キャンプはDIY道具でもっと盛り上がる!
家族や気の合った仲間とのキャンプ、調理や食事、夜になると灯りも必要、キャンプにはいろいろな道具が必要です。全部買いそろえるのが簡単で使い勝手も良いものが多いので初心者の方がまずキャンプを始めるのにはおすすめです。
しかし、だんだんキャンプに慣れてくると、道具にも凝ってみたくなります。道具を買い揃えてするキャンプも楽しいものですが、道具をDIYで自作して、一緒に行った仲間に披露すると、より盛り上がること間違いなしです。
DIYで自作した道具はキャンプに持って行って使っても盛り上がりますが、一つ作るともう一つ、さらにもう一つと作りたくなり、DIYで作る楽しみもキャンプの醍醐味になります。
道具を作る楽しさと、それをキャンプで使って盛り上がる楽しみの両方が味わえるDIYにあなたも挑戦してみませんか。
キャンプの道具をDIYするのがおすすめな理由
キャンプの道具をDIYで自作するのがおすすめの理由は、先ほど紹介したように、作る楽しみやキャンプで公開して、みんなで盛り上がるというのがありますが、その他にもいくつかのDIYで自作する理由があります。ここではそのいくつかの理由について解説します。
気分が上がる!
単に買ったキャンプ道具なら有名ブランドや高価なものが話題にはなりますが、それらを揃えるのにはやはりお金がかかってしまいます。
その点、DIYで自作したキャンプ道具なら、自分の予算に合わせて作ることもできるばかりでなく、自分だけのおしゃれなオリジナルのキャンプアイテムが楽しめます。周りのキャンパーの使っている道具と違うので、周りからも注目を浴び、気分も盛り上がります。
コストも削減できる
DIYで自作する理由の一つ目は、キャンプ用品が結構高価格なことです。どうしてもキャンプをするのに必要なテントなどは買わないと仕方ないにしても、いろいろなキャンプアイテムは結構高い上に、ちょっと工夫すればDIYで自作できるものが多いのです。
DIYで自作できる道具を安く作れば、その分他のところにお金を使うことができます。例えばキャンプ料理の種類をちょっと増やすとか、レジャーなどいろんなことに回すことでより充実したキャンプにすることができるでしょう。
100均アイテムでできるキャンプの道具DIY方法
さらにコストを抑えたいという人には、100均グッズを工夫するDIYで自作するキャンプ道具がおすすめです。ホームセンターなどで材料を揃えるのは、少し大型の道具になり、作るのに手間がかかったり難易度が上がってしまいます。
その点、100均グッズを使ったDIYでのキャンプ道具作りならば、簡単な方法で作ることができるものも多く、コスト削減だけでなく、これからキャンプ道具のDIYの自作に挑戦してみようと考えている人には、とっかかりとしては最適でおすすめです。
また、更にアイデアをしぼり出して、100均グッズによるキャンプ道具のDIYでの自作を続けている人も多いようです。
また、安価で材料が揃えられるので、ただ作るだけでなく、色を塗ったり100均にあるアクセサリで飾ったりしてもそれほどコストもかからず、おしゃれなDIY道具作りをしている人もいます。
デイジーチェーン
100均グッズだけでデイジーチェーンをDIYで自作するには、カバンベルト2本とハトメがあればできます。使用する道具としてはベルトに穴を開けるためのポンチ、ハトメ用の工具、ハンマーにライターです。どれも100均グッズで揃います。
作り方は吊り下げたいものをイメージして、それに合う間隔に印をつけ、2重に重ねたベルトにポンチで穴を開けます。この時一方のベルトは吊り下げるためにたるみを持たせます。なお、ポンチで穴を開けた箇所はほつれ防止のためにライターで焼いておくといいでしょう。
あとは吊り下げのための穴をベルトの両端に開けておきます。最後に開けた穴のところにハトメを打ってしまえば完成です。
キャンプ場ではシェラカップなどの吊り下げられる取っ手付きのものが吊り下げておくことができるので、キッチンテーブル付近に下げておけば便利です。
折りたたみ式サイドテーブル
キャンプで必要なものが、コップやちょっとした小物を置く場所です。なにもないと地面に置くしかないのですが、それでは汚れてしまうし、コップなどは安定せず倒れたりしてしまいます。
そこで椅子の横に置いてちょっとした小物などが置けるサイドテーブルがあるとキャンプでは大変便利です。そんなサイドテーブルのDIY自作は、100均にあるものだけで簡単にできます。
DIYで自作するのに必要なものは100均にあるもともとキャンプ用品の折りたたみ椅子とすのこ、折りたたみ椅子のパイプを板に取り付けるためのインシュロックだけです。
