カワサキのKLX125は軽さと足つきが◎人気オフロードバイクのスペックを紹介

カワサキのKLX125は軽さと足つきが◎人気オフロードバイクのスペックを紹介

カワサキのKLX125というバイクをご存知でしょうか。車体の軽さと足つきの良さ、バランスの良いコンパクトオフロードバイクとして人気のバイクです。既に販売終了していますが、未だ人気のあるKLX125の魅力を徹底解説します。今からでも是非探して乗ってみてください。

記事の目次

  1. 1.カワサキのKLX125の魅力に迫る!
  2. 2.カワサキのKLX125の型式
  3. 3.カワサキのKLX125のスペック詳細
  4. 4.カワサキのKLX125は非力に見える?
  5. 5.カワサキのKLX125の優れている点
  6. 6.カワサキのKLX125を乗りこなすポイント
  7. 7.カワサキのKLX125を堪能しよう

カワサキのKLX125の魅力に迫る!

Photo by haru__q

バイクが好きな方であれば「KLX125」というバイクの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。一方、バイクに興味をお持ちでない方は「KLX125」と聞いても、何のことかさっぱり分からない、という状況であることは想像に難くありません。

さて、そんな「KLX125」は、カワサキから発売されていたコンパクトなオフロードタイプのバイクです。型式名称からも分かる通り排気量は125cc。つまりは小型限定二輪免許で運転できる原付2種のオフロードバイクになります。

今回はこの「KLX125」の魅力を解説していくのですが、その前に、先ほど紹介した「小型限定二輪免許」について紹介しておきましょう。普通自動車免許は多くの方が所持しているのでご存知の方も多いのですが、二輪免許はそれに比べると所持率が低いので、少しだけ補足しておきます。

まず、バイクは排気量によって5つの区分に分けられています。一番排気量が少ないのが50cc以下。いわゆる原付に区分されるバイクです。次が125cc以下で免許は小型限定普通二輪免許で運転可能です。

その次が250cc以下、400cc以下と続き、125~400ccが普通自動二輪に区分され、250~400ccは普通二輪免許で運転可能。400cc超は大型自動二輪に区分され、大型自動二輪免許が必要になります。

つまり125ccのカワサキ「KLX125」は、普通二輪免許を取得していなくても、小型限定普通二輪免許を取得していれば乗ることができるオフロードバイクということになります。

ちなみに自動車免許にもAT限定があるように、二輪免許にも「AT小型限定普通二輪」「AT普通二輪」「AT大型二輪」があり、これはいわゆるスクータータイプのバイクに限定して運転することが出来る免許です。

原付免許、中型二輪免許、大型二輪免許の存在を知っている方は多いのですが、実はバイクの免許には合計7種類もの免許がありますので、参考までにご記憶ください。

カワサキのKLX125の型式

それでは具体的に「カワサキKLX125」の魅力を紹介していきましょう。「カワサキKLX125」は現在では生産・販売が終了してしまっているコンパクトオフロードバイクで、2009年12月に2010年モデルとして発売されました。

90年代は125ccクラスのバイクとしてXLR125、ジェベル125などのコンパクトオフロードバイクが数種類販売されていましたが、2009年12月時点では「カワサキKLX125」がこのクラスで唯一国内向けに販売されているコンパクトオフロードバイクになっていました。

そんな希少モデルとも言える「KLX125」ですが、発売から数年間ユーザーに愛されつづけ、惜しまれつつも2016年モデルを最後に新車市場から姿を消しました。ここではユーザーから愛された「カワサキKLX125」のスペックや型式について細かく紹介していきます。

コンパクトなオフロードバイク

先ほどから「カワサキKLX125」をコンパクトオフロードバイクと紹介していますが、なぜコンパクトというワードを使っているのかを補足します。通常「フルサイズ」オフロードバイクのホイールは、フロント21インチ・リア18インチとされていました。

これに対し「カワサキKLX125」は、フロント19インチ・リア16インチとフルサイズオフロードバイクと比較すると前後共に2インチずつ小さなホイールが付けられていました。そのためフルサイズオフロードバイクに対して「コンパクトオフロードバイク」と呼ばれているのです。

ホイールサイズは悪路の走りやすさに対し物理的な影響がでます。大きなタイヤの方が走りやすいとされていますので、コンパクトオフロードバイクである「カワサキKLX125」の19/16インチホイールは、その点では不利な部分もありました。

