黒留袖・留袖に合う髪型って?
黒留袖や留袖は和装の部類となるので基本的に適度にまとめた髪型がベストとなっています。やはり主役がいて、自分がいるわけなので主役よりも目立つような髪型にならないように注意する必要があります。
そして髪型はまとめたものと言ってもあまり伝わらない人もいるかもしれません。簡潔に言えば、トップやサイドの面をきっちりと流して、バックの髪にできるだけボリュームを持たせるといった髪型になります。
さらにこういった黒留袖や留袖はフォーマルな場で着る和装なので、後ろ毛などを控えることをおすすめします。髪飾りを合わせる人もいるかもしれませんが、適度に品のある華やか過ぎないものをつけましょう。
黒留袖・留袖ってどんな服?
そもそも黒留袖や留袖はどういった和装なのかご存知でしょうか?留袖とは既婚女性が着用する最も格式高い和装の事を指していて、しっかりとしたフォーマルなシーンできている人が多い和装なのです。
さらに黒留袖と色留袖という違いがこの和装にはあります。黒留袖は結婚式などで親族や仲人が着ることの多い第一礼装となります。そして色留袖は第二礼装になるのですが、招待側と同格にならないようにこちらを選ぶ人もいます。
やはりこのような和装は、やはり髪型もフォーマルなものにしないといけません。ルーズなものやふさわしくないヘアスタイルをしてしまうと、招待側にも迷惑をかけてしまうので、もしも着る人は気をつけましょう。
黒留袖は和装の中でも格式高い服
上記でも説明したように黒留袖は和装の中で最も格式高い服となっています。具体的には五つ紋が入った黒のシンプルな着物を指しているのですが、裾の部分のみに少しだけ華やかな模様が入っていることも特徴なのです。
やはり結婚式であれば、親族や仲人がこういった格式高い和装を着ることによって、敬意と感謝の念を伝えることができます。友人や知人レベルの人が着てしまうとマナー違反になってしまうので、しっかりと状況判断しましょう。
黒留袖には家紋が入れられていると言いましたが、背中に一つ、両袖の後ろと両胸に一つずつ入っている和装を指します。もしも黒留袖を着たいと思っている人はしっかりと家紋を確かめておきましょう。
髪型もフォーマルがおすすめ
このように黒留袖はとても格式高い和装となっているので、髪型もしっかりとしたものを施さなければなりません。基本的に黒留袖は着付けしてもらうものなので、合わせてフォーマルな髪型にあしらえてもらうことをおすすめします。
もしかしたらまとめ髪のアレンジはしてもらう予定でも、前髪が気になる人もいるかもしれません。やはり前髪においてフォーマルさを出す必要があるので、基本的に前髪を後ろに流してアレンジしてもらう人がほとんどです。
もちろん少しだけ前髪を下ろしておくことも可能なので、自分のしたいヘアスタイルによって前髪を変えていくことをおすすめします。全体的にフォーマルになるように心がけましょう。
色留袖は招かれた側が着ることが多い
色留袖は最近では既婚や未婚に関係なく、着ることのできる和装として人気を博しています。晴れやかなピンクやナチュラルなグリーン、涼しいブルーといった女性にとてもよく合う色合いの和装なので一気に場が華やぎます。
黒留袖と同じように上半身は無地で、柄が袖のあたりだけあることが特徴となっています。黒留袖よりは格は低いものの、基本的に色留袖は招かれたゲストが着ることの多い和装なのです。
もしも結婚式や披露宴において着用するのであれば、白や金、銀といった帯を締めることをおすすめします。全体的にフォーマルな印象に仕上がるので、まさしくフォーマルな和装を着たい人にピッタリです。
主役より目立つ髪型は避けよう
上記で色留袖の特徴について説明してきましたが、やはりこういった和装は黒留袖とは違ったおすすめの髪型はあるのか気になる人もいるかもしれません。ずばり黒留袖と同じようにシンプルなまとめ髪がおすすめです。
やはりこういった和装に似合うまとめ髪をすることによって、主役より目立つことを防ぎます。もしかしたら華やかな色留袖のカラーに合わせて、目立つ髪飾りをつけたいかもしれませんが、きちんと控えておきましょう。
このように黒留袖や色留袖に関係なく、フォーマルな場において髪型はシンプルなものがおすすめとなります。次の項目からは実際にどのようなヘアスタイルがおすすめなのか紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
黒留袖・留袖に似合う髪型のポイント
まず黒留袖や留袖に合う髪型を紹介していく前に、しっかりとどのようなポイントを押さえていくべきなのか説明していきます。こういった注意点を守らないと、マナー違反になってしまうことがあるので注意しておきましょう。
