革靴のカビをきれいにする方法!簡単な取り方や予防方法をまとめて解説!

革靴のカビをきれいにする方法!簡単な取り方や予防方法をまとめて解説!

下駄箱にしまっておいた革靴にカビが発生していたことはありませんか。カビの発生の原因は湿度や温度、汚れなどです。今回は革靴のカビや嫌な臭いの取り方や、きれいになった革靴に再びカビが生えないよう予防する方法などを詳しく紹介します。

記事の目次

  1. 1.革靴にカビが生えたら?簡単な取り方を紹介!
  2. 2.革靴にカビが生える原因
  3. 3.革靴に生えたカビの簡単な取り方
  4. 4.革靴に生えたカビを取る際の注意点
  5. 5.革靴のカビを防ぐ予防方法
  6. 6.お気に入りの革靴をカビから守ろう!

革靴にカビが生えたら?簡単な取り方を紹介!

Photo byqiye

革靴を履こうと思って下駄箱を開けたら、革靴に白いカビが生えていたり、カビ臭いにおいがしていたりしたことがありませんか。お気に入りの靴だとしたら、とても残念に思うことでしょう。

しかしカビが生えてしまった革靴は、業者に頼んだり自分できれいにしたりすることができます。今回は、カビの原因、カビの簡単な取り方、カビの発生を防ぐ予防方法などを紹介しましょう。

革靴にカビが生える原因

Photo by ComputerHotline

革靴のカビの簡単な取り方を説明する前に、カビが発生する原因をみてみましょう。原因が分かれば、革靴にカビが生える前に予防することができます。

実はカビの胞子は常に空中に浮遊しています。実際には目に見えませんが、この瞬間も空中に漂っています。そして条件が揃うと、カビの胞子はどこかに付着し、繁殖して目に見える形になります。

カビが繁殖する条件とは、温度、湿度、そしてカビのエサとなる皮脂やホコリです。特に革靴はこの条件が揃っていて、気が付いた時には革靴はカビで覆われていたということにもなりかねません。

温度

Photo bygeralt

カビの原因でまず最初に上げられるのが温度です。カビば発生しやすい温度は20度から30度と言われています。革靴は常に地面に近いところにあり、熱がこもりやすくなります。

また下駄箱は通気性が悪く、夏場は温度が上がってしまい、高温になっていることもよくあります。革靴を下駄箱の中に入れたまままにしておくと、カビが繁殖しやすい原因になってしまいます。

湿気

Photo byChristopherPluta

革靴にカビが発生する最大の原因は、湿度です。カビは湿度が70%以上あると発生しやすくなると言われています。革靴は水分を吸いやすく、1日履いていると足の汗や空気中の水分をたっぷりと吸っています。

そして、家に戻って来てから革靴を通気性の悪い下駄箱に入れてしまうと、さらに革靴の湿度が上がってしまいます。特に夏場は下駄箱の中は温度も上がっているため、カビが生える原因となってしまいます。

皮脂やホコリ

Photo by Peat Bakke

カビが生える原因は、温度や湿度の他にもう一つ、皮脂やホコリがあります。1日中、外を歩いて革靴に付着した皮脂やホコリ、泥などはカビのエサになります。

カビはそれらの栄養分を取り入れて、どんどん増殖して行きます。下駄箱の中は、温度、湿度、栄養の3条件が揃っていて、カビが生えやすい環境になっています。

それで、革靴を履こうと思った時にはカビに覆われているということもあります。カビが発生する原因を取り除き、カビの発生を予防する方法は後ほど、詳しく紹介します。

革靴に生えたカビの簡単な取り方

Photo byFree-Photos

革靴に発生してしまったカビは、長く放置しておけばおくほど、靴の汚れや空気中のほこりなどを栄養にしてどんどん増殖していきます。その上、カビは胞子を排出し、下駄箱に仕舞ってある他の靴にも付着して、カビが増えることになります。

革靴のカビを見つけてたら、できるだけ早くカビを取り除くようにしましょう。カビは革靴を殺菌することで簡単に取り除くことができます。頑固なカビは業者にクリーナーを依頼するのがおすすめですが、ここではまず家でできる取り方を説明します。

用意するもの

Photo byJamesDeMers

それではさっそく、革靴の発生したカビの取り方を説明します。まず最初に必要な道具をお知らせしましょう。カビを取り除くには特別なものは必要なく、ホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。

必要な道具は次の通りです。革靴用ブラシ、乾いた布2~3枚、靴用クリーナー、靴用クリーム、除菌用アルコールスプレー、靴用防水スプレー、重曹、新聞紙です。除菌用アルコールスプレーは靴用のものを用意しましょう。

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作業をする前に、下準備も大切です。革靴のカビを取り除くときはできたら屋外がおすすめです。室内で行うときは換気のいい場所で作業をするようにしましょう。

