おすすめのティピーテントや簡単な設営方法を紹介!
現代人は日々喧騒の中で忙しく働き、なかなか頭を休める暇がありません。週末に別荘に行って過ごせれば疲れも取れるはずですが、通常別荘を持つのは難しいもの。でもテントを購入しキャンプをすれば、自然の中で美味しい空気・食事を取って心からリラックスできるはずです。
テントは初めに初期投資をして手に入れ作り方のコツをつかめば、あとは好きなキャンプ場などで余りお金をかけずにレジャーが楽しめます。また、防災用具としても優秀な点も◎。
今回の記事ではテントの中でも最近人気のティピーテントを取り上げ、その特徴や簡単な設営方法をご紹介します。ソロキャンプ用から家族や友人たちと焚き火を囲めるような大型タイプまで、おすすめ20種を解説していきますのでティピーテントに興味のある方は参考にしてみて下さい。
ティピーテントとは
アウトドアに詳しくない方は、ティピーテントという言葉にも聞き覚えがないかもしれません。ティピーテントはと平原を移り住むアメリカ先住民族が住宅用に使用していたテントのことで、ワンポールテントとも呼ばれるトンガリ屋根が特徴の円錐形のテントのことです。
1本のポールだけで設営できるテント
ティピーテントは、1本のポールだけで簡単に設営できるシンプルな作りが一番の特徴。狩場を求めて平原を移り住んでいたアメリカの先住民族が、簡単な作り方で設営し移動に伴いサッと撤収して次の狩場へ持ち歩くのに適した簡易的ンテントを元に作られているからです。
どんなキャンプ場にある?
ティピーテントを自分で購入する前に使い心地を試してみたい方は、ティピーテントのあるキャンプ場に宿泊してみるのもおすすめです。日本のキャンプ場でティピーテントを常設している所は少ないようですが、関東圏では栃木・千葉・群馬・埼玉などのキャンプ場に用意されています。
ティピーテントの魅力
人気が高いだけあってティピーテントには様々な魅力がありますが、こちらでは「設営が簡単」「デザインがおしゃれ」「天井が高くテント内が広い」「焚き火ができる大型タイプもある」という点に注目してティピーテントの魅力をお伝えしていきます。
簡単に設営が可能
ティピーテントの一番の魅力と言えば作り方が簡単なので、設営に余計な時間がかからないという点ではないでしょうか。大まかな作り方としてはティピーテントの外側にペグを打ち込んだあと、1本のポールを立てるだけなので初心者でも設営可能で撤収も簡単です。
デザインがおしゃれ
最近のテントは素敵なものが多くなってきていますが、特にティピーテントはデザイン性に優れたおしゃれなタイプが豊富に揃っていることが魅力の一つです。シンプルな生地にクマやウサギのトレードマークが入ったタイプ、カラフルでポップなデザインなど人目を引くテントが勢揃い。
天井が高くテント内が広い
テントと聞くと狭苦しいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ティピーテントは大型サイズでなくても内部に入ると天井が高く広々としている点も魅力です。設営が簡単で見た目がコンパクトなティピーテントは、可愛いだけでなく機能性・居住性にも優れているのです。
焚き火ができる大型タイプも
料理や体を温めてくれ自然の灯にもなってくれる焚き火は、キャンプの楽しみの一つです。また焚き火には癒し効果もあり、自然の中で焚き火の炎を見つめていると心が穏やかになります。
ティピーテントには室内で焚き火や薪ストーブの使用が可能な、機能性の高い大型モデルも存在します。トンガリ屋根は見た目の可愛さだけでなく、空気の流れを効率的に生み出す換気の機能性にも一役買うのです。但し、全てのティピーテントが焚き火対応ではないので確認が必要です。
おすすめのティピーテント6選【1人~3人用】
作り方が簡単なティピーテントは一人でも設営可能で、男女ともにソロキャンプをする人におすすめです。こちらではソロキャンプのほか、少人数でキャンプを楽しみたい方におすすめの1~3人用のおすすめティピーテントを6種厳選してご紹介していきます。
①ディーオーディー ライダーズワンポールテント
ディーオーディーは元々自転車用品ブランドである「ドッペルギャンガー」から独立した、可愛いウサギがトレードマークのアウトドアブランドです。
ライダーズワンポールテントは、ツーリングキャンプの時にバイクに積みやすい長さ50cm×直径14cm・重量2.6kgのコンパクト設計。作り方が簡単なうえに、キャンプ場設営時には寝室・前室が実現されるライダーキャンパーの為のティピーテントです。
日蔭面積を増やすキャノピー・テント本体の耐水圧2000mm・湿気や熱を排出するベンチレーターなど、機能面も充実しているのです。ちなみにDODのレンコンテントは焚き火可能テントです。
