レモンの冷凍保存方法&保存期間を紹介!
レモンは、ドリンクやお料理に添えるために買っても、1個丸々使い切ることが少なく、残ったレモンは冷蔵庫の角に追いやられ、気が付けば干からびてカラカラになっていたり、ラップをかけたところにカビが生えて無駄にしてしまうことがあります。
レモンを長持ちされるためにおすすめなレモンの冷凍方法をご紹介します。レモンを冷凍保存するメリット、冷凍方法、保存期間、冷凍保存したレモンの美味しい活用レシピや作り方など、レモンを冷凍保存するときの参考にしてみてください。
レモンを冷凍保存するメリット
レモンを冷凍保存するメリットは、ドリンクやお料理に添えた残りを無駄なく使い切れるのはもちろん、香りが良くなり長持ちします。
冷凍すると細胞が壊れることは、よく知られています。大根や人参などの根菜類を冷凍保存して自然解凍すると、柔らかくなっていたという経験はないでしょうか?レモンも冷凍することで細胞が壊れ、レモンの皮がやわらかくなり果汁が絞りやすくなります。
レモンはや輪切りやくし形、果汁を搾ってなど、様々な形で冷凍しておくことで、切ったり搾ったりする手間が省けるだけでなく、使い残しも無駄にならないおすすめの保存方法です。
香りが良くなり長持ちもする
レモンを冷凍保存するメリットは、香りがよくなり長持ちもします。レモンの香りや風味を保ちたいときは、丸ごと保存がおすすめです。レモンの皮を使う場合は、冷凍にしなければ損と言えるくらい、長い間香りが楽しめます。
レモンの皮に含まれる香りの成分、リモネンの効果でお料理やお菓子が香り豊かになります。さらにレモンに含まれるビタミンCは、熱に弱いですが低温には強い特徴があり、フレッシュさが長持ちします。
レモンを冷凍するときは、丸ごとや輪切りのスライス、くし切り、輪切りにしたレモンに塩を振り入れて塩レモンなどお料理のレシピに合わせて保存しておくと、長持ちするだけでなく簡単に使えます。
果汁が絞りやすくなる
レモンを冷凍保存すると、果汁が絞りやすくなるメリットがあります。レモンに限らず、野菜やフルーツを冷凍することで細胞が壊れ、自然解凍してみると質感が柔らかくなっています。
レモンも冷凍することで柔らかくなり、果汁が絞りやすくなります。冷凍レモンの作り方は、旬の時期のレモンを使うことで、フレッシュさが長持ちし、美味しいレモンを楽しめます。
冷凍保存することで果汁が絞りやすくなったレモンは香りがよく、お水やお湯割りでレモネードやホットレモン、ドレッシングやポン酢のお酢の代用に使うことができます。冷凍レモンの果汁は、美味しいだけでなくお料理のレパートリーも増やせます。
レモンを冷凍保存する方法
レモンを冷凍保存する方法は、丸ごと冷凍する方法や輪切りにして冷凍する方法、くし切りして冷凍する方法、レモンの果汁を冷凍する方法など、冷凍保存するレモンの個数や使い道により様々です。
レモンを丸ごと冷凍保存すると、皮をすりおろして使う場合は香りがよくなり、絞りやすくもなります。絞ったレモン果汁は、暑い時期はレモン水にしてスポーツドリンクに、寒い時期はホットレモンにすることで、ビタミンCが摂れ風邪予防になります。
輪切りやくし切にして冷凍保存したレモンは、冷凍庫から出して簡単にお料理や菓子に使うことができ、生のレモンを買っても使いきれず捨ててしまう無駄を省ける、おすすめの保存方法です。
丸ごと冷凍する方法
レモンを冷凍保存する方法の中で、最も簡単な丸ごと冷凍する方法をご紹介しましょう。レモンをよく洗いペーパータオルで水気を拭き取ります。ラップを使ってレモンをしっかり包みます。さらにジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて空気を抜きながらジッパーを閉めて冷凍庫へ。
レモンを丸ごと冷凍するときに使用するレモンは、農薬やワックスが使われていない国産レモンがおすすめです。丸ごと冷凍したレモンは、皮をすりおろして使うと、いつでもフレッシュな香りが楽しめます。
レモンを買ってきたら、まず冷凍保存しておきましょう。レモンを使って残ったら冷凍しようと思っていると、気が付けばレモンの香りやフレッシュさが減少したものを冷凍することになってしまいます。
丸ごと冷凍したレモンの使い道