一方でバイク重量が112kgと軽い事と、サイズダウンによる足つき(そのままの意味で、地面に足がつくことを意味しています)の良さは、たとえば「ヤブこぎ(背の高い草木が繁茂して進むのが難しいような山野をかき分けて進む)」のような場面では有利に働くことになりました。

「カワサキKLX125」は125ccという小排気量ゆえ、オフロードバイクを操る楽しさを存分に味わえるという点でベテランライダーからも高い評価を獲得しており、オフロードバイクの入門モデルとしてKLX125が推されるようになりました。

詳細なスペックは追って詳しく紹介しますが、124ccの空冷4スト単気筒OHCエンジンにフューエルインジェクションが採用され、アイドリングを安置させるアイドルスピードコントロールが装備されていました。

カラーチェンジ版も紹介

2010年モデルが発売され、2012年モデルでシート形状などの変更が行われて以降、生産終了を迎える2016年モデルまではカラーチェンジのみを重ねてきました。なお、姉妹モデルの「Dトラッカー125」は2015年モデルでラインナップから外れ、2016年には250cc版の「KLX250」も生産を終えました。

ここで簡単に、「カワサキKLX125」の型式と変更内容を整理しましょう。【型式:2010年モデル】フューエルインジェクションを採用。アイドルスピードコントロールを装備した大型モデル同様の燃料供給方式を採用。

【型式:2011年モデル】カラー&グラフィック変更。【型式:2012年モデル】カラー&グラフィック変更。シート幅拡大、リアフレーム材質変更により大型のリアキャリアが装着可能。

【型式:2013年モデル】カラー&グラフィック変更。【型式:2014年モデル】カラー&グラフィック変更、価格変更、燃料消費率も記載。【型式:2015年モデル】カラー&グラフィック変更。【型式:2016年モデル】カラー&グラフィック変更。このモデルで「カワサキKLX125」は生産終了。

「KLX125」は国内のみならず、グローバルモデルとして誕生したオフロードバイクです。少し前までは型式問わず、特にアジア各国の移動手段として活躍していました。アジア各国は日本よりもバイクを移動手段として用いることが多く、「KLX125」も大活躍でした。

日本でも125ccオフロードバイクの人気は高かったのですが、需要の高かったアジア各国での需要が125cc以上に移ってきたことも大きく影響し、2016年の型式を最後に生産が終了になりました。

「KLX125」は大きく分けると2010年型式から2011年型式までの前期型、2012年型式から2016年型式までの後期型に分けられます。いずれも正式な型式名は「EBJ-LX125C」で、スペック上の違いもありません。

前期型と後期型の違いはシートと耐荷重です。2012年型式からシート形状が改善されたことによって座り心地が良くなり、サブフレームの材質と形状が変更されたことにより、耐荷重が強化されたという違いがあります。

カワサキのKLX125のスペック詳細

さた、ここまで簡単に「カワサキKLX125」について紹介しました。型式による違いはほとんどなく、日本を含めたアジア各国で人気があったこと、ホイールサイズが小さい為にコンパクトオフロードバイクと呼ばれていることなど。

このように「カワサキKLX125」は、軽量コンパクトなオフロードバイクとして人気があったことから、街乗りメインのオフロードバイクかという印象もあるかもしれませんが、実際には林道ツーリングでも愛用されているバイクだったのです。

そこでここからは、やや専門的な領域に踏み込んでしまうかもしれませんが、現在では残念ながら生産終了となってしまったKLX125のスペックについて紹介していきます。

スペック表

ここではまず、KLX125と兄貴分ともいえるKLX250の様々なスペックを比較していきます。まずは車体サイズを比較していきますが、当然ながら125ccと250ccとではエンジンの出力が大きく違いますので、スペックを比較した後、KLX125ユーザーのレビューを併せて紹介します。

まずは車体サイズのスペックを確認しましょう。【2016年式KLX125】全長(mm):1,980、全幅(mm):770、全高(mm):1,090。【2016年式KLX250】全長(mm):2,200、全幅(mm):820、全高(mm):1,190となっています。

KLX125とKLX250の車体サイズを比較すると、やはりKLX125のコンパクトさが目立つ結果となります。一般的にオフロードバイクは全高が高く、足つきの問題もあることから初心者は敷居の高さを感じてしまいがちですが、このサイズであれば乗り出しやすいサイズとも言えます。