②バンドック ソロティピー 1 BDK-75
日本の新潟発のアウトドアメーカーであるバンドッグは、コスパの良いアウトドア製品が揃うとキャンパー達の間でも人気のブランドです。ソロティピー1 BDK-75は、女性一人でも10分弱で設営が簡単に完了する点・1万円台と価格が安いという点が魅力です。
総重量は2Kg程、フライトシートの耐水圧は3000mm・インナーテントの耐水圧は5000mmと多少の雨にも対応できる機能性を備えています。また、購入時にセットされている着脱可能のインナーテントは、フルメッシュになっているので虫の侵入を防げる点も◎。
③テンマクデザイン サーカスTCサンド
テンマクデザインのテンマクとは「天幕」であり、「野営こそアウトドアの神髄」がコンセプトの国内アウトドアメーカーです。
サーカスTCサンドは初代のモデルが2016年に発売された当初、即日完売したことで話題となった人気のティピーテント。人気の秘密は、販売準備数に達し次第終了となる希少性・値段の張るコットン混紡生地を使っていながら税込29,800円というコスパの良さにあります。
またサーカスTCサンドにはフロアシートが付いておらず、コットを入れて寝室としたり椅子・テーブルを入れてリビングとしても使える多様性も魅力的。そしてどんなキャンプ場でもしっくりと馴染むベージュ・サンドカラーも、このティピーテントの忘れてはならない特徴です。
④チャムス ブービーティピー テント
可愛らしいブービーバードがキャラクターとなったユタ州発祥のアウトドアメーカーのチャムスは、機能的でありながら独創的なカラーリングが特徴のブランドです。
そんなチャムスが手掛けるブービーティピーテントは、作り方が簡単なだけでなくポップなデザインがキャンプ場で目立つこと間違いなしです。また出入りのしやすい開口部・ベンチレーションを備え、インナーテントは夏でも快適に過ごせるハーフメッシュと機能性も優秀です。
⑤ロゴス ナバホ Tepee300
合言葉が「Enjoy Outing!」であるロゴスは、大阪に本社を持つアウトドアメーカーです。そしてナバホはアメリカ南西部に住んでいた先住民族「ナバホ族」から由来しています。
ナバホ柄の可愛さと設営の簡単さから特に女性に人気のあるティピーテントです。フレームは航空機にも使われている軽くて丈夫な7075超々ジェラルミンが採用されており、ロゴスのナバホはキャンプ場でもフェスでも定番になっています。
⑥ビッグアグネス Yahmonite 3
ビッグアグネスはコロラドにあるテントのトップブランドで、その社名は会社の北側に実在する3,676mの山の名前です。自然豊かな場所にあるビッグアグネスは、実際に山でテストを重ねて機能性を確認しているのです。
Yahmonite 3は作り方が簡単なだけでなく、メッシュとフロアが一体化したものがセットされており虫嫌いな方にとっても嬉しい機能性つき。面積は5.5平方メートル・全長は157.5cmです。
おすすめのティピーテント9選【3人~6人用】
キャンプは自然との触れ合い・料理の手伝いなど子供にとって有意義な事がたくさんあります。特にティピーテントなら作り方が簡単なので、お子さんと一緒にキャンプ場で設営するのも可能。こちらでは、そんなお子さん連れファミリーにおすすめティピーテントを9種見ていきましょう。
①キャプテンスタッグ アルミワンポールテント300UV
新潟の三条市にあるキャプテンスタッグは「アメリカで見かけたバーベキュースタイルを日本で再現したいという」思いから出来たアウトドア総メーカーでブランドモチーフは雄鹿です。
落ち着いたアースカラーに赤のポイントカラーがおしゃれなアルミワンポールテント300UVは、幅300cm×奥行き330cm、高さは180cmと圧迫感のないサイズ感が特徴。軽くて丈夫なジュラルミンポールを使用した簡単な作り方なので、2人で15分もあればキャンプ場に設営できます。
②ロゴス ナバホ Tepee400
ロゴスのナバホTepee400は、先程ご紹介したTepee300より大型なティピーテントとなります。出入口幅が400cm・奥行きが345cmと荷物を置いても家族4人が余裕で寝れる大型サイズ。
Tepee300と同じくナバホ柄でカラフルなフラッグガーランドもセットされているので、キャンプ場で可愛く目立つこと間違いなしです。お子さんからも大人気のティピーテントとなっています。
③テンティピ オリヴィン2 light
北欧のスェーデン発祥のアウトドアブランドであるテンティピは、冬はマイナス45度にもなる厳しい気候に対応できるよう主にティピーテントを設計しているブランドです。
テンティピのテントはポリコットンという素材を採用しており、新鮮な空気を取り込みながら中の空気を排出してくれます。この素材とベンチレーションシステムを備えていることから焚き火や薪ストーブなど火を使うことが出来るのが大きな特徴です。
