マレーシア移住が人気の理由を調査!メリット・デメリットやビザ・条件・費用は?

マレーシア移住が人気の理由を調査!メリット・デメリットやビザ・条件・費用は?

マレーシアは旅行で人気の国ですが、現在は観光だけでなく移住を考える人が増えているようです。そこで、マレーシア移住の人気の理由をまとめてみました。費用は?条件は?マレーシアでの暮らしを夢見る人へ、メリット・デメリット含めて気になる情報をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.マレーシアに移住を検討している人必見!
  2. 2.マレーシア移住のメリット
  3. 3.マレーシア移住のデメリット
  4. 4.マレーシアに移住する為の条件とは?
  5. 5.マレーシア移住に必要な費用
  6. 6.マレーシア移住はメリットが豊富!

マレーシアに移住を検討している人必見!

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日本では見れない外国の美しい空や海を見ているとき「こんな所に移住してみたいなあ」とふと思うことはありませんか?中でも、マレーシアはビーチと熱帯雨林のある魅力的な国です。今回は、観光旅行でも人気のある常夏の国マレーシアについて、移住の面からご紹介していきます。

マレーシア移住のメリット

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マレーシアへ移住するとどんな良いことがあるのでしょうか。まず四季のある日本とは異なり常夏の国ですので暖かい季節や夏が好きな人にはおすすめです。また、価格に反して少々贅沢な暮らしが出来るのもポイントです。そんなマレーシア移住のメリットを詳しくご紹介していきます。

物価の安さ

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マレーシアでの生活を考えた時にまず魅力的なのは物価の安さです。例えば、日本でのタクシー初乗り費用がおよそ420円に対して、マレーシアですとおよそ79円で乗車することが出来ます。電車ですと、日本の最短区間運賃の140円が、マレーシアですとおよそ29円です。

また、日本でも人気のコカ・コーラですが、日本で購入すると1本140円しますが、マレーシアですとおよそ82円ほどで購入することが出来るのでとてもお得です。ちなみにミネラルウォーターですと日本の115円が、マレーシアですとおよそ14円ほどで購入することが出来ます。

しかし、お酒好きの方には耳の痛い情報ですが、アルコールは少々お高いです。何故ならマレーシア人は半分以上がイスラム教徒の為お酒を飲まないからです。

その為酒税も高く、お酒は日本のおよそ2〜3倍の値段がします。1リットル以内でしたら免税で持ち込むことが出来ますので、長く移住予定のある人は予め日本から持ち込むことをおすすめします。

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居住の面で言えば、マレーシアへ移住するとコンドミニアムと呼ばれる日本で言うところのマンションに、3LDKが約4万〜10万円ほどで住むことが出来ます。

この広さがこの価格帯で手に入るなんてとても魅力的です。更に、コンドミニアムにはプールとジムの他、24時間警備員がつくのは当たり前とされており、日本に比べてとてもこんなに充実した好条件の物件は中々ありません。

環境が良い

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更に、首都クアラルンプールは英国統治時代の建造物と自然が組み合わさった美しい街並みが広がっており景観が良いです。程よく自然があるので心地よく過ごせそうな環境です。また気温も35度を超える日は比較的少なく、朝夕は25度前後と過ごしやすく、悪くない条件と言えます。

更に、マレーシアは近隣国であるタイやフィリピンなどと比べ、これといって目立ったスキルが無くても比較的簡単に働く場所を見つけることが出来るとも言われています。

もしもあなたが20代単身でマレーシアへ移住するのでしたら、マレーシアで働きながらこういった都会で自由に生活をしてみるのも楽しいかもしれません。日本では味わえないような素敵な時間を過ごせそうです。

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少々条件が縛られるかもしれませんが、都会でバリバリ仕事をするよりも、健康志向のロハスでナチュラル派の方でしたら、物が安価で東南アジアの雰囲気を思いっきり満喫出来るような郊外に移住して、ローカルな暮らしをしてみるのもおすすめです。

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また、マレーシアはグローバルな面でも良い環境が整っています。特に、首都クアラルンプールには、イギリスやアメリカ系のインターナショナルスクールが沢山あり、費用も比較的安価で学ぶことが出来るのです。移住先で異文化交流も望めそうです。

