ショートボブは前髪のあり・なしで大きく変わる!
ボブカットの歴史はふるく、おかっぱ頭なんていわれつつも、とても多くの人々に愛されてきました。そんなボブカットをもっと短めの髪型がショートボブと呼ばれています。
ショートボブの前髪がありの場合の色々なバリエーションやパターンに合わせたサンプルカット、また、ショートボブの前髪が無しの場合の色々なバリエーションやパターンについてご紹介します。
前髪のありなしだけでなく、顔の形や状況に応じたアレンジを加えて自分なりのショートボブを見つける楽しみが髪型にはあります。またセルフカットによる前髪の作り方もご紹介します。
ショートボブの前髪を雰囲気別で選ぶ
ショートボブの髪型を雰囲気別で色々なパターンでご用意しました。様々な髪型を前髪がありのショートボブのパターンと、前髪なしのショートボブのパターンを数点選んでいます。
自分がどのような髪型が似合うのかも考えながら、長め、短めなど素敵なショートボブのいろいろなスタイルをご覧ください。
前髪ありの場合
前髪があるだけで随分と髪型の印象が変わってきますが、短めのショートボブは他のロングヘアーに比べて前髪の印象がより強くなります。キュートで少し幼いイメージを出すには前髪ありは最適です。
そんな前髪ありのパターンの中でも、雰囲気別でありとなしでそれぞれのイメージの髪型をご紹介します。セルフカットのイメージにも参考にしてください。
大人可愛いが欲しい
短めのショートボブの髪型で前髪ありの場合は、一般的には柔らかくて優しい、そしてキュートなイメージがあります。女性らしい可愛らしさと、顔の表情を前面に出してくれるので、おでこが広いと言ったコンプレックスもカバーできます。
短めのショートボブは大人っぽい人ほど可愛いらしさを添えることができるので、大人っぽさと可愛らしさを同居させるファッションスタイルが、いいとこどりを叶えてくれるとても魅力的なヘアスタイルと言えます。
大きな瞳を生かす
長めの前髪があれば、目元がパッチリと強調されて引き寄せられるような印象を与えることができます。ですので、普段はそこまで印象深くない表情でも、愛らしさを感じさせる顔立ちに変えてくれます。
前髪ありの長めや短めのショートボブなら、前髪のスタイルを少しアレンジしてみたりすることで、さらに大きな違いを生み出すこともできます。少しかわいすぎるかな?と思っても後でいくらでも調整が可能です。
前髪なしの場合
ショートや長め、短めのショートボブの可愛さは「前髪あり」に軍配が上がりますが、大人っぽさは断然前髪なしのショートやショートボブです。大人っぽい雰囲気と可愛らしさを同居させることができる仕事やショートボブの強みです。
ショートや長め、短めのショートボブがあまり似合わないと思っている方も、前髪なしのショートを試してみると驚かれること間違いありません。
大人っぽさを重視
おでこと眉毛が見えることで、前髪ありの長めショートとは違った大人っぽさや垢抜けた印象を与えてくれます。日本人離れした外国人風ヘアのような、とってもお洒落な仕上がりになるのでおすすめです。
また、オイリーなスタイリングはしっとりとした雰囲気を作ってくれることにも一役買ってもらえます。スタイリング剤の付けすぎに注意しながらセッティングしましょう。
色っぽさ重視
とってもフェミニンなイメージに仕上がるのも、前髪なしの短めショートや長めショートボブの特徴です。ちょっと大人っぽい服装や、カジュアルな着こなしなどなど様々なシーンに違和感なく溶け込むことができます。
また前髪なしなので、様々な髪型のアレンジが効かせやすく、ヘアピンやバレッタ、キャップなどのアイテムも活用しましょう。かきあげバングを取り入れて色っぽい仕草で違った印象のあなたを演出できます。
前髪ありショートボブのおすすめのヘアスタイル
前髪をしっかり作った長めショートや短めショートボブの、おすすめのヘアスタイルについてご紹介していきます。時期や季節を問わず大人気の髪型なので、季節が変わって新しい自分に挑戦してみませんか。
ロングヘアからいきなりバッサリと髪型を長めショートや短めショートボブに変えることで、180°イメージが良い方向に切り替わってしまうような変化があなたに訪れるかもしれません。