黒留袖はやはり落ち着いた大人の女性というイメージの和装なので、髪型もそういった印象に合わせたものにするとより一層魅力的になります。目立ちすぎるボリューミーなヘアスタイルは逆に個性的でなくなってします。
もちろんまとめ髪をすると言っても、きっちりとしたものからアレンジの効いたものまで幅広くアレンジのやり方があります。もしも気になる人はこういったポイントを踏まえてアレンジをしてもらいましょう。
上品なアップスタイルが王道
やはり何といっても上品なアップスタイルの髪型と黒留袖や留袖は調和します。ねじりアレンジやシニヨンスタイルといった様々なアレンジが存在するのアップスタイルなので、しっかりとおしゃれを楽しむことができるのです。
もしかしたらふんわりとした髪型も似合うのではないかと思う人もいるかもしれません。基本的にはしっかりとほつれが無いようにまとめた髪をする人が多く、そういった髪型こそが和装に似合います。
こういったアップスタイルのヘアスタイルにすることによって、シルエットも綺麗なものになります。もしも黒留袖を着たいと思っている人はこういったポイントも踏まえておきましょう。
カールが強いものはNG
上記のようにきれいなまとめ髪がおすすめと言いましたが、強いカールを施してしまうとシルエットのバランスが悪くなってしまいます。正面では綺麗に見えても、サイドから見たらバランスが悪くなってしまったら元も子もありません。
しっかりと360°から見て綺麗に見えるような上品なアップのヘアスタイルにすることが本当におすすめです。やはりカールさせたり、逆毛を立てるようなヘアスタイルは全体的に見栄えが悪くなっています。
黒留袖を着るような人は親族や仲人になるわけなので、しっかりと主役に華を持たせるようなヘアスタイルにしましょう。
ルーズすぎるものはNG
上記では強いカールはNGだと説明しましたが、やはりルーズすぎるものはフォーマルな場にふさわしくありません。もしかしたら後れ毛や崩しなどを入れたいかもしれませんが、控えておくことをおすすめします。
もしかしたら長い髪を持たない女性の方もいるかもしれませんが、もしも襟足がすっきりしていればそのまま留袖を着ることもできます。ボブくらいの長さだと、そこまで華美でない編み込みをするのがベストです。
そして髪留めなども上品さのあるシンプルめなものを選びましょう。たとえ下ろしたままだからと言ってルーズなままだと、締まりがなくなってしまうのでしっかっりと髪の毛を整えて結婚式などに出席してください。
色留袖の場合は後ろに少しカールを付けても〇
黒留袖はカールの効いた髪型はあまりおすすめできないのですが、色留袖の場合は多少カールがついていても大丈夫です。やはり招待されたゲストに当たるわけなので、少しくらいは上品さの中にキュートさを演出するのもおすすめとなります。
トップは低めにして、重心が下の方の髪型にすれば一気に留袖に合うようなヘアスタイルに仕上がります。色留袖はどのような女性でも着ることのできるような和装なので、ヘアスタイルもある程度自由なのです。
さすがに華美すぎる髪型は主催者側に迷惑になるようなマナー違反となってしまうのでできるだけ上品さは残しておきましょう。次に項目では実際におすすめの髪型を紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
黒留袖・留袖に似合う髪型【王道編】
黒留袖や留袖に似合う髪型はたくさんあるのですが、まずは王道なものから紹介していきます。基本的に黒留袖を結婚式できている人はこういったシンプルだけれど、どこか上品な髪型にしていることが多いです。
具体的には斜め前髪や、シニヨンスタイル、ねじりアレンジといった髪型を紹介していきます。やはりこういったヘアスタイルは基本的に着付けと共にしてもらうものなので気になる人はぜひ美容院で相談してみるといいかもしれません。
どれも黒留袖や留袖に合うようなしっかりとまとめたヘアスタイルとなっているので、ぜひ参考にしてみてください。
斜め前髪の大人アレンジ
まず紹介していきたいおすすめのヘアスタイルは「斜め前髪の大人アレンジ」となります。こちらはオーソドックスなきれいめのまとめ髪に、若々しいイメージを与えるような斜めの前髪を合わせたアレンジとなります。
和装に合うようにしっかりとボリュームのあるトップを作っています。さらにカールが組み合わさったまとめ髪となっているのですが、そこまでルーズにならないようにコンパクトにまとまっているのが特徴です。
こういったヘアスタイルは和のイメージのかんざしをつけることによってより一層上品なイメージに仕上がるのでそういった髪留めも合わせて使っていきましょう。
