右開きの冷蔵庫はあなたの家に合ってる?
冷蔵庫の扉といえば、かつては扉が右側に開く右開きのものしか存在しませんでした。ところが、人工の過密化が進み住宅時事情が悪化すると、狭いスペースでも有効に活用できる冷蔵庫が求められるようになります。
そこで登場したのが扉が左側に開く左開きの冷蔵庫です。さらには、扉が両側に開く観音開きや両開きの冷蔵庫も発売されています。つまり、冷蔵庫の設置スペースに合わせて冷蔵庫の選び方も変わってきたといっても過言ではありません。
しかし、使い勝手にメリットを求めた結果、扉に選び方は多様化したものの右開きの冷蔵庫が主流です。したがって、冷蔵庫の選び方で失敗しないためには、扉の種類やメリット・デメリットを理解しておきましょう。
冷蔵庫の扉の種類
冷蔵庫の扉は開く方向によって「右開き」「左開き」「観音開き」「両開き」の4種類があります。従来は右側に開く右開きの扉しかなく、店頭に展示されている冷蔵庫も大半は右開きです。
そのため冷蔵庫の扉は右開きあるいは観音開きし存在しないと思っている人も少なくありません。しかし、カタログには掲載されていることが多いので、購入する際にはよく確認するとよいでしょう。
なお、冷蔵庫の扉の違いは単に開く方向が異なるだけではなく、それぞれにメリットやデメリットがあります。そこで、冷蔵庫の4つのタイプの扉について、メリット・デメリットをまとめてみました。
右開き
右開きの扉は最もオーソドックスなタイプの扉であり、冷蔵庫といえば多くの人がイメージするものです。扉の取手が冷蔵庫に向かって左側に付いており扉は右側に開くようになります。
冷蔵庫の扉に右開きが多いのは、左利きよりも右利きの人が多いのが理由です。一般的に右利きの人は冷蔵庫を右側に開けて左手で食材などを取り出す傾向があります。つまり、使い勝手だけを考えると右開きの冷蔵庫に圧倒的なメリットがあるのです。
使い勝手を重視するなら右開き?
前項で説明したとおり、使い勝手を重視するなら右開きの冷蔵庫にメリットがあります。ただし、左利きの人が使う場合には話が異なりますので注意しましょう。
左利きの人は真逆の動作となりますから、右開きだと使い勝手が悪くなるのは言うまでもありません。したがって、使い勝手だけを考慮すれば、右開きの冷蔵庫は右利きの人におすすめのタイプだといえるでしょう。
左開き
近年スタンダードになりつつあるのが左開きの右開きタイプの扉です。扉の取手が冷蔵庫に向かって右側に付いており扉は右側に開くことになります。
日本の住宅は欧米に比較すると非常に狭いのがデメリットです。そのため冷蔵庫を設置するスペースには限りがあり、例えば電気などのスイッチが右壁面にあると、冷蔵庫の扉で被ってしまいます。しかし、左開きの扉であると冷蔵庫の扉を閉めなくともスイッチのオン・オフが可能です。
左開きの冷蔵庫にもメリットはいっぱいある
左開きの冷蔵庫といえば、左利きの人にしかメリットがないと思い込んでいる人も少なくありません。しかし、左開きの冷蔵庫はあくまでも設置スペースの問題を解決するために製造されたものです。
さらに、最近では左開きの冷蔵庫の方が「個性的でおしゃれだ」といった理由で人気が出てきています。まだまだ、種類は豊富ではないものの左開きの扉が作られるようになったことで、冷蔵庫の設置場所の幅が広がったといえるでしょう。
観音開き
ここ数年で様々なモデルが発売されるようになったのが、観音開きの扉がついた冷蔵庫です。扉の取手が冷蔵庫の中心に付いており、扉を外側に向けて開くようになります。
