イギリス人の人気の名前や苗字の由来を紹介!
必ず誰もが持っている「名前」。日本では男の子が「蓮、陽翔、新」、女の子は「凛、陽葵、結愛」が人気の名前として上位3位を占めています。(2019年度明治安田生命ランキング)苗字についてもお馴染み「佐藤、鈴木、高橋」の苗字が未だランキング上位3位です。
さらに一時期キラキラネームが話題に挙がったこともありました。名前も苗字もなくてはならないものです。
ところで、日本名であれば何となく人気の名前がわかりますが、外国名で人気の名前と苗字を皆さんはご存じでしょうか?「マイク、エマ、ジェシーなど」教科書にも載っていそうな王道の名前が、果たして現在でも人気の名前なのか、今回はイギリス人に人気の名前についてご紹介します。
ランキング形式でご紹介していきますので、皆さんもどんな名前がランクインするか予想しながら読んでみてください!
イギリス人の名前の付け方の特徴
まずイギリス人の名前ランキングをご紹介する前に、そもそもイギリス人はどんな名前の付け方をするのか、その傾向についてお話ししていきます。
日本でも両親などの家族の名前から一文字を取って付けたり、生まれた季節の行事や出来事にちなんで付けたり、好きな芸能人から名前を取ったりすることもよくあります。皆それぞれの貴重な由来があって名付けられています。
では、イギリスではどのような付け方をするのでしょうか。日本との違いはあるのか考えながらご紹介していきます。
祖父母や曾祖父母の名前を付ける
イギリス人の名付けの由来1つ目は「祖父母や曾祖父母の名前を付ける」です。これは日本人の名前の由来でもよくあります。ただし、日本では両親から名前を取る傾向が強いですが、イギリスでは両親より祖父母や曾祖父母から由来することが多いです。
イギリス人は血の繋がりを大事にする人が多く、尊敬する自分たちの親から名前を継承する形で子どもに名付けます。
家族の繋がりを大事にするイギリス人の精神が息づいていることがわかります。また、古くからある昔ながらの名前を付けることにも抵抗が少なく、むしろ光栄なこととして受け入れられる傾向があります。
キリスト教由来の名前を付ける
イギリス人の名付けの由来2つ目は「キリスト教由来の名前を付ける」です。これは日本ではほとんどない付け方です。日本では仏教、神道、キリスト教など様々な宗教が交錯しています。また、そこまで宗教意識が強くないところも日本人ならではです。
しかし、イギリス人はキリスト教信者が全体の6割以上を占めています。もちろん他の宗教の方や無宗教の方もいますが、6割ということは少なくとも2人に1人がキリスト教ということになります。
ちなみに日本におけるキリスト教信者は約1%になります。イギリス人の信者はキリスト教関係の名前を付けることで、神からのご加護を願います。旧約聖書に登場する人物の名前を付けることが多いです。
ロイヤル・ファミリーの名前を付ける
イギリス人の名付けの由来3つ目は「ロイヤル・ファミリーの名前を付ける」です。これは立憲君主制のイギリスならではの名付け方です。
近年では特に、ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルベビーやヘンリー王子とメーガン妃のロイヤルべビーの誕生で一気に人気が急上昇しました。イギリス王室は国民からも大きな注目を浴びている存在なので、名前に対する評判もピカイチです。
イギリス人セレブの名前を付ける
イギリス人の名付けの由来4つ目は「イギリス人セレブの名前を付ける」です。これはセレブに限らず、芸能人やスポーツ選手などの有名人の名前を付けることがあります。その他にも映画の主人公の名前なども挙げられます。
イギリス人男性の名前&愛称ランキングTOP10
イギリス人の名前の付け方の特徴についてお話ししたところで、実際に人気のある名前をランキング形式でご紹介していきます。まずは男性名からです!かっこいい名前がたくさんランキングしています。名付け方の特徴に当てはまる名前がいくつ出てくるかも注目です。
10位:Freddie(フレディ)
イギリス人男性の人気な名前第10位は「Freddie(フレディ)」です。有名人としてはクイーンのボーカリストのフレディ・マーキュリーがいます。
