ボーナスとは
ボーナスとはどのようなものなのでしょうか。ボーナスとは一般的に月々に支給されるお給料とは別に支払われる給与額を指します。企業によって支給日や支給額が異なります。多くの企業の支給日は夏と冬にボーナスが入る企業が多いです。また個人の成績や企業の業績によって支給額も異なってきます。また公務員と一般企業においても支給額が異なります。
ボーナスの計算に必要なのは基本給
まずボーナスの計算に必要なのは基本給です。毎月自分がいくら会社からお給料を支給されているのか給料明細を確認しましょう。
給料明細を確認した際に基本給の表記しかない場合は、その支給額を用いて一般的にはボーナスを計算することができます。しかし基本給の表示がない企業も一部あります。例えば資格額や年齢給、地域給との記載がある場合です。
その場合には就業規則や給与規定を自分で確認する必要があります。そしてどの部分がボーナスに関与しているかを調べる必要があります。補足として、一般的には月次給与で支給されている住宅手当や家族手当はボーナスの計算には関係ない支給になるのでボーナスの計算には用いらないので計算する際は注意しましょう。
ボーナスの支給額
ボーナスの計算方法は理解していただけたでしょうか。計算方法が分かった次のステップはボーナスの支給額についてです。
公務員と一般企業では支給額に差があるのかも比べてご紹介していきます。まずは公務員の平均支給額からです。公務員の平均支給額は約60万円です。年によって変わるため上回る場合や下回場合もあるので必ずしも60万円もらえるわけではありません。
続いて一般企業の場合をご紹介します。ボーナスの平均は約40~70万円と言われています。ただし一般企業の場合公務員と違って業績によってボーナスの支給額が大幅に変動するため、平均の支給額を出してもあまり意味がありません。特に営業職はインセンティブがボーナスとして支給される場合個人成績に応じて100万円以上貰える場合もあります。
初年度のボーナス支給条件とは?
一般企業に勤める際も公務員で勤める際も初年度にボーナスを貰えるのでしょうか。ここでお話しする初年度とは新入社員の事を指しています。新入社員で入社した場合夏のボーナスが近いのでボーナスが出るのか気になります。なかなか新入社員であると聞けないことが多いのでここでご紹介していきます。
ボーナス支給条件として査定期間がある
実はボーナス支給条件には査定期間というものがあります。前期・後期に査定期間が定められており従業員の評価によって支給額が変わります。
査定期間があるということは入社したばかりの新入社員はどうでしょうか。結論はすでに査定期間に入っていることから初年度は規定通りにボーナスが支給されることはまずないと思っておくことをおすすめします。
また一人前ではないため仕事ができず評価することが難しいということも考えられます。ただし一概に新入社員はボーナスが出ないと定められているわけではないので、新入社員であっても功績が認められればボーナスをもらえる企業もあるので個人の頑張り次第であることも事実です。新入社員であっても会社の一員なので頑張ってみてはいかがでしょうか。
冬のボーナスの支給日はいつ?
多くの企業の冬のボーナス支給日は12月5日~12月25日の間とされています。年末年始に向けて夏のボーナス支給額よりも冬のボーナスのほうが支給額を高く設定している企業が多いです。では冬のボーナスは一体いくらくらい貰えるのでしょうか。ここでも一般企業と公務員とを分けてご紹介していきます。
公務員の冬のボーナス支給日はいつ?
公務員の冬のボーナス支給日はいつなのかご紹介していきます。公務員勤務の場合ボーナスは年に2回支給されます。
公務員の場合ボーナス支給日は法律で決まっています。冬のボーナス支給日は法律により12月10日です。地方公務員勤務の場合には自由に支給日を定めていいのですが、基本的な支給日は国と同じにしている自治体が多いようです。
しかしボーナス支給日が祝日や土日に被っている場合のみ、その週の金曜日に支給されるよになります。冬のボーナスは年末年始前ということもあり夏よりも少し多く貰えるのは嬉しい点です。年末年始は忘年会や新年会を行う人が多いので多く貰った分散財してしまいそうですが、多いにこしたことはありません。
夏のボーナスの支給日はいつ?
冬のボーナス支給日についてご紹介しましたが、補足として公務員の夏のボーナス支給日がいつなのかもご紹介していきます。
夏のボーナスも冬のボーナスと同様に公務員勤務の場合は法律で定められており支給日が決まっているのです。支給日がいつなのかというと、夏の場合は6月30日と法律で定められています。地方公務員においても国と同じ支給日に設定している自治体が多いようです。
夏のボーナスにおいても支給日が土曜日や日曜日の場合には金曜日が支給日になるので注意が必要です。公務員のボーナスは、いわば民間企業の平均給与やボーナスの鏡になっています。平均年齢が下がっている中で支給額が上がることはいい傾向であると言えます。公務員の夏のボーナスや冬のボーナスが上がるためには国の景気も影響してくるでしょう。
一般企業の冬のボーナス支給日いつ?