観音開きの扉のメリットは左開き同様に日本の住宅事情を考慮して作られていることです。日本の住宅はダイニングの幅が狭い物件が多く、片開きの扉だと冷蔵庫から食材を取り出すだけで圧迫感を感じます。観音開きであれば扉を開けるスペースは、最小限に抑えることが可能です。
観音開きメリットは設置スペース
前項で説明したとおり観音開きの冷蔵庫のメリットは設置スペースを選ばないことです。壁面のどちらにスイッチやコンセントがあっても、設置場所を気にすることはありません。
したがって、引っ越しが多い家庭におすすめの扉のタイプだといえるでしょう。また、扉を全開することがないので、冷気が逃げにくいといったメリットもあります。したがって、設置場所に縛られたくない、電気代を節約したい人におすすめです。
両開き
両開きのモデルは取手が両方に付いており、右側にも左側にも扉を開けることができる冷蔵庫です。ハイクラスの冷蔵庫に搭載されており、価格もスタンダードな製品と比較すると高額になります。
両開きの冷蔵庫は、近年ニーズが非常に高まっているのが現状です。そのため、徐々に採用されているモデルが増えており今後に期待できます。したがって、オールマイティにおすすめできるモデルといえるでしょう。
両開きの冷蔵庫は「良いとこ取り」
両開きのメリットは左右のどちらでも扉を開けることができることです。そのため、引っ越しやレイアウトを変更しても使い勝手が変わりません。つまり観音開き同様に設置場所を選びません。
さらに、右開きの冷蔵庫のメリットも兼ね備えていますので、まさに「良いとこ取り」の冷蔵庫だといえます。ただし、採用されているモデルが少なく選び方が限られるのがデメリットといえます。
右開きの冷蔵庫のメリット
前項では様々な種類の扉の冷蔵庫を紹介しましたが、一番人気が高いのは従来から流通している「右開き」です。
近年では冷蔵庫の種類も増えており選び方が広がっています。設置スペースなどの問題から左開きや観音開きの方がメリットがあると考えられる場合でも「右開き」を選ぶ人も少なくありません。
つまり右開きの冷蔵庫には、デメリットを超えるメリットがあることの証です。そこで、右開きの扉が付いた冷蔵庫が多くの人に支持される理由・メリットについて考えてみましょう。
右利きの場合使用しやすい
右開きの扉が付いた冷蔵庫が支持される一番のメリットは「使いやすさ」です。これまで、冷蔵庫といえば「右開き」が基本であり左開きの製品が販売され始めたのは比較的最近になります。
また、右利きの人が圧倒的に多いことから、左側に付いた取手を掴んで右側に開ける一連の動作が体に染み付いているといっても過言ではありません。つまり、右側から冷蔵庫の扉を開けようとすると落ち着かないのです。
そのため、多少のデメリットがあっても使い慣れた「右開き」の冷蔵庫にメリットを感じる人が多いといえます。したがって、右利きで使い勝手を重視する人には右開きがおすすめです。
冷蔵庫の種類が多い
前項で紹介したように最近では「左開き」「観音開き」「両開き」の冷蔵庫が販売されています。しかし、冷蔵庫の種類でいえば圧倒的に右開きが多く、大きなメリットだといえるでしょう。
とりわけ最近ではリビングダイニングを導入したマンションや住宅が増えています。そのため冷蔵庫もインテリアの一つだと考える人も少なくありません。そうすると冷蔵庫の選び方にもデザイン性を求める人が増えるのも当然です。
その点、種類が豊富な右開きの冷蔵庫であれば機能面、デザイン面ともメリットが感じられるでしょう。したがって、インテリアにこだわりを持つ人にもおすすめできるのが右開きの冷蔵庫です。