まずはショートボブの前髪ありのおすすめの髪型バリエーションを順番にご紹介します。ショートボブという髪型そのものがよくわからない方も必見です。
小顔効果のある三角ボブ
厳密に言えば、ボブカットとショートボブの違いは、毛先の位置にあります。顎の先よりも少し短め程度の長さをショートボブと呼んでいるのですが、顔周りが少し短めになるところも特徴です。
頭頂部から側面にかけての出っ張りを「ハチ」と呼びますが、ハチが少し大きいのがコンプレックスという方にオススメの髪型が「三角ボブ」です。丁寧にブロッキングをしたら、ヘアアイロンを毛先に向かって「J」を意識して当てます。
続いて、しっかりと髪の根元からヘアアイロンを当てて、根元から毛先に向かって髪の毛をしっかりと伸ばしておきます。こうすることで小顔効果のあるショートボブができるのでおすすめです。
黒髪で清潔度アップ
黒髪の前髪ありの短めショートボブはとっても清楚な印象が魅力的なおすすめの髪型です。ここで前髪をヘアアイロンを使ってちょっとだけアレンジすればもっと可愛く印象が変えられます。
32mmのヘアアイロンを160°で準備したら、くるっとワンカールさせてみましょう。横にスライドさせるようにヘアアイロンを抜けば綺麗な前髪のショートボブが出来上がります。
シースルーバングとの合わせ
あえてショートボブの前髪を薄くすることで、ややおでこを出していくシースルーバングは、長めショートボブとの相性がとても良くて人気の髪型です。そのままきりっぱなしのぱっつん前髪などに比べるととても色っぽくなります。
スタイリング剤にオイリーなものをつけることで、ショートボブの前髪にツヤ感を出すことができ、より色っぽい雰囲気を出すことができておすすめです。
ストレートアイロンで流し前髪
長めショートボブに似合う前髪のスタイルとして、ストレートのヘアアイロンを使って少し流して巻くような髪型がおすすめです。黒目と黒目の間の髪の毛を少し巻くだけで、後はバランスよく整えれば完成です。
適度な毛の束感を出すために、均一にヘアアイロンを当てるのではなく、なるべく自然な状態からあえてばらつきを狙うのがポイントです。
ふんわりシルエットのショートボブ
カラーを入れることで髪型全体の印象を軽くしたりすることができますが、グレージュなどの暗い髪色のカラーを入れると、ショートボブはとても清楚な印象になります。
さらに、アイロンを使ってトップをふんわりとさせれば、可愛らしいショートボブのシルエットになります。かわいらしさをプラスしたい人におすすめです。
外ハネで前髪ありはショートボブが最適
ヘアアイロンで簡単に作れておすすめな短めショートボブのお手軽キュートな髪型として、外ハネヘアはまさに万能の髪型です。ヘアアイロンで前髪は内側に、それ以外の毛先は外側にくるりと巻くだけで完成です。
前下がりショートボブで輪郭を綺麗に
ヘアアイロンで簡単に作れておすすめな短めショートボブのお手軽キュートな髪型として、外ハネヘアはまさに万能の髪型です。ヘアアイロンで前髪は内側に、それ以外の毛先は外側にくるりと巻くだけで完成です。
前髪なしショートボブのおすすめのヘアスタイル
続いてはおすすめしたいショートボブの前髪なしの長め、短めのショートボブヘアスタイルです。前髪なしの髪型は、都会的な大人っぽい雰囲気を出すにはもってこいの髪型。さらに前髪なしなので様々なアレンジがとても楽しいヘアスタイルです。
もうすでにある程度前髪が伸びているというような場合も、もうすでにショートボブにしたいと考えているというような場合も、前髪なしのショートボブもしくはボブヘアーをチェックして下さい。
センターパート
顔の横幅が広く大きく見えてしまうようなタイプの人には、前髪なしの短めセンターパートの髪型がおすすめです。サイドの毛に動きをつけて輪郭の印象を柔らかくカバーすることで、さらに顔の輪郭をうまく整えることができます。
またしっかりと前髪でショートボブをセンターパートで分ける髪型であれば、キリッとした表情を作り出してくれる髪型が仕上がります。ワックスやスタイリング剤でショートボブの外ハネを演出しても良いでしょう。
耳かけでおフェロ顔
