キャンプでの美味しいピザの作り方を紹介!
キャンプでの料理は誰もがシェフになり、キャンプだから美味しく盛り上がります。今回はキャンプで美味しいピザを作る方法をご紹介します。キャンプ場でピザ生地から作り、ピザの焼き方もこだわってみましょう。
キャンプを楽しくする、ピザ作りに必要な道具から、美味しいピザのレシピまで、すぐに実行できるピザ作りのやり方を、順をおって紹介します。キャンプ初心者の方にもわかりやすく、ピザを楽しく作れる方法です。ぜひご覧ください。
キャンプでピザ作り①必要な道具
では早速、ピザ作りに必要なものを揃えていきましょう。今お持ちのキャンプ道具がある場合は、ほとんど間に合ってしまいます。ピザ生地を作る時に必要なものだけです。キャンプをこれから始める方や、キャンプ初心者の方は、薪を用意し、キャンプならではのピザを作ってみましょう。
キャンプ場でキャンプをする場合は、そこのキャンプ場に頼んでおくと、薪は簡単に手に入ります。また、ホームセンターなどでも購入できるので、事前に用意しておきましょう。火をつける道具も忘れずに準備しましょう。忘れがちな道具は、薪をつかむトングです。長めのトングがあると便利です。
ダッチオーブン
キャンプで大活躍するダッチオーブンは、煮て、焼いて、蒸して、炒めて、揚げてとすべての調理に対応する、万能調理器具です。アウトドアやキャンプだけでなく、冬のストーブに乗せて、コトコト美味しい煮込み料理もでき、1年中大活躍の道具です。
ピザを楽しむときにも、ダッチオーブンがあれば窯焼きピザの様に、美味しいピザが作れます。ダッチオーブンはフタの上に炭を乗せ、上下から温められるので、中味がとても高温で蒸らし焼きや煮込みができます。キャンプで使うとその良さを実感できます。美味しいピザも簡単に作れます。
軽量のアルミのフライパン
キャンプに行くときに、必須アイテムの道具の中で、アルミのフライパンがあれば、手早く調理が可能です。熱伝導率がよくあっという間に調理が出来ます。ピザも簡単に焼ける道具です。その他の食材にも、フライパンとして軽量のアルミのフライパンは、とにかく重宝する道具です。
フライパンの薄さはありますが、水を入れてあっという間にお湯になります。ただし、焦げ付きやすいのが難点で、火力が強すぎると焦げたり、フライパンに食材がくっついてしまします。その場合ダブルアルミで、アルミホイルを上手に活用してみましょう。この方法でピザも簡単に焼けます。
スキレット
スキレットはキャンプには欠かせない道具になりました。大きいスキレットのサイズではなくとも、一人づつ食べれるピザが焼けます。切る手間とサービングする手間がはぶけ、個々のお皿代わりにもなります。キャンプではとても便利な道具のスキレットです。
スキレットをキャンプで使いこなせると、キャンプの楽しみも倍増します。ピザ作りでの利点は、大きなピザの迫力はない代わりに、生地をスキレットの中で伸ばせます。めん棒もいらず、子供からめんどくさがりの人も、スキレットピザで自分のオリジナルピザを作って楽しみましょう。
キャンプでピザ作り②生地の作り方
キャンプで手作りピザを作る大事なポイントは、生地作りです。ピザ生地作りは意外に簡単です。本格ピザ職人のピザ生地を作るのではありません。美味しいピザ生地を簡単に作り、皆で美味しいピザを味わうのが、キャンプでは何よりのご馳走です。
キャンプだからこそ出来るピザ生地作りから、挑戦してみましょう。生地は材料を混ぜてこねるだけ、発酵させる時間を待つ間に、具材やソースを準備し、生地を伸ばしてトッピング、あとは焼くだけと、とても簡単に美味しいピザが完成です。キャンプならではの作り方です。
材料
ピザを作る材料は、22cm2コ分・強力粉300g、ドライイースト5g、砂糖大さじ1、塩小さじ1・ぬるま湯1カップ(180cc)~プラス10cc・オリーブオイル大さじ1となります。ぬるま湯は40℃くらいが良いので熱くなりすぎないようにしましょう。1カップはお米を計る1合と同じカップでOKです。
このほかに、生地を混ぜるボウル(軽いプラスティック製でOK)、木べら・ぬれ布巾・生地を伸ばすめん棒、フォーク(生地が破裂しない様に、穴を開ける為)、クッキングシート、アルミホイル、まな板、ラップなどとなります。あらかじめピザ用道具としてキャンプグッズにしておくと便利です。
生地の作り方手順
ピザ生地を作ります。材料すべてをボウルに入れて、ぬるま湯をドライイーストめがけて入れます。木べらで材料をまとめ、ある程度まとまったらまな板に出しましょう。手で生地をこねていきます。生地がしっかりまとまり、なめらかになるまでしっかりこねましょう。