ちなみに、マレーシアはマレー系の他に、中国系、インド系、他部族から成る多民族国家なので、人によっては中国語や南インドのタミール語を使用していますが、公用語はそのままマレーシア語を話します。

民族間で会話をする時は、英語をメインで使用しているようです。マレーシアへの移住の条件として、英語は習得しておいた方が良いかもしれません。

治安が良い

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移住で心配なのが治安ですが、マレーシアの治安はアジアの中で見ても比較的良いと言えます。何故なら、マレーシア政府が観光客誘致の為の治安づくりに精を出しているからです。

オーストラリアの主要都市の1つであるシドニーに本社を置く「経済平和研究所」調べによると、マレーシアは「世界で最も治安の良い国ランキング2019」で第16位となっているのです。

しかし、マレーシア内の格差が原因で、スリや窃盗の増加も見られます。観光客だけでなく、現地の住民もその被害に遭うことがありますので、移住してからも観光でも夜道を歩く際は注意しましょう。

のんびり暮らせる

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アジア屈指のビーチの楽園とも言われるマレーシアにはのんびり出来る砂浜や美しい島々が多いです。西海岸、東海岸、ボルネオ地域など様々あるのも移住をしたくなる魅力の1つです。

また、マレーシアにはモスク、中国寺院、ヒンドゥー寺院などの神聖なスポットが幾つも点在しています。毎日お祈りが捧げられている為、良い気で満ちているはずです。そんな癒しのパワースポットへ足を運ぶのも良いでしょう。移住先はフォトジェニックな景色の宝庫です。

また、ゴルフをしない方にはあまり知られていませんが、マレーシアはゴルフ天国とも言われています。その為、マレーシアにはゴルフ場が沢山あり、中にはお値打ちな価格で気軽に楽しめるものや、ハイクラス上のリゾートゴルフ場などもあり、ゴルフが趣味な人にもおすすめの移住地です。

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更に、マレーシアは親日国であることも有名です。2017年アウンコンサルティングが「アジア10ヵ国の親日調査」を実施していますが、とても嬉しい結果が出ています。

日本への好感について66%のマレーシア人が「大好き」、33%が「好き」と答えているのです。見知らぬ土地へ移住することを決めたとして、日本人にとっては安心できる結果と言えます。

食べ物が美味しい

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また、多民族国家であるマレーシアでは代表的な料理を4つも楽しむことが出来ます。マレー料理に始まり、インド料理、中華料理、マレー料理と中華料理を組み合わせたニョニャ料理です。

ニョニャ料理は日本ではあまり耳にしないワードですが、中華料理にたっぷりのスパイスを効かせたイメージの料理です。イスラム教徒では食すことが許されていない豚肉を使うことも大きな特徴の1つと言えます。

その上物価も安いのでお値打ちな価格で楽しむことが出来ます。移住したら毎日食べれるので、スパイシーな香辛料をたっぷり使った東南アジア料理が大好きな人には堪らなく嬉しい移住先です。

マレーシア移住のデメリット

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お伝えして来た通りマレーシアは沢山の魅力のある国です。しかし、日本から離れた異国の地であることに変わりはないため、注意しなければいけない条件もあります。

移住する前にある程度心の準備をすることで、マレーシアの魅力を存分に味わえるように、気をつけて欲しいデメリットな面もいくつかご紹介していきます。

南国特有の病気がある

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南国特有のデメリットの1つとして言えるのが虫、蚊です。テング熱やチクングニア熱などは蚊から伝染する為、知らない内に刺されていることもあり要注意です。

移住先の環境にもよりますし、暑い国なので難しいですが、虫に刺されないように長袖長ズボンを着用するなど、私生活でも工夫をするように心がけてください。

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また、東南アジアにおける水問題もデメリットの1つとしてよく話題に上がります。原因は、水に含まれるミネラルや細菌です。日本ですと軟水がほとんどですが、海外では硬水が多いので、身体に合わないとそれが原因でお腹が緩くなる場合があります。