ドアポケットにたくさん収納できる
ドアポケットにたくさん収納できることも右開きの扉が付いた冷蔵庫のメリットです。片側に開く扉は大きな面積を確保することができますから、ドアポケットの容量を大きく取ることが可能になります。
そのためペットボトルであれば2段に収納したり、卵パックを並べて置けるといったメリットが生まれるのです。もちろん左に開く扉であってもドアポケットの容量は確保可能となります。
しかし右利きの人の場合、食材を取り出してからの一連の動作を考えると右に開く方にメリットがあるといえるでしょう。したがって、ドアポケットの収納を利用する人には右開きの冷蔵庫がおすすめです。
右開きの冷蔵庫のデメリット
前項で紹介したとおり、右開きの冷蔵庫には設置スペースの問題などのデメリットを度外視するだけのメリットが詰まっています。
しかし「左開き」「観音開き」「両開き」といった製品が増え続けているのも事実です。このことは、右開き以外の冷蔵庫への需要が高まっていることの証だといえるでしょう。
つまり、右開きの冷蔵庫のメリットだけでなくデメリットも十分に理解しておかないと冷蔵庫の選び方に失敗してしまう可能性が高まります。そこで、右開きの扉が付いた冷蔵庫のデメリットをまとめてみました。
左利きの人は使用しにくい
右開きの冷蔵庫の一番のデメリットは左利きの人は使用しにくい点です。これまで右開きの扉が付いた冷蔵庫のメリットとして「右利きの人が使用しやすい」ことを紹介してきました。
しかし、左利きの人からすれば、動作が真逆になりますから扉が左側に開くと使い勝手が悪くなるのは当然です。つまり、メリットがデメリットになってしまいますから、左利きの人に右開きはおすすめできません。
ただし、右開きの冷蔵庫の方が種類が多いのも事実です。冷蔵庫の選び方において機能性を重視する左利きの人も大勢います。したがって、左利きの人はにとって右開きのデメリットを十分に考慮しておくことが大切です。
開閉するスペース
右開きの冷蔵庫は右側に大きく扉を開く構造となっています。そのため、扉を開くためのスペースを大きく確保しなければならない点がデメリットの一つです。そのため、住宅事情によっては右開きの冷蔵庫はおすすめできません。
3~5人の家庭で多く設置されている500〜600リットルのタイプだと扉の幅は70cm前後です。つまり冷蔵庫の前方に少なくとも1m前後のスペースが必要となります。
日本の住宅事情からすると、冷蔵庫の開くスペースを十分に確保できる住宅が少ないのが現状です。したがって、冷蔵庫の選び方で失敗しいためには、扉が開くスペースについても十分に考慮しなくてはなりません。
1回の開閉で冷気がたくさん逃げる
右開きの冷蔵庫のデメリットの1つに、1回の開閉で冷気がたくさん逃げることがあげられます。冷蔵庫の扉が右開きだと扉を大きく開くことになるのは必然です。しかし、冷気が逃げてしまえば、それを補うために大きな電力が必要となります。
したがって、短時間であっても開閉が多い家庭には消費電力が大きくなるのでおすすめできません。そこで、最近では冷気が逃げるデメリットを解消するため、冷蔵庫の扉を複数設けて1枚当たりの面積を小さくしたタイプが人気です。
また、冷蔵庫を開閉する際はあらかじめ取り出す食材を決めておくことで、開く時間を短縮できますからデメリットの解消にもつながります。
冷蔵庫には詰め過ぎを注意しましょう
