クーペのかっこいいおすすめ車種をチェック!
あの頃「1970年代~1990年代まで」一世を風靡させたクーペ、当時はジャガーやポルシェ911、マスタングやカマロなど大排気量なスポーツクーペが象徴的でした。国内メーカーでも2000GTや117クーペ、コスモやソアラなど、その流麗なスタイルが人気でヒットとなりました。
2000年に入りガソリン価格の高騰などにより、車選びはそれまでのスタイル重視から実用性重視にシフトされミニバンやトールワゴンが主流に、そのためクーペのラインナップは縮小されて続け脇役に転じてしまいましたが、スープラの復活により再ブームの兆しを見せています。
その証拠に、これまでの欧州車クーペの旺盛な新車発表や、「SUVクーペ」や「4ドアクーペ」などクーペを軸とした派生モデルも誕生しています。ここでは世代を越えて注目されている「最新クーペ」のかっこいいおすすめ車種をチェック、ご紹介していきます。
クーペのおすすめの選び方
車好きなら一度は乗ってみたい車が、クーペではないでしょうか?大体がかっこいいエモーショナルな雰囲気を醸し出しています。また、野性的で走行性能が高い車種が多く走りが楽しめることが、車好きを魅了するのでしょう。
こんなクーペ選びは現行の国産クーペなら選択肢が狭い分容易かもしれませんが、多岐にわたる輸入クーペを含めると悩ましいものです。どんな車種が自分に合っているのか?その選び方のコツを解説していきます。
パッと見で何も知らずに購入すると、もっとかっこいいモデルが欲しくなる、日常で使いにくいと感じる、利便性が悪いなど後悔して愛車に愛着が待てなくなってしまう恐れがあります。クーペは総じて高価なため、失敗しないクルマ選びのコツを確認しておきましょう。
後席の乗降性
クーペはスタイル重視の設計のためルーフが低く、特にルーフエンドはかなり低くなっています。さらにデザイン性から前席を後方へ設置することから、必然的に後席スペースは狭くなります。ですので後席への乗降性や快適性は、欧州のハイエンド車を除いて期待はできません。
輸入車は大体が2シーターですが、実用性を重視する国内メーカーはプラス2シーターで4人乗り仕様が多くなっています。2ドアクーペはドアの開口面がとてもワイド、それはセダンにあるBピラーが不要のため大きくできてスタイリッシュさを強調しています。
そのため乗り降りは楽ちん、後席への乗降性も悪くはありません。クーペはパーソナルカーですので1~2人が乗って楽しむもの、後席は荷物置き場ぐらいに捉えましょう。ファミリーユースがメインの方は必ず試乗をすること、または4ドアクーペを選ぶことをおすすめします。
アイポイント
スタイリッシュなクーペは、高い走行性能も求められるため車高が低く設計されています。デザインを強調する点からも低車高は魅力の一つです。そのため、コックピットに乗り込むとアイポイントが低い傾向になります。
アイポイントが低すぎるとどうなるか?街乗りでも前後・左右の見通しが悪くなってしまうケースがあり、またコーナーや車庫入れなどに不具合を感じる場合も生じます。愛車を傷付けてはたまりませんので、試乗の際には十分確認しておきましょう。
アイポイントの調整はシートリフター機能や車高調整機能で、ある程度は可能ですが全車に標準装備とはなっていません。事前にカタログやWEBなどで、車種別の車高や装備を確認することもおすすめします。
ドア開閉時の操作力
実用性の観点から、ドア開閉時の操作性のチェックも大切です。クーペのドアは大きいため重くなってしまう傾向があります。そのためドアを開閉する時の操作力が大きくなって、苦労する場合が考えられます。
非力な女性やお子様が助手席側から乗降する場合などを想定して、試乗の際にはしっかり確認しておきましょう。特に欧州車の場合は、ドアがとても重い傾向がありますので注意が必要です。また、クーペはドアが長いため狭い場所での開閉には注意してください。
国産メーカーのクーペ人気おすすめランキングTOP6
車には様々なカテゴリーがあり、そのデザインとグレードも多岐にわたります。国内メーカーのクーペは、日本の狭い道路事情にもよくマッチした取り回しがよい車種が多く、またリーズナブルな点も魅力でおすすめです。