丸ごと冷凍したレモンの使い道は、ドリンクやお菓子、お料理など様々に取り入れることができます。丸ごと冷凍したレモンは冷凍のまま皮をすりおろしたり自然解凍してスライスやくし形、果汁を絞るなどレモンの風味を楽しめます。
丸ごと冷凍したレモンは冷凍することで細胞が壊れるため柔らかくなり、皮を刻んで豆腐や素麺の薬味として、輪切りにして紅茶やお料理の飾りに、絞ってレモン水やレモンソーダ、ホットレモンなどドリンクが簡単に作れます。
さらにくし形に切ってお料理に添えることもできます。冷凍保存したレモンを自然解凍すると柔らかくなるので、生のレモンよりも絞りやすくなります。
輪切りして冷凍する方法
レモンを冷凍保存する方法は、輪切りして冷凍しておくと切る手間が省ける冷凍方法です。手順は、レモンをしっかりと洗い、ペーパータオルで水気を拭き取ります。レモンを輪切りしてラップの上に並べて包みます。さらにジッパー付きの冷凍保存袋に入れて空気を抜きながら閉じます。そして冷凍庫へ。
輪切りして冷凍する方法は、輪切りしたレモンに塩を振って塩レモンとして冷凍保存しておくのもおすすめです。塩レモンにして冷凍しておくと塩の効果でカチカチに凍らず、取り出しやすくなります。
塩レモンは、ホイル焼きやスープに入れると、塩分があるため調味料の効果とさわやかなレモンの香りが楽しめます。まだまだ使い道がある輪切りしたレモンのレシピをご紹介しましょう。
輪切りした冷凍レモンの使い道
輪切りした冷凍レモンの使い道は、生のレモンと同じように紅茶に添えてレモンティーに、コーラやソーダに入れておしゃれに、ホイル焼きの具材として、クッキーやケーキの飾りにと様々に使えます。
輪切りした冷凍レモンは、スライスされているため切る手間がなく、使いたいときに使いたい分だけ取り出して使うことができます。また冷凍することでレモンの細胞が壊れ、解凍すると柔らかいので、皮ごと食べることができます。
レモンはビタミンCを豊富に含むフルーツです。冷凍保存のレモンは皮ごと食べることでき、レモンの栄養成分を余すことなく摂れます。
くし切りして冷凍する方法
レモンを冷凍保存しておくには、くし切りして冷凍する方法もあります。手順は輪切りして冷凍保存するのと同じく、レモンをよく洗ってペーパータオルで水気を切り、くし切りにします。ラップの上に並べて包みます。さらにジップ付きの冷凍保存バッグに入れ、空気を抜きながらジッパーを閉めます。
くし切りした冷凍レモンは、冷凍庫から出してそのままお料理に添えることができます。くし切りした冷凍レモンは細胞が壊れているので、生のレモンより果汁が絞りやすくなります。絞りやすさ以外にも様々なメリットがある、くし切りした冷凍レモンの使い道をご紹介しましょう。
くし切りした冷凍レモンの使い道
くし切りした冷凍レモンの使い道は、生のレモンと同じように唐揚げや魚のフライなど、お料理に添えて使います。くし切りした冷凍レモンは既に切ってあるので、必要な個数だけ取り出して添えることができます。
くし切りした冷凍レモンは、焼酎などのお酒に入れると香りが楽しめると共に見た目もおしゃれになります。
くし切りした冷凍レモンは絞りやすいため、ミネラルウォーターに果汁をプラスしたり、お料理に添えても絞りやすいおすすめの冷凍方法です。
レモンの果汁を冷凍する方法
レモンを冷凍保存する方法は、果汁を絞って冷凍しておく方法もあります。絞った果汁は氷を作る時のように製氷皿で凍らせておくと、使う分だけ簡単に取り出せます。
レモン果汁を絞って冷凍するには、絞りやすい冷凍レモンを解凍後、絞って冷凍すれば簡単と思われがちですが、冷凍して解凍し、再度冷凍したレモン果汁では、風味が落ちてしまいます。
レモンに限らず冷凍、解凍を繰り返すと鮮度や味、風味が損なわれます。レモン果汁を冷凍保存するときは、生のレモンを絞って冷凍しましょう。
冷凍したレモン汁の使い道
冷凍したレモン汁の使い道は、お水やソーダに入れて、レモンジュースにすると氷の代わりにもなります。冷凍したレモン汁は、お酢の代用にも使いやすく酢の物はもちろん、ポン酢にプラスしたりドレッシングにも取り入れられます。
冷凍したレモン汁を砕いて牛乳をプラスし、お好みのシロップや練乳をかけると、ヨーグルト風のドリンクが楽しめます。
冷凍したレモンの保存期間