冷蔵庫を頻繁に開閉することは、冷気を逃がすことになりますからおすすめできません。さらに注意したいのが詰め込み過ぎです。
冷蔵庫は庫内を一定の温度に保とうとします。したがって、庫内に多くのものが入っていると、その分冷気を必要としますから、消費電力も大きくなるのは致し方ありません。したがって、消費電力を節約するには詰め込み過ぎを避け、要領の7割程度の抑えてくのが得策です。
失敗しない冷蔵庫の選び方
冷蔵庫は家電製品の中でも特に長期間使うものです。つまり、頻繁に買い換えるものではありませんから、その選び方が非常に大切になります。
しかし、冷蔵庫に限らず電化製品の進化には凄まじいものがあり、「選び方がよくわからない」といった人も少なくありません。その点、冷蔵庫の場合だと扉の開く方向や容量が選び方のポイントとなります。
ただし、どういった種類の扉や容量があるのかを把握しておかなければ、選び方のポイントを絞ることはできません。そこで、失敗しない冷蔵庫の選び方をの扉く方向や容量から考えてみましょう。
扉が開く方向で選ぶ
冷蔵庫の選び方で最も重要なのは扉が開く方向で選ぶことです。冷蔵庫には様々なメーカーから多種多彩なモデルが発表されています。しかし大半は右開きであり、扉の開く方向によっては製造されていないモデルも少なくありません。
したがって、おすすめのモデルを絞り込むには設置場所を早く決めることが大切です。日本の住宅事情だと冷蔵庫を設置する場所は限られます。つまり、設置場所によって冷蔵庫の選び方やおすすめのモデルが異なるといっても過言ではありません。
冷蔵庫の選び方で家事がしやすくなる
冷蔵庫の扉の開く方向は家事のしやすさにも大きく影響します。とりわけ、日本の住宅は欧米に比較すると狭隘であることは否めません。最近ではダイニングとキッチンが一体となっている物件も少なくありませんが、キッチンは狭苦しい傾向にあります。
そのため、いくら気に入った冷蔵庫であっても使い勝手が悪ければ、ストレスにつながってしまう可能性も否定できません。したがって、冷蔵庫を選ぶ際にはキッチンのどのスペースに置くのかをイメージしておくことが大切です。
右開きが良い場合
冷蔵庫の選び方において、右利きの人には右開きがおすすめです。基本的に冷蔵庫は右利きの人が使いやすいよう右開きのモデルが主流となっています。そのため、片開きのモデルにおいて右開きが製造されないことはほとんどありません。
ただし、右開きの場合だと冷蔵庫を開く際には、右側のスペースは大きく遮断されます。例えばキッチンの右側壁面にコンセントやスイッチ類が配置されている場合、冷蔵庫を設置すれば使い勝手は悪くなるのは必然です。
右開きの冷蔵庫で失敗しないために
右開きの冷蔵庫で失敗しないためには、設置場所によってはデッドスペースが生まれることを理解しておくことです。右開きの場合、冷蔵庫のデザイン、機能面での問題はほとんどありません。
唯一、設置場所が合わなければ多少の使い勝手が悪くなることが問題です。したがって、最初から使い勝手について妥協ができるなら、右開きの冷蔵庫を購入しても失敗することはありません。
左開きが良い場合
左利きの人には左開きの冷蔵庫がおすすめです。冷蔵庫の選び方において、利き手も大きな検討材料ですが、右利きの人が多いため一般的に冷蔵庫は右利きの人向けに作られています。
また、キッチンの右壁面にあるコンセントやスイッチ類を使用したい場合も、左開きの冷蔵庫がおすすめです。左開きだと扉は左側に大きく開くので、これらを遮断することはありませんからストレスなく使えます。
左開きは展示されていない?