スペックレビュー

まずは車体サイズのスペックを比較しましたが、ここでKLX125ユーザーからの車体サイズに関するレビューを紹介しましょう。

1つめは「兄貴(250)譲りのライムグリーンの戦闘的なデザインですが、タイヤが小さいため子猫や子犬に通ずるデフォルメされた印象。」2つめは「カッコよく可愛いと思います。馬だったらサラブレッドに対してポニー。」

KLX125の戦闘的なデザインとコンパクトボディのギャップが大きくてかわいらしい印象というコメントが多く見られます。このかわいらしさが愛着ポイントだともいえます。

移動手段としてビッグスクーターから乗り換える方もいらっしゃるようで、特に小柄な方にとってはこのコンパクトさが適しているようです。一方で、大柄な方には少々窮屈さも感じさせてしまうようです。

パワーユニット

次にパワーユニットのスペックを確認しましょう。【2016年式KLX125】最高速度1:91.4km/h5速/8,000rpm、最高速度2:68.6km/h5速/6,000rpm。【2016年式KLX250】最高速度1:139.1km/h6速/9,000rpm、最高速度2:108.2km/h6速/7,000rpmとなっています。

KLX125のパワーユニットのスペックを確認すると、125ccとしては十分な速度が出ることが確認できます。9,500rpm(回転数)まで回した時の最高速度は108.6km/h。KLX125は原付2種に属するので、高速道路を走行することが出来ないので、これで十分といえます。

それでは、KLX125のパワーユニットに関するレビューを確認していきましょう。まずは「10馬力しかないので、舗装路での加速は期待できませんが、法定速度内では問題ありません。」というもの。

続いては「回した時の振動が凄い。回さないとパワーを出せないから、いつも高回転で乗る感じになる」という様に、KLX125ユーザーからは、特に上り坂等のパワーを要する場面でパワー不足を感じるという意見が多く見られます。

回転数を上げることでパワーが発揮される高回転型エンジンなので、コメントにあるような「いつも高回転で乗る感じ」になりがちなのです。周りがスピードを出し勝ちな幹線道路では、邪魔扱いされることもというコメントもありますが、それはKLX125のパワーの問題ではないかもしれません。

足回り

通いて足回りのスペックを紹介しましょう。フレームは「2016年式KLX125」も「2016年式KLX250」も共にセミダブルクレードル・ペリタフレームが採用されています。

その他の足回りスペックは、【2016年式KLX125】タイヤサイズ(フロント):70/100-19(リア):90/100-16、サスペンション(フロント):Φ33正立フォーク調整不可(リア):リンク式モノサスプリロード調整5段。

【2016年式KLX250】タイヤサイズ(フロント):3.00-21(リア):4.60-18、サスペンション(フロント):Φ43倒立フォーク圧調整可(リア)リンク式モノサス無段プリロード調整圧・伸び調整可。となっています。

KLX125の足回りに関するスペックから判るのは、先に紹介したパワーユニットに合わせて最適化されているということです。基本スペックはKLX250の仕様を踏襲していますが、タイヤは特殊サイズで、ダンロップとIRCの2択、もしくは競技用のタイヤから選ぶことになります。

ではKLX125の足回り関係のレビューを確認してみましょう。「操作感は自転車並みでよく曲がるし、よく止まる。極低速でも安定しています。」や「舗装路では十分なサス性能で凸凹を気にせず走れる。」などのコメントがあります。

それ以外のKLX125ユーザーのレビューを見ると、全体的に車体サイズとパワーユニットのバランス、ハンドリングの軽快さを評価するコメントが多くみられます。

サスペンションなどの足回りに関しては、舗装路で不満を感じるユーザーは少ないものの、タイヤの選択肢が少ないことに対するネガコメントがやや見られます。競技用はオフロードタイヤになるので、オンロードタイヤでの選択肢が少ないのが厳しいというコメントが目立ちます。

街乗り性能

続いて街乗り性能に関するスペックを紹介します。【2016年式KLX125】車両重量:112kg、シート高:830mm、40km/hエンジン回転数:5,156rpm(3速)、最大トルク発生回転数比:85.9%。

【2016年式KLX250】車両重量:136kg、シート高:890mm、40km/hエンジン回転数:4,078rpm(3速)、最大トルク発生回転数比 :58.3%となっています。

