太ると言われるチーズについて徹底調査!
今回は、太るといわれているチーズの本当の効果について紹介します。チーズは、一般的には太るのでダイエットをする際には食べない方がいいと考えている方が多いのではないでしょうか。カロリーが高いため太ると考えられがちですが、実はそうではないことが分かっています。
実はチーズにはダイエットに効果があるとされている栄養素をたくさん含んでいます。効果的に食事に取り入れることでやせる効果が期待できるといわれています。今回はチーズのダイエット上の効果と効果的でおすすめの食べ方を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
太ると言われるチーズのカロリー・糖質
太るといわれがちなチーズのカロリーや糖質などの成分構成について紹介します。一般的に、太る要素と考えられがちなポイントとしては、カロリー含有量だといわれています。また、糖質量も重要な要素といえるでしょう。
チーズのカロリーと糖質量を、白米と比較しながら、本当に太る食べ物なのか、検証していきます。一見太ると考えられそうな内容ですが、食べ方の工夫をすることで逆にダイエット効果があることが分かってきています。
カロリー
まず、チーズのカロリー含有量について紹介します。一言でチーズといっても様々な種類があります。日本で一般的に食べられている最も消費量が多いチーズはプロセスチーズです。スライスチーズや6ピース入りチーズとして市販されているなじみ深い種類です。
プロセスチーズは、100グラム当たり339キロカロリーの含有量があるとされています。もちろん加工方法によっても差がありますが、一般的な数値となります。プロセスチーズは少し硬めの食感で、保存性の高い活用しやすい種類です。
他に、パルメザンチーズは100グラム当たり475キロカロリー、チェダーチーズは423キロカロリーあります。比較的カロリーが低めのチーズとしては、カッテージチーズの105キロカロリーというものがありますが、カロリー数値だけを見るとチーズは太る食べ物だと感じられます。
糖質量
続いて、太る要素としてカロリーと同時に見られる糖質量について解説します。チーズの糖質量は、これもチーズの種類によって異なります。もっとも一般的なチーズであるプロセスチーズの糖質含有量は、100グラム当たり0.1グラムとかなり低くなっています。
パルメザンチーズの場合は1.4グラム、チェダーチーズは0.4グラムとなっています。チーズの糖質の含有量は比較的低くなっていて、太る要素とは言えません。糖質ダイエットの際に取り入れる食材としても有効であることが分かります。
ただ、モッツァレラチーズが100グラム当たり4.2グラムの糖質を含んでいるなど、チーズの種類によって糖質の含有量は異なってくるので、ダイエット効果を考える場合にはチーズの種類にこだわることをおすすめします。
ご飯のカロリー・糖質と比較
日本人の一般的な主食である白米のご飯のカロリーと糖質含有量はどれくらいになるのでしょうか。一般的にご飯のカロリー含有量は100グラム当たり168キロカロリーとなります。プロセスチーズの339キロカロリーと比較すると、チーズの方が太る食材と見えるかもしれません。
しかし、食事をする際にご飯のみで食事をすることはほとんどなく、おかずと一緒に食べるのが一般的です。また、糖質量で比較をすると、ご飯は100グラム当たりに糖質を37グラム含んでいます。これは、チーズの糖質含有量より圧倒的に多い数値になります。
太る印象のチーズのダイエット効果
太ると考えられがちなチーズは、実は糖質含有量が低いことが分かりました。続いては、ダイエット効果の面からチーズの栄養素の内容を見ていきます。太るといわれるチーズですが、実はダイエット効果が高い要素をたくさん含んでいることが分かります。
たんぱく質や脂質、カルシウムなどの面から、おすすめの食べ方とダイエット効果の根拠について説明をしていきます。太ると考えられがちなチーズの印象が変わるかもしれません。
①タンパク質で代謝の向上
第一に、チーズのたんぱく質について解説をします。チーズには、良質なたんぱく質がたくさん含まれています。タンパク質と一言で言ってもいろんな種類がありますが、チーズはその中でも、筋肉量を増やし、太る状態を抑える特徴のあるたんぱく質を牛乳の4倍含んでいるといわれています。
チーズを摂取して運動をすれば、筋肉量を効率よく増やす効果が期待できます。体の構成割合のうち、筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、ひいては太る状態を抑える痩せやすい体にすることができます。