家電量販店などの冷蔵庫コーナーに行くと、左開きの冷蔵庫はほとんど展示されていません。そのため、せっかく気に入ったモデルがあっても諦めてしまう人もあります。
実は左開きの冷蔵庫はカタログスペックであることが多く、展示されていなくとも製造されているものも少なくありません。したがって、展示されていないからといって諦めるのではなく、店員などに確認してみましょう。
観音開きが良い場合
観音開きの冷蔵庫は利き手に左右されることはありません。したがって、冷蔵庫の選び方において設置スペースを第一に考えるなら観音開きの冷蔵庫がおすすめです。
例えばキッチンスペースの幅が狭い場合、扉を大きく開くと食材などの取り出しに支障をきたすことがあります。しかし、観音開きであれば扉の面積が小さいので必要なスペースを最小限に抑えることが可能です。
また、冷蔵庫をコーナーではなく食器棚などの間に設置する場合も、観音開きであれば支障を来すことはありません。したがって、引っ越しが多い人や頻繁に模様替えをする人には観音開きがおすすめです。
スペースや家事のしやすさがポイント
冷蔵庫の設置スペースや家事のしやすさで選ぶなら観音開きがおすすめです。冷蔵庫は毎日使うもいのですからデザインや機能面だけを考慮すると、ストレスが溜まり家事に支障を来すことにもなりかねません。
また、設置場所の周辺にコンセントやスイッチ類がないか、冷蔵庫の両隣には何を置くのかも考慮します。つまり設置スペースと家事のしやすさのバランスが大切です。
これらを兼ね備えているのが観音開きの冷蔵庫だといえます。ただし、右開きのモデルと比較すると圧倒的に種類が少ないのがデメリットです。
容量で選ぶ
冷蔵庫の選び方で忘れてはならないのが容量です。一般的には家族一人当たり70リットルを目安とし、常備品100Lと予備を70L程度加えた容量が理想とされています。
中には冷蔵庫は大きければ大きいほど良いと考える人もいますが、あまりおすすめできません。設置スペースを大きく必要とするだけでなく、食材を無駄にするといったデメリットが生じるのがその理由です。
冷蔵庫の容量が無駄遣いにつながる?
冷蔵庫の容量が大きいと必要のない食材まで大量に購入する傾向が強まります。こういった食材は陽の目を見ることなく廃棄されることが大半です。つまり、食材の無駄遣いにつながる可能性が高まるといえます。
したがって、冷蔵庫の容量は可能な限り家族の人数に合ったものを選ぶことが大切です。また、常に庫内を7割程度に保ち週に1回程度は庫内の整理・清掃を行うと無駄は食材を購入することはなくなります。
右開きのおすすめ冷蔵庫3選
冷蔵庫の選び方で大切なのは扉の方向と容量ですが、機能面でのメリットやデメリットも忘れてはなりません。最近の冷蔵庫は年々進化しており、各メーカーとも差別化に躍起になっています。
ユーザーからすればメーカーが競争することで、さらにメリットが活かされデメリットが解消されることは願ったり叶ったりです。しかし、種類が多すぎて迷ってしまう人も少なくありません。そこで、おすすめの右開きの冷蔵庫を紹介します。
シャープ SJ-55W
シャープといえば液晶テレビを思い浮かべる人も少なくありません。しかし、冷蔵庫も国内シェア第2位と健闘しています。シャープのメリットは他社にない個性的な製品を発表していることでしょう。
2012年の発表以来ロングセラーを続けるSJ-55Wは545Lの大容量モデルになります。SJ-55Wの最大の特徴は昔ながらの2ドア、カラーはブラックのみのシンプル設計です。
右開きのドアには重厚感あふれるガラスドアが採用され、無骨ともいえるその外観はインテリアとしても優れています。もちろんシャープのメリットであるプラズマクラスターはされており、価格も抑えられているのも人気の秘密です。
三菱電機 MR-B46D
三菱電機は日本国内でもメジャーな家電メーカーとして知られています。冷蔵庫の国内シェアは4位と健闘していますが、その理由は高い技術開発力です。1980年には省エネ型ロータリーコンプレックス、1984年にはチルドの開発に成功します。
こういった経緯で登場したMR-B46Dは省スペースと大容量を見事に両立させた冷蔵庫です。一般家庭に最適な455Lの大型冷蔵庫でありながら幅60cmのスリムサイズを実現しています。