作業中、カビの胞子が空中に飛び散ってしまうので、必ずマスクや手袋をし、作業に使った布などをすぐに捨てられるようごみ袋を用意してください。

①乾いた布でカビを拭き取る

Photo by whitefield_d

周囲の環境を整え下準備が終わったら、いよいよ革靴のカビを取り除く作業に取り掛かりましょう。カビの除去の取り方の最初のステップは、乾いた布で靴に生えたカビをきれいに拭き取ることです。

布で取りにくいいカビは、靴用のブラシを使って取り除きましょう。靴ひもなど細かい部分は歯ブラシを使ってもきれいに取り除くことができます。

カビがなかなか取れない時は、ごしごしと力を込めてこすっても構いませんが、表面を水で濡らさないようにしてください。ここで使った布はカビの胞子がたくさん付着しているので、そのままビニール袋に入れて捨ててください。

②除菌スプレーで革靴を除菌

革靴のカビの簡単な取り方の次のステップは、除菌スプレーで革靴を除菌することです。布や靴用ブラシできれいになった革靴は、除菌することでカビが再発生するのを防ぐことができます。

靴用の除菌スプレーは、革靴によっては色落ちすることがあります。まず目立たない場所に少量をかけて、色落ちがしないことを確認しましょう。直接スプレーをかけると色落ちが心配な時は、布に除菌スプレーを吹きかけて、靴を拭くようにすると安心です。

Photo by The Wu's Photo Land

革靴に少ししかカビが生えていなかった場合は除菌スプレーは必要ありませんが、広範囲に大量に生えていた場合は、川愚図全体にしっかりと除菌スプレーをしてください。

特に靴全体を覆うほどカビが生えていたら、靴が湿っぽくなるまでたっぷりと除菌スプレーをかけるようにします。

靴の中は臭いがこもったり、カビが生えやすくなったりしているので、靴の奥までしっかりと除菌スプレーをかけます。靴底も忘れないように除菌スプレーをかけましょう。

③風通しの良い場所で革靴を乾燥

Photo bystokpic

革靴のカビの簡単な取り方の3番目のステップは、風通しの良い場所で革靴を乾燥させることです。除菌スプレーをかけた靴は湿り気があるので、風通しのいい場所に置いて陰干しをします。

直射日光が当たる場所に靴を置いておくと、靴が変色する恐れがあるので、必ず日光の当たらない日陰に置いておくようにしてください。靴に湿り気が残っているとカビが再発生してしまうので、しっかりと乾かすようにしましょう。

時間としては半日から1日くらいが目安です。特に靴の中は乾きにくいので、乾いているかどうか確認してください。あまり長時間、外に置いておくと革靴が変色してしまうので気を付けてください。

④革靴用のクリームで保湿

Photo by whitefield_d

革靴のカビの簡単な取り方の4番目のステップは、革靴用のクリームで保湿することです。革靴用の除菌スプレーをかけ陰干しした革靴は、表面だけではなく、革の内部までカラカラに乾いた状態です。革靴は性質上、ある程度水分が含まれていないと、どんどん劣化してしまいます。

人間の肌と一緒で、汚れを取った後は潤いを与えて保護することが大切になります。カビを取ってきれいになった革靴は、普段のお手入れと同じように革靴用クリームを塗って保湿しましょう。

革靴用クリームを塗る方法は簡単です。乾いた布にクリームを少量取って、革靴をきれいに磨くように塗って行きます。あまりたくさん塗るとベタベタとしてしまうので、小豆1つぶ分くらいを取って丁寧に塗って行きます。

⑤最後に防水スプレー

革靴のカビの簡単な取り方の5番目のステップは、防水スプレーをかけることです。除菌スプレーで革靴を除菌し、しっかりと乾燥さえ、靴用クリームを塗ったら、最後に革靴用防水スプレーを革靴全体にかけます。

革靴用防水スプレーをかける理由は、カビに汚れが付着するのを防ぎ、カビが再発生しないようにするためです。除菌効果の他、靴の臭いを抑える効果もあります。

革靴に生えたカビの取り方は以上ですが、革靴をきれいにした後は、定期的に靴のお手入れをしてカビが生えてこないよう予防をしましょう。予防の方法は後ほど紹介します。

革靴に生えたカビを取る際の注意点

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革靴に生えてしまったカビは、除菌することで簡単にきれいにすることができます。革靴のカビは靴用の除菌スプレーを使えば簡単に除菌できますが、間違った使い方をすると革靴を傷めてしまうことにもなります。

またきれいにしたと思っても、カビが再発生してしまったり、周囲にカビの胞子をまき散らしてしまったりすることにもなります。そこでここでは、革靴のカビを取り際に、やっては行けないことをお伝えしましょう。

水洗いはしない

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革靴に生えたカビを取る時、やってはいけないことの一つが水で洗い流すことです。上履きやスニーカーを洗う時のように、水で洗ってしまえば簡単にカビが取れそうですが、革靴の場合は水では洗ってはいけません。

革靴を水で洗うとカビが取れて表面はきれいに見えます。しかし、カビの根の部分が革靴に残っているので、しばらくするとカビが生えてきてしまいます。また靴を濡らすことで、湿度が上がり、カビが生えやすい環境になってしまいます。

