3つの袋とは
結婚式の3つの袋のスピーチは結婚式の定番です。夫婦円満の秘訣として的を射た教訓として使える言葉ですが、3つの袋の意味や起源を知っていますか?結婚生活に大事なことは、毎日ストレスを感じずに平和な毎日を過ごせることです。3つの袋の意味や起源をもう一度考え、円満な結婚生活を過ごしている先輩夫婦からのアドバイスに耳を傾けましょう。
1つ目・給料袋
結婚式の3つの袋の1つ目は「給料袋」です。結婚生活に大切なお金を表しています。お金が無くては生活に困りますが、たくさん持っていると浪費に繋がってしまいます。これからの長い結婚生活を円滑に過ごしていくためには金銭管理は大切だということを伝えられます。
3つの袋の「給料袋」には、収入の他にもお金を計画的に貯蓄しましょうという意味もあります。将来家を建てたり、子供を授かったりと先を見据えたお金の管理が必要です。夫婦でしっかりお金をどう管理していくか話し合い、お財布管理もどのようにしていくか夫婦の間で決めておきましょう。
3つの袋の「給料袋」は、収入・計画の他に浮気の予防にもなります。お金を自由に使えるような環境にしていると、浪費の原因になりトラブルも多くなります。初めに夫婦の間でお小遣い制にするなど決まり事を決めておくのが良いでしょう。
2つ目・堪忍袋
結婚式の3つの袋の2つ目は「忍耐袋」です。イラっとすることがあったり、もめてしまいそうな出来事があった場合でも「我慢する気持ち」を持つことが大切ということを表しています。夫婦が子どもの前で喧嘩や言い合いばかりしていては、良い影響を与えません。
独身生活は、好きな時に好きなことが出来ましたが、結婚生活は相手に合わせなければいけないです。そればストレスになり喧嘩になったり、仲が悪くなってしまうことがあるかもしれません。言いたいことを我慢し、したいことを少し我慢することで円満になることもあるので、我慢する気持ちは大切だと3つの袋で伝えています。
また、3つの袋の「忍耐袋」は、結婚だけでなく離婚にも関係してきます。一時の感情に流され、取り決めをしっかりとせずにトラブルとなる夫婦も多いです。夫婦喧嘩をしてしまったときは、一度冷静になって、対応することで離婚を回避しましょう。
3つ目・おふくろ
結婚式の3つの袋の3つ目は「お袋」です。結婚後、問題になりやすい嫁姑問題は、離婚の危機に陥ってしまう原因になりかねません。「お袋」には、自分たちだけでなくて両家の親とも良い嫁姑関係を築いておきましょう、という意味が込められています。
結婚式の3つの袋「お袋」には、相手の両親だけでなく、自分の親も大切にしましょうということも含まれています。出産や病気になったときなど、サポートが必要な場合があります。「お袋」には自分の親も大切に、助けてもらえるときは助けてもらいましょう。
結婚式の3つの袋「お袋」が大切なのは若いときだけではなく、親が亡くなった時や老いて介護が必要になった場合にも大切になります。両家の両親との関係が良ければ、介護問題でもめることは少ないでしょう。長い結婚生活ではもめごとも多いですが自分の親、相手の親を大切にして、日ごろからコミュニケーションをとることが必要です。
3つの袋は何故結婚式の鉄板なのか
3つの袋とは、結婚生活に大切にするべき袋のことで、大切にするように心がけると結婚生活がうまくいくといわれているものなので、結婚式のスピーチでよく用いられます。
また、3つの袋は結婚生活だけではなく人の毎日に深く関係する縁起物を指します。参列している友人や親族の方のタメになる話なので、よく結婚スピーチで話され、定番の3つの袋ではなく、少しアレンジした面白い3つの袋の話を、友人が新郎新婦に向けて話すと場が盛り上がります。下調べをして面白い3つの袋を自分流にアレンジするのも面白いです。
3つの袋の起源
「3つの袋」の起源はさまざま言われており、本当か定かではありませんが、昭和の結婚をテーマにしていたテレビ番組で司会者が使ったのが起源といわれています。テレビ番組で、司会をしていた作家の徳川夢声さんがトークの中で「3つの袋」を使ったのが「3つの袋」を結婚の縁起担ぎにするようになったのが起源であるといわれています。
最近の結婚スピーチでも用いられますが、昔の結婚式のほうがよく話されていました。結婚生活に大切なことを簡潔にまとめて伝えられるので、短くまとめて話さなければいけないスピーチには、もってこいです。
3つの袋をスピーチに入れる時【例文】
3つの袋は、主にはなむけの言葉として主賓、上司の立場の人が新郎新婦へ贈ります。ここでは主賓挨拶の場合として、スピーチの例文をご紹介します。
