ヨガの太陽礼拝は一日の始まりの準備!
ヨガにはたくさんのポーズがあり、そのどれもに名前があり、効果があります。数えるとキリがないくらい、簡単なものから難しいものまで幅広いです。
目的に合ったヨガのポーズをすることで体の調子を整えてくれたり、歪みを改善させたり、ストレス発散など様々な効果が期待できます。ヨガに慣れている人であれば、それぞれのヨガのポーズはやり方がわかるので簡単にできます。
ですが、初心者の場合には何からポーズをしたら良いのかわかりません。そこで、初心者におすすめなのが「太陽礼拝」のポーズです。太陽礼拝は〔たいようれいはい〕と読みます。この太陽礼拝のポーズとは、どのようなポーズなのかを紹介します。
活力を生み体の活性化につながる
太陽礼拝とは、ヨガの基本的な動作の1つです。太陽礼拝は、簡単に言えば読んで字のごとく、「太陽」に「礼拝」する動作です。この初心者にもおすすめの1つである、太陽礼拝をすることで「今日も1日を元気に過ごせるように」と太陽に挨拶をします。
そして、太陽礼拝を行い、活力を生み出し、活性化につなげることができるという効果があります。活力は、人にとって1日を元気に過ごすためには重要なものです。このことからも太陽礼拝は、元気な毎日にするために必要なポーズと言えます。
また、太陽礼拝をすることによって、活力を生み出すだけではなく、ストレス解消や全身の血液循環を良くしてくれます。その他にも、太陽礼拝をすることで、下半身の引き締めやO脚改善などの様々な効果があります。
初心者におすすめの太陽礼拝のポーズのやり方
太陽礼拝のポーズのやり方は、まず、全身の力を抜いて頭からつま先までまっすぐに立ち、息を吸いながら両手を合わせて上へまっすぐにします。次に、息を吐きながら上半身を前に倒し、手が床につくくらいまで伸ばします。
そして、息を吸いながら両手を床に置きその真ん中に左足を置きひざの角度が90度になるようにし、右足は後ろに伸ばしましょう。その後は、息を吐きながら前にあった左足を右足と同じ位置にして、お尻を上げ「く」の字になるようにします。
次に、息を吸って吐きながら全身を床につけ、足のつま先は伸ばし、手は肩の下で上半身を持ち上げます。最後は、「く」字になり、左足を前に出し上半身を前に倒す、両手を上に伸ばし、手を下ろしてまっすぐにするというように、最初のポーズに戻します。
ポイントを押さえて実践!
太陽礼拝のやり方は、初心者でも簡単にできるのでおすすめですが、ただやるだけではなくポイントを押さえておきましょう。太陽礼拝のポーズのポイントとしては、ゆっくり無理をせず、1つ1つ丁寧に深呼吸をすることです。
ヨガのポーズは、太陽礼拝のポーズだけに限らず、必ず正しいポーズができなくてはいけないわけではありません。まずは、楽しんでヨガをすることが大切です。初心者でヨガをするのであれば特に、呼吸も動作もゆっくりすることから身につけましょう。
また、体の状態を良くするためのヨガで、無理に体に負荷を与え、手足などを伸ばすと体を痛めてしまいます。目的の効果を出すためにしたヨガが、効果が出ずヨガも続けられないこともあります。できるところまでで、無理をしないことも大切です。
太陽礼拝でダイエット効果
激しい運動をすることで、ダイエットに効果があると考えられがちです。確かに、激しい運動をすることでダイエットにも効果があり、ダイエットに成功している人もいます。ですが、ヨガにも激しい運動をした時と同様にダイエットの効果があります。
それは、ヨガをすることで、使わていなかった筋肉などを使い、全身の基礎代謝を上げることができ、痩せやすい体にすることができるからです。ダイエットにも効果があり、初心者におすすめなポーズは、太陽礼拝です。
毎日続けることで基礎代謝を上げる
太陽礼拝をすることによって、体を動かし脳を目覚めさせることができます。そして、毎日続けることで基礎代謝を上げることができます。
太陽礼拝をするだけでも、1日基礎代謝を上げたまま活動ができるので、毎日の生活を送りながら自然とダイエットができます。時間や回数は、毎朝起きてから3回連続または5分間程度、太陽礼拝をすることが理想的です。