万が一、細菌が原因で急性胃腸炎などになりお腹を壊してしまった場合でも、菌を出し切ってしまえば問題ありません。その為、下痢止めの薬の服用には注意しましょう。無闇に服用することで、逆に菌を体内に留めて置くことになってしまう場合もあるからです。

上記以外ですと、下痢は旅疲れや慣れない環境下への移住によるストレスで引き起こる場合もあります。自分の身体と心としっかり相談して、薬を服用するか、休息を取るかしましょう。

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その他、移住先の現地で楽しく過ごす為の工夫として、食べ物はしっかり火を通した物を食したり、水はペットボトルを購入するなど、しっかり防衛するようにしてください。

特に免疫力が下がっている時は病気にかかりやすいので、疲れているなあと感じたら、現地の刺激的な食事は避け、慣れ親しんだ日本食を食べることをおすすめします。

終電の早さ

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例えば、マレーシアにはクアラルンプールのKLセントラル駅とティティワンサ駅を結ぶKLモノレールがあるのですが、この路線の駅は終電の時間と駅が閉まる時間が異なっています。その上、困ったことに駅は閉まると、各駅ごとで決まったドアでしか出入りが出来なくなるのです。

その為、余裕をもって駅に向かったとしても駅が閉まった後だと出入口を探すのに時間がかかってしまい、最悪の場合終電を逃すということに繋がるので、終電は早いと考えた方が良いでしょう。

ちなみにMRTの駅は、平日ですと23:25から24:00の間に閉まり、土日休日ですと22:55から23:30の間に閉められてしましますので、終電は遅かったとしても駅が閉まってしまう時間が早いというデメリットがあるので十分注意してください。

基本的に時間にルーズ

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日本でも沖縄など暖かい地方の人は穏やかで、少々時間にもルーズであるという話はよく耳にしますが、マレーシアも同様です。マレーシアの人々の多くも、時間にルーズな方が多いです。しかも、それが個人レベルの話では無く組織レベルで行われてしまうのがデメリットなポイントです。

例えばショッピングモールなどの商業施設で、オープン時間が朝の10時と決まっているのに、11時や11時30分など日によってまちまちだということが頻繁に起こります。オープン時間から買い物をしようと思って並んでも、30分や1時間当たり前に待たされてしまうのです。

これでは1日の予定が崩されかねません。日本では、こういったオープンミスと呼ばれる出来事は大きなクレームに繋がってしまいますが、マレーシアでは度々起こってしまう出来事です。

ヘイズに苦労

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移住前に気にして頂きたいのヘイズです。ヘイズと聞いてピンと来ない人も居るでしょう。ヘイズとは元々「煙霧」であるスモッグを意味する言葉でしたが、近年では東南アジアに置ける大気汚染を指す言葉として使われることが多くなっています。

この煙霧はインドネシアのカリマンタン島とスマトラ島で人為的に行われている野焼きが原因となって起こります。ここで発生した煙が乾季の頃に一層酷くなり、隣国であるマレーシアやシンガポールなどの国々に被害を及ぼしてしまっているのです。

この煙霧には有害物質が含まれており、その1つに日本でも話題となっているPM2.5があります。この煙霧は焦げた匂いがして、それが街全体に充満します。更に視界も悪くなり、のども痛くなったりと身体に変調をもたらすのです。

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日本ではあまり耳にしないマレーシアのデメリットなポイントの1つではありますが、移住を考えている人の中で特に身体が敏感な人はその乾季の時期に1度訪れてみて環境に馴染めるかトライしてみるのが良いでしょう。

その土地が好きだからだけでなく、その環境は本当に自分の体質に合うのかどうか、移住を決定する前に知っておくのも大切です。せっかくの移住ですので、自分の心と身体としっかり相談してみてください。

マレーシアに移住する為の条件とは?

