封筒に書く数字のマナー！住所などは漢数字で書くべきなのか基本を調査！

封筒に住所を記入する事がありますが、縦書き？横書き？どちらか悩んだ経験はありませんか。しかも住所の番地は漢数字で記入しなければいけないのかなど、封筒の住所や数字の正しい書き方を意外と知らない方がいるのかもしれません。

ここでは、封筒の正しい書き方について詳しくご紹介していきます。住所や数字の正しい書き方を知る事で、ビジネスシーンやマナーとして役立つことは間違いありません。しっかり覚えておくと、迷わず封筒に住所や番地を書く事ができるでしょう。

封筒に送付したい相手の情報を書いていきますが、封筒にどのように書いていけばいいのか迷う方もいるでしょう。ここでは、封筒の書き方の基本について詳しくご紹介していきます。どのように書けばいいのか、正しい書き方を知って基本を覚えていきましょう。

封筒の表面には、送る相手の郵便番号・住所・宛名が書くべき内容となります。郵便番号の始めの3桁部分が封筒のちょうど真ん中部分になるので、ここに宛名を大きめに書きましょう。住所は縦書きの場合、封筒の右側部分に宛名よりも小さな文字で記入します。

裏面は送り主の郵便番号・住所・名前を記入します。裏面に書く際には左下に書くのが基本で、小さめの文字で封筒の3分の1程度に収まるように記入しましょう。これが封筒に書くべき基本的な内容となるので、覚えておくと役立ちます。

基本的には国内で郵便物を送る場合、封筒に書く住所や宛先は縦書きとなります。私たちがよく使う封筒は、長形4号の長細い封筒で和封筒と呼ばれています。和封筒を使う場合は基本的には縦書きで、洋封筒を使う場合は横書きで書いてもOKです。

縦書きでの住所や宛名の正しい書き方があるのをご存知でしょうか。住所はキリが良い部分で改行をしますが、2行目に書く際には1行目より1マス下がった位置から書き始めましょう。3行目になる場合も同様で、2行目より1マス下がった位置に書きます。

なるべく住所は封筒の3分の1程度に収まるように書くと、バランスも良く見た目もバッチリです。宛名は1行目の住所より2マスほど下がった部分から書き始めて、住所の文字より大きめに真っ直ぐに書きましょう。

封筒の長形サイズは長形1号〜4号、長形30号と40号の種類があります。書類の大きさによって封筒のサイズが変わってくるので、長形サイズでもこんなにサイズがあるのに驚きです。どんなサイズでも書き方は同じですので、バランスよく見やすい字で書くようにしましょう。

ちなみに長形1号はA4縦二折・B4三折、長形2号はA4三折・B5縦二折、長形3号はA4三折、長形4号はB5三折、長形30号はA4四折、長形40号はA4四折になります。封筒のサイズによって書類の折り方も様々あるので、参考にしてみましょう。

洋封筒は洋形2号〜6号までサイズがあり、こちらも入れる書類によってサイズが変わってきます。洋封筒は横書きでも縦書きでもどちらでも可能ですから、書きやすい方向からバランスよく書きましょう。洋封筒の種類も思っていた以上にたくさんあります。

洋形2号はA6サイズで招待状などを入れるサイズ、洋形3号はA4三折、洋形4号もA4三折、洋形5号はA5縦二折、洋形6号はB5三折になります。書類のサイズで封筒を選ぶので、間違わないように購入する事も大切です。

封筒に縦書きで住所を書く際には、数字は漢数字で書くのが基本です。漢数字で書く場合、いろいろと表記があるので迷う方も多くいるでしょう。例えば「10」と言う数字は「十」と書くのか「一〇」と書くのか悩んでしまいます。次は、漢数字の表記方法をご紹介していきます。

数字は漢数字で書くと上記でご紹介しましたが、表記方法をどのように書いていいのか迷ってしまいます。例えば「23」と言う数字ですが、「二三」？「二十三」？どちらを記入するのが正しい書き方なのでしょう。ここでは、封筒の住所・数字の書き方のマナーについてご紹介します。