女性らしい柔らかさと、しっとりとした印象を与えるポイントは前髪です。ふんわりと立てるように前髪の生え際をセットすれば、明るい表情が華やかに作り出せます。
加えて、ショートボブの髪の長さを生かして、サイドを耳にかければ、さらに違ったイメージを作れます。色っぽい仕草が様になるスタイルの出来上がりです。
外ハネでやんちゃガール
前髪なしの長めショートボブスタイル、続いてのおすすめの髪型は前髪を7:3に分けてかきあげバングを作ります。ボブの毛先はしっかりと外ハネにして、ヘアオイルで調整をすればふわりとした女の子らしさと可愛い印象を同居させることができます。
内巻きで女性らしく
前髪なしショートボブのおすすめの髪型、続いては短め内巻きのヘアスタイルです。前髪なしの女性らしさをより際立てる内巻きが、毛先をワンカールさせるだけで簡単スタイリングでできますので是非試してみてください。
かきあげバング
黒髪のショートをにするのに、どうしても抵抗がある方におすすめしたいのがこちらのかきあげバングを使ったボブヘアーです。ショートヘアよりも長めのショートボブなら前髪なしのかきあげバングが最適です。
ストレートで清楚
前髪なしの黒髪ショートボブスタイルは、黒髪というだけで十分すぎるほどの清楚感が出るのに加えて、ストレートにすることでさらに魅力を高めることができるおすすめの髪型です。
スタイリング剤を髪全体になじませて、ストレートアイロンをしっかりと根元から、まんべんなく毛先まで滑らせるだけで簡単に魅力的なヘアスタイルが生まれます。
パーマ無しのワンレン
フロントからバックスタイルまでが全て均一の長さで統一させた髪型が「ワンレン」です。前髪なしの長めのショートボブなら、ワンレンスタイルもとても良く似合います。
髪の長さは均一なので、長めのショートボブがワンレンスタイルを取り入れることで重すぎない大人のヘアスタイルを作れるのです。
前髪ありショートボブのヘアアレンジ
微妙な長さだからなかなかヘアアレンジが難しいのではないかと思われがちなショートボブ。でも、アイデア次第で素敵なアレンジができます。そんな前髪ありの長め、短めショートボブのおすすめヘアアレンジのご紹介します。
編み込み
長めでも短めでもショートボブでもできる素敵な編み込みテクニックがあります。ヘアピンと、短めのゴムを使えば髪を左右に分けてしっかり編み込みが作れます。左右の編み込んだ髪をゴムで止めます。
後は編み込んだそれぞれの髪を後ろの襟足に送毛と一緒にピンで留めていきます。後ろのシルエットが少し形が気になるようであればさらにピンで留めればオッケーです。とっても簡単でかわいく出来るのでおすすめです。
簡単まとめ髪
続いてのおすすめショートボブのまとめ髪アレンジは、ダッカールを使って簡単にできるくるりんぱテクニックです。上半分の髪の毛ををダッカールで止めたら、下半分を二つに分けます。
二つの毛の束を交互にねじってピンで留めておきます。右サイドと左サイドができると上半分のケアをダッカールから下ろしてくるりんぱをします。毛先に近い部分でもう一度結びくるりんぱの近くに隠すように売り込めば完成です。
短めのストレートボブでもできるとっても簡単なアップテクニック。送り毛をヘアアイロンなどでくるりと巻いておけばよりオシャレに演出できます。
サイドをくるりんぱ
少し手が込んでいますが、長めのショートボブを使ったサイドを使ったくるりんぱの髪型テクニックをご紹介します。まず毛先を、ヘアアイロンで外側と内側にランダムに巻いていきます。
次にハーフアップを作ります。そしてトップの髪を引き出して、ほんの少しアレンジを加えます。そしてサイドのくるりんぱを作っていきます。顔周りの髪は残しておいてトップの髪を6対4に分けます。多く分けた方の髪の束でくるりんぱを作ります。
ハーフアップ
長めのショートでも短めのショートボブでもハーフアップの髪型は簡単にできます。トップだけを少しとってまとめるだけで簡単にハーフアップにすることができます。リボンなどで可愛くあしらえばイメージを変えることもできます。
ショートボブの長めの前髪アレンジ
ちょっと長めになってしまった、ショートボブの前髪を、上手にアレンジするためのテクニックをご紹介します。作らずに伸ばしかけになってしまっている長めの前髪は、ヘアアレンジに迷ってしまいがちです。
