自転車の平均速度を種類別で調査!時速の計算方法なども紹介!

自転車の平均速度を種類別で調査!時速の計算方法なども紹介!

どの自転車がどの程度の速度が出ているのか?そんな些細な疑問を思い描いたことはありませんか?算数の計算ではよく例題に上げられる自転車の速度と距離の計算問題ですが、これを実際の問題として置き換えた場合はどのような結果になるのでしょうか?

記事の目次

  1. 1.自転車によって平均速度が変わる!
  2. 2.自転車の種類別の平均速度
  3. 3.自転車の平均時速の計算方法
  4. 4.自転車の速度はどこまででる?
  5. 5.自転車の速度違反に要注意
  6. 6.自転車の平均速度を目安に安全に乗ろう!

自転車によって平均速度が変わる!

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私たちの生活に無くてはならない移動手段の「自転車」ですが、この自転車は近代化にともなってその様相を大きく変化させてきた乗り物です。近年では自転車事故が問題視されるようになり、自転車による衝突事故の問題から保険への加入が条件となったいくつかの事例が散見できます。

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自転車の速度はいったいどのくらいの時速で走行しているのでしょうか?自転車は道路交通法上では「軽車両」に分類されるりっぱな走行車両ですので、現代的な考え方で言えば運転に免許の交付を義務付けられてもおかしくはないのです。

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そうした自転車が、それぞれの種類でどの程度の時速や平均速度で走行しているのか。そしてどういった計算方法が考えられるのか。市街地における計算方法はどのような物になるのかなどなど、自転車の状況に応じたさまざまな速度についての話をご紹介します。

自転車の種類別の平均速度

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現存する自転車の種類には、大きく分けると4タイプに分類されます。それぞれ、「ママチャリ」「マウンテンバイク」「ロードバイク」「クロスバイク」の4タイプです。ここでは現存するこれらの自転車の平均的な時速の目安や、その速度がどの程度の物かについてご説明します。

ママチャリの平均速度

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シティバイクの定番「ママチャリ」ですが、ママチャリの目安の平均時速はおおむね12km/hから19km/hと言われています。ちなみにkm/hとはキロメートル毎時間意味する単位で、1時間あたりの移動距離を表します。

つまり、ママチャリの場合は1時間で12kmから18kmの移動距離を可能にしているという意味になります。この時速は、人間の歩行速度が4km/hと言われていますので、ママチャリはその3倍から4.5倍の速度で走ることになります。

ちなみに人間の全力疾走が20km/hと言われていますので、人が可能とする限界速度の範囲内での走行を行えるのがママチャリの目安の速度と言えます。

マウンテンバイクの平均速度

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急こう配の坂道や、派手な悪路を走破するためのアクロバティックな走行を可能にする「マウンテンバイク」は、ママチャリと違ってタイヤが太く熱くなり、フレームもしっかりとした強度を出せるような作りになっています。

目安の平均速度は、18km/hから25km/hとママチャリよりも随分と時速が上がります。車体の重さやギアチェンジの性能により、坂道では70km/hもの時速で走行することが可能です。

高い安定感を確保出来るような構造になっているため、体感よりもさらに早い速度で走行してしまっていることもあるため、市街地での走行には速度や安全面で十分な配慮が必要です。

ロードバイクの平均速度

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自転車のなかでももっとも速度、時速ともに最高速を出すことができる存在が「ロードバイク」です。あくまでも整地され舗装された道路での走行を前提としています。目安の速度としては、時速がそれぞれ20km/hから30km/hとされています。

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しかし、競技用として開発された経緯と、その軽さや速度を出すためだけに計算されつくしたタイヤの形状などの影響で、舗装された道路では素人でも40km/hもの速度を出すことができるため、ちょっとした軽自動車のような速度となっています。

ママチャリのように気軽に乗り回すわけにもいかず、あくまでもツーリングなどの長距離走行を目的としたスポーツバイクであることを念頭において乗用する必要があります。

クロスバイクの平均速度

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街乗り用や通勤、通学用としておしゃれなものが増えつつあるのがこのタイプです。ロードバイクとマウンテンバイクを掛け合わせた構造をしているために「クロスバイク」として人気を集めている自転車です。