オリヴィン2 lightは大型モデルの機能性はそのままにコンパクト化したティピーテント。オリヴィンは六角形の形状となりますがテンプレートにより簡単な作り方でキャンプ場に設営可能。パープルブラウンなどの大人っぽいカラーも◎。
④Mil-Tec ティピーテント
Mil-Tecとは軍放出品やアウトドアの製造・流通を行うドイツのSTURM社が1995年にスタートさせたブランドで、軍装備品をモデルに作られた無駄な装飾のない男前なティピーテント。
作り方が楽なワンポール式でありながら、大型開口のエントランスと換気用の窓がポイント。幅290cm・奥行き270cm・高さ225cmサイズで4人まで横に並んで寝られます。キャンプ場でも特に男性に人気の高いティピーテントになります。
⑤ティピーテント シマロン ワンポール 軽量テント
アメリカの冒険家によって設立された薪ストーブを扱うシークアウトサイドというメーカーが手掛けるティピーテントは、軽さと丈夫さが特徴で北米を中心に高い評価を得ています。
そんなシマロンのワンポール軽量テントは、100%シリコーン・UVカット加工や耐水圧4000mmの撥水・防水加工と機能性も充実していますが、一番の特徴は軽量カーボンポールによる1.6kgという総重量です。また、ストーブジャックとベンチレーションにより焚き火も可能です。
⑥コールマン エクスカーションティピー325
「遊びをサポートする」アメリカのアウトドアメーカーであるコールマンのエクスカーションティピー325は、開閉時に雨水の侵入を防いでくれる前室がついたシンプルな形のティピーテントです。メッシュドア・ベンチレーション・コード引出口・ランタンハンガーなど機能性も優秀。
⑦オガワ テント ピルツ9‐DX
1914年創業のオガワは老舗の国内アウトドアメーカーでしたが、2011年に破産を申請し現在はキャンパルジャパンが事業譲受しオガワはブランドとして残っています。
ピルツ9‐DXのベンチレーターは、ボトム部・天頂部・出入口のメッシュ部分に装備されており天頂部は室内からの開閉可能という機能性も持ち合わせています。また、八角錐の可愛いフォルムと出入り口のひさしがキャンプ場で一際目立ちます。
⑧ノルディスク アルヘイム 12.6m2 ティピーテント
可愛い白クマがロゴになっている北欧発のアウトドアメーカーであるノルディスクテントは、キャンプ場でも憧れの的であるテントです。特にコットン素材のティピーテントは作り方も簡単で、人気も評判も抜群に高い商品となります。
アルヘイム12.6m2 ティピーテントは天井が開閉可能となっており、薪ストーブ煙突が出せるので換気に気を付ければストーブ使用や焚き火をすることも可能です。
⑨endless base ワンポールテント
激安通販家具の「タンスのゲン」が手掛けるアウトドアブランドendless baseのラインナップとして、テント・タープ・キャリーワゴン・バーベキューコンロ・テーブルセットなどが勢揃い。
そんなendless baseのワンポールテントは、さすが激安通販家具の店が販売しているだけあって税込19,800円というお手頃価格です。低価格でありながら4~6人用の大型サイズ・作り方も簡単なうえ、おしゃれなデザインのティピーテントです。
おすすめのティピーテント5選【6人~10人用】
大家族・グループや女子会など大人数でワイワイとキャンプをするのは楽しいものですが、そんな時にも圧迫感なく快適に過ごせる大型のティピーテントもあります。大型でも機能性が良く焚き火もできるタイプなど、おすすめのティピーテントを5種厳選してご紹介していきます。
①キャプテンスタッグ CSクラシックス ワンポールテントオクタゴン460
キャプテンスタッグのワンポールテントオクタゴン460は、オクタゴンという名前の通り八角形が特徴の大型のワンポールテントです。ひさし専用のポールが付属されているので簡単にキャノピーを設営できて前室として使えます。
天井部には4か所のベンチレーションがあるので空気の循環を良くして焚き火も可能で、大型ながら丈夫なスチールポールで設営も簡単。キャンプ場でも白色でラグジュアリーに目立つテントが機能性も備えて6万円というのは、かなりの高コスパでおすすめの大型ワンポールテントです。
②テンティピ オニキス 9CP
テンティピ オニキス 9CPは居住面積15.6平方メートルの大型ティピーテントです。8角錐の形状は風に煽られにくく、コットンとポリエステルの混紡素材は結露が少なくインナーテントも必要ないほど。内部から微調整ができるトップベンチレーションを開ければ焚き火も可能です。
③ノルディスク レガシーシリーズ アスガルド19.6