そんな中で「走りを楽しみたい」とクーペを選ぶ方のために、国内メーカーの人気でかっこいいクーペTOP6を厳選しました。それでは最新2020年度版、国内メーカーかっこいいクーペを人気順ランキングでご紹介します。
6位:マツダ・ロードスター
国内メーカーのクーペ人気おすすめランキング6位は、マツダ・ロードスターです。日本を代表するライトスポーツオープンカー、世界中で愛されるロードスターとは車種名のように捉えられていますが、実はカブリオレなどと同じオープンカーモデルの分類の一つに過ぎません。
現行型は「鼓動デザイン」によるスタイリッシュなフォルムと、「スカイアクティブテクノロジー」による操作性の良さに磨きがかかりました。まさに「人馬一体」、自分が車を操っている感覚に陥る、「車体・足回り」とエンジンとの絶妙なバランスが抜群なクーぺです。
5位:マツダ・RX-7
クーペ人気おすすめランキング5位は、マツダ・RX-7です。かつてのマツダ技術の象徴「ロータリーエンジン」を搭載をしたスポーツカー、強烈なパワーと直進性の良さが特徴です。エクステリアは余計なものをそぎ落とした局面だらけの造形、そのシルエットが美しいクーペです。
2002年に生産が終了も、今でも世界中で根強い人気を維持しています。一度ロータリー車に乗ると、その加速フィールやロケットのような瞬発力に魅せられレシプロには戻れないと言われています。現在でも中古車市場で流通されていて、相場200万円前後で入手も可能です。
4位:トヨタ&スバル・86/BRZ
かっこいい人気クーペ4位は、トヨタ&スバル・86/BRZです。派手さが無い落ち着いた雰囲気を持つこのモデルは、日常の中で走りを楽しめるスポーツクーペと評判です。操作性の良さを始め、上質な乗り心地もおすすめする理由です。
世界初となる「水平対向D-4S」パワーユニットをフロントミッドシップに搭載、FRの持ち味「駆動力の高さ」を体感できるのも魅力です。トヨタとスバルの共同企画モデルですが、足回りだけはオリジナルで違っています。双方とも地を這うような走行フィールに魅了されます。
3位:日産・フェアレディZ
国内メーカーの人気おすすめクーペ3位は、日産・フェアレディZです。Zは、誕生以来50年もの歴史が進化させ続けたスポーツクーペです。スポーツカーとしての「拘り」を貫き通し、走りやすさやスタイリッシュさ、快適性などを追求し続けてきた完成度の高いモデルといえます。
現行型は「3.7L-V6」自然吸気の大排気量エンジンを搭載、この排気量だからこそ実現できる圧倒的なパフォーマンスとダイレクトなアクセルフィーリングは、世界トップレベルといえます。歴史が証明したダイナミックな、一目で「Z」と分かるデザインも個性として人気です。
2位:日産・GT-R
人気おすすめクーペ2位は、日産・GT-Rです。日産のレーシングカー譲りのハイパフォーマンスと、余すことなく装備した最新技術が魅力のスポーツクーペです。1千万円代で購入でき、高額なポルシェやフェラーリなどにも引けを取らないどころか、凌駕する性能を実現しています。
iphoneを運転中に便利に使える「Apple CarPlay」に全グレードで対応し快適性と利便性も追求しています。年々進化と価格上昇を続けていて、国内では海外よりも比較的割安で購入できます。併せて将来の騒音規制なども鑑みると、現役でいる「今」が狙い時といえるでしょう。
1位:レクサス・RC
国内メーカーおすすめ人気クーペ1位は、レクサス・RCです。このかっこいいスーパースポーツカーは、一目で魅了される鮮烈のクーペといえるでしょう。最先端の技術を結集させたレクサスらしいパフォーマンスと美意識は、走る楽しさを追求する思いを何倍にも高めるでしょう。
他レクサス車よりサイズ感が大きいため、高級感と共に躍動感を演出しています。内装の質も当然高く、運転する喜びはもちろん最高のドライビングパフォーマンスを提供してくれる、クーペ本来の魅力が溢れる1台です。そして所有する喜びをも感じられる1台となるでしょう。
海外メーカーのクーペ人気おすすめランキングTOP5