セルフカットで短めに切りそろえても構いませんが、セルフカットをしている時間もなかなか取れない。そんな時のためにぴったりの前髪ヘアアレンジをご紹介します。
ゆる巻きショートにボリューム前髪
ショートやショートボブなどでの前髪が少しばかり伸びてしまうとシャープなイメージがどうしても出てしまいますが、全体的にゆるく巻くことで柔らかな質感を出すことができます。
ショートボブの髪型全体に太めのヘアアイロンで、ゆるくランダムに巻きを入れていきます。続いては前髪の分け目を変えて作らず、ボリューム感を出すためにふわっとした質感を与えます。
最後に、髪全体のふわっと感をより際立たせるために、軽めのワックスを毛先から少しずつ馴染ませることで、髪型全体のバランスを整えましょう。
ショートボブの短めの前髪アレンジ
眉毛の場所よりもう少し上、もしくは結構な高さでカットした短めの前髪は、ついついいつも下ろしたままになってしまいます。でもどうせなら、前髪を少しでも可愛くアレンジしたいものです。
そこで、ショートボブや色々な髪型でも使える簡単な短めの前髪の、おしゃれなヘアアレンジをご紹介します。
ピンを使った簡単アレンジ
ショートボブやショートヘアで短めの前髪を最も簡単にアレンジする方法は、ヘアピンを使ったシンプルなヘアアレンジです。シンプルにピンを前髪に留めるだけの簡単アレンジで、クロスさせることでホールド力が上がります。
他にも留める場所を変えてみたり、飾り付きのピンであえて目を引いてみる。また少し大きめのピンを使って、あえて印象付けてみるなどのアレンジがあります。パール付きのバレッタのようなものを使ってもいいでしょう。
ポンパドールアレンジ
ショートヘアやショートボブの前髪で挑戦してみたいヘアアレンジとして、前髪をざっくりと取り分け、ゆるくねじりながら膨らみをつけたところでピン留めする「ポンパドール」がおすすめです。
ちょっとゆるい感じの、爽やかさと垢抜けた感じが前髪の盛り上がりの立体感とともに頭の形を調整することもできるので、困った時のヘアスタイルとしておすすめです。
ねじり前髪アレンジ
ショートやショートボブの短めの前髪でチャレンジしたいヘアアレンジ。続いてはねじり前髪アレンジです。短めの前髪でも比較的簡単に挑戦できるヘアスタイルとなっています。
右側か左側の前髪を少し取って、外巻きにねじっていきます。ねじった髪に新しく髪を加えていきどんどん捻っていくという髪型です。ねじれた髪がうまく生え際にフィットするのでとても優雅な髪型に見えます。
ヘアバンドで前髪アレンジ
その日のコーデに合わせて、ヘアバンドでアレンジを加えるのもおしゃれな方法です。ショートやショートボブの前髪の印象をガラリと変えることができますので、コーデと違和感がないようにうまく使いましょう。
ターバンのような伸びる素材のヘアバンドは、ゆったりとした雰囲気を出すことができます。リラックスしてくつろぎたい時やさりげない雰囲気を出したいときに伸びる素材のヘアバンドを活用すれば表情も柔らかくなります。
生え際ギリギリにヘアバンドを付けることで、ショートヘアやショートボブでも顔の表情が引き伸ばされてすっきりとした印象と凛とした表情を生み出すことができます。短い前髪はスタイリング剤で止めましょう。
ショートボブの前髪セルフカット方法
ショートボブでおしゃれな前髪を自分でセルフカットする方法についてご紹介します。自分好みの前髪を手に入れるには、セルフカットがもっとも確実です。でも、本当に上手にセルフカットを成功させるのはとても難しいことです。
そこで、どのようにすればショートボブの前髪のセルフカットを上手に行うことができるのかについて、様々なテクニックやコツ、そしてやり方をご紹介します。
すぐに伸びてしまうショートボブの前髪をその度に美容院に足を運ぶことがなくても、セルフカットで経済的に済ませてしまうために、しっかりと読んで失敗のないようにしておきましょう。
セルフカットに必要なもの
まずはショートボブのセルフカットを行うための準備から始めます。セルフカット2絶対に必要なものはハサミですが、どこにでもあるような紙切りバサミでは実はあまり良くありません。100均ショップでも構いませんが髪切りバサミを購入しましょう。
