神棚の正しい祀り方!正しい方角(向き)・場所・位置・配置の方法など!

神棚の正しい祀り方!正しい方角(向き)・場所・位置・配置の方法など!

神棚の祀り方には、方角(向き)・場所・位置そして配置など様々な決め事があります。家の中や会社などでは、神棚は意外に目に付く場所に祀ってあります。多分に、その場所が神棚に適した方角(向き)・場所・位置・配置の様です。そんな神棚の正しい祀り方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.神棚の正しい祀り方って知ってる?
  2. 2.神棚とは
  3. 3.神棚の選び方
  4. 4.神棚を祀る場所・方角・配置・祀り方
  5. 5.神棚を祀る場所・方角・配置・祀り方Q&A
  6. 6.神棚を祀る場所や方角の向き・配置・祀り方を知っておこう!

神棚の正しい祀り方って知ってる?

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村の鎮守の神様のという歌いだしがある様に、日本の文化には神社の存在が強くあります。そんな神社には、それぞれご祭神にまつわるご利益があり、お参りしてお札をいただいて神棚に祀ったりしています。

日本の古来から伝わる習慣とも言える神社参りと神棚には強い関係性ががあります。そんな神棚の祀り方には、方角(向き)・位置・場所そして配置などに決め事があることを知っていますか。神棚の正しい祀り方紹介します。

神棚とは

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五穀豊穣を願うなど稲作が中心だった時代の中で、自然の中に宿る神々の存在を強く意識して、その場所を聖域化して守ってきたという歴史があります。そして、そこは神々の宿る場所として祀ってきました。

そんな聖域化した場所には、人は容易に立ち入ることができないという事で、その場所を神々を敬い祀る神聖な場所として訪れるなど、強い関係性を保ってきました。

そして日常でも神々を祀ることができる様に、神聖な場所を家の中などに設けたという事が神棚の始まりと言われています。そんな神々を迎い入れ、祀る場所が神棚という様に説明されています。

神様を迎える拠り所といえる場所

そんな神聖な場所と言われている神棚を、家庭の中や会社に祀ってある風景が多々見受けられます。それ程に、日本の生活文化に馴染み、溶け込んでいる神様の存在があります。

そして、お参りするなどして神様を迎い入れる環境を準備しています。それが神棚であり、その方角(向き)・位置・場所そして配置の仕方で、神様を迎える拠り所といえる場所づくりをしています。

お札を祀るにも適した場所

神棚は、明るい場所を好み多くの人の目に触れる場所などが祀り方の基本とも言われています。そんな場所だからこそ、神様を迎え入れ神様の拠り所といわれる神棚が存在するのです。

そして神棚には大きな役割があり、神様がいない神棚は無益などといわれたりします。それは、神社のお札を祀ることでご利益のある神棚になります。そんな、お札を祀るにも適した場所が神棚なのです。

身近なパワースポットといえる場所

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その様に神様を神棚に祀り、神様のよりどころに適した方角(向き)・位置・場所を選び配置するという様にして、ご利益を賜る様に祈願します。ある意味、家庭内でも一番人が見やすい場所とも言えます。

そんな神棚には、一般的には神宮大麻(天照大神)という日本古来の神様と我が鎮守の森に宿る神様のお札が祀られるなどしています。それ故に、家庭内或いは会社などにある神棚は、一番身近なパワースポットでもあります。

神棚の選び方

日本古来から伝わる神様を祀る神棚には、日本神話に登場する神様や身の回りの神社に祀られている神様(氏神)など、様々なご利益のある神様が祀られるなど、八百万の神の宿る場所でもあります。

そんな神棚にも種類があり、小型の神社を模した「宮型」の中に神宮大麻(伊勢神宮の神札)や氏神札などを入れる札宮(「神棚」とも呼ぶ)そして祖先の霊を祭るための神棚「御霊舎(みたまや)」があります。

一般的には、宮型の神棚で中央に天照大神の神札と左右に氏神様と崇敬神社の神札を納める形態の神棚を選びます。神棚の置き場所の方角(向き)・位置・場所・配置を考えて、置き場所に適したものを選びます。