サイド寄せシニヨンスタイル
次に紹介したいおすすめの髪型は「サイド寄せシニヨンスタイル」となります。まとめ髪は基本的にしっかりめにまとめるだけの髪型ですが、このようにサイドに寄せることによっておしゃれ感を演出することができます。
フェミニンなお団子とうなじの見えるようなアップスタイルが大人っぽく、きれいめに見える秘訣となっています。シニヨンは全体的にあか抜けたイメージのアレンジとなっているので、普通のヘアスタイルでは物足りない人におすすめです。
こういったヘアスタイルは前髪やサイドの髪を垂らしておきたい人もいるかもしれませんが、しっかりと後ろに流しておいた方がいいかもしれません、
ねじりアレンジで毛流れをアピール
最後に紹介したい留袖に合うような髪型は「ねじりアレンジ」になります。こちらのヘアスタイルは全体的に下の方にボリュームを出しているので、まさしく大人の女性にピッタリとなっています。
髪の毛をねじることによって、美しい毛流れが生まれるので本当に格式高いヘアスタイルなのです。まさしく黒留袖といった格式高さや上品さの求められるような雰囲気にふさわしいとも言うことができます。
このように黒留袖や留袖に合うような王道のヘアスタイルは本当にしっかりめに留めておくまとめ髪がおすすめとなっています。
黒留袖・留袖に似合う髪型【ちょっと華やか編】
黒留袖や留袖は比較的上品で落ち着いた大人のイメージの髪型を求められています。しかし、おしゃれさを楽しみたいような人にとっては少しだけヘアスタイルに華やかさを持たせるような雰囲気も欲しいかもしれません。
そんな時におすすめなのが、以下の項目で紹介するような髪型となります。具体的に言えば、重なりアップヘアや編み上げアップ、ハーフアップ風といったアレンジを紹介していきます。
もしかしたら日常生活の中でもこういったアレンジを使っている人もいるかもしれません。上品さが必要なので、しっかりめにアレンジする必要があるのですが、比較的なじみのあるアレンジとなっています。
重なりアップヘア
最初に紹介したいおすすめの髪型は「重なりアップヘア」となります。やはりアップヘアは比較的オーソドックスなものになってしまうのですが、こういった重なりをアレンジすることによって一気に華やぎます。
髪の毛が何層にも重なり合っている髪型なので、とても複雑に見えるのが特徴となっています。さらにおしゃれな髪留めなどをあわせれば、さらに華やかさを足すことができるので本当におすすめのアップヘアの一つです。
やはりこういった複雑なヘアスタイルは自分ではアレンジできないので、きちんと美容院に行って素敵なアレンジを施してもらいましょう。
編み上げアップスタイル
次に紹介していきたいおすすめのアレンジは「編み上げアップスタイル」となります。少し変わったスタイルの髪型なので、もしかしたらあまり見たことはないかもしれませんが、しっかりと和装に合うのが特徴です。
ユニークに編み上げていった髪の毛を後ろできちんとまとめているので、しっかりとおしゃれさの中に上品さが垣間見えます。シンプルに髪留めなしで仕上げることによってユニークさと大人の雰囲気が調和します。
やはり自分でまとめるには難しいヘアスタイルとなっているので、もしもこういったユニークなヘアスタイルが好きな人は試してみてください。
ハーフアップ風ヘアスタイル
日常生活の中でもハーフアープを好んで使っている人がいますが、なんと「ハーフアップ風ヘアスタイル」も黒留袖や留袖に合うような雰囲気に仕上げることができるのです。
やはりしっかりとした格式高い和装となっているので、そこまでカジュアルなアレンジにはならないのですが、やはりこういった工夫を施すことによって一気に華やかになります。
もしも日常的に使っているハーフアップをこのような時に使いたいを思った人はぜひ使ってみましょう。できるだけカジュアルになりすぎないような注意が必要ですが、しっかりとおしゃれに仕上がります。
くるくる巻くヘアスタイル
「くるくる巻くヘアスタイル」と言っても数多くの種類が存在します。まるで貝殻のようにトップにまとめた髪や渦のように表面を整えるようなアレンジだってあるので、自分が好きなようなアレンジをしてみるといいかもしれません。
こういったまとめ髪はただ単にまとめるよりも華やかさはあるのですが、編み込みなどがない分髪飾りを足すことをおすすめします。あまり華美でない白色の髪飾りなどを使ってみるといいかもしれません。
このようにシンプルめに仕上がってしまうまとめ髪もこのように少しだけ華やかなイメージを足すことができます。もしもこういったヘアスタイルが気になる人はぜひ取り入れてみてください。
黒留袖・留袖に似合う髪型や前髪アレンジはどうする?