ですが、「朝起きる時間が遅く、太陽礼拝をする時間がない」とか、「朝はバタバタして太陽礼拝ができない」など、朝はできないこともあります。必ずしも朝しなくてはいけないことではありません。もしも朝できなければ、空いている時間や夜に太陽礼拝をしましょう。
太陽礼拝で体質改善
太陽礼拝には、ダイエット効果だけではなく体質改善ができる効果もあります。人は365日、毎日健康でやる気があるということはありません。時には風邪を引いたり、冷え性、女性であれば生理があったり、肩こりや腰痛など様々な不調が起こります。
体のどこかが一部でも不調を起こすと、場所によっては治りが遅く他の場所も不調になってしまうことがあります。また、不調をそのままにしておくと、早く良くなるはずでも長引いてしまうことさえあります。
例えば座る瞬間にあった腰痛だけが悩みだったのが、痛みをそのままにしていたために歩く時にも常に痛むようになったなどということも考えられます。体調不良に悩まされないためにも、太陽礼拝で体質改善をする必要があります。
身体に起こる様々な症状を改善
太陽礼拝をすることで、全身の代謝が上がるため循環も良くなり、冷え性や生理不順、肩こり、腰痛などの体調を整えることができます。
その他にも、太陽礼拝で鼻炎や高血圧、消化不良、O脚改善など様々な体調を整えてくれます。これらの体調を整えられる太陽礼拝は、簡単にでき少しの時間でもできるので、自宅でもスペーズがあればどこでもできます。
太陽礼拝をすることで、体質が改善されると説明しましたが、1日だけ太陽礼拝をしたからと言って、すぐに効果が表れるわけではありません。毎日、少しずつ続けていることで、徐々に体質が改善されます。
太陽礼拝でストレス解消
太陽礼拝を含め、ヨガを行うことでよく耳にするのがストレスを解消させる効果ですが、太陽礼拝にもストレス解消の効果があります。ヨガは、ゆっくりした動きで深く深呼吸を行います。
このことで、忙しい毎日から休憩でき、気分転換をすることができます。太陽礼拝をする時間は少しですが、少しでも毎日続けてゆっくりとした時間を過ごすことで、ストレスを解消させることができます。
深い深呼吸
太陽礼拝をする時間は少しですが、太陽礼拝のそれぞれのポーズを1つ1つする時には深く深呼吸をしながら行います。
ゆっくりと深呼吸をすることで、全身の隅々まで新しい空気を送ることができます。このことで、全身に刺激を与え、リラックスさせ気持ちを落ち着かせてくれる効果があります。
脳の活性化
太陽礼拝をすることで、指先から足先までしっかり伸ばして全身を動かすことができます。日常生活を送っていると、毎日全身を動かしている人は少ないです。基本的には、動作が小さいなど決まった動きをしていることが多いです。
ですが、太陽礼拝では、普段なかなか使うことのない筋肉や神経などを動かします。すると、太陽礼拝のような新しい動きが脳に刺激を与えることができます。脳に刺激を与えると、脳が元気な状態になり活性化されます。すると、記憶力や集中力などが良くなります。
左脳を使う
太陽礼拝だけではなく、ヨガをしている時には「瞑想」をします。この瞑想とは、〔めいそう〕と読み、ヨガを集中している時間だけでも今まで考えていたことを忘れることです。
瞑想は、ヨガをしていることや気持ちの良い環境などのイメージをし、ヨガをしていることだけに集中して何も考えないようにします。このイメージをする時には、左脳を使います。左脳が使えるようになると、感情をコントロールできるようになります。
太陽礼拝のポーズは毎日続ける事で効果を得られる!
太陽礼拝のやり方や効果などを紹介しました。やり方は、難しいことはありません。初心者にも簡単にできるやり方ばかりなので、おすすめです。太陽礼拝には、紹介したように毎日続ける事でダイエット効果や体質改善、ストレス解消など効果があります。
太陽礼拝は、朝起きてから3回連続または5分間程でできるのが理想的です。ですが、無理に時間を決めたり、3回連続でしたりする必要はありません。1回でも、時間のある数分でも毎日することが大切です。
「あのヨガも、このヨガも」としてしまいがちです。ですが、毎日続かなくなってしまうことがあるので、まずは初心者にもおすすめの太陽礼拝だけでも毎日続けましょう。太陽礼拝が毎日続き、日常化した後は新しいヨガを取り入れると良いです。