設置に必要なスペースで選ぶ

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神棚の設置場所は、方角(向き)・位置・場所と配置を祀り方の決め事にそって選ぶにも、設置場所に必要なスペースで神棚を選ぶ方法があります。

意外にこの選び方は大切で、いわゆる大きさの問題に関係してくるのですが、大きすぎても小さすぎても、その場所に置けないという事があります。祀り方にそった、設置に必要なスペースで選ぶ方法があります。

材質で選ぶ

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神棚の祀り方には、方角(向き)・位置・場所・配置を意識して、誰の目にもつきやすくて明るい場所などのことがあります。そして、設置場所が明るい場所と言うことになると自然光の差し方にも影響があったりします。

そんなことに配慮した神棚の選び方に、材質で選ぶという方法があります。松・杉・ケヤキやメイプルなどの神棚もあります。一般的な神棚の材質は、伊勢神宮と同じ様にヒノキが多く使われています。

造りで選ぶ

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神棚には、造りがあります。代表的な神棚の造りには、一社造りと三社造りがあります。簡単には、一社造りは神札の入れ場所が1か所で、神札は重ねて納める形式の造りです。

そして三社造りは、神札を三か所に分けて納める形式のもので、中央に神宮大麻・右側に氏神神社・左側に崇敬神社の神札を納める形式の造りです。この他にも五社造りなどがあり、造りで選ぶ方法があります。

家に溶け込むデザインを選ぶ

神棚の選び方は、方角(向き)・位置・場所・配置などの決まりと、神棚を置く部屋のスペースで神棚の造りが変わったりもします。そして最近の神棚は、伝統的な造りの物や置き場所の環境に合わせた造りの神棚などがあります。

建物の傾向が洋風化してくるなどして、和の雰囲気とは異なる部屋のデザインに変わってきたりしています。しかし神棚を祀るという意識は変わらないという事があったりします。最近の神棚は、家に溶け込むデザインが選べるという事もあります。

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神棚を祀る場所・方角・配置・祀り方

神棚の置き場所は、明るい場所が好ましいという共通した考え方があります。しかし、それだけでは神棚の置き場所としては、適切ではないというのです。神棚には、祀り方の基本的決まりがあります。

もちろん明るい場所で、家の人の目につく場所という事は大切なことですが、神棚の場所・方角(向き)・配置そして祀り方の基本があります。そんな神棚の祀り方の基本を紹介します。

配置・位置・方角の基本

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神棚の祀り方の最初は、配置・位置・方角の基本を知ることです。神棚は、何度も繰り返しますが明るい日差しの良い場所を好みます。そして、家族の集まりやすい位置に祀るという祀り方があります。

そして神棚の位置的には、神様を見下ろすことは避けることから、目線より上の位置が基本の置き場所になります。この様に神棚は、明るくて人が集まりやすい場所で、目線より高めの南又は東に向いた方角が基本です。

向きの基本

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神棚の置き場所で、方角・向きにこだわりの基本があります。家相にも方角・向きがある様に、神棚にも南向き又は東向きが良いという方角・向きの決まりがあります。

偏に、明るいくて清廉な場所を選ぶという神棚の置き場所の基本です。理想の置き場所は、南向きか東向きの目線より高い位置で、家族の集まりやすい場所がおすすめです。ただ明るい場所ならば、西向きでも良いとされています。

お供え物の位置・配置

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神棚を明るくて清廉な場所に設置できると、次は神棚のお供え物の位置・配置のことを知ることが大切です。神札を納めた神棚にお参りすることをしますが、そこには神具を配置することが肝心です。

神具とは、高坏・瓶子・水玉・皿と神鏡のことを言い、これを使ってお供え物をあげます。神棚の中央前扉の前に神鏡を置きます。その前に三方に乗せた「高坏・瓶子・水玉・皿」を置きます。

そして、瓶子にはお神酒を入れて対に置きます。高坏にはお米・水玉にはお水・皿にはお塩を、それぞれ入れます。配置は、お米を中央にして左に水・右に塩と奥の両側にお神酒を配置します。