プロの理容師や美容師さんが使っているハサミの大きさは、大体が6インチの大きさです。細かいカットもそして刈り上げなどにも対応できる万能の長さのハサミだからという理由で愛用されています。
なお、髪切りバサミを女性の方が使うのであれば、5.5インチの大きさでも構いません。何よりも、大きすぎず小さすぎない、あなたの手の大きさにあったハサミを使うことが、セルフカットを上手に行うためのコツです。
すきばさみ
続いては、ショートボブの前髪をセルフカットする上で、できるだけあった方が良いものとして「すきばさみ」が挙げられます。すべてのカット普通のハサミで行える技術があれば必要ありません。
しかし、自然なショートボブの前髪の仕上がりを目指すのであれば、すきバサミは絶対に必要です。こちらも100均で購入することができますが、プロはあまりそちらの使用はおすすめしていません。
できるだけ、しっかりとしたすきバサミを用意した方が、仕上がりや切れ味が全く違ってきます。ですので、安物やあまり粗悪なものは使わないようにしましょう。こちらもサイズが5.5インチと6インチがおすすめです。
コーム
コームには、テーツコームやリングコームなどの種類がありますが、基本的にはリングコームで問題ありません。ショートボブの前髪をセルフカットするだけであれば、それほどしっかりとしたコームは必要ありません。
しかしあなたの髪質が、とても細くて扱いづらかったり、髪質がどうもあまり良くないという状況の時はテーツコームを必要とする場合もあります。軽くあなたの前髪をすいてみて、綺麗に整うようであればそちらで構いません。
しかし、へんに束になってしまったり、ボリュームがありすぎてうまくまとまらない場合は他のコームを試して、しっくりくるものを選ぶ必要があります。これからのことも考えてじっくりと選んでおけば良いでしょう。
ヘアクリップ
こちらはショートボブの前髪のセルフカットをする上で入念なブロッキングをする時に必要になります。ある程度の数が必要なことと、最低でも長さが130mm程度は必要になりますので、購入の際は長さをしっかりと確認してから購入しましょう。
カチューシャ
セルフカットでショートボブの前髪のごくごく一部だけをカットする、というような場合であれば、前述したヘアクリップではなくこちらのカチューシャを使っても構いません。
細かく一箇所一箇所丁寧に止める必要がないので、ざっくりとブロッキングができます。また普段使いのカチューシャでももちろん問題はありません。
三面鏡
ショートボブの前髪だけの場合であれば必要ありませんが、それ以外のセリフカットを行う時に横から見た印象や、後ろから見た印象を確認する際に必要となります。特に右からや、真左からの印象を客観的に確認する時に重宝します。
またショートボブ全体のバランスを確認しながら、前髪の長さを調整したいときなどには、三面鏡がなくてはうまく調整することができません。
霧吹き
100円ショップの物で十分ですが、ショートボブの前髪のセルフカットを行うときに、必要な場所に霧吹きで水を吹きかけておくことで切った髪が飛び散ったり、これから着る場所の髪の毛が妙な動きをするのを防いでくれます。
新聞紙
もう少し正確に言えば、新聞紙などの切り取った髪の毛を受け止めるための場所です。ですから髪の毛を受け止めることができるのであれば、大きめのナイロン袋のようなものを頭からかぶってもいいでしょう。
前髪だけですから、それほど大掛かりなものは必要ありませんが、それでも髪の毛は散らばってしまうととても面倒なことになりかねません。あらかじめ髪の毛を受け止めるための場所を用意しておくべきでしょう。
入念なブロッキングをする
まず、ショートボブの前髪のセルフカットを行う上で、一番最初にやっておかなくてはならないポイントは、入念なブロッキングです。切るべき場所ときってはいけない場所をきっちりと分けておくことで、セルフカットの失敗を防ぐことができます。
ブロッキングには先ほどを用意するものの中で紹介した、ヘアクリップか、カチューシャを使います。初めての人はできるだけヘアクリップで始めるようにしましょう。カチューシャではざっくりとしたポイントしかブロッキングができません。