②蓄積されにくい脂肪
第二に、チーズの脂肪分について解説をします。チーズは脂肪分を多く含んでいます。脂肪と聞くと、太る要素だと感じる方も多いかもしれません。しかし、チーズに含まれる脂肪分は、体に蓄積されにくい種類のものだとされています。
チーズに含まれる脂肪分は、短時間でエネルギー変換される特徴を持っています。そのため、体内に蓄積されにくいという特徴があります。体内に脂肪分を蓄積することを抑える効果が期待できるため、チーズは太る体を改善する効果があるといえます。
③ビタミンB2で脂質や糖質を燃焼
第三に、チーズのビタミンB2について解説をします。チーズに多く含まれるビタミンB2は、資質やたんぱく質、糖質を効率よく分解し、スムーズにエネルギーに変換する作用を持っています。太る体から代謝の良い体に変えてくれる作用があります。
また、ビタミンB2には肌や粘膜を健康にしてくれる作用もあります。ダイエットの際に起こりやすい肌荒れなどは、ビタミン不足が原因で起こることが多いです。ビタミンB2を豊富に含んでいるチーズをダイエット時に利用する大きなポイントになります。
④カルシウムで脂肪の吸収を抑制
第四に、チーズに含まれるカルシウムの効果について紹介します。体の骨を作るときに必要になる栄養素であるカルシウムですが、これに加えて脂肪の吸収や蓄積を抑えてくれる効果があることが発見され、注目されています。
チーズには小魚の二倍以上のカルシウム含有量があり、効率よく摂取することができます。さらに、カルシウムにはストレスを軽減してくれる作用もあるといわれています。ダイエット時のイライラ感を抑えてくれる効果が期待でき、おすすめです。
チーズのダイエット効果を高めるおすすめの食べ方
続いて、チーズが持つダイエット効果を最大限に活用することができるおすすめの食べ方について紹介をします。太る体質の方が導入すれば、太りにくい体に改善することができる可能性があります。少しの心がけで実践できるおすすめの食べ方です。
すぐにでも始められる簡単な方法を紹介するので、利用できるところから試してみて、太る体質を改善できるように対応してみましょう。難しい調理が必要のない初心者にもおすすめの食べ方を4つ紹介します。
おやつと置き換え
太る習慣を改善するためのチーズのおすすめの食べ方の一つ目は、おやつ代わりに食べることです。普段おやつとして市販のスナック菓子などを食べている方は、これをチーズに置き換えるだけで太る習慣を大きく改善することができます。
市販のスナック菓子などには、脂質や糖質がたくさん含まれており、しかも蓄積されやすいタイプの栄養素となります。これをチーズに変えるだけでダイエット効果のあるおやつとなるので、太る習慣改善目的には非常におすすめの食べ方です。
お腹が空いたら食べる
太る習慣を改善するためのチーズのおすすめの食べ方の二つ目は、おなかがすいたら食べるという方法です。特にダイエット時は、空腹に耐えないといけないこともありますが、どうしても我慢できないこともあり得ます。この時にチーズを食べると効率が良いです。
小腹を満たすために適量のチーズを食べることで、満腹感を感じることができ、それ以上空腹に悩まされる心配はなくなります。しかもチーズにはダイエット効果の大きな成分が含まれているため、太る習慣改善としては非常に効率が良いです。
食前によく噛んで食べる
太る習慣を改善するためのチーズのおすすめの食べ方の三つ目は、食前によく噛んで食べることです。これはすべての食べ物に言えることで、よく噛んで食べることでダイエット効果があるとされています。チーズを食前に食べることで満腹感を増幅し、食べすぎを防止できます。
よく噛むことで、より満腹感を得られることが分かっています。ダイエット効果のあるチーズをよく噛んで食べることで十分に満腹感を感じることができ、ダイエットのつらい空腹感を軽減する効果があります。太る体を改善するために有効な手段といえます。
食べ合わせを考慮
太る習慣を改善するためのチーズのおすすめの食べ方の四つ目は、ほかの食品との食べ合わせを工夫することです。チーズには豊富な栄養素が含有されていますが、バランスを考えると不足している栄養素もあります。食物繊維などが挙げられます。
チーズを食べるときに、不足している栄養素を補う食材を組み合わせることで、チーズの太る体質改善の効果をさらに高めることができます。ほうれん草と合わせて食べると、食物繊維や鉄分を補うことができて非常にバランスが良くなります。
チーズダイエットの注意点もチェック!