欧州や米国のようにセダンが乗用車のデフォルトとしていまだに認識されている市場では、クーペが非常に頑張っています。国内メーカーの限られた選択肢の中では、クーペ好きは必然、輸入車にまでターゲットを広げざる得ない状況とも言えます。
言い換えれば、今の日本のクーペ市場は輸入車天国かもしれません。そんなコンパクトからラグジュアリーまで多岐にわたる海外メーカーのクーペを厳選、おすすめTOP5をランキング順にご紹介します。
5位:BMW・2シリーズ クーペ
海外メーカーおすすめクーペ5位は、BMW・2シリーズ クーペです。BMWシリーズでは末弟に近い位置に属していますが、そこはBMW、エントリーモデルながら走る楽しさと高級感あるデザインを味わえるスポーツクーペです。
躍動感に満ちた姿、優れた走行性とハンドリングを生み出すFRと、理想の前後配分50:50でマウントするエンジンがスポーティーな走りを提供してくれます。後席の広さはクラス最高レベル、上質なインテリアと相まって快適性も高いクーペといえるでしょう。
4位:アウディ・TTクーペ
輸入車おすすめクーペ4位は、アウディ・TTクーペです。誕生以来アウディデザインの象徴として人気を集めてきたコンパクトスポーツカーです。エッジの効いたエクステリアをまといながら、上質なインテリアには注目を集める「バーチャルコックピット」が採用されています。
取り回しのよさと快適性はクラスで最高レベル、高性能な走行力はポルシェ718と同等の加速性能を持っています。大人の雰囲気を醸し出すフォルムと、上質で高級感あるインテリアは日常のドライブをいっそう楽しくしてくれるでしょう。
3位:メルセデスベンツ・Eクラス クーペ
海外メーカーおすすめクーペ3位は、メルセデスベンツ・Eクラス クーペです。誰もがうっとりとする、美しいクーペスタイルが人気です。それは美しいクーペの代名詞となった、洗練されたルーフラインとCピラーの形状、そして三角窓が造形するシルエット。
Eクラスセダンをベースとし、メルセデスの最新テクノロジーが投入された、ラグジュアリー系クーペの代表です。そのためエレガントで広めな室内の居住性は抜群、ロングドライブでも疲れを感じさせません。ブランドステータスが高く所有する喜びさえも味わえるモデルです。
2位:メルセデスベンツ・CLA クーペ
輸入車おすすめクーペ2位は、メルセデスベンツ・CLA クーペです。コンパクトなAクラスをベースとした、取り回しが容易で4ドアによる利便性が優れたプレミアムクーペです。現行型はより低くワイドになったスタイル、スポーティさとエレガントさが強調されました。
また、エントリーモデルながら上級グレード並みの装備と高級感も与えられ、割安感のある価格も魅力の一つです。CクラスよりワイドでAクラスほどカジュアルでもなく、スポーティーさとエレガントさが両立した立ち位置の、プレミアムクーペとしておすすめです。
1位:メルセデスベンツ・Cクラス クーペ
海外メーカーおすすめクーペ1位は、メルセデスベンツ・Cクラス クーペです。それはメルセデスベンツの人気NO.1クーペ、売れ筋Cクラスをベースにした「美しく力強い」ベンチマーク的クーペだから当然でしょう。プレミアムクーペではコスパが最高です。
日本の狭い道路事情や狭い駐車場にもピッタリなサイズ感、国産車には見られないエレガントさと「ザ・クーペ」を連想させるシルエットが人々を魅了します。スポーティさとラグジュアリーさを兼ね備え、街中では、すれ違う人が振り返るクーペとなることでしょう。
おすすめのクーペから自分に合う愛車を見つけよう!
車好きの方なら一度はクーペに憧れたことがあるはず、しかし実用性が重視される現代にあって「洗練されたデザイン」や「わくわくする走り」を追求することは、少々難しいかもしれません。しかし、クーペブームの捲土重来は間違いないでしょう。
車選びは「気に入ったモデル」を最優先するでしょうが、使用目的を明確にし生活シーンを考慮して決めることも大切です。ご紹介した内外メーカーのおすすめ人気クーペはどれもが「ワクワク」させてくれますので、自分にピッタリな「相棒」が必ず見つかることでしょう。