電通のインターンにエントリーするには?
日本では最大手、世界でもトップクラスを誇る広告代理店である電通のインターンは、各コースの倍率も高めです。また電通のインターンはエントリーをするにあたり、課題をこなす必要があります。では、どのようなコースや課題があるのかも詳しくご紹介していきましょう。
電通のインターンとは
電通のインターンには様々なものが設けられており、倍率が高いものの自身の得意分野に合ったコースを選択することが可能です。
電通のインターンは一次選考で決まるものと、二次選考まであるものもありますが、どれも全日程参加できることが基本です。日数も合計6~11日とコースによって異なります。実際にどんなインターンがあるのかを詳しく見ていきましょう。
5種類のインターンを用意
電通のインターンは、どのインターンも応募者が多く人気のものです。世界に名が知られる会社の電通ですから、たくさんの人の注目を浴びているので倍率が高くなることは必然でしょう。では、電通のインターンの種類について触れていきたいと思います。
まず、インターンという言葉がついたものは「電通ワカモンインターンシップ中部」、「電通インターンシップアイデアの学校」、「電通インターンシップテクノロジーとアイデアの学校」という3種類となります。
その他にも「電通クリエーティブ塾関西」や「電通デザインサマースクール」という2種類が用意されているため、選択肢は人それぞれです。以上の5種類のインターンが、電通で設けられるものになります。
アイデアの学校は人気のインターン
電通のインターンの中でも人気なのがアイデアの学校。3種類のコースが設けられており、各コース合わせて定員約50名の募集に対して、毎年3000人以上から応募が殺到する、とても倍率の高いインターンです。
デザイン学校は夏と冬に開催されており、どちらも日数は全7日間です。たいへん人気のインターンなので、早くから電通の公式サイトをチェックし、インターンへの事前の準備を心がけましょう。
アイデアの学校の倍率は?
先ほどご紹介した応募数から見ても、アイデアの学校の倍率はざっと計算しても60倍近くと驚きの数字です。電通の中でも人気のインターンということを前提として見ても、とても狭き門だということがわかります。
電通の人気のインターン「アイデアの学校」の3つのコース
電通のインターンであるアイデアの学校の中にはコースが3種類あるとご紹介しました。インターン当日には実際に電通で働く社員の方が講師として担当に就くので、将来的な面でも学べることは多いでしょう。実際にどんなコースがあるのか、また定員数なども詳しくご紹介していきます。
映像と言葉で心うごかすコース
コピーやCMなどに関する企画の方法を学べます。コピーライターやCMプランナーという言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。そういった職業の方々の企画業務を体験をできるのがこの「映像と言葉で心うごかすコース」です。
テレビCMなどを見た際に、一度見ただけで印象に残るものがあります。そういったものを考えるのがこのインターン。映像や言葉を考えることで、ストーリー発想を学ぶことができるインターンコースです。募集の定員は20名です。
あの手この手でその手があったかコース
ストラテジックプランナーという職業をご存知ですか。広告代理店に勤務し、商品開発からコミュニケーション戦略までと仕事の幅が広い職種なのですが、ストラテジックプランナーの企画業務を体験出来るのがこの「あの手この手でその手があったかコース」です。
あの手この手で様々な課題を解決するアイデアの生み出し方を身につけ、ビジョン発想を学ぶインターンコースです。人の感情というものについて考え、空想と仮説に遊び心を加えた考え方を学ぶ事ができます。こちらも募集の定員は20名となっています。
つくってひろげるコース
コミュニケーションデザインをはじめとする、クリエーティブ・テクノロジストの企画業務体験ができるのが「つくってひろげるコース」です。こちらは上記2つのコースとは趣向が違います。
アイデアに自信がある人と、デザインスキルを持つ人2人でペアになり、テクノロジーを理解することで、デザインスキルを用いてアイデアを生み出すということを学べます。プログラムやデバイス、デザインやアートなどのプロトタイプを作れる人向きのコースです。
2人1組というバディでの参加制なので、応募の定員は12人(6組)となっています。将来的に仕事のパートナーとして一緒に仕事がしたい人と参加してみてはいかがでしょうか。
電通のインターン「アイデアの学校」のエントリー方法
電通のインターンの中でも人気が高いアイデア学校にエントリーするにあたって、どのような流れで応募していけばいいのでしょうか。それでは、参加資格やエントリーの流れ、エントリー課題などを詳しく見ていきましょう。
ウェブサイトで応募