「同じ家庭を持つものの先輩として、夫婦円満でいるアドバイスをしたいと思います。結婚生活には、大切にしなくてはいけない3つの袋があります。」と、このように先に3つの袋が大切であると伝えます。
堪忍袋については、「思いやりを持って、ときに忍耐することも大切」と忍耐袋について説明します。給料袋は、「生活を支えるためには、きちんと管理することが大切」と説明します。お袋は、「育ててもらったご両親へ感謝の気持ちを忘れず、付き合いしていくことが大切」と説明しましょう。
結婚には3つの袋が大事といいます
給料袋はお金管理の大切さ、忍耐袋は我慢することの大切さ、お袋は両親の大切さを表しています。結婚生活に大切なことは他にもたくさんありますが、この3つの袋をまず大切にしたいです。
起源はいろいろ言われていますが、結婚生活には、大切にしなくてはいけない3つの袋があります。代表的な3つの袋は「給料袋、堪忍袋、お袋」です。他にも「胃袋」「笑い袋」などの面白い袋のありますが、3つの袋「給料袋、忍耐袋、お袋」を結婚生活でも大切にしてください。
3つの袋には結婚生活の知恵が入っています
長い結婚生活、思いやりを持って、ときに忍耐することも大切です。生活を支えるためには、きちんとお金を管理することが大切です。これから長い結婚生活でお付き合いしていくご両親へ感謝の気持ちを忘れずに、昔から言われている3つの袋には結婚生活を円満にする知恵が入っています。
3つの袋に「知恵袋」を入れてスピーチする場合もあります。お金管理の知恵、親を大切にする知恵、我慢する知恵など、学びたい知恵はたくさんあります。1つ1つ学びながら実践することがよいでしょう。
夫婦円満の秘訣は3つの袋といいます
1つ目は「胃袋」で食欲を満たすのはとても大切と考えられています。胃袋は男の胃袋を掴むとも言われています。家族の健康管理をすることも大切です。また食欲を満たしてあげることは、男女の仲でも大切なことです。胃袋は、旦那の浮気予防に役立ちます。
2つ目は「笑い袋」でいつも明るく笑いのある家庭を築いてほしいことを伝えられます。笑いの絶えない家に早く帰りたいと浮気防止にもなります。喧嘩ばかりではなく、少しのことでも笑いあえる夫婦になれるでしょう。
3つ目は「忍耐袋」で結婚生活には忍耐心が不可欠であるということを意味します。喧嘩ばかりの夫婦では楽しい結婚生活が送れません。時には我慢して相手に寄り添うことが大切です。一方が我慢ばかりしていてはしんどくなってしまうので、その前に話し合って解決しましょう。
3つの袋は幸せな結婚生活の基本です
3つの袋には、幸せな結婚生活を送るために大切にしたい基本が込められています。結婚式のスピーチでよく使われる内容ですが、幸せな結婚生活を送っている先輩たちからのアドバイスです。どういうことを大切にしていくことで良い生活が送れるかを教えてくれます。
3つの袋に注意することは、夫婦の片方だけが守っていてはいけません。これから先ずっと仲良く夫婦生活を送るには、旦那にも3つの袋に注意してもらい、協力していきましょう。お互い思っていることを伝え、どういう家庭を築きたいか話し合うきっかけになります。良いスタートをきるためにも大切です。
いつまでも忘れてはいけない3つの袋があります
1つ目は「給料袋」で給料袋をいい加減に扱ってはいけないことを指しており、2つ目は「胃袋」で家族の健康管理をするということを指しています。3つ目は「堪忍袋」で結婚生活には忍耐心が不可欠であるということを意味します。
起源はさまざまですが、昔から大切にされているので、胃袋は毎日のご飯を2人で楽しく食べようという気持ちが込められています。一緒に食卓を囲めることは幸せなことです。これから長い結婚生活でもめること、喧嘩することもあるでしょう。その時、3つの袋を思い出して、それを基本にして解決しましょう。
3つの袋を面白い例えで語りたいなら
両家の親族や友人がたくさんいる結婚式場では、緊張してかたい言葉になりがちな結婚スピーチですが、少し面白い内容にアレンジして3つの袋をスピーチしてみましょう。記憶に残るように面白い内容のほうがその場の雰囲気も良くなりますし、起源や3つの袋の意味なども加えて伝えてみてください。
1つ目・知恵袋
「おばあちゃんの知恵袋」のような「生活を乗り切る知恵」のことです。夫婦で相談して「知恵」を出し合い、困難な場面も2人の深い絆で乗り切って下さい、という意味が含まれています。どんな知恵があるのかその起源を知って大切にしていくのも面白いです。
お金を貯める知恵、喧嘩してしまったあと仲直りをするための知恵、胃袋を掴む知恵など知っておきたい知恵はたくさんあります。より良い結婚生活を過ごすために、生活を乗り切る知恵を学び協力して乗り越えましょう。