この名前はかなり古くから使われており、名前の歴史はハノーヴァー朝(1714~1901年)の時代まで遡ります。ドイツ語の「Friedrich(フリードリヒ)」が由来とされており、 ゲルマン語では「平和や君主、王」という意味を持ちます。
9位:Alfie(アルフィー)
イギリス人男性の人気な名前ランキング第9位は「Alfie(アルフィー)」です。このAlfie(アルフィー)という名前は「Alfred(アルフレッド)」を短縮した形で、元々Alfred(アルフレッド)は「よき助言者」という意味があります。
Alfred(アルフレッド)という名前自体は古くから使われており古風な名前でしたが、短縮形のAlfie(アルフィー)にすることで人気が再熱し、かっこいい名前として人気を集めています。
8位:Charlie(チャーリー)
イギリス人男性の人気な名前ランキング第8位は「Charlie(チャーリー)」です。日本でも人気となった「チャーリーとチョコレート工場」の主人公にも使われている名前です。
Charlie(チャーリー)は元々「Charles(チャールズ)」の愛称として使用されていました。Charles(チャールズ)自体には「自由な人」という意味があり、男性だけでなく女性にも名付けられるユニセックスな名前です。
フランス語ではシャルル、ドイツ語ではカール、イタリア語でカルロスといった愛称でも使われます。
7位:Leo(レオ)
イギリス人男性の人気な名前ランキング第7位は「Leo(レオ)」です。日本でも「玲央、玲音、怜王、怜雄」などと漢字を当てて付けられる名前で、ハーフの子や獅子座生まれの子に付けていることもあります。
Leo(レオ)は「ライオン」を意味しており、ライオンの様に強い子に育ってほしいという意味を込めて付けられます。昔から使われている比較的古風な名前ですが、現在でも根強い人気を誇る名前です。
6位:Noah(ノア)
イギリス人男性の人気な名前ランキング第6位は「Noah(ノア)」です。ここ数年いつも上位にランクインするほどの人気な男性名です。キリスト教に詳しくない方でも「ノアの箱舟」という言葉は聞いたことがあるでしょう。この「ノア」とは旧約聖書の登場人物で、人類の祖とされています。
余談ですが、ノアの箱舟のストーリーを簡単に紹介します。神が地上人の間に悪(不安、悲しみ、恐れ、敵意など)が増大しているのを見て、地上人を創造したことをとても悔やみます。
そこで神は大洪水を起こし全ての生物を消し去ろうとします。しかし、その中に神と正しく歩む「ノア」という人物がいました。神はこのノアの存在に心を留め、箱舟を作ることを命じます。ノアは命じられた通りに箱舟を作ります。
そして、その箱舟に自分の全家族、全ての清い動物と空の鳥の中から雌雄7番いを、その他の動物を1番いずつ船へ乗せました。そのお陰で生物は大洪水の中、全滅を免れることが出来ました。
ノアが箱舟を作らず、そこへ生物を乗せていなかったら生物は大洪水によって全て絶滅してしまっていたことになります。そこから再び、生物の繁栄が始まったことから、ノアは「全人類の始祖」とされているのです。
5位:Jack(ジャック)
イギリス人男性の人気な名前ランキング第5位は「Jack(ジャック)」です。パイレーツ・オブ・カリビアンのジャックスパロウなどが連想されます。
Jack(ジャック)は古くから用いられる名前で、日本でいう所の太郎や次郎に相当するような名前です。元々「John」や「James」の愛称として用いられていたものが、名前としても使われるようになりました。また、キリスト教十二使徒の「Jacob(ヤコブ)」から由来する場合もあります。
4位:Jacob(ジェイコブ)
イギリス人男性の人気な名前第4位は「Jacob(ジェイコブ)」です。Jack(ジャック)と同様、旧約聖書キリスト教十二使徒の「Jacob(ヤコブ)」に由来した名前です。Jacob(ヤコブ)は重要なキリスト教指導者として登場します。ヘブライ語で「人を出し抜くもの、足を引っ張るもの」という意味があります。
3位:George(ジョージ)