公務員の冬のボーナスや夏のボーナス支給日についてご紹介してきましたが、続いて一般企業はいつボーナスが支給されるのでしょうか。
公務員と違って一般企業勤務の場合では冬のボーナス支給日は法律で定められていません。企業によって支給日が異なります。一般企業の冬のボーナス支給日は公務員と同じで12月です。しかし日にちが決められることはありません。
平均的に一般企業の冬のボーナス支給日は12月5日~25日の間であることが多いです。さらに多くの企業では5日や10日、25日といった5の倍数であるケースが多いです。公務員勤務と違って支給日が異なるため冬のボーナス支給日がどうしても気になる場合には自分自身で会社に確認してみるの方法が一番の知る方法であると言えます。
夏のボーナスの支給日はいつ?
続いては一般企業での夏のボーナス支給日がいつなのかご紹介していきます。夏のボーナス支給日は公務員とは異なります。
上記でも記載しましたが一般企業は公務員と違って法律でボーナス支給日が定められておらず、企業よって支給日がことなります。公務員の場合には6月30日と法律で定められていましたが、一般企業の場合には7月に支給される企業が多いようです。
一般企業の夏のボーナス支給日は7月の初旬に設定している企業が多いようです。冬のボーナスのほうが夏のボーナスの支給額より多いとご紹介しましたが夏の場合も8月にはお盆休みを定める企業が多く連休が取れるので家族で旅行に行ったり、友達と海やバーベキューに参加する方も多いのではないでしょうか。ボーナスが出ても8月のために貯金しましょう。
冬のボーナスの平均支給額
冬のボーナスがいつ支給されるのかご紹介してきましたが、続いては支給額についてご紹介していきます。一般企業と公務員では冬のボーナス支給額が異なります。ここでは平均的な一般企業と公務員のボーナス支給額についてご紹介していきます。企業によって異なるので必ずしも紹介した額が貰えるわけではないので注意して読んでください。
公務員の冬のボーナスの平均支給額
まず初めに公務員の冬のボーナス平均支給額についてご紹介していきます。公務員勤務の場合平均していくらくらい貰えるのでしょうか。
公務員の冬のボーナス平均支給額は管理職や非常勤勤務を除き一般的に約71万円だといわれています。公務員の冬のボーナス平均額は基本給の役2.3ヶ月分であるといえます。夏に比べてやはり冬のボーナスのほうが支給額が多いようです。
夏が平均的に2.2ヶ月分なので年間支給額でみると公務員勤務の場合は4.5ヶ月分になります。公務員ボーナスは人事院勧告という第三者機関である組織が国会や内閣によって勧告を受けて一般企業のデータをもとに同じ条件で比較して支給額が決定されます。各企業の業績が上がれば公務員のボーナスも上がるということです。
一般企業の冬のボーナスの平均支給額
公務員の冬のボーナス平均支給額についてご紹介しましたが続いては一般企業の冬のボーナス平均支給額をご紹介していきます。
一般企業の場合は公務員と違って冬のボーナス支給額はそれぞれの企業の業績においてバラバラです。大企業で業績がいい場合には2.5~3.5ヶ月分支給される企業もあります。逆に中小企業では業績により冬のボーナスが出ない企業もあるようです。
中小企業でも業績がいい場合は冬のボーナスが出る企業もあるので頑張り次第ということになります。平均的な一般企業の冬のボーナス支給額の相場は基本給の1~2ヶ月分であるといえます。営業職である場合はインセンティブにより個人成績がいい人の場合には一般的な相場以上のボーナスが支給されることもあります。
冬のボーナスはいつからいつまでを計算?
一般企業や公務委員で働く場合に支給される冬のボーナスはいつからいつまでの給料が計算されているのでしょうか。相場としては約1~2ヵ月分と言われていますが、いつの分が計算されているのか実際のところ知らない人が多いようです。知らない人のためにご紹介していきます。計算方法を知らない人はぜひ確認しておきましょう。
冬は前期の勤務の結果
冬のボーナスは夏に比べて支給額が多い企業がたくさんあります。しかしいつからいつまでのボーナスが支給されているのか気になるところです。
基本的に基準になるのは会社が定めた期間です。例をあげて説明すると一年を前期と後期に分けた場合に前期が4~9月に相当します。その場合冬のボーナスが決定するのは前期の成績や勤務態度によって評価され冬のボーナス支給額が決まります。
つまりは、前期の間にどれほど仕事を頑張って取り組むかで会社からの評価がとても大事になってきます。そしてその評価が分かるのが冬のボーナス支給額で判明します。冬のボーナス支給は後期の真っただ中で冬のボーナス支給額が思ったよりも少なかった場合にはモチベーションが下がり夏のボーナスの評価に影響がでてしまうので注意しましょう。
夏は後期の勤務の結果
冬のボーナス支給がいつからいつまでの期間なのかはご紹介しましたが、続いては夏のボーナスがいつからいつの期間計算されるのかご紹介します。
冬の場合は4~9月分の評価が相当するとご説明しましたが夏の場合は後期に当たるので10~3月分に相当します。前期でも説明したように後期にいても企業の業績や個人の成績、会社での勤務態度が評価の対象になります。