さらに、肉や魚を凍らせる寸前で保存できる「氷点下ストッカーD」、食材の鮮度を損なわない温度で冷凍する「切れちゃう瞬冷凍」といった機能面が充実しているのも大きなメリットです。
パナソニック NR-E431V
パナソニックは堅実な製品を発表し続けている家電メーカーです。冷蔵庫の国内シェアは堂々1位を誇っています。パナソニックのメリットは、食材の鮮度を保つための機能が充実しているところです。
そんなパナソニック冷蔵庫の代表的なモデルがNR-E431Vです。ユーザーの生活環境にあわせて選ぶことができる3つのエコ機能や最上段の奥までしっかり見える「トップユニット方式」はパナソニックならではのメリットです。
また、右開きの扉でありながら、左右非対称とすることでデメリットを最小限に止めています。デザイン面でも優れており、機能面、省エネの3拍子が揃った冷蔵庫です。
パナソニック冷蔵庫の人気の秘密
パナソニックの冷蔵庫は国内シェア第1位の実績を誇っています。その理由の一つに「ナノイー」と呼ばれる独自の技術です。「ナノイー」とは微粒子イオンの名称であり、庫内の雑菌や匂い取りに効果を発揮します。
冷蔵庫も単に冷凍するだけではヒット商品は生まれません。いかに食材の鮮度を保つかはもちろん、パナソニックの「ナノイー」のように庫内の除菌効果などの付加価値が必要です。
パナソニックでは、その他にも自動的に節電モードに入る機能を搭載するなど、主婦層にアピールする機能を充実させているところが国内シェア1位を誇る所以でもあります。
右開きの冷蔵庫を左開きにすることは可能?
これまで紹介してきたとおり、冷蔵庫の扉の開く向きは右開きが主流です。これは、右利きの人が多いことに起因しています。最近では日本の住宅事情もあり、左開きの冷蔵庫が増えていますが、まだまだ数が少ないのが現実です。
しかし、右開きでは設置が困難であったり、左利きの人からすれば、右開きの冷蔵庫を左開きに改造したいと思うのは当然のことです。そこで、右開きの冷蔵庫を左開きにすることが可能であるかを調べてみました。
大手家電メーカーの答え
結論からいえば、大手家電メーカーの見解では右開きの冷蔵庫を左開きにすることは「不可能」となります。冷蔵庫の扉には配線が通っており、扉の固定器具を付け替えることができないことがその理由です。
また、最近では右開きの扉といえども左右非対称となっているモデルも多く、構造上付け替えができないことも「不可能」である理由の一つです。
商品によっては左開きにできる?
基本的に右開きの冷蔵庫の扉を左開きにすることはできません。単身赴任が多いサラリーマンなど引越が多い人にとっては、設置場所が限定され不便なものです。
こういったユーザーをターゲットとしたのが、シャープの冷蔵庫「SJ-D17E」になります。このモデルには「つけかえどっちもドア」と呼ばれる右開きにも左開きにもできる扉が採用されています。
容量は167Lとなり単身赴任のサラリーマンや学生に最適なサイズです。シャープでは容量が137Lの「SJ-GD14F-W」にも「つけかえどっちもドア」を採用しており、用途によった選び方が可能となっています。
付け替えは意外と簡単
シャープの冷蔵庫が採用している「つけかえどっちもドア」は、単に付け替えができるだけでなく、簡単に変更できることもメリットの一つです。
「つけかえどっちもドア」が導入されている冷蔵庫には、本体の左右両方に固定金具が設置されています。そのため、大掛かりな作業を行うことなく簡単に扉を付け替えが可能です。作業時間は10分程度ですから、頻繁に模様替えをする人にもおすすめだといえます。
冷蔵庫選びは右開きか左開きか注意しよう
冷蔵庫の扉は右開きのモデルが大半です。これは、右利きの人が多いことに起因していますが、左利きの人や冷蔵庫の設置場所によっては右開きがデメリットとなることも少なくありません。
しかし、一般的に右開きの扉を左開きに改造することはできません。扉の付け替えが可能なモデルも存在しますが、大半は容量170L以下となるのでファミリーには向かないので注意しましょう。
右開きのデメリットを解消する方法として、左開きや観音開き、両開きの冷蔵庫も徐々に増えています。したがって、冷蔵庫の選び方で失敗しないためには、設置場所や使いやすさを考慮して最適なモデルを選びましょう。