすことになります。そのため、どうしても乾燥しにくく、さらにシワができやすくなっていまいます。そのため、洗濯を重点的にやりたい人におすすめです。
頑固な汚れもしっかり落とす
縦型の洗濯機の特徴の2つ目は、ガンコな汚れもしっかりと落としてくれることです。上記で紹介したように、縦型の洗濯機の場合は、渦巻き状の水流で洗浄を行います。
また、洗浄時に大量の水を使うことで、洗剤がしっかりと泡立って、衣類の繊維の細かいすきまに入り込みます。さらに渦巻き状の水流が加わって、ドラム式の洗濯機ではなかなか落ちない頑固な汚れもしっかりと洗い流します。洗濯時間もドラム式の洗濯機よりも短いです。
洗浄力の高さから縦型の洗濯機は、よく衣類を汚してしまう小さな子供がいる家庭や高校生までの子供がいる家庭に選ばれています。ですが、衣類への傷みはドラム式のほうが少ないなど、それぞれメリットデメリットがあるので、購入前にそれぞれ比べるといいでしょう。
縦型洗濯機のおすすめメーカー
次に、縦型の洗濯機を購入する場合のおすすめの人気のメーカーを紹介します。縦型の洗濯機を取り扱っているメーカーはたくさんありますが、メーカーによって機能や大きさ、デザインが様々です。縦型の洗濯機を選ぶ際に迷ったら、メーカーで選ぶのもおすすめです。
日立
縦型の洗濯機のおすすめの人気メーカーの1つ目は、日立です。日立から販売されている縦型の洗濯機の中では、ビートウォッシュシリーズの人気が高いです。
日立のビートウォッシュシリーズの縦型の洗濯機は、節水をしながら大水量の水を使って洗うので、効率よく衣類の汚れを落としてくれるのが特徴です。縦型の洗濯機の中でも洗浄性能が高い縦型の洗濯機なので、汚れをしっかりと落としたい人に人気があります。
日立のビートウォッシュシリーズの縦型の洗濯機は、機能性の高さだけではなく、デザイン性の高さでも人気があります。また、乾燥機能がついているかどうかなど、ラインナップがとても豊富なのが特徴です。そのため、自分に必要な縦型の洗濯機を見つけることができます。
パナソニック
縦型の洗濯機のおすすめの人気メーカーの2つ目は、パナソニックです。パナソニックから販売されている縦型の洗濯機は、泡洗浄という機能がついた洗濯機が人気です。
パナソニックの縦型の洗濯機についている泡洗浄という機能は、循環ポンプを使って洗剤を泡出ています。洗剤をしっかりと泡立てて洗濯を行うことで、衣類の繊維の奥深くまで洗剤が行き届き、ガンコな汚れもしっかりと落とすため、より効率的な洗い方をすることができます。
また、パナソニックの縦型の洗濯機には、エコナビ機能という機能がついているのも特徴です。エコナビ機能とは、縦型の洗濯機についてセンサーを利用して、節電や節水を行う機能です。エコナビ機能を使うことで、日々の光熱費を節約することもできます。
東芝
縦型の洗濯機のおすすめの人気メーカーの3つ目は、東芝です。東芝から販売されている縦型の洗濯機は、様々な洗浄方法を搭載しているのが特徴です。
ウルトラウァインバブル洗浄という機能は、洗剤をとても小さい泡に泡立てることで、繊維のすき間まで洗剤が行き届き、衣類の奥まで洗う機能です。通常の洗浄方法よりもしっかりと汚れを落とすことができます。また、浸透ザブーン洗浄という機能も特徴です。
浸透ザブーン機能は、勢いのあるシャワーで洗濯をすることで、衣類に洗剤をしっかりと浸透させる機能です。東芝の縦型の洗濯機はシンプルなデザインが多かったですが、最近はおしゃれなデザインも多く、縦型の洗濯機の中でも人気を集めています。
シャープ
縦型の洗濯機のおすすめの人気メーカーの4つ目は、シャープです。シャープの縦型の洗濯機は、穴なし槽という洗濯槽に穴がない洗濯槽を採用しているのが特徴です。
穴なし槽を採用していることで、洗濯槽の外側に黒カビを発生させることを抑えることができます。黒カビを発生させないことで、衛生的な洗濯槽で洗濯を行うことができます。また、通常よりも少ない水で洗濯をすることができ、節水効果も期待できます。
シャープの縦型の洗濯機は、プラズマクラスターを搭載しているのも特徴です。デザイン性に関してはシンプルなデザインが多く、どの家庭にもぴったり合うデザインです。シャープの場合は、機能性が高い縦型の洗濯機が多く揃っているので、機能性を重視する人に人気です。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機の違いとは
洗濯機には、縦型の洗濯機のほかにドラム式の洗濯機も販売されています。では、縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機の違いとはどのようなものなのでしょうか。洗浄方法、使用する水量、乾燥機能方式に注目して、縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機の違いについてみていきましょう。
洗浄方法
縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機の違いは、洗濯槽がある場所にあります。縦型の洗濯機の場合は、洗濯槽を縦に配置することで、水をたっぷりと溜めることができます。
更にパルセーターと呼ばれる羽根の部分を回転させることで、水をかくはんすることができ、揉み洗いという方法で洗浄します。そのため、泥汚れなどのしつこい汚れも落とすことができ、衣類が多くても洗えるので、小さな子供がいる家庭などにおすすめです。
ドラム式の洗濯機の場合は、洗濯槽を斜めに配置しており、洗濯物をたたき洗いと呼ばれる上から下に落として洗う洗浄方法を行います。ドラム式の洗濯機は、泥汚れなどのしつこい汚れよりは、衣類の繊維の奥深くまで入り込んだ油汚れなどを落とすのを得意としています。
使用する水量
縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機では、洗濯時に使用する水の量に差があります。できるだけ少ない水で洗濯をして節水をしたい場合は、ドラム式の洗濯機がおすすめです。洗濯機の1ヶ月の水道代で換算すると、縦型の洗濯機の場合は1ヶ月の水道代が810円です。
ドラム式の洗濯機の1ヶ月の水道代は600円と大きな差があります。そのため、節水だけで見るとドラム式の洗濯機がおすすめですが、縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機ではついている機能も違うため、他の機能もチェックするようにしましょう。
乾燥機能方式
縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機では、乾燥方法にも違いがあります。縦型の洗濯機の場合は、ヒーター乾燥方式という方法で乾燥を行います。
ヒーター乾燥方式は、90度前後の温風をドライヤーのように当てて乾かすため、完全に乾くまでに時間がかかるとともに、電気代がかかります。さらに、乾燥後に洗濯槽後を冷却するために水を使うため、電気代だけではなく、水道代もかかってしまいます。
ドラム式の洗濯機の場合は、ヒートポンプ式とおう方法で乾燥を行います。衣類をかくはんさせながら60度前後の温風で乾かすので、短い時間で乾かすことができ、電気代も抑えることができます。また、冷却水も必要ないので、縦型の洗濯機よりも水道代がかかりません。
縦型洗濯機の購入時の注意点
縦型の洗濯機を購入する際には、縦型の洗濯機の選び方以外にも注意しなければいけないことがあります。なかでも特に購入しなけらばいけない注意点を3つ紹介していくので、これから縦型の洗濯機を購入する場合は、縦型の洗濯機を選ぶ際の参考にしてみてください。
設置可能なサイズか
縦型の洗濯機の選び方の注意点の1つ目は、縦型の洗濯機のサイズです。特に、マンションなどには防水パンと呼ばれるものが設置されていることが多いです。
洗濯機置き場が決まっている場合は、その場所に設置できる縦型の洗濯機を購入しなければいけません。ですが、その大きさの基準はだいたい決まっていて、幅640mm奥行き640mmの場合、幅740mm奥行き640mm、幅800mm奥行き640mmです。
ほとんどの場合は、このどれかのサイズのおさまるので、縦型の洗濯機を購入する前に自宅の防水パンのサイズを測っておくようにしましょう。さらに、上記の選び方で紹介したように、廊下やエレベーターに乗るかどうかもチェックしていくと安心です。
必要容量を満たしているか
縦型の洗濯機の選び方の注意点の2つ目は、必要な容量を満たしている洗濯機かどうかです。縦型の洗濯機を購入する際には、何人分の洗濯物を洗いたいかをはっきりさせましょう。一般的に、1人分の1日の洗濯物の量は約1.5キロと呼ばれています。
2人暮らしの家庭の場合は、5kgから6kg程度の容量のある縦型の洗濯機を選ぶのがおすすめです。しかし、まとめ洗いをすることが多かったり、毛布など大物の洗濯物を洗うことが多い家庭の場合は、通常よりもワンサイズ大きい洗濯機を選ぶといった選び方もおすすめです。
扉の開き方
縦型の洗濯機の選び方の注意点の3つ目は、扉の開け方です。縦型の洗濯機の場合、上方向に扉を開けるため、設置場所の上部分に余裕があるかを確認しましょう。特に、洗濯機ラックを使用する場合は、扉が開かないなどのトラブルが起きやすいので注意が必要です。
ドラム式の洗濯機の場合、右開きなのか、左開きなのか、両開きなのかもチェックしなければいけません。ドラム式の洗濯機の場合、扉の開放方向を選ぶことができる洗濯機もありますが、値段が通常よりも高いです。そのため、選び方として洗濯機の扉にも注意が必要です。
縦型洗濯機は必要な容量で選ぼう!
縦型の洗濯機には、ドラム式の洗濯機にはない機能、洗浄力の高さなどおすすめなポイントが多くあります。ですが、選び方においても注意しなければいけないこともあります。おすすめの選び方を参考に、縦型の洗濯機で毎日の洗濯を楽にしてくれる洗濯機を選んでみましょう。