イギリス人男性の人気な名前第3位は「George(ジョージ)」です。古くから付けられている古風な名前でありますが、近年増加傾向にあり、ウィリアム王子とキャサリン妃の第一子として誕生した「ジョージ王子」を皮切りに人気が急上昇した名前です。
George(ジョージ)はキリスト教の聖人である「Georgiios(ゲオルギオス)」から由来しており、「農夫」を意味します。
2位:Harry(ハリー)
イギリス人男性の人気な名前第2位は「Harry(ハリー)」です。言わずもがな、日本でも大人気シリーズ「ハリー・ポッター」の名前です。また「ヘンリー王子」から由来して付けられることも多く、多方面から指示を集めている大人気の名前と言えます。
1位:Oliver(オリヴァー)
イギリス人男性の人気な名前第1位は「Oliver(オリヴァー)」です。日本語では「オリバー」と書くこともあります。Oliver(オリヴァー)は2013年頃から長期間ランキングの上位を占める名前として君臨しています。Oliver(オリヴァー)という名前の由来は「オリーブの木」から来ているとされています。
オリーブは平和の象徴とする植物で、前述したノアの箱舟の話では、大洪水の後ハトを話したところそのハトがオリーブの葉を咥えて戻ってきたと伝わっています。
イギリス人女性の名前&愛称ランキングTOP10
男性名のランキングTOP10をご紹介しました。自分の知っている名前がいくつ出てきたでしょうか。続いてはイギリス人女性の名前ランキングTOP10です。男性とはまた違ったかわいい、美しい名前がランクインしています。ぜひお気に入りの名前を探してみてください。
10位:Ella(エラ)
イギリス人女性の人気な名前第10位は「Ella(エラ)」です。エラは「美しい妖精の女性」を意味します。将来美しい女性に育ってほしいという願いを込めて付けられることが多いです。おとぎ話に出てくるシンデレラの本名としても有名な名前です。
また、イタリア語やスペイン語では「彼女」を意味することもありますが、名付けの由来としては使われることは少ないです。
9位:Lily(リリー)
イギリス人女性の人気な名前第9位は「Lily(リリー)」です。Lily(リリー)とは「ユリの花」を意味します。そのユリの花の花言葉は「純潔」や「威厳」であり、キリスト教において純潔の象徴として立てられていました。
そんな威厳のある女性に育ってほしいという願いを込めて、Lily(リリー)と名付けらることが多いです。
8位:Poppy(ポピー)
イギリス人女性の人気な名前第8位は「Poppy(ポピー)」です。同じ名前を持つポピーの花から由来しています。ポピーの花言葉には「労わり」や「思いやり」、「陽気で優い」といった言葉あります。
ギリシャ神話にも登場するポピュラーな花であり、花言葉の様な優しい、思いやりのある女性に育つようにとの意味が込められていることが多いです。
7位:Grace(グレース)
イギリス人女性の人気な名前第7位は「Grace(グレース)」です。英語でGrace(グレース)とは「優美、おもいやり」を意味しています。有名人ではグレース・ケリーなどがいます。
また、アメージング・グレイスという歌は世界的にも大変有名な名曲で、直訳すると「すばらしき恩寵」という意味です。その意味の通り、包み込むように優しく美しい女性にという思いが込め名付けられています。
6位:Mia(ミア)
イギリス人女性の人気な名前第6位は「Mia(ミア)」です。Mia(ミア)は聖母マリアの短縮形で、キリスト教由来の名前であることがわかります。そのため、イギリスだけでなく世界的にも人気の高い名前です。
また、Mia(ミア)にはイタリア語で「私のもの」という意味があり、「私のかわいい娘」といった意味が込められている場合もあります。
5位:Emily(エミリー)
イギリス人女性の人気な名前第5位は「Emily(エミリー)」です。Emily(エミリー)とはラテン語で「よく働く熱心な、勤勉な」という意味や「愛されるもの」という意味があります。名付けられる由来としては後者の意味で名付けられることが多いです。
4位:Sophia(ソフィア)