KLX125の街乗りスペックを確認すると、軽量であることとシート高が低いことがわかります。KLX250と比較すると、KLX125は街乗りにより適しているオフロードバイクだといえます。40km/hは通勤時間帯を想定していますが、最大トルク発生の回転数まで余裕があります。

それではKLX125の街乗り性能に関するレビューを見てみましょう。「楽しい!とにかく気に入ったので通勤にも使い始めました。」「エンジン音が静かなので早朝出勤時にも気を使う必要がない。恐らく新聞配達のバイクより静かだと思う。」などです。

KLX125の街乗り性能に関するレビューからは、操作性に優れたサイズ感を楽しいと評するコメントが多数あります。それと共に静粛性を評価するコメントも多く見られます。ただ、低中速での加速と操作性は125ccスクーターの方に軍配が上がるというコメントも見受けられます。

林道性能

続いて林道性能を紹介します。【2016年式KLX125】トルクウェイトレシオ:11.43、最低地上高:255mm、ホイールトラベル(フロント):175mm(リア)180mm。

【2016年式KLX250】トルクウェイトレシオ:6.48、最低地上高:285mm、ホイールトラベル(フロント):255mm(リア):230mmとなっています。

KLX125ユーザーの林道走行性能に関するレビューを確認すると、さすがにKLX250をはじめとした250ccオフロードバイクのような走行性能はないものの、サスペンションとコンパクトな車体サイズが林道走行もしやすいと好評です。

また、先ほども評価の高かった静粛性の高いマフラーは、林道走行においても自然を満喫できる要素になると評価が高くなっています。

カワサキのKLX125は非力に見える?

KLX125のスペックを確認してきましたが、兄貴分であるKLX250と比較すると、どうしても非力に感じてしまうのは致し方ないかもしれません。

一方で、KLX125ユーザーの方々のレビューを見ると、街乗りでは全く問題ないことが分かりますし、オフロードバイクとして林道走行を楽しんでいる方々もたくさんいらっしゃいます。

そこで、ここでは改めてKLX125の性能について、スペックやレビューを総合して実際の使用にあたっての評価をまとめていきます。スペックに現れない性能を確認してみましょう。

スペックだけを見るといまいちかも

冒頭紹介したように、KLX125はスペックだけを見るとやや非力な印象が強いかもしれません。やはり125ccのコンパクトオフロードバイクという事で、そもそも高速走行が想定されていないということで、あくまで街乗りメインの使用になっているからです。

例えばKLX250とトルクウェイトレシオを比較すると、トルクウェイトレシオの数値が高いことが分かります。これは、パワーユニットの出力以上に車両重量が重いということです。

単にパワー不足ということかもしれませんが、一方で125ccバイクとしては標準的なパワーウェイトレシオなので、125ccの排気量相応とも言えるのです。

実際には林道などで乗っている人も多数

スペック的に厳しいと考えられることもあるKLX125ではありますが、実際には林道での走行にKLX125を愛用しているライダーもたくさんいらっしゃいます。シート高が低いこともあり、足つきが良いのは一つのポイントになっているようです。

特に林道走行の場合、初心者は特に足つきに余裕がもてることで安心感が違ってきます。また、エンジン出力が高くないという事も、初心者の方に関しては安心感があって良いのかもしれません。

オフロードでも違和感なく乗れるので人気

では、KLX125のオフロード走行性能に関してはどうでしょうか。スペック的には、ホイールトラベルがやや短いのが気になるという意見がみられます。

フラットダートを走行するのに問題はなさそうですが、ガレ場やゲロアタックにチャレンジする場合にはかなりのテクニックが求められるという意見が多く見られます。

一方、やはり初心者にはこのコンパクトなサイズと足つきの良さがが良い方向に働くとの見かたが多く、ベテランライダーはボディーアクションを楽しめるバイクとして評価されています。

カワサキのKLX125の優れている点

さて、ここまで様々な観点で「カワサキKLX125」を紹介していきましたが、ここでは「カワサキKLX125」の優れた点をまとめて紹介しましょう。

ここまでの様々な解説の中でも、例えばKLX125は「足つき」に優れている等、いくつかの優れた点を紹介していますので、重複して紹介する内容もあるかもしれません。しかし、その部分は本当にKLX125の優れている点であるとご理解ください。