前期と同様に後期の間にどれだけ頑張り会社の成績や個人の成績を上げたかによって夏のボーナス支給額が変わってきます。4月に入社した新入社員の場合1期に在籍していなかったこともあり査定は難しいので夏のボーナスがでない企業も少なくありません。夏のボーナスが支給されるのは前期の真っただ中であるので少なくても気を落とさないようにしましょう。
冬のボーナスのおすすめ使い道
冬は、クリスマスやお正月といったメインイベントがたくさんある月になっています。また忘年会や新年会をする方も多いのではないでしょうか。冬のボーナスは夏に比べて少し多めに支給される企業も多い中で冬のボーナスの使い道についてご紹介させていただきます。使い道を参考にしてみてください。
家電・家具など高額の商品を買う
冬のボーナスの使い道は人それぞれあります。貯金するもよし奮発して旅行に行くもよしです。また家電などの高額商品を買ってもいいでしょう。
お金がないとあまり高額な家電を買う気にもなりません。しかし冬のボーナスが出れば話は別です。普段は高くて手が出せない家電であってもボーナスがでれば少しくらい高額であっても必要であれば購入を検討する方が多いでしょう。
買い換えようと思っていた家電がある場合には変えてみてはいかがでしょうか。少しお金が苦しい場合にもクレジットカードを使えばボーナス一括払いが可能です。ボーナス一括払いを使用すると手数料が無料になるので嬉しい点です。さらに年末年始は家電がセールになるところが多いので買い換えようと思っている人にはおすすめです。
旅行・レジャーに使う
続いての使い道は家族や友達、恋人と旅行やレジャー施設に行ってみてはいかがでしょうか。家族や友人、恋人と楽しい思い出を作りましょう。
年末年始は旅行やレジャーは人気があるので少し料金がかかってしましますが、ボーナスが支給される方は心配しなくてもいいでしょう。仕事を頑張ってきた分思う存分羽を伸ばして普段の仕事の疲れを忘れてみてはいかがでしょうか。
年末年始は大体の企業が休みを設けているので、家族とゆっくり過ごすチャンスでもあります。また普段中な友達と予定が合わない方も合わせやすく旅行の計画を立てることができます。せっかくボーナスがはいり連休でお休みがある人ゆっくり家にいるもいいですが旅行先でゆったり楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。
定期預金・普通預金に預ける
ボーナスがたくさん入ったからと言って油断は禁物です。使うのもいいですが貯金しておくことも大切です。
頑張って仕事をしたので思い切り使いたくなる気持ちも分かりますが、将来何が起きるか分かりません。なので貯金することも大事です。しっかりと貯金し将来の費用に充てるのもいいでしょう。何かが起きてからでは遅いので早めに貯めておきましょう。
ボーナスが入った場合に資産運用するのもいいですがリスクがあります。リスクがある投資に比べて定期預金はリターンは小さいものの普通預金で貯金するよりも利息が大きくなります。普通預金で貯金するのもいいですが、定期預金ではキャンペーンなども行っている銀行があるのでこの時期だけ活用してみてはいかがでしょうか。
投資に使う
定期預金はリターンは小さいもののリスクがあまりありません。お金を増やしたいと思う人は貯金よりも資産運用をおすすめします。
お金がない時はなかなか資産運用にお金をかけることが難しいですが、ボーナスが出た場合思い切って資産運用を始めてみるのもいいかもしれません。株やFXを始めてみるのもいいですが、投資信託やロボアドバイザーなどで積み立て貯金代わりにするのもいいでしょう。
しかし定期貯金はリスクが少ないですがリターンが小さいものに比べて、資産運用はリスクが大きくリターンも大きいので上手くいけばいいですが上手くいかない場合はせっかくのボーナスがすべて溶けてしまう可能性があるので資産運用を考えている場合は少し慎重に考えてみてください。やり方次第では上手くいくでしょう。
ふるさと納税に使う
冬のボーナスの使い道をたくさん紹介してきましたが、ここで最後に紹介したいのがふるさと納税にボーナスを使うことです。
年内にぜひ、ふるさと納税を済ませることをおすすめします。一年分のふるさと納税枠を使い切り節税しつつ返礼品を貰うようにしましょう。ふるさと納税の嬉しいところは返礼品で家計が少し助かる点です。ぜひ活用してみましょう。
会社勤務の場合税金を納めているので、今現在お金の有無にかかわらずふるさと納税に加入しておくことがおすすめです。ボーナスのようにまとまったお金が入る時期のほうがふるさと納税に納税しやすいのでぜひボーナスが入った際はふるさと納税に加入し賢く暮らしてみてはいかがでしょうか。
冬のボーナスは公務員と一般企業でいつ支給するかが異なる
一般企業と公務員ではボーナスをいつ支給されるのかや支給額が異なることをご紹介しました。ボーナスは出ているけどどのように計算されているのかやいつからいつまでの計算なのかなど少し深いところもご紹介したのでぜひ自分の会社はどうなのか気になる場合には自分で計算してみてはいかがでしょうか。