祀り方や向き・場所位置のタブー

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神棚の方角(向き)・位置・場所・配置など祀り方に決まりがある様に、祀り方や向き・場所位置のタブーがあります。明るくて人の目につく場所が良いとは言っても、神棚の上(二階など)や下を良く人が通る場所はタブーです。

そしてトイレや風呂場と言った水回りに近い場所や寝室などのプライベートな場所もタブーです。何よりも、人の行き来の激しい玄関などは神棚の置き場所としては不向きの場所ですから注意が必要です。

会社やお店での設置方法

神棚を会社やお店で設置する方法で望ましいのは、社員が神棚と向き合える部屋で、会社の要をつかさどるような業務の中心的位置の事務所内などに置くことです。

そして、神棚に背を向ける様な場所は避けることが良いです。会社やお店で神棚を置く場所を決めるときには、方角に合わせた部屋の配置なども考えることが良いです。神様に背を向けない様に注意することです。

会社やお店での配置位置

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神棚の配置位置では、明るくて清廉な場所で目線より高いところへの配置位置が、基本的決まり事と紹介しています。会社やお店でも同じことが言えます。

会社やお店での神棚の存在感は、社員を見守っているという安心感を醸成し、モチベーションをあげるという効果的な神棚の配置位置などのことを考慮して、全員に見える場所にある神棚が良いと言われます。

会社やお店での向き・方角

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神棚の会社やお店での向き・方角は、目線よりやや高い場所で神棚の背中が北を向いた場所又は西を向いた場所が良いと言われています。

いわゆる正面は、南向き或いは東向きの方角に神棚の位置を決めるというものです。この事で神棚の前に明るさが確保できて、社員などにも触れやすい場所の向き・方角が保たれご利益が受けやすいという事です。

会社やお店での祀り方の注意点

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神棚の祀り方で会社やお店での注意点は、飾れる場所があればどこでも良いという考え方は注意が必要です。南或いは東向きの場所を選んで、明るくて社員からの目線が開けた場所に祀ることが祀り方のポイントです。

そしてお参りするタイミングは、出社時でも勤務中でも終業時でも良いのですが、神棚のお供え物は朝(始業前など)にすることを習慣づけると良いと言われます。この様な祀り方の注意点があります。

家やマンションでの設置方法

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神棚を家やマンションでの設置方法は、方角(向き)や場所を確認する前に、持ち家の場合にはあまり心配はなのですが賃貸などの場合では、物件に傷をつけてしまわないかと言う心配があります。

そんなこともあり神棚を設置する場所には、予め壁に傷をつけることなく簡単に柱を取り付けられるディアウオールなどの材料を調達しておくと、南或いは東に向いた場所に神棚を置くことができます。

家やマンションでの配置位置

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そんな風に壁などへの傷の心配を排除して、神棚を設置していきます。当然に、明るく清廉な場所で家族の目に付く場所を神棚の配置位置に決めます。

高さ的にも目線より高めの場所を選び、くれぐれも神棚を下に見る場所や人の行き来の激しい場所への配置位置を取ることは避けることです。しかし、限られた空間の室内では場所が選べないことがありますから注意しましょう。

家やマンションでの向き・方角

それは家やマンションでの向きや方角のことがあります。神棚を置く向きや方角は、南向き或いは東向きと基本的な決まりがありますが、明るさが確保できている場合の例外で西向きでも良いという事があります。

神棚の設置場所の向きや方角の基本は、明るくて清廉な場所という事で、南向きや東向きという決まりごとがあると、何度か繰り返しています。

しかし、家やマンションという様々な間取りの中では、ある程度の柔軟性を持たせた向きや方角は否めないものとされている向きもあります。

家やマンションでの祀り方の注意点

Photo byigorovsyannykov

家やマンションでの祀り方の注意点は、神棚を人の行き来の激しい場所の設置を避けることが決まりごとの様に紹介しました。しかしマンションの様に階層建ての建物では、最上階でない限り無理があります。

その様なことは、避けようにも避けられないことですから、相応の対処方法を講じます。あとで詳しく説明しますが、神棚の上に「雲」とか「天」と書かれた文字を張り付けたりします。その様に祀り方の注意点があります。