目安の平均速度は18km/hから25km/h程度と、マウンテンバイクとそれほど変わらない時速です。ママチャリなどよりも軽い作りのため取り回しが良く、軽快なスタートを切ることが出来るので速度が出るようにも見えますが、そこまでの速さはありません。

しかし、モデルによってはロードバイクなみのスピードが出るものもありますので注意が必要です。街中で乗る場合や、人通りの多い場所での走行には、他の自転車やママチャリなどと同様に注意が必要です。

自転車の平均時速の計算方法

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ママチャリなど、自転車の速度の平均を計算するにはどのような方法があるのでしょうか?いくつかの計算手段が挙げられますが、そのなかでも比較的実用性の高い計算方法について解説します。平均の速度を計算するには、距離と時間から算出できます。

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自転車にのって決まった場所から決まった場所までの距離をまずは決めて置き、その距離感を走行するのに掛かった時間から計算して平均速度を算出します。最近ではスマホに備え付けられているMAPのアプリを使えば大体の距離も掴めますし、ストップウォッチもついています。

それらを使って、例えば10kmを走行するのにちょうど30分掛かったとしましょう。「速度」は「距離割る時間」ですので10/0.5=20となり、時速は20kmという事になります。このように単純な計算で自転車の平均走行速度を計算することができます。

実際の市街地の平均速度を計算

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市街地を走行するときの注意点としては「信号待ち」や「一時停止」などの停止時間の考慮です。あらゆる障害物がひしめく市街地での走行速度計算で、そうした「待ち時間」を計算に入れたくないのであれば、その都度発生する待ち時間を除外するために、待ち時間も計算する必要があります。

ストップウォッチのなかでも高性能な物にはそうした時間計算を効率よく行う事の出来るストップウォッチも販売されているので、必要に応じて購入するのも良いでしょう。

自転車の速度はどこまででる?

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目安としての一般的な自転車の速度については解説しましたが、自転車が持つ最大のポテンシャルを発揮したときに、どの程度まで自転車は速度が出るのでしょうか?プロのライダーがロードバイクで最高速度を出している時の目安の速度は70km/h程度と言われています。

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しかし、そうした目安とは別に特別な状況においてより早く走るための条件を整えた状態であれば、自転車はさらに早い速度での走行を可能にしている記録が残されています。それでは、実際に世界の記録として残されている自転車の最高速度についてご覧いただきましょう。

ギネス記録

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世界的な挑戦を公式な記録として申請、残している「ギネスブック」には、自転車の最高速度への挑戦記録として驚くべき数字が残されています。

平地という条件下で行われた自転車の「単独走行」という環境で記録された最高速度は、なんと驚きの144km/h!日本の高速道路ではもはや出せない速度です。

この記録を出した自転車は、【Aerovelo Eta】という名前を付けられた極めて特殊な自転車で、リカンベントと呼ばれる後ろに寝転がって座るような姿勢で運転する自転車です。空気抵抗を極力減らすために、走行時は車体全体をカウルのようなもので覆って走ります。

極限まで空気抵抗を減らし、平地における最高記録を樹立した【Aerovelo Eta】の制作チームは、今もなおさらなる記録の樹立に向けて挑戦を続けています。人間のもつ可能性をどこまでも大きく感じさせられる記録と言えます。

ダウンヒル

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今度は平地ではなく、ダウンヒルにおいての世界最高記録をご紹介します。ダウンヒルというのは「下り坂」という意味です。平地ですら144km/hもの速度を出すことができる自転車の世界において、坂道ともなればどのくらいの速度が出るのでしょうか?

記録を出したのはエリック・バローネというライダーで、なんとマウンテンバイクに乗ってダウンヒルでの最高速度223.3km/hを叩き出しました。よもやマウンテンバイクのような空気抵抗の高いもので、地上のモーターバイクですら滅多にお目に掛かれない速度を自転車で樹立しています。

人力ではなく、重力加速という自然現象を利用した記録ではありますが、そこまでの速度域の中で自転車を制御したという事実や、その勇気には惜しみない賞賛を投げかけられるべき偉業と言えます。ママチャリでの挑戦を拝見してみたいチャレンジではあります。

スリップストリーム

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自転車の速度を決定づけるカギとして「空気抵抗」の存在が何よりも大きな比重を占めています。空気抵抗如何で、自転車を始めとして多くの乗り物は速度が大きく影響します。

そのため、空気抵抗を徹底的に排除したAerovelo Etaが平地の人力で144km/hを達成したことからも分かるように、空気抵抗を見方に付けるスリップストリームであればどのような結果に繋がるのでしょうか?