イギリス人女性の人気な名前第4位は「Sophia(ソフィア)」です。Sophia(ソフィア)とはギリシャ語の「ソピアー」から由来しています。ソピアーとは「賢明、叡智、知恵」などの意味を持ちます。日本でいう所の「知恵」といった名前に相当します。
加えて、古代ヘレニズム時代にはSophia(ソフィア)という叡智を所長する女神がしたともされています。美しく、聡明な女性にとの願いが込められ名付けられます。
3位:Ava(アヴァ)
イギリス人女性の人気な名前第3位は「Ava(アヴァ)」です。以前は長めの名前を付ける傾向が強かったイギリス人の名前ですが、近年では短めの名前に人気が出てきています。
Ava(アヴァ)はその代表的な名前の一つと言えます。Ava(アヴァ)はアダムとイヴの「イヴ」が由来とされおり、イヴとはユダヤ語で「Chava」と呼び「命」という意味も持ちます。また、ラテン語の「Avis(アヴィス)」という渡り鳥を意味する言葉から由来しているという説もあります。
2位:Amelia(アメリア)
イギリス人女性の人気な名前第2位は「Amelia(アメリア)」です。近年常に上位を維持している人気のある名前の一つです。Amelia(アメリア)とはラテン語で「努力家、勤勉家」という意味があり、そういった人物になってほしいという思いを込めて名付けられることが多いです。
1位:Olivia(オリヴィア)
イギリス人女性の人気な名前第1位は「Olivia(オリヴィア)」です。お気づきの方もいらっしゃるでしょう、イギリス人男性の人気No.1である「Oliver(オリヴァー)」とスペルがよく似ています。これはOlivia(オリヴィア)がOliver(オリヴァー)の女性形であるからです。
そのため、由来はOliver(オリヴァー)と同様に「オリーブの木」から来ています。多くの人々が平和を願い、子どもへ名付けていることがわかります。
イギリス人男性のかっこいい名前&愛称
イギリス人に多い人気の名前を男性、女性に分けてご紹介してきました。続いては多い少ないは関係なしに、かっこいいと評判のイギリス人の名前をご紹介します。名前の印象から強そうだったり、逞しそうだったりと、男の子にピッタリのかっこいい名前が続々と登場します。
日本人が聞いても、思わずかっこいいなと思ってしまう名前が盛りだくさんです。自分の気に入る名前を見つけてみてください。
Alexander(アレキサンダー)
イギリス人のかっこいい名前1つ目は「Alexander(アレキサンダー)」です。Alexander(アレキサンダー)とは「勇気のある、恐れを知らない戦士」という意味です。
アレキサンダー大王など歴史の人物にも多く登場する名前で、強く勇ましい印象を受けます。かっこいい名前の代表格と言っても過言ではないでしょう。また、愛称は最初の4文字を取って「Alex(アレックス)」と呼びます。
Victor(ビクター)
イギリス人のかっこいい名前2つ目は「Victor(ビクター)」です。「Victory(勝利)」から由来しています。ここぞと言うときに勝利を勝ち取れる、そんなかっこいい人物になれるようにとの思いが伝わってきます。
Gregg(グレッグ)
イギリス人のかっこいい名前3つ目は「Gregg(グレッグ)」です。Gregg(グレッグ)には「パワフルな性格、リーダーシップのある」という意味があります。仲間を引っ張れるかっこいい人物像が思い浮かびます。
Raymond(レイモンド)
イギリス人のかっこいい名前4つ目は「Raymond(レイモンド)」です。Raymond(レイモンド)とは「聡明な庇護者」という意味があります。昔から男性は女性や子どもなど誰かを守る役割を担っている、という様な考えを耳にしますが、こうした考えから来た名前と言えます。
Eric(エリック)
イギリス人のかっこいい名前5つ目は「Eric(エリック)」です。Eric(エリック)とは「良い統治者」を意味します。昔から人々を導く指導者や統治者というのは、歴史的にも重要な人物になることが多いです。リーダーとして活躍できるような優秀な人にという願いが込められています。
Edwin(エドウィン)
イギリス人のかっこいい名前6つ目は「Edwin(エドウィン)」です。靴のメーカーにも同じ名前の会社があります。