例として「10」・「11」・「100」・4桁の数字の書き方について詳しく説明していきます。2桁以上の数字になると書き方も違ってきますので、正しいマナーとして覚えておくとビジネスシーンなどで役立ちます。

封筒の住所に漢数字を書く場合、「10」と言う数字は迷いやすい数字の一つになります。まず正しい10の表記は「十」ですが、「十〇」と書いても間違いではなくマナー違反ではありません。ただ「十〇」と書く場合は、数字の0にならないように注意して下さい。

封筒に縦書きに書く場合、「11」と言う数字は漢数字にする際には注意が必要です。「一一」または「十一」と漢数字で表記しますが、縦書きで「一一」と書くと二と間違って見える場合があります。できれば11を漢数字で書く場合、「十一」と表記するのが間違いないでしょう。

3桁の数字で、例えば「100」と言う数字は漢数字で「百」と言う表記になります。では、3桁の数字を漢数字で表す場合はどのように書くのでしょうか。封筒に3桁の漢数字を書く場合、「百」と一文字で書くのは一般的にはマナー違反となります。

100は「一〇〇」と表記するのが正しいので、百と書かないように注意しましょう。例え「百」と書いても郵便物が届かないことはないでしょうが、ビジネスシーンなどは特にマナー違反となるので気をつけましょう。

封筒に住所を書く際に、番地が4桁になることもあるでしょう。例えば1023のように4桁の数字を漢数字で表記する場合、「一〇二三」と書きましょう。千二十三と封筒に書いても届くでしょうが、配達する際にはちょっと読みにくいでしょう。

4桁になる場合10は「一〇」、23は「二十三」と表記するとご紹介しましたが、4桁になる場合は「一〇二三」と書くので二十三と書かないように注意しましょう。間違いやすいので、4桁になる漢数字の書き方をしっかり覚えておくとマナーはバッチリです。

封筒の住所・数字の書き方を上記でご紹介しましたが、ここでは書き方の例をご紹介していきます。番地の書き方・日付の書き方の2つを詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。漢数字は繋げて書くことで見にくい場合もあるため、書き方に注意しましょう。

縦書きで住所の番地を書く場合、漢数字では気をつけなくてはいけません。例えば「2丁目2番23号」の番地を①「二ー二ー二三」、②「二ー二ー二十三」どちらが正しい書き方だと思いますか。正解は①番で、これは2桁の数字を書く時は「二十三」と表記するのが正しい書き方です。

では次は、「32-11」の番地を①「三十二ー十一」、②「三二ー一一」どちらが正しい書き方というと、正解は②番です。上記でもご紹介したように11は一一、十一どちらでも構いませんが、どちらかといえば十一がマナーとしては正しいとご紹介しました。

でも一一と縦書きで書いた場合、漢数字の「二」に見間違うことがあります。配達する方は読みにくいと感じる可能性があるので、十一と書いた方が確実に分かる書き方ではないでしょうか。配達する方の事を考えると、誰が見ても分かるような書き方が大切です。

封筒の裏面に日付を書くと言うマナーがあるように、日付を書く場合もビジネスシーンなどでは多いでしょう。縦書きで日付を書く場合①「平成二十七年十一月二十五日」、②「平成二七年一一月二五日」どちらが正しい書き方かと言うと、正解は①番です。

日付は番地とは異なり2桁の数字は「十」を付けて書くのが正しい書き方です。番地と日付の書き方が違ってくるので迷いがちですが、マナーとして覚えておきましょう。どうしても上手に漢数字が書けない場合は、数字で書いても良いでしょう。

封筒の住所・数字の書き方をご紹介してきましたが、マナーとして漢数字の正しい書き方がありました。ビジネスシーンなど正式な書類を書く時や目上の人への郵便を送る場合は、マナーとして正しい書き方をする事をおすすめします。

ただ、どうしても縦書きで漢数字を書くと紛らわしく「一、二、三」の漢数字は注意が必要です。上手く書けなかったりする時には、誰が見ても読みやすいように書くと言う事も大切なマナーになるのではないでしょうか。