チーズが実はダイエット効果があり、太る体質を改善してくれることを紹介してきました。しかし、無条件でチーズを食べ続ければ痩せられるのかといえばそうではありません。チーズをダイエットに利用する際には注意すべき点ももちろんあります。
チーズダイエットで気を付けるべき点を4つ紹介します。正しくチーズを摂取して、太る体質を改善すべく活用していきましょう。
チーズだけに偏って食べない
チーズダイエットをするうえで注意するべき点の一つ目は、チーズばかり食べないということです。いくらチーズにダイエット効果のある栄養素が多く含まれているからと言ってチーズばかり食べると効果はないばかりか、逆効果になります。
ダイエット面にも影響がありますが、健康を損なう可能性もあります。チーズには塩分が多く含まれているため、チーズの過剰摂取は高血圧などの体への悪影響が懸念されます。
チーズを食べると満腹感が得られますが、チーズだけだと栄養が極端に偏ってしまいます。太る、太らない以前に、バランスよく栄養素を摂取することが大事です。
チーズを食べ過ぎない
チーズダイエットをするうえで注意するべき点の二つ目は、チーズを食べ過ぎないことです。チーズには太る体質を改善する栄養素が豊富に含まれていますが、やはりチーズ自体はカロリーが高いので、過剰摂取をすると太る要因になります。
チーズは、少しの量でも十分に満腹感が得られます。そのおかげで余計な飲食を防げるという点でもダイエット効果があるので、チーズをたくさん食べることは控え、適量を食べるようにしましょう。
ナチュラルチーズの過熱に注意
チーズダイエットをするうえで注意するべき点の三つ目は、ナチュラルチーズを用いている場合、加熱しすぎに注意するべきです。チーズは過熱してとろとろした食感を楽しめる点も大きな魅力ですが、ナチュラルチーズにおいては過熱をすると乳酸菌などの栄養素が損なわれてしまいます。
ナチュラルチーズを利用する際には、加熱をしすぎないようにして、なるべくそのまま食べることをおすすめします。プロセスチーズは、すでに加熱処理が終わっていて、加熱して栄養素が損なわれれることはないので安心です。
チーズの種類
チーズダイエットをするうえで注意するべき点の四つ目は、チーズを正しく選定することです。一言でチーズといっても様々な種類があります。カロリーの多さや栄養素の構成など、チーズの種類によって内容は違います。太る体質改善目的に効果のあるチーズを選択するなどの対処が必要になります。
ダイエットにおすすめのチーズ3選
最後に、ダイエットにおすすめのチーズの種類を3種類紹介します。いずれも比較的ポピュラーな商品ばかりですので、購入しやすい値段と親しみやすさが魅力です。
太る体質改善のため、自分好みのチーズを見つけましょう。美味しく食べてダイエット効果が得られるおすすめ商品です。
クリームチーズ
ダイエットにおすすめのチーズの一つ目は、クリームチーズです。クリームチーズは水分を多く含んでいて滑らかな食感が楽しめます。カロリーや脂質の含有量は多いですが、ビタミンB2が非常に豊富に含まれています。摂取しすぎに注意して利用しましょう。
モッツァレラチーズ
ダイエットにおすすめのチーズの二つ目は、モッツァレラチーズです。これは、クセがなくさっぱりとした味わいが魅力で、ピザなど様々な料理に用いられているチーズです。ビタミンB2の含有量が多く、様々な料理と合わせて活用しやすい点が大きな魅力となります。
カッテージチーズ
ダイエットにおすすめのチーズの三つ目は、カッテージチーズです。カッテージチーズとは、低カロリーでたんぱく質が多く含まれているチーズです。糖質が少なく、太りにくい食材でそのままでも食べやすいので、サラダに混ぜて食べる方が多くなっています。
チーズは太るよりダイエット効果をサポートする!
以上、チーズとダイエット効果について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。太る食材と思われがちなチーズですが、様々なダイエット効果が期待できる栄養素を多く含んでいることを紹介しました。食べすぎに注意しながらおいしくチーズを楽しみましょう。