ここまで黒留袖や留袖に似合うようなヘアスタイルを王道のものから華やかなものまで紹介してきました。基本的にはシンプルで上品なものが推奨される和装ですが、ちょっとした工夫で一気におしゃれなものに仕上がります。
やはり基本的に後ろ髪について説明してきましたが、前髪はどのようなものがいいのか気になる人もいるかもしれません。こういった黒留袖や留袖は上品さが必要なので、しっかりと前髪もアレンジしていく必要があります。
次の項目で実際にどのような髪型や前髪を紹介していくのですが、大切なのは自分が好きな前髪を選ぶという事です。ぜひ自分が和装を着た時に似合うような前髪を見つけてみてください。
派手すぎない髪型・前髪が基本
ここまで何度も伝えてきたように派手すぎるものや華やか過ぎるものは推奨されていません。つまり派手すぎない髪型や前髪が基本となっているのですが、ずばり後ろに流した前髪とまとめ髪が推奨されているのです。
もしも自分でどのようなヘアスタイルが似合うのかわからない人はぜひ美容院で相談してみてください。髪のスペシャリストなので、しっかりとどのような髪型がおすすめなのか教えてくれます。
次に項目からは実際にどのような前髪がおすすめなのか紹介していきます。上記で紹介してきたようなヘアスタイルと合わせるのもぴったりなので、ぜひ参考にしてみてください。
斜めに流す
やはり黒留袖や留袖は前髪が顔にかからないようなすっきりとしたイメージが大切です。もしも前髪が長い人は斜めに流して、ナチュラルな毛の流れを演出することによってきれいめに仕上がります。
もちろんおでこをあまり出すのが好きでない人は少しだけ顔にかけておくことも可能なので、自分の状況に合わせて流す量を決めましょう。この斜めに流すアレンジはどのようなヘアスタイルに合わせることができるのもと特徴です。
後ろ髪のイメージは固まったものの、当日どのような前髪にするか悩んでいる人はぜひ斜めに流す前髪を使ってみてください。
オールバック
斜めに流す前髪と同じくらいおすすめなのが、オールバックとなります。とてもオーソドックスな前髪のアレンジとなっているので、黒留袖や留袖を着ている人のほとんどはオールバックの方が多いかもしれません。
基本的にオールバックはフォーマルな和装にとてもよく似合う髪型となっています。もちろん黒留袖や留袖以外にもぴったりな上品で大人っぽいイメージに仕上がるのでぜひ参考にしてみてください。
ここまでおすすめの前髪を紹介してきましたが、やはり顔にかかっているような前髪は黒留袖や留袖にふさわしくありません。もしもこういった和装をしようと思っている人は前髪もまとめておきましょう。
黒留袖・留袖に似合う髪飾り
黒留袖や留袖に似合うヘアスタイルは基本的に上品で大人っぽいイメージのシンプルなものとなっています。髪型で個性をあまり発揮できないからこそ、髪飾りといった素敵なアイテムによっておしゃれ感を出すことができます。
しかし、これまで髪型に注意点があったように、髪飾りについてもいくつか注意する必要のある点があります。簡潔に言えば、主役よりも目立つような派手なものは避けなければならないという事につきます。
やはり結婚式や披露宴は主催者が主役なのであって、親族や仲人は控えめにしておくべきです。この項目では実際にどのような髪飾りがおすすめなのか紹介してくのでぜひ参考にしてみてください。
かんざしやパールの飾りが定番
女性の髪飾りには数多くのものが存在しますが、和装にピッタリなのはなんといってもかんざしやパールの飾りとなります。基本的は白や黒といったベーシックなカラーがおすすめなのですが、物によっては別のカラーも使えるかもしれません。
とりわけ古典的な「ばち型かんざし」は黒留袖などの格式高い和装によく似合います。主張し過ぎないほのかなデザインが逆におしゃれなので、もしもこういったデザインが好きな人は使ってみましょう。
さらにかんざしにパールがついていることもあります。実はパールには健康や長寿、円満といった意味合いがあります。まさしく結婚式に向いている縁起のあるアイテムかもしれません。
主役より目立つものは避ける
基本的にかんざしといった古典的な髪飾りを使えば、主役よりも目立つことはありません。しかし、中には柄が派手すぎるものや形が特徴的すぎるものも含まれています。