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そんな自転車の限界に挑戦したくてたまらなくなり、実際にやってしまった男性がオランダの自転車ライダーである「フレッド・ロンベルバーグ」という人です。フレッドは、先行する車の後ろに付けて走ることで、スリップストリームでの速度強化に挑戦したのです。

その結果打ち立てた速度記録はなんと驚きの268km/h!先行していた車も相当なものですが、そんな車の真後ろを250km/h以上もの恐るべき速度で自転車を運転したフレッドの勇気には、敬意と感動を覚えずにはいられません。人間の可能性の一端を垣間見る記録です。

自転車の速度違反に要注意

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ママチャリからロードバイクまでさまざまな自転車の速度についてご紹介してきましたが、これほどまで自転車が速度を出せる乗り物だということは十分にご理解頂けたことと思います。そしてここで気を付けていただきたいのは、まさにこの速度にこそあります。

瞬間的な事でいえば、自転車は十分に多くの人々に大きな怪我をさせてしまう危険性を十分にもった「脅威」をもった乗り物です。自転車と自動車の衝突が取り沙汰されてきたこれまでの交通事情とは異なり、歩行者と自転車の事故も十分に恐ろしい事なのです。

時代の流れによってはこの先、自転車を保有したり乗るためだけに免許制度を導入する可能性も十分にありえます。自動車がそうでしたし、自転車がそうならないとは言い切れません。

制限速度は必ず守ろう!

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そのような環境下で安全で確実な自転車の運転を行うためには、速度は慎重に調整しての走行が必須になります。実は、自転車にも「速度違反」の罰則が設けられている事はご存知でしたか?自動車等に適用されているあの「速度標識」は、なんと自転車にも適用されます。

かりに40km/hの標識の道路を、自転車で41km/hで走行した場合は、自転車にも速度超過の罰則が課せられることになるのです。自転車での走行時に速度超過などの道路交通法違反で取り締まられた場合は、6ヶ月以下の懲役、もしくは10万円以下の罰金という重い罰則が課せられます。

そのような重い罰則が課せられるという事実とは関係なく、あなた自身の考えで「歩行者や自分の安全の為にも」安全な速度で自転車での走行を心がけることが何よりも大切です。

安全運転を心がけよう!

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世間一般的な交通事故は、ここ数年の推移としては年々減少傾向にあります(警察庁調べ)。しかし、その中でも自転車が原因で発生している衝突事故などの交通事故は、20%程度のままよこばいの推移が続いているのが現状です。

主な事故原因としては、自動車との衝突事故が多いのですが、自動車側の不注意もさることながら自転車の運転者の意識に「ドライバ―である」という意識が欠如していることに事故原因の多くが内包されていると考えられています。

Photo by onigiri-kun

自転車という威力をもった物理的運動性能を保有している存在を持って、交通移動を行うという意識をしっかりと持ったうえでドライブを行わなければならないのは何もオートバイや自動車だけではなく、ママチャリを含めた自転車も同じなのです。

そのうえで、安全な運転を行うにはどのような事に気を付けなければならないのか?対向車の有無や歩行者の存在にいち早く気付き、何が起きても良いような体勢を整えるという当たり前の運転技術を日々向上させる必要があるのです。

自転車の平均速度を目安に安全に乗ろう!

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ともあれ、速度に関しては目安として冒頭で説明させていただいたスピードが安全です。無理に最高速を目指して思いっきり運転する必要はありません。目安の速度の中でも、人が生身で走行できる20km/hあたりまでが、もっとも安全に走行できる速度域と言われています。

これは、ごく当たり前のように生活を行うなかで、一般的な人がもっとも現実的な思考が追いつく速度域として知られているためです。そのため、目安にあったような速度の中でも、20km/h程度を目安として、それ以上の速度を出す必要のない生活を心がけましょう。

五所川原銭男
ライター

五所川原銭男

ガジェット系を好む。雑食。暴食。時折暴走する。知る人ぞ知る某国産プロジェクトの中の人。

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