折りたたみ椅子にすのこを載せるだけでもテーブル代わりにもなるのですが、すのこには板と板の間にすき間があるので、一度ばらしてすき間なく張り替えるとコップなども起きやすくなります。
すのこにインシュロックで折りたたみ椅子のパイプの部分を固定すると、それだけでもテーブルが安定して使いやすい上に、折りたためるので持ち運びにも便利です。
ランプ
夕食が終わってくつろぐ時間に手作りのランプで雰囲気作りも良いものです。それもDIYで作ったおしゃれなランプだと、なおさら気分が出ます。
そんなおしゃれなランプも100均の商品でDIYで自作できます。簡単な方法はお気に入るのガラス瓶にこれも100均にある電池式のLEDライトを入れるだけです。さらにおしゃれにしたいなら、ガラス瓶に模様を書いたり、曇りガラス風にするのもおすすめです。
ガラスに模様を書いたり、曇りガラス風にする材料も100均にあるので、コストもかけずに作ることができます。
簡単おしゃれなキャンプの道具DIY方法
あまりお金をかけずにキャンプアイテムを増やすために、100均グッズでできる簡単DIYのキャンプアイテムをいくつか紹介しました。
これ以外にも持っている道具をちょっとおしゃれにする簡単なキャンプ道具DIY方法について紹介します。せっかくキャンプに行くのなら、おしゃれアイテムで心を癒すことができれば、なおキャンプの楽しみが増えます。DIYの自作アイテムがあるとそれを見るだけでもさらに癒されます。
ランタンリフレクター
ランタンリフレクタのキャンプでの役目は大きく2つあります。1つは隣りのキャンパーへ光が漏れないようにするためで、みんなが起きている間は問題ないのですが、周りが寝静まったあとは、出来るだけそちらに灯りが漏れないことが迷惑をかけないためにも必要です。
もうひとつの役目は灯りを効率的に照らすことです。ランタンの灯りは四方に照らしますが、キャンプサイトの端に設置した場合は外側の光は必要なく、その光を自分たちの方へ反射させれば、さらに明るさが確保できます。
もちろん専用のランタンリフレクタも売っていますが、これも曲げることのできる薄めのアルミ板があればDIYで自作することができます。
ちょっとおしゃれに、というよりも簡単にDIYで作ることができて、しかも独創的なのは、ビールなどのアルミ缶を使うことです。DIYの自作方法は、アルミ缶の蓋の部分を切り取り、ランタンの高さに合わせてカットするだけです。
アルミ缶は柔らかい材質なので、金切りばさみで簡単にカットできます。さらに季節限定のラベルなどのアルミ缶などは模様としておすすめです。
昼間飲んだビールの空き缶でできるので、キャンプに出発する時には金切りばさみを準備しておきましょう。現地でDIYの自作ができるのもまた楽しいものです。
ランプシェード
発電機を使うキャンプの場合、照明も電球などを使うことがあります。また、電池式のLEDランプなどは光が弱く、十分に手元を照らしてはくれません。しかしただ吊り下げるのでは何となく雰囲気が出ないので、おすすめなのがDIYで自作するランプシェードです。
ランプシェードは雰囲気作り以外にも、上に逃げる光を反射させるので、より明るく照らしてくれます。DIYで自作するために必要なのは、ガスコンロ用アルミマットと、それにかぶせる布の2つで、どちらも100均グッズにあります。かぶせる布にはニット帽などがピッタリです。
作り方はアルミマットをランプの上にかぶせられるようにします。もともとガスコンロ用なので、真ん中に穴が開いていて、ほぼそのままかぶせられます。
それだけでも完成なのですが、おしゃれ感を出すためにマットの上にお気に入りの柄のニット帽をかぶせるとおしゃれです。DIYで自作する醍醐味はこんなところにもあります。
包丁ケース
キャンプに包丁を持って行くのには、そのままでは危ないのですが、包丁のケースは果物ナイフなどを除けば一般の包丁ではついておらず、また、お店にもケースはありません。
なので新聞紙で刃の部分を覆ったりしていることが多くありますが、ただ新聞紙を巻くだけでは物足りないという人には100均の材料でDIYできる包丁ケースがおすすめです。
材料は木材製の小物入れだけです。これを2つに切り、包丁を入れる溝を掘って重ね合わせて出来上がりです。この2つの板の間に包丁の刃をはさみ、輪ゴムなどで留めれば出来上がりです。
DIYで自作感を出すには、板の表面に模様を描いたり、シールなどを貼っておしゃれな自分だけのケースになります。
小物置き
キャンプでよくあるのが、小物を置いた場所が分からなくなることです。そのために小物はまとめてトレイなどの小物置きにおいておくと、探す手間がなくなります。