自分の前髪の切るべき場所は一体どこからどこまでなのか、切ってはいけない場所はどのあたりなのかをちゃんと把握する必要があるので、最初はヘアクリップを使って自分の前髪の状態を把握しましょう。
前髪を三角形にとってカット
続いてはブロッキングした前髪を、三角形にとって左右にそれぞれ2等分にします。カットしない前髪は一旦ヘアクリップで留めておき、霧吹きをかけハサミを一旦縦に入れて毛先を斜めに切りそろえて行きます。
ある程度しっかりと長さを調整したい場合であれば、あなたが思い描いている長さより少し長いところでぱっつんカットを行い、その後にすきバサミで調整します。最終的な長さの調整はハサミを同じく縦に入れていきます。
両方の毛束を無事カットし終えたら、最後はコームでとかして、もう1度、長さの微調整を行います。両端は、左右のバランスを確認しながら少しずつ切り揃えましょう。
長し前髪のセルフカット
続いては、ショートボブの流し前髪のセルフカットです。前髪を先ほどと同じように三角形に取ったら、流したい方の分け目から黒目辺りまでを残して、ヘアクリップで留めておきます。
残った前髪を、流したい方向とは反対の方向に持って行き、角度をつけてカットを入れていきます。最初は少しずつ毛の束をとってねじりながら、すきバサミでカットすればOKです。
セルフカットでハサミを入れる前には、必ず霧吹きで髪を濡らしてからカットしましょう。髪を濡らしていないと、自分が思っていたように正しくカットができなかったり長さがまちまちになってしまうことがあります。
ぱっつん前髪のセルフカット
続いては少し難しそうなぱっつん前髪のセルフカットです。コツは、基本や流し前髪のセルフカットとは違って、三角形を作った後に、毛の束を左右と正面の3箇所に分けることです。
まずは正面の毛束からハサミを入れ好みの長さに切りそろえたら、後は左右の毛の束を真ん中よりも少し長くなるようにハサミを入れます。特に両端が切りすぎないように注意してカットしましょう。ここでも忘れずに霧吹きをかけて、髪をある程度濡らしてからカットしてください。
セルフカットで注意したいこと
どのカットにも言えることですが、ハサミを扱う以上危ない使い方は避けましょう。そして、ショートボブのバランスを崩さないように気をつけることとして、前髪をとりすぎてしまわないように注意しましょう。
あなたの前髪の長さは意外なところまで前髪として機能している場合があります。ですから一度カットを行ったらコームを使ってどこまでが前髪でどこまでが前髪ではないのかを確認する必要があるのです。
もしくはあらかじめ、前髪がどこまでなのかを確認した上で、ブロッキングをするポイントをしっかりと調整しておく必要があります。
もしも失敗してしまったら
もしも、セルフカットでショートボブの前髪を失敗してしまったら、さらにありがちな失敗はミスを取り返すために余分なヘアカットを繰り返してしまうことです。そうならないように、まずはそのままの状態で手を止めましょう。
手を止めたら、その足で美容院に予約の連絡を入れます。あらかじめセルフカットで失敗してしまったのでそのケアをしたいと伝えておけばよりスムーズにあなたの意向に沿ったカットをしてもらえます。
何よりも失敗してしまったことに対して、そこから自分でどうにかしようと考えないようにしておくことが大切です。ミスはどうしても起こるものですが、アフターケアはプロにお任せするのが一番です。
ショートボブの前髪で大きく印象が変わる!
ショートボブを可愛くそして素敵な印象へとイメージを変えることができるのは、前髪がどのようなスタイルなのかにかかってきます。セルフカットを行うにしても、あらかじめ自分にもっとも似合う前髪のスタイルを知っておくことです。
そして、いつもと違う自分を演出するためのたくさんのアレンジを知っておくことで、ショートボブはもっと素敵な髪型として、あなたをもっと可愛く、もっと大人っぽくそして可憐に演出してくれることでしょう。
様々なヘアアレンジや、ショートボブのスタイルを知って、自分らしいショートボブのヘアアレンジをマスターしましょう。そして今まで以上に、素敵で可憐なあなたを目指しましょう。