モンステラの育て方と切り戻しのコツ!剪定の時期や手順・増やし方も紹介!

モンステラの育て方と切り戻しのコツ!剪定の時期や手順・増やし方も紹介!

熱帯アメリカ原産のモンステラは、とても人気な観葉植物です。育て方は、とても簡単で初心者でも失敗なく育てることができます。ですが、とても育てやすい面、ぐんぐん伸びてしまいます。そこで行うのが切り戻しです。モンステラの切り戻しの方法の手順や育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.モンステラの育て方&切り戻し剪定の仕方を覚えよう!
  2. 2.モンステラとはどんな植物?
  3. 3.モンステラの育て方①環境
  4. 4.モンステラの育て方②お手入れ
  5. 5.モンステラの育て方③切り戻しの仕方
  6. 6.モンステラの育て方④増やし方
  7. 7.育て方・切り戻しを覚えてモンステラを楽しもう!

モンステラの育て方&切り戻し剪定の仕方を覚えよう!

Photo byjustynafaliszek

熱帯アメリカ原産のモンステラは、南国の雰囲気漂う観葉植物です。モンステラの育て方は、とても簡単で植物を育てるのが初めての方でも、失敗なく育てることができます。

最近では、お部屋にインテリアとして観葉植物を置く家庭が増えています。モンステラは、簡単な切り戻しや剪定だけで温度調節や頻繁な水やりなどが不要の育てやすい植物です。育て方を覚えて、植え替えの仕方に切り戻しや剪定の手順、緑のあるお部屋にしましょう。

モンステラとはどんな植物?

Photo by blumenbiene

モンステラと聞いただけでは、どのような形で、どんな特徴の植物なのか分からない方も多くいます。実物を見て、初めてモンステラと言う名前の植物である事を知る方のほうが多いようです。植え替えをしていけば、どんどん株が増えていき増やし方もとても簡単な植物です。

ボタニカル柄は、モンステラの葉をモチーフにしています。また、アロハシャツなんかでも良く目にします。ここからは、モンステラの特徴などをご紹介していきます。

モンステラの特徴

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モンステラは、大きな葉っぱに切り込みのように穴が開いているのが特徴的な観葉植物です。モンステラは、熱帯雨林付近に生息しており、主にメキシコや中央アメリカに自生しています。

モンステラは、つる性の植物で原産地の熱帯地方では、8mにも伸びるのが特徴です。日本で販売されているモンステラは、室内でも育てやすい1~2mほどの高さのものがほとんどです。

モンステラは、暖かい地方の植物ですので、室内環境がモンステラと合えば、気根と言う茎の部分からでる根がどんどん成長します。気根が成長することにより葉が増えていきます。

そして、モンステラの種類は1つだけではありません。実は、20~40種類にもなると言われています。暖かい地方のモンステラは、寒いと育たないので室内温度は重要になります。

モンステラの基本情報

Photo by Starr Environmental

モンステラは、園芸分類では観葉植物に分類されています。原産国は熱帯アメリカで、耐暑性・耐陰性には強く、反対に耐寒性には弱い植物です。

原産国では、樹高は8m以上になる事もありますが、日本のモンステラは30cm~2m程と、育てやすい大きさです。

モンステラの育て方①環境

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モンステラに適した環境は、モンステラの自生環境に近い環境であること。ジャングルのように直射日光が当たらず、でも明るい日陰を好みます。

モンステラは、熱帯植物という事で高温多湿を好むと思われがちですが、高温すぎても樹が傷む原因になります。家庭での育て方で、栽培に適した場所を解説します。

置き場所

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モンステラの育て方の場所ですが、高温多湿に強い植物ですので大体の場所は、モンステラを置く場合でもNGな場所はありません。注意が必要なのが、直射日光を当てない事です。葉が焼けてしまいますので注意しましょう。また、エアコンなどの風もモンステラの葉を痛めてしまう原因になります。

逆に、まったく日の当たらない場所も、モンステラにとって良い環境ではありません。成長はしますが葉の成長がバラバラに乱れてしまう原因となります。モンステラは、適度に日光が当たる場所が、成長するのに適した場所になります。