そんな小物置きもただのトレーではなく、DIYで自作するとキャンプに幅が出ます。簡単なのはホームセンターで廃材を買ってきて、適当な大きさにカットするだけでもできます。木目を生かしてアンティーク調にしたいならワックスなどを使うと意外と簡単にできます。
その他にも小物置きはいろいろな材料で作ることができますが、出来ればキャンプでは天候や飲み物をこぼしたりする可能性が高いので、DIYで小物置きを自作するなら水に強い材質のもので作るのがおすすめです。
木材でつくるキャンプの大型道具DIY方法
ここまでは割と小さいサイズのお役立ちキャンプグッズのDIY方法について紹介しました。ここでは少し大きなサイズのおすすめキャンプアイテムのDIY方法を紹介します。
材料としては木材が中心となり、ホームセンターなどではいろいろなサイズの木材や、必要なサイズにカットしてくれたりします。
ここで紹介するDIY自作のキャンプ道具は少々大型になるのですが、それだけに自分だけのお気に入りアイテムを作ることができるので、慣れてくるときっとハマってしまうことでしょう。
テーブル
テーブルは食事をしたり、調理をしたりといろいろな場面で活躍し、キャンプにはなくてはならないアイテムです。しかし、食後のくつろぎの時間にはアルミ製でアウトドア用品店にある折りたたみテーブルではなく、材料が木材ならそんなくつろぎの時間にはピッタリです。
木材でテーブルを一から作るのはDIYで自作すると言っても難易度が高い人には、従来品の折りたたみテーブルの天板を外して、木材の天板に付け替えるというのはいかがでしょうか。
これでもDIYで自作するのが難しいという人は、薄い木材の板をテーブルの上に重ねて固定させると良いでしょう。ただし、テーブルの重さが木材の分だけ重くなるので、持ち運びにはちょっと不便になります。
キッチンテーブル
キャンプの醍醐味の一つはアウトドア料理です。そんなアウトドア料理をするのにあると気分が盛り上がるのがキッチンテーブルです。
キッチンテーブルは食卓にするテーブルとは別にしないと、出来た料理を置くスペースがありません。また、キッチンテーブルだと必要な道具や調味料などを効率的に収納することができるので、調理もスムースにできて快適なアウトドア料理が楽しめます。
そんなキッチンテーブルもDIYで自作してはいかがでしょうか。結構大型のテーブルのDIYなので、木材はホームセンターで購入します。キャンプ場の行き帰りに荷物にならないように折りたためる工夫もDIYで自作するのには必要です。
アウトドアチェア
アウトドアチェアはキャンプのいろいろなシーンにそれぞれの役目を果たします。食事の時はもちろん、食後のゆったりとしたひとときの癒し、景色を眺めながら味わうコーヒータイムなど、お気に入りのアウトドアチェアがあるとホッと落ち着くことができます。
そんなアウトドアチェアをDIYで自作するには、やはりアルミはスチールなどよりも木材が一番です。ホッとするのに最適な材質である木材は定番です。
機能的には用途に合わせて2段階程度のリクライニングが出来れば最適で、さらに持ち運びに荷物になりにくい折りたたみ式が便利です。
そんな条件を満たすアウトドアチェアをDIYで自作するのはかなり難易度が高く感じられそうですが、ぜひ挑戦してみてください。完成したらもう手放せなくなること間違いなしです。
ギアラック
家庭でも台所で調理器具の置き場所には悩むところですが、キャンプの場合はさらに鍋やフライパン、ターナーなどの置き場所がなくて困ります。
家庭のキッチンでもよく使われているのが有孔ボードで、これにフックをかけていろいろな調理器具をかけて使います。同じようにキャンプでもキッチンテーブルの前や横に棚すなわちギアラックがあればスッキリ収納できるのでこれをDIYで自作することはおすすめです。
先ほどのキッチンテーブルは木材で作ったので、それに合わせてギアラックも木材のものに合わせると、統一感があってよりおしゃれになります。
DIYギアでキャンプを楽しもう
これまで紹介したDIYギア、自分のキャンプに役に立つものがありましたか。あるいはこれくらいなら自分で作ることができる、そんな思いになりましたか。
キャンプはいろいろと大変なことも多いですが、自然の中で普段できないことにいろいろ挑戦するのは楽しいものです。多くのキャンパーがそれを期待してキャンプに行くのです。
そんなキャンプで使う道具をDIYで自作すると、作る楽しさと使う楽しさの両方が楽しめます。家にいてもDIYで自作しながら次に行くキャンプのことを考えるとわくわくしますし、DIYで自作した道具にも愛着が湧きます。
道具を買い揃えるのを躊躇している人、まだ道具をDIYで自作したことのない人は、ぜひこれを機会に挑戦してみましょう。