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神棚を祀る場所・方角・配置・祀り方Q&A

神棚を造りたい。でも一体全体どんな風にすれば神棚を祀ることができるのかなど、様々な思いを巡らしている人はいます。神棚の意味や置き場所や祀り方などは大体理解できました。

しかし、実際神棚を入手するにはどのようにしたら良いのか?或いは、神棚を設置した後はどうすれば良いのか?など知りたいことは沢山あります。そこでQ&A式で、そんな悩みにお答えしていきます。

いつ購入すればいいの?

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最初の疑問は、神棚の入手方法です。作り付けの棚(置き場所)はあっても、肝心の神棚がない。そこで神棚は「いつ購入すれば良いの?」という疑問にお答えします。

神棚の購入時期は、この日に買わなければいけないという決まりはありません。しかし、購入のタイミングは様々あります。家を新築した時・マンションに引っ越した時や結婚や子供が誕生した時などがあります。

いわゆる「思い立ったら吉日」という言葉がある様に、その日が購入の節目であり、購入するにふさわしい日という様に考えます。もちろん、会社を興した日とか、引き継いだ日などのタイミングも大切な時です。

設置した後はどうすればいい?

神棚の設置は新築の場合などでは、人が住まう前に神様にお入りただくことが良いなどの作法はありますが、購入した日が吉日と考えて、正しい方角を見て設置します。ここで「設置した後はどうすればいい?」という疑問にお答えします。

正しい方角の場所を選んで神棚を設置した後は、前の項でも触れていますが、神札(神宮大麻・氏神・崇敬神社)を納めて、お供え物(米・塩・水)を添えます。ある意味、これらには決まりがあります。

正しい方角の場所に設置して、神札を納めてお供え物を揃えた後は、毎日のお参りと月2回程度(毎月1日と15日)には、お神酒や榊などを取り替えます。ほこりなどの清掃もこのタイミングでしてあげると良いです。

神棚のお供え物はどう選ぶ?

神棚に神札を納めてから、神棚にはお供え物を添えます。しかし、お供え物なら何でも良いというものではありません。お供え物にも決まりがあります。「神棚のお供え物はどう選ぶ?」という疑問にお答えします。

先にも触れていますが、神棚に欠かすことのできないお供え物は「米・塩・水」があります。この三種は、できるだけ新鮮なものを供えるという事から、毎日取り替えることが望ましいです。

そして、神棚には「お神酒・榊・山海の物」を供えます。この三種は、毎月1日と15日という様に月2回程度の取り替えを心がけます。この様に神棚のお供え物には、選び方の決まりがあります。

雲の字の向きや位置・貼り方は?

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神棚の正しい方角は、南向きや東向きという様な決まりごとがあります。そしてなぜか、神棚の上に「雲」と書いた張り紙があることがあります。そんな「雲の字の向きや位置・貼り方は?」という疑問にお答えします。

神棚の上に貼られた「雲」の意味は、神様は、神様の上の人などの行き来を嫌います。しかし、最近の建物事情から、必ずしもその状況は避けようがありません。そこで、雲という字を貼る習慣が生まれてきたと言われます。

そのことで、神様の上にはなにもありません。上は空です。という意味を示していると言います。それは紙に書いたり、切り抜いたり、雲板(幕)にしたりの方法があります。そして、神棚の上に貼ります。

神棚を祀る場所や方角の向き・配置・祀り方を知っておこう!

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神棚の方角(向き)・位置・場所・配置そして祀り方など紹介してきました。更に詳しく知りたい人には、神社などで尋ねることをおすすめします。

意外に方角や場所などにこだわりを持つ神様も、神棚の購入のタイミングは、厳密には決まりはある様ですが、その日が吉日というアバウトなものでした。そんな神棚を祀る場所や方角の向き・配置・祀り方を知っておきましょう。

柄目木036
ライター

柄目木036

長い人生で培った経験を活かして、様々な側面から様々なジャンルのレポートを紹介しています。齢70のフリーランサーです。

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