屋内の場合

屋内で育てるなら、カーテン越しに日が当たる程度が丁度いいリビングがオススメです。テーブルサイズの小さなモンステラなら、同じ場所に日が当たらないように場所を変えて日当たり具合を調整しましょう。

大きい鉢などに植えているモンステラも、同じ場所ばかりでなく、葉に満遍なく日が当たるように調整しながら育てると、生き生きしたモンステラ楽しめます。

屋外の場合

モンステラは、もともと外で育っている植物ですので屋外でも育てることが可能です。屋外でモンステラを育てる場合は、モンステラには天敵の直射日光が当たらない場所に置きましょう。

また、屋外で育てる場合、水やりを頻繁に行う必要があります。もう一つ、モンステラの耐寒温度は、5度とされています。寒さに弱いのでできれば気温が15度あたりで、屋内に入れることをオススメします。

屋外でも、5度以下にならない様に風よけや屋根を付けるなど工夫してもいいですし、屋内に移動できるような鉢に独立して植えておくなど、モンステラを1年中楽しむために工夫して育てましょう。

適した温度

Photo byPublicDomainPictures

モンステラに適した温度は、熱帯が故郷という事もあり最高気温の上限は特にありません。日本では、50度にもなる事はありませんので、気にすべきは最低気温です。

耐寒温度が5度になるので、5度を下回らないよう注意が必要です。5度以上あれば基本的にモンステラの成長に害は及ばないとされていますが、暖かい地方の植物ですので、できれば寒くなる秋から冬には、屋外で育てている場合は、屋内に入れてあげましょう。

冬場は、暖房も焚きますので乾燥にだけは注意が必要になります。高温多湿を好むモンステラにとって乾燥は成長をとめてしまう可能性があります。適度に水やりをして、元気なモンステラに育てましょう。

適した用土

Photo byPexels

モンステラを栽培するにあたり、モンステラに適した用土ですが、基本は市販の観葉植物用の用土でも問題なく育ちます。観葉植物用の用土は、水はけのいい用土なのでモンステラに最適です。

自分で配合することもできます。赤玉土7に対して腐葉土3程度で7:3の割合になるように配合します。水はけを良くするために川砂を入れるのも効果的です。

自分で用土を配合する場合は、臭いのきつい土もありますので臭いが少ないものなどを選んでください。観葉植物用の用土は、屋内で使用することを前提に作られている為、気になるような臭いはありません。

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モンステラの育て方②お手入れ

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モンステラに適した温度や用土、置く場所などが分かったところで、モンステラのお手入れについてご紹介していきます。やはり、長くモンステラを育てるには、そのままではいけません。

育て方をマスターし、上手にお手入れをして長く生き生きしたモンステラを育てていきましょう。モンステラでなくとも、植物はお手入れが必要になります。水やり・肥料・害虫など、植物には大切なお手入れ方法になります。

また、モンステラは上手に植え替えをすることにより、長く育てていくことができます。植え替え方法も切り戻しという簡単な方法ででき、増やし方も簡単な植物です。水やりの方法は、夏と冬では少し違いがありますのでチェックしてください。

水やりの仕方

Photo by sorarium

基本的に、土の表面が乾いてきたら水やりをします。モンステラは、乾燥にとても強い植物ですが、水が大好きな植物でもあります。水をあげる時は、たっぷりとあげてください。

水やりの仕方は、根本にたっぷりと水をあげます。絶妙なタイミングで水やりをしていれば根腐れすることはありません。水の受け皿に水が残っているときは、水やりのタイミングではありませんので、受け皿の状態も見て水やりをしましょう。

また、水やりは土だけでなく葉にも行います。土が乾燥していなくても、モンステラは、大きな葉からも水分が蒸発していきますので、霧吹きなどで、軽く水分補給をしてあげましょう。葉に水やりをすることで、緑の綺麗な艶のある葉になります。

春~秋

Photo byblickpixel

モンステラの生育時期は、春から秋までと、とても長く水やりに適した時期は、5月頃から9月まで。この時期は、毎日水やりしてもいいでしょう。一回の水やりでの適正量は、水の受け皿に水が出てくる程度です。

気を付けるのは、梅雨時期です。湿気を好むモンステラですが、水の与え過ぎは良くありません。雨の日は、屋内も屋外も湿気がありますので雨の日には水やりをしない。または、いつもの量より少なくするなど調整してください。