電通のインターンに参加するには、電通の企業ページからエントリーに応募する必要があります。どのインターンコースも非常に人気です。エントリー速度自体は選考基準にはなりませんが、できるだけスムーズにエントリーできるよう事前にチェックしておきましょう。
参加資格
電通のインターンに参加するにはいくつかの条件がありますが、まずは現在、大学または大学院に在籍している学生で、過去にアイデア学校のインターンに参加していない人が対象です。
また、大学4年、大学院2年も参加が可能です。既に就活を終了して、他社での内定をもらっている人なら、別ルートから応募することができます。内定先、内定先でやりたいことを書いてエントリーが出来ます。エントリーシートは不要です。
エントリーの流れ
電通のインターンへのエントリーの流れは、インターンの専用サイトの「ENTRY」ボタンから行います。次に表示されるエントリーフォームに必須事項を入力する欄があるので、入力してください。送信ボタンを押すことで個人IDが発行されます。
電通側が登録内容を確認した後に、受付確認メールが送られてきます。マイページにログインすることで、エントリー課題への回答を行うことが出来るのですが、一定時間が過ぎると自動でログアウトされるため、予め回答を準備してからアクセスしましょう。
エントリー課題
電通のインターン、人気のデザイン学校にエントリーするにあたって、課題はコースで違います。そして、毎年違った課題が3つずつ用意されます。では、実際に使用されたことのある課題を参考として見てみましょう。
映像と言葉で心うごかすコースの課題
3枚のInstagramの投稿があり、その中から好きな写真を1枚選びます。それにハッシュタグをつけるのですが、他の文章は一切書かず、ハッシュタグだけで話題にするという課題です。ハッシュタグは何個つけても構わないという条件ですが、腕が試される課題であるのは間違いないでしょう。
あの手この手でその手があったかコースの課題
誰も思いつかないけれど、今この世界に円満しているだろうという症状を「○○症候群」というふうに名付けて説明する課題です。確かに沢山の症状が円満している現在ですが、その中から「よくそこに目をつけることができたな」と感心、納得のいくものを探し出しましょう。
つくってひろげるコースの課題
これまでに自分が作る、または携わってきたアプリケーションやプロジェクトについて説明する課題です。多くの作品を提示できるのであれば、その方がいいでしょう。それぞれの作品や企画の説明ができるか否かを見られます。
チームで作った作品の提示も可能です。自分がどういうふうに開発に携わったのか、どんな役割だったのかが説明できるよう注意しましょう。
電通のインターンの選考を通過するポイント
せっかく電通のインターンにエントリーしても、選考を通過しないことには意味がありません。そこで、電通のインターンの選考を通過するために、どういう点に注目すべきかなどのポイントを見てみましょう。
課題のポイント
電通のインターンに参加を示す人たちは、慶応大学や早稲田大学といった大学が多く、個性も強烈でさまざまといった印象があります。自分のスキルに対して自信がある学生が参加していることでしょう。ではそんな強豪揃いの中で、注意したい点をご紹介します。
ユニークかつシンプルに
相手の印象に残りやすいものというのは、ユニークかつシンプルであるものが多いです。体験を元にした文章やキャッチコピーを作ったり、他の人が生み出していないような造語を作る。キャッチコピーを定める大切さが重要です。
オリジナリティが大事
他の人の真似をしただけでは、自分の個性を活かすことができません。いかに自分の個性を活かすことが出来ているかが重要で、それにより印象的に見せることができます。あなたのオリジナリティを存分に見せつけましょう。
相手の印象に残るもの
メリハリをどこに置くべきか、印象を強く残すためにはイラストやデザインの配置をどうするかは作品を提出する課題にとって重要です。よりインパクトがある作品を提示することができれば、印象を残すことができるでしょう。
面談のポイント
電通のインターンで行う面談では主に、一次選考の課題内容について聞かれます。なぜこう考えたのかを掘り下げて聞かれるので、自分の提出したものについてしっかり話ができるようにしておくと良いでしょう。
面接官に「この人の話をもっと聞いてみたい」「この人は面白い人だ」と感じさせることが選考突破のカギとなります。
バディと一緒に参加する「つくってひろげるコース」は、どんなことをアピールするかなどを打ち合わせし、お互いに面談の準備をしておくことが大切です。
電通のインターンにエントリーしてみよう!
電通のインターンについてご紹介しました。電通のインターンは倍率高めですが、参加することができれば確実に将来に活かすことができます。応募順で選考通過が獲得できるものではありませんが、事前の準備をしっかりと整えてエントリーに望みましょう。