2つ目・笑い袋
「笑い袋」とは袋の真ん中を押すと袋が笑い始めるというだけの単純なオモチャですが、このオモチャが明るい家庭を作っていくための秘訣になります。困ったことが起きたり、喧嘩になった時、お互い険悪な雰囲気になった時も、笑い飛ばして乗り切れという意味です。
広い心を持ち、なんでも笑い飛ばせられるような夫婦は素敵です。笑いの絶えない家には、早く帰りたい、一緒にいたいという感情になります。2人で難題に立ち向かい乗り切るということを表しています。
3つ目・胃袋
美味しい料理を作って、旦那の「胃袋」をしっかり掴んでおくと言う意味が込められています。毎日の食事が美味しいと、仕事を頑張ってこなし真っ直ぐ早く帰ってくるので、浮気の予防になります。また、コンビニ食や惣菜食ばかりでは栄養が偏ってしまいます。食事のバランス、栄養管理の大切さも伝えています。
健康管理に気をつけ、病気せずにおじいちゃん、おばあちゃんになるまで幸せな生活が続きますようにという気持ちが込められています。胃袋をしっかり掴んで健康で楽しく食卓を囲みましょう。
3つの袋をアレンジするなら
定番の3つの袋「忍耐袋」「給料袋」「お袋」以外にも、「胃袋」「レジ袋」などの少し変わった「袋」もあります。アレンジできそうな面白い「袋」をご紹介しますので、自分なりにアレンジして3つの袋スピーチの参考にしてみてください。新郎新婦に大切なことを伝えられるはずです。
手袋
「手袋」は冷たい手を温めるもので、一緒に手をとって結婚生活をしていく大切さを伝えられます。手を温めるように、相手の気持ちも心も温められるような付き合いが大切です。温かい家庭を築いてほしいこともうまく伝えられます。冬に結婚式を挙げる新郎新婦には良い「袋」です。
レジ袋
今スーパーで袋をもらうとき、追加料金がかかることがあるので、小さいことから協力しあって節約できることは節約して楽しい生活が過ごせることを伝えられます。スーパーに行くときはレジ袋を持参して、エコロジーな家庭を作って下さい、というように面白く伝えると会場の雰囲気も良くなります。
ごみ袋
ゴミ袋は、生活していく上で出てくるゴミをまとめて捨てる袋です。生活ができる環境を整え、綺麗な生活空間を保つことが大切です。いらないものは捨て、必要なものを取り入れていくことも伝えられます。ゴミ出し問題なども揉めてしまう原因になるのでルールを初めに決めておきましょう。
寝袋
寝袋は、スピーチの中に盛り込んで使うのがおすすめです。温かい家庭を築いていくのですから、寝袋なんて必要ないですね、というように使うといい感じにまとまります。キャンプが好きな新郎新婦なら、必要なアイテムかもしれませんので新郎新婦に合わせてスピーチに加えましょう。
池袋などの駅名
池袋の近くで結婚式があれば「今日池袋から電車でここまで来ました、この駅は僕にとって必要不可欠です」というように話に盛り込む形にすればよいでしょう。駅名などを使って、夫婦が出会った起源や思い出深い施設の話を入れて話すのも面白いでしょう。
また、「ご祝儀袋」を使って3つの袋のスピーチをするのもおすすめです。お祝儀袋の他にも、「金玉袋」など子宝に恵まれますように、という気持ちを込めて3つの袋に加える場合もありますが、会場の雰囲気が悪くなる場合もあるので注意が必要です。
三つの袋以外にも「三つの坂」もあるの?
人生の上り坂とは、良いことばかりが続いている「上り調子」のことを言います。結婚や就職など、どんな人の人生にも心が躍るような楽しいことや嬉しいことがたくさんあります。幸せに歩む道がまさに上り坂なのです。
「上り坂」を良いことばかりの「上り調子」と捉えると、「下り坂」はその反対で良くないことばかりの「下り調子」です。人生楽しい事ばかりではなく、何をやってもうまくいかない時期もあります。人生の中では必ず乗り越えていかなければいけない時期があると言う事です。
「魔坂」は「まさか」と呼びます。予想もしていない、「まさか」なことが起きるのが人生であると言う教訓です。思いもよらなかったことが起こった時、突然病気になった時にどのような行動を取るかによって人生が変わる事もあります。
3つの袋はスピーチで活躍間違いなし
結婚式で定番のスピーチのネタ「3つの袋」について、まとめてみました。「3つの袋」の他にも「3つの坂」「胃袋」「知恵袋」やアレンジした面白い3つの袋の紹介、3つの袋の起源もご紹介しました。どの言葉も、門出を祝い、その先の人生を祈る気持ちに変わりはありません。自分らしい「3つの言葉」を探してみるのもいいかも知れません。