Edwin(エドウィン)は英語の古語で「金持ちの友人」という意味があります。お金持ちというイメージからおしゃれでかっこいい、華やかなイメージがある名前として定着しています。愛称は「エディー」と言います。
Patrick(パトリック)
イギリス人のかっこいい名前7つ目は「Patrick(パトリック)」です。アメリカ人ではありますが、フィギュアスケートにパトリック・チャン選手がいました。Patrick(パトリック)には「高貴な人間、愛国者」という意味があります。名前から品のある男性が連想されます。
Chiristopher(クリストファー)
イギリス人のかっこいい名前8つ目は「Chiristopher(クリストファー)」です。同じ名前では、ディズニー作品で有名なくまのプーさんにクリストファー・ロビンという男の子が登場します。Chiristopher(クリストファー)とは「キリストを心に抱く者」という聖書の言葉から来ています。
愛称は「クリス」で、クリスチャンネームとして古くから付けられている、歴史の長い名前の一つです。
Alan(アレン)
イギリス人のかっこいい名前9つ目は「Alan(アレン)」です。Alan(アレン)には「ハンサム、かっこいい」という意味があります。名前の通り紳士でかっこいい男性になってほしいという願いが込められて付けられることが多いようです。
Mark(マーク)
イギリス人のかっこいい名前最後は「Mark(マーク)」です。この名前は1950年代から次第に定着してきた名前になります。Mark(マーク)の意味は英語で「戦いに向かうほどの勇気がある」という意味を持ちます。英雄の様な名前でかっこいいです。
イギリス人女性のかわいい名前&愛称
ここまでイギリス人のかっこいい男性名をご紹介しました。次はイギリス人のかわいい女性名についてです。名前だけで可憐な印象を与えたり、きれいな印象を与えたり、とイギリス人のかわいい名前にをご紹介してきます。
Violet(バイオレット)
イギリス人女性のかわいい名前1つ目は「Violet(バイオレット)」です。日本語では「ヴァイオレット」と書くこともあります。Violet(バイオレット)とはラテン語で「紫の花」という意味があります。英語でも「紫」という意味があります。紫の花が可憐に咲く様と女の子の可愛さが重なります。
Primrose(プリムローズ)
イギリス人女性のかわいい名前2つ目は「Primrose(プリムローズ)」です。Primrose(プリムローズ)とは「一番最初の薔薇」という意味があります。初めて生まれた女の子に名付けられることが一般的です。娘を薔薇に例えて名付けるという所がイギリスならではのオシャレを感じます。
Bluebell(ブルーベル)
イギリス人女性のかわいい名前3つ目は「Bluebell(ブルーベル)」です。Bluebell(ブルーベル)はイギリスに咲く、小さなベル状の形をした花の名前から来ています。先にご紹介した 2つの名前からもわかる通り、イギリス人の女の子には花由来の名前が付けられることが多い傾向にあります。
Gabriella(ガブリエラ)
イギリス人女性のかわいい名前4つ目は「Gabriella(ガブリエラ)」です。Gabriella(ガブリエラ)とはヘブライ語で「強さ、神」の意味を持ちます。また、男性名として「Gabriel(ガブリエル)」が名付けられます。
Skylar(スカイラー)
イギリス人女性のかわいい名前5つ目は「Skylar(スカイラー)」です。Skylar(スカイラー)とは英語で「強さ、永遠の命」という意味があります。力強く、生命力の感じられる名前です。強い女性のイメージが伝わってきます。
Hazel(ヘーゼル)
イギリス人女性のかわいい名前6つ目は「Hazel(ヘーゼル)」です。Hazel(ヘーゼル)の語源は「木の色」から来ています。食べ物にヘーゼルナッツがありますが、木の色をした豆ということになります。目の色にもヘーゼルという種類がありますが、茶色の瞳をした女の子によく似あう名前です。
Belinda(ベリンダ)
イギリス人女性のかわいい名前7つ目は「Belinda(ベリンダ)」です。Belinda(ベリンダ)とはラテン語で「かわいい、美しい女性」といういみがあります。美しい女性に育ってほしいという願いを込めて名付けられることが多いです。