9月を過ぎ、朝晩の気温が寒くなったなと感じ始めたら、水やりを控えていきます。夏場と違い、土の乾燥も遅くなりますので毎日の水やりから、葉だけの水やりや、土の乾燥具合を見ながら適度に水やりをしましょう。

フリー写真素材ぱくたそ

寒さに弱いモンステラは、冬になると生育速度が遅くなります。その為、根から水を吸い上げる力も弱まってきますので、水のあげ過ぎには注意が必要です。

吸い上げる力が不足し、土に水が溜まったままになり根腐れの原因となってしまいます。カビの発生の原因にもなりますので、冬場の水やりは、少し乾燥気味でも問題ありません。

夏場と違い、冬場の水やりは3から4日程の間隔を空けて水ややりをしてください。冬場は、室内の暖房で葉も乾燥してますので、霧吹きでの水やりはこまめに行ってもいいでしょう。

毎日1回葉水をする

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モンステラには、アブラムシ・ハダニ・コナジラミ・ナメクジなどの害虫が寄ってきます。害虫予防にも、モンステラの葉には毎日霧吹きで水やりをしましょう。葉水は、時期は関係なく、葉の乾燥予防の他に害虫予防にもなりますので、一日一回、葉水を行ってください。

肥料の与え方

Photo byFree-Photos

モンステラには、肥料は基本は必要ありません。ですが、成長のためにも肥料を与えた方が成長が早くなります。モンステラに適した肥料は、暖効性肥料です。

暖効性肥料は、ゆっくりと土に浸透していく固形の肥料で、肥料が長続きし、ゆっくり浸透することによって肥料焼けを起こしにくいのでとても手軽に与える事ができます。

肥料を与える時期としては、生育時期の5月から9月に2ヶ月に一回の頻度で肥料を与えてください。また、夏の時期に多いコバエの繁殖を防ぐなら化学肥料を使用すると、コバエの発生を抑えることができます。

植え替えの仕方

モンステラは、とても成長が早い為、早い段階で植え替えが必要になってきます。植え替えをしないまま小さな鉢で育て続けてしまうと、根が鉢いっぱいになってしまい根腐れの原因にもなってしまいます。

植え替えに適した時期は、7月から9月頃の最も成長する時期です。この時期は、万が一、根に傷をつけってしまっても、成長期なのですぐに根が回復します。

植え替え前は、水やりを控え乾燥ぎみの土の時にやるのが最適です。この時に、根の土を払い腐った根や傷んでいる根があれば取ってから切り戻し剪定をして新しい鉢に植え替えてください。

注意したい病害虫

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モンステラは、比較的に他の植物に比べると害虫が付きにくい植物ですが、注意すべき害虫もいます。モンステラが害を受けやすい害虫で注意すべき害虫は、ハダニとカイガラムシです。

暖房などで乾燥する冬が最も注意すべき時期になります。ハダニは、水に弱いので葉水をしていれば予防にもなりますし、万が一住み着いたとしても霧吹きで水をかければ駆除することができます。

少し厄介なのがカイガラムシです。カイガラムシは夏に発生することが多く、茎や葉に住み着きます。成虫になると、固い殻で覆われてしまうので駆除しずらくなってしまいますので、こまめにチェックしましょう。

カイガラムシのフンは、黒すす病の原因の葉腐れの原因になりますので、見つけたらすぐに処理しましょう。

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モンステラの育て方③切り戻しの仕方

Photo byfotoblend

切り戻しと言うと、なんだか難しく感じるかもしれませんが、要は、大きくなった葉や枝をカットすることです。人間と同じように伸びれば邪魔になるので切る。という考えで、モンステラも切り戻しを用いてカットをします。

切り戻しに少し失敗しても、モンステラは生命力がとても強い植物なので直ぐにグングン伸びていくので心配無用です。切り戻しや剪定に適した時期や手順を紹介します。

切り戻しが必要な時とは

モンステラの切り戻しが必要になる時は様々で、葉や茎が弱ってしまった時や、葉の大きさを同じに揃えたい時、モンステラを増やしたい時に切り戻しの作業を行います。

とても簡単にできますので、切り戻しをして元気なモンステラを楽しんでください。切り戻しの作業に、技術は必要ありません。切り戻しをするタイミングや手順をご紹介します。