黒留袖や留袖ほどは目立たない部分ではあるものの、しっかりと髪飾りといった細かい部分にまで気を配る必要があります。せっかくのお祝いの場だからこそ、主役を心の底から祝えるような場を自ら作りましょう。
しっかりとこのような華美すぎないように仕上げて、相手に敬意を表せるような恰好をする必要があります。もしも悩んでしまうような人は人と相談してみるのもおすすめです。
縁起物が描かれたものが好まれる
最後におすすめしたい黒留袖や留袖に似合う髪飾りは縁起物が描かれたものになります。パールにはとても縁起のある意味合いが含まれていると紹介しましたが、やはり縁起のある柄があると尚更いいかもしれません。
具体的には梅や松といった日本的な柄などがおすすめです。基本的には日本のどのようなものにおいても縁起を見出せるので、しっかりと結婚式の主役に合わせたようなものを選んでみるといいかもしれません。
せっかくの結婚式だからこそ相手の幸福を願うような縁起物の描かれた髪飾りをつけてみませんか?もしも悩んでしまうような人は他の人と相談してみてください。
黒留袖・留袖で結婚式に行く際のマナー
ここまで黒留袖や留袖の髪型や前髪、さらには髪飾りについて紹介してきました。しかし、中にはこういった和装で結婚式に行く際のマナーがどのようなものなのかしっかりと把握していない人もいるかもしれません。
もちろん見た目から礼儀を示すことは大切ですが、なんといってもこういったマナーがなっていないと主催者に迷惑をかけてしまいます。どれも基本的なこととなっているので、そこまで労力を必要としません。
もしかしたら上品で大人っぽいイメージの女性になりたいという人はこういったポイントを心がけてみるといいかもしれません。いくつかポイントがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
柄の派手さに注意する
基本的に黒留袖は親族や仲人といった既婚女性の着る和装となっています。色留袖は未婚や既婚に関係なく、どのような女性にでも着ることのできるような汎用性の高い和装ですが、やはりどちらにおいても目立ちすぎる柄は厳禁です。
もしも黒留袖を着るような母の立場であれば、鶴や亀、松竹梅といった堂々とした柄が本当におすすめです。逆にゲストが着るような色留袖はこういった柄は厳禁となっていて、無難な花模様を選ぶのがちょうどいいかもしれません。
細かいマナーが存在する留袖ですが、やはり一番大切なのはそこまで派手でない柄を選ぶという事です。しっかりと主役を引き立たせるようなシンプルだけれど、おしゃれなデザインの和装をしましょう。
姿勢よく過ごす
和装をするときは姿勢の良さが必要になってきます。基本的に着物を着ていると猫背になりにくいようなしっかりとした着付けがされているのですが、やはり姿勢の良さは大切です。
ピンと背筋を伸ばして行動しているだけで一気に堂々としている大人の女性のイメージになります。写真撮影などもある結婚式においてこのように姿勢を正していれば、さらに写真写りがよくなること間違いなしです。
姿勢の良さは健康にもつながっているので、ぜひ日常生活の中でも姿勢がよくなるように心がけていきましょう。
歩き方や座り方の所作
着物を着ていると必然的に歩幅が小さくなったり、歩きづらくなったりするものです。しかし、中には普段通りに歩こうとしたり、座ったりしようとする人もいるのでこういった所作はあまりよろしくありません。
しっかりと動作を細かくなるように、そして小さくなるように心がけていきましょう。こういった少しの工夫が一気に余裕のある素敵な女性のイメージにつながるのです。
もしも階段を上る時は裾を踏まないように注意する必要があります。こういったマナーを守ることによって、素敵な大人の女性に見られること間違いなしです。
黒留袖・留袖は髪型にも気を付けよう!
ここまで黒留袖や留袖に似合うような髪型を数多く紹介してきました。まとめると、こういった和装にはシンプルで大人っぽいまとめ髪はおすすめとなっていて、基本的な華美なアレンジは控えておく必要があります。
さらに髪飾りや前髪といった細かい部分もこだわっていくことで、しっかりと結婚式にふさわしく仕上げることができます。
もしも結婚式で黒留袖や留袖を着付けしてもらおうと考えている人は細かいマナーまでしっかりと把握しておきましょう。自分にとっても、主役にとっても素敵な思い出になるような結婚式になるように、こういった努力や工夫が大切になります。