革靴に生えたカビを根元からしっかりと取り除くには、除菌する方法しかありません。水で洗って革靴を傷めないよう、水で洗うのは止めましょう。

お風呂・キッチン用の除菌スプレーはNG

フリー写真素材ぱくたそ

革靴に生えたカビを取り除く時、やってはいけないもう一つのことは、お風呂・キッチン用の除菌スプレーを使って除菌することです。

革靴のカビを取り除く簡単な方法は除菌スプレーを使うことなので、キッチン用やお風呂の掃除用の除菌スプレーを使えば除菌できそうな気がします。

しかし、家庭用の除菌スプレーでは革靴は除菌できません。表面はきれいに見えても、家庭用の除菌スプレー、根の部分までは除菌できないので、しばらくすると再びカビが生えてきてしまいます。革靴を除菌する時は、靴用の除菌スプレーを使うようにしましょう。

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革靴のカビを防ぐ予防方法

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革靴に生えたカビをきれいに取り除いたら、再びカビが生えないよう予防をしましょう。カビが生える原因は、温度、湿度、皮脂やホコリなので、下駄箱をきれいにしてカビが生える環境にしないことが大切です。

下駄箱の除湿を心がける

Photo by the.barb

カビが生える最大の原因は湿度です。カビの発生を予防するには、下駄箱の湿度を低く保つことが大切です。そこで、カビ予防には下駄箱に除湿剤を入れましょう。

除湿剤は下駄箱の湿気を取るだけではなく、靴の嫌な臭いを吸収します。除湿剤には、備長炭や活性炭を使ったものやビーズタイプのものなど、いろいろな種類があります。

カビ予防に使う除湿剤は、下駄箱の大きさに合ったものを使いましょう。あまり小さいと予防の効果がありません。シート型の除湿剤は置き場所に困らないので、数カ所に置いておくといいでしょう。

また大きな下駄箱では、タンク型の除湿剤が便利です。タンク型は下駄箱の湿度や匂いを大量に吸収してくれます。スリムなものもあるのでチェックしてみてください。

重曹を使うと臭い対策にも

革靴のカビの予防には重曹もおすすめです。重曹は下駄箱の中の湿気を除去する他、靴の嫌な臭いを取る役目もあります。200gくらいの量の重曹を置くと、1カ月から2カ月効果を発揮します。

重曹は容器に入れてて、フタを閉めずに下駄箱の中に入れて置きます。ガーゼなどでフタを覆ってゴムで留めておくと、中身がこぼれません。湿度があると固まってくるので、固まった部分は取り除いて新しい重曹を入れるようにします。

Photo byevita-ochel

重曹は食品にも使われている天然素材なので、体にも安心です。小さな子供やペットがいる家庭などは、カビの発生予防に重曹を使うのもおすすめです。

また1カ月から2カ月たって効果が薄くなった重曹は、水に溶かして掃除などにも利用できます。エコな点もポイントです。

重曹は靴の臭いを取るのにもおすすめです。半紙やティーパックなどの袋に重曹を包み、靴の奥のほうへ入れておきましょう。靴の嫌な臭いが取れます。

革靴の中に新聞紙を入れる

Photo bymoritz320

革靴のカビの発生を予防する方法として、新聞紙を靴の中に入れておくのもおすすめです。新聞紙は靴の中の湿気を取り除いてくれます。

しかし新聞紙は空気中の湿気も吸収してしまうため、長い間、靴に詰めておくと靴の中の湿度が上がりカビが生える原因となります。新聞は定期的に交換しましょう。

1日履いた革靴はすぐ汚れを落とす

Photo by whitefield_d

革靴のカビを予防する方法はまだあります。1日履いた靴は、家に帰ってきてからすぐに汚れを落とすのがおすすめです。汚れはカビが発生する原因になります。

さっと乾いた布でふいたり、靴用のブラシで汚れを落としたりするだけで、カビの発生を防ぐことができます。

1日履いた革靴は乾燥させてからしまう

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1日履いた靴は、汚れを落としたらすぐに下駄箱に仕舞わず、乾燥させておくと、カビの発生の予防になります。1日履いた靴は湿気が多い状態になっているので、カビが発生しやすくなっています。

特に雨で濡れてしまった時は、新聞紙を中に詰めて、できるだけ早く乾燥させるようにしましょう。生乾きの状態では、嫌な臭いもしてしまいます。

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お気に入りの革靴をカビから守ろう!

Photo byPexels

湿度が高い梅雨時は、カビが生えたり靴に嫌な臭いがしたりします。1日履いた靴は、カビが生えないようしっかりとお手入れをしてから仕舞いましょう。また嫌な臭いを除去するために、除菌スプレーも効果があります。

Momoko
ライター

Momoko

シンプルでナチュラルな暮らしを目標に日々、勉強中です。自然派コスメやナチュラルフードに興味があり、情報のアンテナを張っています。毎日が楽しくなるような話題を皆様にお届けできたらと思います。趣味はカフェ巡り、中国茶、フラワーアレンジメント、ガーデニングなど。

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