Paige(ペイジー)
イギリス人女性のかわいい名前8つ目は「Paige(ペイジー)」です。「Paige(ペイジー)」とはギリシャ語で「小さい子ども」を表します。響きもかわいく、女の子の名前として万人受けする名前の一つです。
Rosaleen(ロザリーン)
イギリス人女性のかわいい名前9つ目は「Rosaleen(ロザリーン)」です。Rosaleen(ロザリーン)とはアイルランド語で「小さい薔薇」を意味します。Primrose(プリムローズ)同様、薔薇由来の名前です。薔薇はかわいさや美しさの象徴として例えられる花であるため、名前としてもよく使われます。
Daisy(デイジー)
イギリス人女性のかわいい名前最後は「Daisy(デイジー)」です。ディズニーキャラクターにアヒルの女の子で同じ名前のキャラクターがいます。Daisy(デイジー)とは「ヒナギク」の花から由来しています。また、マーガレットの名前の愛称としても使われます。
イギリス人に多い苗字の意味・由来
ここまでイギリス人の人気の名前、かっこいい名前、かわいい名前を順にご紹介してきました。次はイギリス人の苗字についてです。イギリスの中にも多い苗字が存在します。日本で多い苗字「佐藤、鈴木、高橋」はお馴染みです。
日本で1番多い苗字である「佐藤」は平安時代に栄えた「藤原氏」から来ていると言われています。イギリス人に多い苗字にはどんな由来があるのか、苗字のご紹介とともに由来を説明していきます。
Brown(ブラウン)
イギリス人に多い苗字1つ目は「
Brown(ブラウン)」です。アメリカで生まれたスヌーピーに「チャーリー・ブラウン」というキャラクターが登場しています。
イギリスだけでなく、英語圏では多くみられる苗字になります。日本語に訳すと「茶色」ですが、由来もこの茶色から来ています。イギリス系のイングランド人やスコットランド人には茶髪が多く、その様を表すニックネームとして使われたことが始まりとされています。
Evans(エバンズ)
イギリス人に多い苗字2つ目は「Evans(エバンズ)」です。ショーン・エバンズなど芸能人にもいる苗字です。 Evans(エバンズ)の由来はイングランドのJohn(ジョン)という名前をウェールズ語に変形させたことが始まりと言われています。
Davies(デイビーズ)
イギリス人に多い苗字3つ目は「Davies(デイビーズ)」です。カナ変換する際に「デービス、デイビス、デイヴィス」と書く場合もあります。 Davies(デイビーズ)はウェールズ語で父親との関係を表す言葉が由来とされています。
Jones(ジョーンズ)
イギリス人に多い苗字4つ目は「
Jones(ジョーンズ)」です。映画に「ブリジット・ジョーンズの日記」という作品があり、主人公の苗字にもなっています。「jon」は「John」という名前が由来で、そこに「s」が付くことで、「Johnの子孫」という意味をから来ています。
「~の子孫」という意味が由来している苗字は先にご紹介した「
Evans(エバンズ)、
Davies(デイビーズ)、
Jones(ジョーンズ)」も同様です。苗字の最後に「s」が付くとその傾向が強いと言えます。
Johnson(ジョンソン)
イギリス人に多い苗字5つ目は「
Johnson(ジョンソン)」です。これもJones(ジョーンズ)に似た由来で、
Jones(ジョーンズ)は「s」を使うことで「~の子孫」を意味していました。今回は「John」に「Son」を付けて「~の息子」という意味になります。
先祖になんていう名前の人間がいたのかが一目瞭然になります。このような苗字の由来は日本にはあまり見られないので、外国(イギリス人)ならではであり大変興味深いです。
Smith(スミス)
イギリス人に多い苗字6つ目は「Smith(スミス)」これは日本人でもよく耳にする外国人の代表的な苗字です。この苗字の由来は「smite(打つ)」という意味を持つ古英語から「smith」へ派生したことが始まりとされています。そこから「blacksmith(鍛冶屋)」という職業名が苗字へ発展しました。