冷凍レモンの保存期間は、できるだけ早く使うに越したことはありません。冷凍保存すれば長持ちしますが、冷凍庫に入れておくと冷凍焼けや冷凍庫の臭いが付いてしまいます。
冷凍レモンは作り方が簡単で使いやすいので、大量に作り置きしたくなります。しかし冷凍保存すればいつまでもレモンの美味しい味や香りを保てることはなく、できるだけ早い時期に使い切りましょう。
できるだけ早く使うのが◎
冷凍したレモンは、できるだけ早く使うのがおすすめです。冷凍保存すると長持ちしますが、長期間に渡ると冷凍焼けして色が変わったり、冷凍庫の臭いが移り、レモンの美味しい風味が損なわれてしまします。
冷凍レモンを作る時は、保存袋に作った日付を記載したりラベルを付けておくと、早めに使う目安になります。冷凍レモンの作り方は簡単ですが、できるだけ早めに使い切るための管理が必要です。
冷凍保存したレモンの美味しい活用レシピ・作り方
冷凍保存したレモンを使うことで美味しいレシピを楽しむことができます。冷凍保存したレモンの美味しい活用レシピや作り方をご紹介しましょう。
レモンマーマレード、レモンカップケーキ、はちみつブルーベリーホットレモン、はちみつレモンのヨーグルトムース、かぼちゃのレモン煮の美味しい作り方を、冷凍レモンを使ってバリエーションを広げてみてください。
レモンマーマレード
冷凍保存したレモンを使ったレモンマーマレードの美味しい活用レシピと作り方をご紹介します。冷凍保存したレモンを冷凍庫から取り出し、自然解凍します。
レモンを輪切りにし、種は取り除いておきましょう。レモンと同量の砂糖を入れて弱火で煮詰めとろみが出てきたら完成です。
レモンカップケーキ
冷凍保存したレモンを使って美味しいレモンカップケーキをご紹介しましょう。材料は、ホットケーキミックス、バター、グラニュー糖、玉子、牛乳、冷凍レモン。冷凍レモンを使ったレモンマーマレードを活用しても美味しいレシピになります。
レモンカップケーキの作り方は、ホットケーキミックスにバター、グラニュー糖、玉子、牛乳、刻んだ冷凍レモン又はマーマレードを入れて混ぜ、カップに入れてオーブンで焼くと出来上がります。
はちみつブルーべリーホットレモン
冷凍保存したレモンを使った美味しいレシピ、はちみつブルーベリーホットレモンの作り方をご紹介します。準備する材料は、冷凍レモン果汁、はちみつ、ブルーベリージャム。作り方は、冷凍レモン果汁を解凍したところへ残りの材料を加えて混ぜるだけ。
お好みの温度に温めて飲みましょう。ブルーベリーは眼精疲労に効果があり、レモンはビタミンCを多く含んでいます。はちみつブルーベリーホットレモンは、体が温まり、健康や美容効果が期待できるドリンクです。
はちみつレモンのヨーグルトムース
冷凍保存したレモンの美味しい活用レシピは、はちみつレモンのヨーグルトムースもおすすめです。材料は、冷凍レモン、はちみつ、ヨーグルト。手順はヨーグルトに刻んだ冷凍レモン、はちみつを混ぜるだけ。
ホールケーキの場合は、成型しやすくするためゼラチンパウダーをプラスしましょう。はちみつレモンのヨーグルトムースは、酸味が強いレモンを子供にも食べやすくなる簡単で美味しいレシピです。
かぼちゃのレモン煮
冷凍保存したレモンの美味しい活用レシピは、お弁当のおかずに人気の、かぼちゃのレモン煮をご紹介します。
材料は、輪切りで保存してある冷凍レモン、かぼちゃ、砂糖。一般的なかぼちゃの煮物は出汁や醤油で煮ますが、冷凍レモンやレモン汁を使うことで洋風テイストになり、スイーツ風に仕上がります。
かぼちゃのレモン煮は、砂糖の代わりに氷砂糖を使うと、まったりした甘さに、はちみつを使うとスイーツのような味わいになります。またレーズンをプラスすると鉄分も摂れ、レモンとレーズンで見た目もおしゃれになります。
レモンを冷凍保存して美味しく活用しよう!
レモンは紅茶やお料理に添えるために買っても使いきれず、冷蔵庫で干からびたりカビが生えて使入れないまま捨ててしまうことがあります。
しかしレモンは冷凍保存ができることで、フレッシュな香りが長持ちし、様々なレシピに取り入れることができます。
さらに作り方も簡単で、丸ごと冷凍や輪切り、くし切り、果汁など様々な形で冷凍できます。旬の時期の美味しいレモンを冷凍保存して、お料理やお菓子を楽しみましょう。