葉や茎が弱った時

切り戻しのタイミングは、直射日光に当たり続け葉が弱ってしまったり、寒さに弱いので霜で葉が凍ってしまった時などは切り戻しが必要になります。完全に腐ってしまう前に茎の根元から葉をカットします。

日差し不足で茎が細く伸びてしまった場合も、茎が細くなっている箇所からカットし切り戻しすることで、新しいモンステラの葉が生え、元のモンステラに戻ります。

モンステラは、切り戻しをして茎をきっても直ぐに新しい枝葉が生えてきますのでご安心ください。完全に腐ったり、弱り切ってしまう前に切り戻しを行い植え替えてあげてください。

葉のサイズをキープしたい時

モンステラは、生命力が強く、成長期には、みるみるうちに大きくなっていきます。葉の大きさもどんどん大きくなり、葉の大きさにもバラつきがでてきます。その為、切り戻しを行います。

この時に、切り戻しを行うことで全体の葉の大きさを調整することができます。日の当たり方で、葉の成長も変わってきたり密集して生えたりしますので、切り戻しはとても便利で簡単な方法になります。

鉢を増やしたい時

大きくなったモンステラの鉢を増やしたい時にも、切り戻しの作業で増やすことができます。切り戻しで切った部分を新しい鉢に植えるだけです。簡単な方法で水挿しという方法もあります。

切り戻しは、モンステラの増やし方で一番多く用いる方法になります。切り戻しは失敗してしまっても、モンステラの生命力の強さですぐに再生されますので気にすることはありません。

切り戻しに適した時期

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切り戻しも、適した時期があります。切り戻しに適した時期は、5月から9月で、モンステラが1年の中で最も活発に成長し元気のある時です。気温が20度以上あれば切り戻しをしても元気に成長していきます。

この時期に切り戻しを行えば、新しい芽も早く出てきて湿気も多い時期なので乾燥によるダメージもなく元気に育ってくれます。

鉢を増やす訳ではなく、切りそろえるだけの不要な部分を取り除くだけなら切り戻しの時期は気にしなくでも大丈夫です。切り戻しや植え替えの時期だけは、モンステラが一番活発に活動する時期を目安に行ってください。

切り戻しする際に用意するもの

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モンステラの切り戻しには、剪定ばさみが必須になります。何故、剪定ばさみなのかと言うと、園芸用の剪定ばさみは、切れ味もよくモンステラの茎を傷めずに切る事ができるからです。

切れない、はさみで茎を切ると元気な茎を潰してしまう可能性があります。特に、太い茎を切る時は剪定ばさみをしようしましょう。細い茎なら万能ばさみなのでも代用できます。

切り戻しをするときには、良く切れるはさみと手袋を用意して切り戻しの作業を行いましょう。

茎や葉から出る汁に注意

Photo bypixel2013

切りの戻しの際に注意すべきことがあります。それは、茎や葉から出る汁です。切った所から透明の汁がでる場合があります。この汁は「ショウ酸カルシウム」と言って毒物になります。

皮膚についてしまうと、かぶれや炎症を起こしてしまうほど強力な毒物です。その為、切り戻しの際には、必ず手袋をはめて作業しましょう。

また、切り戻しの作業中以外にも、小さな子供やペットなどがいる家庭は、手の届かない場所に置いたり、誤って折ってしまい口に入れない様に注意しなければなりません。

切り戻し剪定の仕方・手順

それでは、切り戻し剪定の手順を解説していきます。モンステラの切り戻し剪定で注意が必要なのは、一度に沢山切ってしまわない事です。

生命力の強いモンステラでも、一度に沢山切ってしまうと弱ってしまう可能性もありますので最適な時期に少しづつ行ってください。そして、手袋は忘れずにはめてから作業しましょう。

切り戻し剪定の位置

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切り戻し剪定をする場所ですが、葉が枯れている部分やモンステラの茎や葉が込み合っている場所を剪定していきます。

切る位置は、成長点を目印にします。成長点は茎にコブのように節目ができているので分かりやすいです。この成長点から新しい芽が生えてくるので成長点を残して剪定します。

成長点を確認し、剪定するのですが茎の根元からではなく、茎の太い部分を切ってください。茎が太い方が元気がありますので直ぐに芽が生えてきます。切り戻し剪定も、切る位置は重要になりますので成長点を確認してから剪定していきましょう。