スミスさんは元々鍛冶屋さんから始まった苗字ということになります。日本でも「犬養、鍛冶、服部、矢作、弓削」など職業が由来となった苗字はたくさんあります。
Taylor(テイラー)
イギリス人に多い苗字7つ目は「Taylor(テイラー)」です。テイラーと聞くと「テイラー・スウィフト」など名前の方を連想される方が多いでしょう。
しかし、Taylor(テイラー)は苗字でもよく用いられています。Taylor(テイラー)は「洋服屋、仕立て屋」という意味を持ちます。よく自分にピッタリ合うよう誂えてもらうことを「テーラーメイド」など言いますが、このテーラーも「Taylor(仕立て)」から来ています。
「Taylor(テイラー)」という苗字もSmith(スミス)と同様に職業名が由来になっていることがわかります。
Thomas(トーマス)
イギリス人に多い苗字8つ目は「Thomas(トーマス)」です。日本で有名なものとして「機関車トーマス」を連想する方が多いでしょう。このThomas(トーマス)という苗字は「新約聖書」に登場するキリスト教の信奉者「セイント・トーマス」が人気だったため、そこから由来した苗字とされています。
Williams(ウィリアムズ)
イギリス人に多い苗字9つ目は「Williams(ウィリアムズ)」です。ここまでお読みいただいて、なんとなく感付いている方もいるでしょう。この苗字も最後が「s」で終わっています。
つまり「~の子孫」という意味から由来しているということになります。元々「William」という単語は古ゲルマン系フランス語の「Willihelm」から派生していると言われており、「will(念願、意志)」と「helm(ヘルメット、防護)」という言葉が合体して出来ました。
Wilson(ウィルソン)
イギリス人に多い苗字10個目は「Wilson(ウィルソン)」です。お察しの通り、これも「~の息子」という意味から由来しています。スポーツ用品メーカーに同じ苗字が使われています。また、「Wil」とは「William」を短くした苗字です。
2019年イギリス人の赤ちゃんの人気の名前
イギリス人の人気の名前、かっこいい名前、かわいい名前、多い苗字についてご紹介してきましたが、これはイギリス人を総合的に見て人気があり人数が多い名前でした。では、最新の2019年に生まれた赤ちゃんたちにはどのような名前が人気なのか、TOP5を見ていきましょう。
時代の流れやブームによってその年に多い名前というのは変化していきます。2019年はイギリス人の間でどのような名前が流行ったのでしょうか?注目です。
男の子の人気の名前
2019年男の子に人気があったイギリス人の名前TOP5は「1位Oliver(オリバー)、2位George(ジョージ)、3位Harry(ハリー)、4位Noah(ノア)、5位Jack(ジャック)」でした。いずれの先にご紹介した「
イギリス人男性の名前&愛称ランキングTOP10」の中にランクインしている名前です。
2019年も根強い人気を誇った5つの名前であることがわかります。どの名前もイギリス人にピッタリのかっこいい名前です。
女の子の人気の名前
2019年女の子に人気があったイギリス人の名前TOP5は「1位Olivia(オリビア)、2位Amelia(アメリア)、3位Asla(アイラ)、4位Ava(アヴァ)、5位Emily(エミリー)」でした。やはり先にご紹介した「
イギリス人女性の名前&愛称ランキングTOP10」の中にランクインしている名前が多い傾向です。
一方、3位に入ったAsla(アイラ)のみ唯一ランキング外の名前です。アイラはユニセックスな名前ですが、男女でスペルが異なり男性名は「Ira」、女性名は「Asla」と書きます。
最近では王道な人気名のみならず、フレッシュな新しい名前が好まれる傾向も増えてきています。特に女の子の名前ではその傾向が強く表れてきています。来年、再来年のランキングがどうなるのか注目です。
イギリス人の名前は男性も女性も響きが素敵!
「イギリス人の名前ランキング!」いかがでしたでしょうか?かっこいい名前や苗字からかわいい名前や苗字まで、あらゆる名前が出てきました。皆さんが想像していた名前と違いはありましたか?この機会に外国の有名人の名前に少し注目してみると面白いでしょう。