足つきのよさ

まずは何と言ってもKLX125の優れた点は足つきの良さです。街乗りでこの足つきの良さというのは、思った以上に重要なのです。足つきが良いという事は、どこでも足がつくことから車体の取り回しが自在になるという事です。

KLX125は(何度も紹介していますが)シート高が低いため、オフロードバイクのわりには足つきがよいのです。足つきが良いと、思ったところにバイクを動かくすことができるので、街乗りの際は車線変更が楽になります。

ちなみにこの街乗りでは、エンジンを引っ張って回しつつも早めのシフトアップを心掛けるのがKLX125をスムーズに加速させるコツです。2速3速の引っ張り方が重要です。

車体の軽さ

続いても、足つきの良さと共に何度か紹介している点で、車体の軽さはKLX125の優れた点であると言えます。車体の重さはブレーキの利きにも影響します。乗用車よりもトラックの方が止まるのに距離が必要になるのと同じことです。

軽量のKLX125はブレーキの制動力に優れていて、足つきの良さも相まってコントロール性能が高いという印象をライダーに残してくれます。細かい点ですが、ブレーキレバーも細めで丸みを帯びたレバーなので、手が痛くなりにくいのも良い点です。

リカバリーのしやすさ

林道を走ったり、オフロードを走るときのミスの大半はバランスを崩すことです。ただ、その様なときにバランス修正が苦にならないのもKLX125の優れた点です。排気量が小さくマシン事態も小さい、そして足つきの良さがこの状態を生み出すので、アタック欲が増すというのがポイントです。

カワサキのKLX125を乗りこなすポイント

それでは最後に、KLX125を乗りこなすポイントを紹介しましょう。ここまで紹介した内容でKLX125に興味を持っていただいた方もいらっしゃるかもしれませんので、その様な方のために、実際にKLX125に乗っている方が紹介するKLX125を乗りこなすポイントを紹介します。

積極的に操作していく

まず最初のポイントは積極的に操作することです。KLX125は、硬い路面では路面からの衝撃を吸収しにくい感じがありますが、タイヤ径を大きくしてしまうと小回りのよさが消えてマシン挙動にクイックさがなくなってしまいます。

だからこそ、マシンがカバーできない部分をライダーが積極的にコントロールすることで保管する必要があるのです。特に林道でKLX125を楽しむためには、積極的にコントロールすることがコツになります。

林道は2速がベター

さて、その林道を楽しむためのコツとしてはもう1つ、林道でも2速で走ることをおすすめします。タイヤの接地感は少なくなりますが、ブレーキの利きは良いまま走れます。ただし、逆に言うとロックすることも多くなってしまいます。

その為、コーナー手前の直線で必ずスピードを落とすことがポイントになります。そして、コーナーの頂点に向かってアクセルを開けていくようにします。

コーナーに入る前のブレーキングではハンドルに荷重をかけ、アクセルを開けていく時にはリヤに荷重を移動するようにしましょう。ボディアクションを多用するのがもう1つのコツです。

楽しんで乗る

オフロードバイクのだいご味でもあるウィリー走行については、パワー不足を補うためにボディアクションとアクセルワークのタイミングを合わせないと難しいようです。さらに、ウイリーした時にバランスを取るのも難しいというのも難しい点です。

しかし、だからこそ自分の正確なボディアクションを体にしみこませることが出来るというポイントもあります。常にバランスが取れるポジションでバイクに乗っていることが出来る様にもなれるのです。

このようにKLX125は、乗れば乗るほど楽しめて、自分のライディングスキルも向上させることができる、奥の深いマシンだという事ができます。

カワサキのKLX125を堪能しよう

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いかがでしたか。既に製造が終了している「カワサキKLX125」ですが、まだ新車を購入することが出来るかもしれません。過去に製造されていた時の新車在庫が残っている可能性がまだありますし、中古車市場ではもちろん流通しています。

中古車市場で流通しているマシンは、多かれ少なかれカスタムされている部分があるマシンが大半なので、スペックについては確認できる範囲で確認しておくと良いでしょう。

Randkin
ライター

Randkin

世の中の様々な事に興味を持ち、自分から積極的に情報収集を行っています。読者の皆さんが、知っているようで知らない言葉や知識。今の生活がもっと便利になるアイデアをたくさん紹介していきます。

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