モンステラの育て方④増やし方

続いて、モンステラの増やし方をご紹介します。育て方の中で、モンステラを増やす方法がいくつかありますが、モンステラは成長が早くどんどん伸びていきます。

その為、切り戻し剪定を行うわけですが、単にモンステラのビジュアルの為に切り戻し剪定をした場合は、茎や葉が元気な状態で剪定します。せっかく元気なモンステラを捨ててしまうのは勿体ないので切り戻し剪定したモンステラを使って増やしていきましょう。

簡単に、モンステラを増やしていける増やし方をご紹介します。基本の切り戻しを用いて増やす増やし方になりますので、株を増やしたい方は参考にしてください。

挿し木のやり方

挿し木とは、切った茎を新しい鉢に植えて根付かせることです。モンステラの増やし方として多く用いられている方法です。挿し木の手順をご紹介します。切り戻し時に、気根の付いた茎をカットします。茎には節がありますので3節は残した状態で茎をカットし土に埋める時に、2節分は土に埋めます。

そして、葉も2、3枚は付いている茎の方が成功します。ただ、葉が大きすぎると水分が葉からどんどん蒸発してしまい水分不足となるので大きい葉は半分にカットしてしまいましょう。モンステラの根がしっかり張るまでは水やりは欠かさず乾燥に注意してください。

植え替えの成功の見極めは、新しい葉が3、4枚出てきたら根がきちんと張っている証にないますので、これで、差し木が成功し新しいモンステラの株が増えます。

手順としては、切り戻しを基本として行うので難しくありません。手順通りに植え替えを行えば、失敗することもありませんので増やし方としても簡単な方法になりますのでチャレンジしてみましょう。

とり木のやり方

少し難易度は上がりますが、とり木と言う増やし方の手順をご紹介します。環状剥皮と言って、茎の皮の一部分を一周ぐるっと剥ぐ方法です。剥ぐ時に注意する点は太い茎を選ぶことです。

手順は、剥いだ部分に水ごけを巻き付けます。水ごけは、100均でも購入可能で100均のものでも十分です。水を含ませた水ごけを、皮を剥いだ部分に巻き付け、その上から乾燥を防ぐためにラップを巻き付け完成です。

発根したら切り戻しの方法で植え替えをすれば、新しい株の完成です。増やし方の中では、一番難易度がありますが、とり木という方法での増やし方もある事を覚えておきましょう。

水挿しのやり方

水挿しはとても簡単で、モンステラ以外の植物にも用いられている水挿しの手順をご紹介します。モンステラの増やし方の方法で、一番簡単な増やし方の方法になります。

水挿しの手順は、切り戻ししたモンステラの茎を水に挿して置くだけという方法です。花瓶に挿してインテリアとしても楽しむことができます。毎日水を変える作業がありますが、切り戻したモンステラの水挿しが一番簡単な方法です。

初心者さんは、切り戻し下モンステラの水挿しの増やし方でモンステラの株を増やすといいでしょう。早ければ1ヶ月ほどで根が出てきますので根が出てきたら土に植え替えを行ってください。

水挿しは、発根の処理として使われている方法ですが、最長で2ヶ月ほどなら、水挿しの状態で飾っておくことができます。

育て方・切り戻しを覚えてモンステラを楽しもう!

Photo by pheezy

育てやすい観葉植物のモンステラ。育て方・増やし方・切り戻し剪定の手順などをご紹介しました。上手に育てていけば、ずっと楽しめる観葉植物です。

切り戻し剪定では、毒物の汁が出る可能性もありますので手袋は絶対に忘れないでください。育て方も簡単なので植物を育てるのが初めてという初心者さんにも育てやすい植物です。

モンステラの切り戻し剪定は、とても簡単ですので手順を覚えて、おしゃれに水挿しして飾るなど、一年中インテリアとして楽しみましょう。切り戻しで、植え替えを行い株を増やしてください。

chouchou
ライター

chouchou

カフェ巡りが好きなchouchouです。シンプルな暮らしを目指しています。自分の経験をもとに暮らしに役立つ情報などを配信していけたらいいなと思います。

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