ノルディスクのレガシーシリーズ アスガルド19.6は、まるでモンゴルのゲオのようなデザインが人気の大型ティピーテントです。サイドのクロスが巻き上げられるようになって更にオシャレ度が増しました。
19.6平方メートルは約12畳の広さなので、居住性も抜群な王道憧れテントです。トップのベンチレーションを外せば、焚き火や料理も可能で機能性にも優れています。
④ディーオーディー ビッグワンポールテント
ディーオーディーのビッグワンポールテントの特徴は大人が8人以上で使用できる大型である他、全面メッシュ・ベンチレーター・高水圧・キャノピー・使い勝手のよい2か所の出入り口と高い機能性を備えています。シックなブラック・優しく柔らかなベージュとオシャレなカラーも◎。
⑤テンティピ ジルコン7ライト
テンティピ ジルコン7ライトは生地にナイロン・ポリアミド素材を採用し軽量化に特化した大型ティピーテントです。また、テント上部・下部にベンチレーションがあるだけでなく、チムニーオープニングも備えているので薪ストーブ・焚き火など火を使う事が可能となっています。
ティピーテントの選び方
1本のポールだけで簡単に設営できキャンプ場でも目を引くティピーテントは、各ブランドから様々なモデルが販売されています。いざティピーテントを購入しようと思っても、どれを選んで良いか迷ってしまう方も多いはず。そこで、こちらでは選び方のポイントを詳しくお伝えします。
サイズで選ぶ
ティピーテントはサイズも種類豊富に展開されています。実際に中で何人寝るのかを想定して、サイズからティピーテントを選びましょう。ティピーテントの形状から隅はデッドスペースになってしまうことを考慮して、実際に使用する人数より多めの人数に対応しているサイズがおすすめ。
生地の素材で選ぶ
日本は天候が変りやすく雨が多いという特徴があるので、防水性が高い素材を選ぶと安心です。また車からキャンプ場までの移動を考えて軽い素材を選ぶのも良いでしょう。そして、高級感・ナチュラルな風合いを求めるなら少し重くなりますがコットン素材が最適です。
デザイン・機能性で選ぶ
最近キャンプ場でも人気の高いティピーテントはおしゃれなデザインも勢ぞろい。シンプル・ポップ・男前など好みのデザインが選べます。また、キャノピー・前室付きや、焚き火も可能なベンチレーションなどの機能性で選ぶのもおすすめです。
価格で選ぶ
ティピーテントは価格帯も幅広く用意されています。初心者が試しに使ってみるのならコスパ重視で1万円台のテントから初めてみるのも良いでしょう。本格的なキャンプを目指すおしゃれ上級者なら、ノルディスクの上位モデルなど高級かつ上質なテントを選んでみるのも◎。
ティピーテントの設営・作り方
ティピーテントはポール1本で簡単に設営が可能ということが特徴とお話してきましたが、設置にふさわしい場所を選ぶ・地面にテントを固定するためのペグという部品をしっかりと打ち込むのが大切です。こちらでは注意点も含めティピータントの設営・作り方をご説明していきます。
①設営場所を選ぶ
ペグを地面にしっかりと打ち込むためには、石・岩や傾斜のないフラットな設営場所選びが重要となってきます。設営場所を選んだら地面の固さも確認してペグを打ち込みます。紛失や折れてしまうことも考慮してスチールペグを多めに用意しておくと初心者にも安心です。
②テントを広げてペグで固定
設営場所が決まったら本体を広げていきますが、このとき注意したいのは出入り口の方向を確認しておくことです。次にペグ打ちをする際には、隣同士を順番に打ち込むのではなく対角線上に打ち込んでいくのが綺麗に仕上げる作り方。たるまないよう均等な力で固定していきましょう。
③テント上部にポールを合わせ立ち上げる
地面にしっかりとペグが固定できたら、最後にポールを組み立てていきます。組み立てたポールの上下を間違えないよう確認して入り口から入れ、テントの上部にポールの先を合わせて持ち上げればティピーテントが完成します。このように作り方はとても簡単です。
人気のティピーテントでキャンプを楽しもう!
自然の中で新鮮な空気を吸い美味しい料理を食べ、日々の疲れを癒すことが出来るキャンプ。そんなキャンプにテントは不可欠なアイテムで、各ブランドから様々なタイプが販売されています。
なかでも特に人気なのが、設営が簡単でおしゃれなデザインのティピーテントです。コンパクトな見た目に反して天井が高くテント内は広いので居住性も抜群です。また大型タイプにはベンチレーションなどの機能性も備えているテントも多く、焚き火をすることも可能なのです。
今回の記事では1万円台のコスパの良いものから高級・上質でキャンパー憧れのテントまで、様々なタイプを数多くご紹介しています。シンプル・ナチュラル・ポップ・男前など自分の好みに合ったおしゃれなティピーテントを選び、大自然の中でキャンプを楽しんでみてください。