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ここまで、マレーシアでのデメリットについて、衣食住の面からお伝えしてきました。ここからは、マレーシアへ移住する為の条件として、取得しなければいけないビザについてを詳しくお伝えしていきます。

1年以上滞在する場合はビザの取得

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マレーシア移住へ向けた条件として、まずはビザを取得しましょう。ビザは大きく分けて6つ、学生ビザ、短期訪問ビザ、就労ビザ、配偶者ビザ、MM2H、永住権です。ここでは2つのビザにフォーカスしてご紹介します。

大きく6つに分けた中の1つであるこの就労ビザは、更に細かく分けた6つのパスから成り立っています。それが、雇用パス、プロフェッショナルパス、ディペンデントパス、外国人配偶者の就労許可、レジデンスパス、一時就労パスです。

その筆頭にある雇用パスはマレーシアでは最もポピュラーなパスで、2年以上滞在する労働者を対象としています。出入国が自由なマルチプルビザなので、決められた期間内であれば自由に日本とマレーシアを行き来出来るのです。

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また、マレーシアの政府が推進している一般的なビザにMM2Hがあります。MM2Hとは、マレーシアマイセカンドホームの意味で、年齢制限も無く、取得できれば10年間滞在することが出来るマルチプルビザです。

このビザで永住することは出来ませんが、期限を延長することは出来るので、実質的に言えば永住することも可能なビザと言えます。マレーシアでロングステイをしたい方に最適なビザです。

しかし、このビザの申請手続きの提出書類は非常に多く、手間もかかるので、代理店にお願いする方が良い場合もあります。取得の際は、必要内容が変更される場合もありますので、マレーシア政府観光局のホームページを確認するなどして、最新情報を取得するようにしてください。

マレーシア移住に必要な費用

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ここまで、食文化や風土を含めた生活環境におけるメリットやデメリット、ビザについてご紹介してきましたが、イメージよりもずっと魅力的だったり、驚く事もあったのではないでしょうか。最後に、マレーシアへ移住するまでに必要になるであろう条件や費用についてをご紹介します。

①渡航費用

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マレーシア移住までの渡航費ですが、移住と言っても明日マレーシアへ飛んで暮らし始めるという訳にはいきません。自分に合った条件に合わせて物件を探す必要があります。

その為の下見の費用ですが、まず飛行機代が往復でおよそ5万円とします。そこにロングステイプランを組んだとして、クアラルンプールでしたら2泊3日、2名1室およそ32,500円ほどです。ペナンでしたらおよそ29,000円を目安にすると良いでしょう。最低でも10万円は必要になります。

②ビザの取得費用

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マレーシアへのビザ取得費用ですが、観光もしくは商用目的での滞在予定がある方で、尚且つ日本国籍をお持ちであれば、90日以内でしたらビザは不要になります。

しかし、パスポートの残存がマレーシア入国時に、6ヶ月以上残っていることと、帰りもしくは次の目的地への航空券を所有していることが条件となります。

③荷物を送る費用

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配送費用についてですが、荷物を送る時にオススメなのがEMS(国際スピード便)です。少々値段は上がってしまいますが、関税での仕分けやチェックの際、最優先で対応して貰えるので早く届けることが出来ます。それではまず日本からマレーシアへの配送費用を見ていきましょう。

1Kg以内の配送の場合、お届け日数7日で約1,480円の国際eパケットに対し、EMSだと約2,100円払えば3日ほどで届ける事が出来ます。ちなみに時間に余裕のある方にはお届け日数2週間前後で約1,120円という国際eパケットライトという方法もあります。

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反対にマレーシアから日本ですと、EMSがお届け日数2日〜4日で約2600円〜3040円ほど。国際航空小包ならお届け日数6日〜14日で約2,360円で届けることが出来ます。荷物を発送する際は、重量と金額、そしてお届け日数を改めて確認することをおすすめします。

マレーシア移住はメリットが豊富!

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ここまで、ビザや費用など様々な条件を含めたメリット、デメリットをご紹介してきました。内容を見比べてみても1度は住んでみたいと思える魅力が沢山ある国だったのではないでしょうか。しかし、突然行って後悔しない為にも事前にしっかり計画を練ってから行くようにしましょう。

ひの
ライター

ひの

デザイナーをしています。ひのです。猫とお酒と生肉が大好きです。最近は日本酒をよく呑みます。社交的に見られがちですが、実際はそんなこともありません。競うことが苦手な性格です。よろしくお願いします。

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