しっかりまとまったら、ボウルに入れてぬれ布巾をかけ、ラップをし発酵をさせます。ピザ生地は40℃で20分程で発酵します。キャンプ場の外気温で充分発酵するので様子をみながら、トッピングの具材を用意しましょう。キャンプ地にもよりますが、発酵時間の目安は30分~1時間です。
生地がふたまわり程ふくらんだら、発酵完了です。包丁で生地を半分に切り、ひとつづつ丸め直し、クッキングシートの上に置いて、ぬれ布巾をかけておきます。10分待ってから、クッキングシートの上で、めん棒で伸ばしていきます。約22cmに丸く伸ばしますが、お好みの大きさで四角でもOKです。
ダッチオーブンは事前に上下から温めておきます。フライパンやスキレットで焼く場合はオリーブオイルをひと垂らしして、全面に伸ばし温めます。次にピザ生地は破裂防止の穴をフォークで開けて、下準備完了です。
ここからは、ピザソース、具材のトッピング、チーズを乗せて焼くだけです。火の準備は生地の完成と合わせてやっておくと、スムーズに流れます。ピザ生地作りが大変という人には、MIXピザ生地粉や丸く生地に成形してある、便利なピザ生地がスーパーで手に入ります。そちらでもOKです。
キャンプでピザ作り③焼き方
キャンプでピザ作りの、いよいよ焼き方になります。ダッチオーブン・フライパン・スキレット・ピザ窯と、どのタイプで焼く場合でも事前に火を焚き始めましょう。フライパン・スキレットで焼く場合、卓上コンロでもピザを焼くことは出来ます。
卓上コンロは火力が少々弱いので、この機会に薪を使って挑戦してみましょう。その場合網があると便利です。キャンプ場でキャンプをする場合は、火を使う場所があります。そこで薪の準備をしましょう。キャンプ場以外でのキャンプも、あらかじめ火を焚いて、準備しておきましょう。
ダッチオーブンでの焼き方
ダッチオーブンは上下から温めておきます。オーブンの中はダッチオーブンロストル(脚付き網)を入れて一緒に温めます。火は炭の状態になっていると温度も安定し、ピザ焼きに適した温度になります。ピザは通常200℃~220℃で焼くので、火力が強すぎると、ピザ生地の中まで焼けず焦げてしまいます。
準備が出来たらダッチオーブンの中に、クッキングシートごとピザ生地を入れます。ダッチオーブンの中の温度は250℃~300℃以下が理想です。ダッチオーブンのふたをし、炭を乗せて5分~10分焼いて完成です。
ピザの焼き方は、ふたの方が火力が高いと、チーズが良くとけ美味しく仕上がります。下火が強すぎると、ピザ生地が焦げてしまいます。注意して火力調節をしましょう。
フライパンやスキレットでの焼き方
フライパンやスキレットでのピザの焼き方は、温めたフライパンやスキレットに、直接ピザ生地を乗せて焼きます。オリーブオイルを引いて温めておいたフライパンに、生地を上手にずらしながら乗せ、フタをしましょう。
スキレットは生地を直接スキレットの中で伸ばし、ソース塗ってトッピングし、チーズをかけていきましょう。ふたは必ず必要なので、ちょうど良いふたが無い場合は、アルミホイルをフタの代わりにして、蒸らし焼きにします。
焼き方のコツは火加減で、薪を使う場合は炭になって温度が安定してから焼きましょう。炭で焼く場合温度が低すぎても、美味しいピザが焼けないので、火力調整を考えて焼きましょう。
キャンプ地の温度や火加減にもよりますが、フタをしてから7分~10分程で焼きあがります。火力が弱い場合で、チーズがとけていない時は、再びふたをして焼いていきましょう。
ピザ窯での焼き方
本格的にピザ窯で焼く場合の焼き方は、どんな窯で焼くかで違いますが、窯専用のピザグリルがあれば、その上にピザ生地を乗せて焼いていきます。事前に窯を温めて火力が安定してから焼いていきます。薪を使う場合は、あらかじめ窯の温度を300℃〜400℃の高温にします。
窯の温度が高温になったら、炭が安定してくると窯の温度も下がり、250℃前後で焼くと美味しいピザが5分~7分程で焼きあがります。300℃くらいの高温で短時間で焼く場合は、焦げつかない様に気をつけていっきに焼き上げましょう。ピザ窯で焼き方を習得すれば、ピザ職人気分で楽しめます。
キャンプで作りたい美味しいピザのレシピ
キャンプ場で食べるピザは大胆なレシピも美味しくい食べれます。絶対に失敗しない美味しいピザは、ソースとチーズの味が決め手となります。ソースやチーズは何種類か用意して、いろいろな味を楽しみましょう。
キャンプを楽しむピザの具材は、手間がかからず簡単なものでOKです。美味しく食べれるアイディア満載の、オリジナルピザを考案してみましょう。事前にソースは作り瓶などにいれて、キャンプ場に持っていくと便利です。では、ここから美味しいピザのレシピをご紹介します。
照り焼きピザ
キャンプ場で作りたい美味しいピザのレシピは、まず、照り焼きピザを紹介します。鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、照り焼きソースのタレに漬け込みます。照り焼きソースのタレは、市販のソースや手作りソースどちらでも楽しめます。
手作りの照り焼きソースの黄金比レシピは、100ml分で醤油大2・酒大2・みりん大2・砂糖大1を火にかけて、少しとろみが出たら出来上がりです。ではトッピングをしていきましょう。ピザ生地にオリーブオイル大1をたらし、マヨネーズ大1を乗せてスプーンで広げます。
タレに漬け込んだ鶏もも肉をまんべんなく生地に乗せ、タレも少しかけておきます。玉ねぎのスライスを乗せ、ナチュラルチーズをかけます。お好みで青みをプラスします。ネギやホウレンソウ、水菜なども美味しいでしょう。ここからピザを焼いてチーズがとけたら出来上がりです。
アボカドとサラミのピザ
次のキャンプ場で手作りたい美味しいピザのレシピは、アボカドとサラミのピザです。はじめにソースを作ります。オリーブオイル大1・マヨネーズ大1・ケチャップ小1・コショウ少々を混ぜ合わせます。材料・アボカド1コ・サラミ1/2本スライス・ミニトマト6コ半分にカット・チーズ100gです。
ピザ生地にソースを塗り、材料をアボカド・サラミ・ミニトマトの順番に乗せ、チーズをかけていきます。チーズはモッツアレラチーズを使うと、よりクリーミーで美味しくなります。焼き上がりに刻んだパセリをふりかけていただきます。
アボカドのピザを作る時は、アボカドにあまり火を入れなくても食べられるので、後乗せトッピングでも美味しいピザが出来ます。アボカドと相性の良い和風にするピザもおすすめです。その場合のソースは、お醤油小1~2・マヨネーズ大1・オリーブオイル大1を、まぜ合わせて使いましょう。
キャンプでの料理は、調味料をまとめて、ソースもあらかじめ作り、小分けにして持っていくと便利です。また、市販のドレッシングなどにちょいたししても、美味しいソースになります。キャンプ場で手際よくするアイディアです。
シーフードピザ
次のキャンプ場で作りたい美味しいピザのレシピは、シーフードピザです。材料はシーフードMIX(冷凍)・玉ねぎ1/2スライス・オリーブ8コ(缶詰)・トマトピザソース・ナチュラルチーズ100gとなります。ピザ生地にトマトピザソースを塗ります。
解凍したシーフードMIXとスライスした玉ねぎを生地全体に乗せます。オリーブを半分に切り散らします。ナチュラルチーズを乗せて、焼き上げて完成です。完成後に彩としてアサツキのみじん切りや、パセリのみじん切りをかけても綺麗な仕上がりです。
焼き鳥ピザ
続いてのキャンプ場で作りたい、美味しいピザのレシピは、焼き鳥ピザになります。市販の焼き鳥や、焼き鳥の缶詰で美味しく作れます。その他の材料は、焼き上がり後のトッピングで大葉やネギ、マヨネーズ・ナチュラルチーズ・パルメザンチーズ(粉チーズ)です。
ピザ生地にマヨネーズを薄く塗ります。次に焼き鳥を乗せ、タレがある場合はかけましょう。ここからナチュラルチーズを乗せて焼いていきます。チーズがとけたらトッピングで、大葉やネギを散らし、パルメザンチーズをかけて完成です。パルメザンチーズが、コクのある味で美味しくいただけます。
キャンプ場でピザを作り、食べきれなかった時のアイディアですが、残ってしまったピザは、具材だけ取り除きましょう。フライパンに残ってしまったピザを並べ、パルメザンチーズをふりかけて、再度ふたをして温めます。温かくなったピザにはちみつをかけてデザートピザを作ります。
はちみつのかかったデザートピザは、とても美味しくいただけます。子供にも大人気で、残り物のピザとは思えない出来ばえで、完食まちがいないデザートピザになります。キャンプでは、手作りおやつも楽しみの一つです。レパートリーにデザートピザを加えてみましょう。
キャンプで美味しいピザ作りに挑戦してみよう!
キャンプで作るピザに必要な道具から、材料、本格窯焼きピザの作り方や、美味しいピザレシピまで見てきました。キャンプで簡単にピザを作るコツは、ピザ作りに必要な材料の、下準備を事前にしておくことと、必要な道具を一つにまとめておくことです。
キャンプをはじめてから、火の準備をし、ピザの生地作りを開始しましょう。発酵に時間がかかる場合もあるので、具材はその時に準備しましょう。段取りだけしておくと、生地の成形からトッピング、焼き上げまで30分程で出来上がります。
ぜひ手作りの美味しいピザで、キャンプを盛り上げて、楽しんでみましょう。キャンプを皆さん楽しみながら、オリジナルピザ作りに挑戦してみましょう。