初心者のための御朱印帳の選び方やサイズを紹介!
近年、御朱印めぐりがブームとなり、「自分もやってみよう!」と思っている方もいらっしゃるでしょう。御朱印をいただくには御朱印帳が必要となります。
しかし、「御朱印帳をどこで買えばいいのかわからない」「サイズや種類も豊富でどれを選べばいいのかわからない」と感じ、最初の一歩が踏み出せないということも。
今回は、御朱印めぐりを始めてみたい初心者の方はもちろん、新しい御朱印帳を買いたいという方にもおすすめな御朱印帳の選び方についてご紹介していきます。御朱印帳の使い方や保管方法については、以下の記事をご覧ください。
そもそも御朱印帳とは
「御朱印帳」とは、文字の通りですが神社や寺院を参拝した際に、参拝の証として御朱印を書いていただくための手帳のことで、御朱印めぐりの必須アイテムとも言えます。「御朱印帳以外のノートや手帳ではいけないの?」と思うかもしれませんが、御朱印帳が存在する理由があります。
御朱印を頂く際に必要なアイテム
そもそも御朱印とは、元々は自分で書き写したお経(写経)を神社や寺院へ納め、その証としていただいていたものです。現在では参拝した証として「神社・寺院の名前、参拝した日付、印章、印影など」を御朱印帳に書いていただいています。
元を辿ると、写経の証を記録するために作られた手帳です。そういった起源から、御朱印帳でないノートなどに御朱印を書くことをお断りしている神社や寺院もあります。御朱印めぐりをする際は、自分の御朱印帳を持参して参拝しましょう。
御朱印帳の種類
御朱印帳の選び方のポイントのひとつとして、種類から選ぶ方法があります。種類は大きく分けて「蛇腹式」、「紐綴じ式」、「ブック式」の3種類があります。それぞれの種類について特徴やメリット・デメリットをご紹介していきますので、自分に合ったお好みの御朱印帳を選んでみてください。
蛇腹式
神社や寺院で販売している御朱印帳のほとんどが蛇腹式のものです。比較的厚みのある和紙を蛇腹状に追って一冊の手帳にしてあるタイプです。御朱印は右のページからいただいていきます。また、紙に厚みがあり両面に書いていただくこともできるため、おすすめです。
メリットとしては、記帳していただいた御朱印を横に広げて眺めやすい事や、書いていただく際に書き面が平らな状態を保てるため書きやすいといった点があります。
また、デメリットですが、蛇腹式のため横に広がりやすい点があり、持ち運ぶ際はカバーをつけたり御朱印帳バンドを付けたりするのが良いでしょう。
紐綴じ式
紐綴じ式の御朱印帳は、文字通り中の和紙が紐で綴じられているタイプの御朱印帳です。メリットは紐で綴じて作られているため、紐を緩めれば取り外すことができ、自分で順番を入れ替えることができます。
また、取り外した際に紛失してしまう可能性があることがデメリットとなるので、順番を入れ替えたり紐を緩める際の管理には注意が必要となります。
ブック式
最後にブック型ですが、こちらは中の和紙が本のように綴じられている御朱印帳です。和紙の質にもよりますが、こちらも蛇腹式同様に両面に書いていただくことができます。
また、本型に作られているため、広がりにくく持ち運びに便利な点がメリットです。逆に本を開くように作られているため、中の和紙が薄い場合は御朱印を見る時に折り目がつく恐れがある点がデメリットとなります。
御朱印帳の選び方のポイント
ここからは御朱印帳の選び方のポイントについてご紹介していきます。どこで買うか、デザインはどういったものが良いのか、御朱印帳は大きいサイズと小さいサイズのどちらが良いか、おすすめのサイズなどをご紹介していくので、ご自分に合った御朱印帳選びの参考になさってください。
神社やお寺で選ぶ
神社や寺院によっては、その神社・寺院オリジナルの御朱印帳を販売しているところがあります。中には、季節によって限定デザインがあったり、アニメの聖地とされているところではコラボレーションデザインの御朱印帳が販売されていたりもします。
「まずはここで御朱印をもらいたい!」という神社・寺院がある方は、御朱印帳の販売を行っているのか事前に確認してから購入に伺うことをおすすめします。
デザインで選ぶ
御朱印帳というと、地味なイメージをされる方もいらっしゃるでしょう。しかし、現在ではかわいいデザインのものや華やかなデザインのものが増え、女性に人気を集めています。
また、歴史ものや武将の家紋のデザインをワンポイントであしらったり、男性にも持ち歩きやすいシンプルなデザインのものや、キャラクターがプリントされたものなど、様々なデザインの御朱印帳が販売されています。
どんなデザインの御朱印帳が人気なのか、どういったデザインの御朱印帳が販売されているか気になる方は、以下の記事も併せてご覧ください。
御朱印帳のサイズと値段
御朱印帳の種類やデザインが豊富なだけに、サイズや販売されている値段もまた選び方のポイントになります。御朱印を書いていただくのに適切なサイズや、値段については不安のある方もいらっしゃるでしょう。ここからは、一般的な御朱印帳のサイズとその値段についてご紹介していきます。
御朱印帳のサイズ
一般的に販売されている御朱印帳のサイズは、「文庫本サイズ」と「B6サイズ」の2種類が販売されています。この2種類以外のサイズもありますが、販売されている多くの御朱印帳のサイズとしてはこちらの2種類となります。
また、この2種類よりも小さいサイズの御朱印帳も販売されていますが、書き置きの御朱印を御朱印帳に貼る際に、いただいた御朱印を切らなければならないこともあります。小さいサイズは持ち歩きには便利ですが、大きいサイズの御朱印帳も所持しておくと良いでしょう。
文庫本サイズ
文庫本サイズは「105mm×148mm」のA6サイズを指します。大体「11cm×15cm」くらいのサイズとなります。こちらはカバンに入れてもかさばらず、持ち歩きにちょうどいいサイズをしています。一度にたくさんの御朱印めぐりをする方なら、このサイズだと場所を取らずに持ち運びやすいです。
B6サイズ
B6サイズは、「128mm×182mm」のサイズで、文庫本サイズに比べると少々大きいサイズになります。こちらのサイズのメリットは、文庫本サイズより大きいサイズのため、御朱印のデザインが見やすいのでおすすめです。また、書き置きタイプの御朱印が貼りやすいサイズをしています。
おすすめのサイズは?
これまでに文庫本サイズとB6サイズのご紹介をしてきました。購入するにあたっては好みのサイズで選ぶのが一番ですが、おすすめするのは「B6サイズ」です。その理由としては、「大は小を兼ねる」と言うように、文庫本サイズより少々大きいサイズのため、御朱印が見やすいことが挙げられます。
持ち歩きには文庫本サイズが便利ですが、御朱印めぐりをこれから始めるという方には、まずはおすすめしたB6サイズの御朱印帳を購入してみてはいかかでしょうか。
御朱印帳の値段の相場
御朱印帳を購入するにあたって、やはり気になるのが値段でしょう。神社や寺院で販売されている御朱印帳であれば、サイズによって値段に差はありますが大体800円~1,800円あたりの値段で販売されています。
また、インターネットやお店などで購入する場合も、値段は800円~2,000円あたりが平均です。キャラクターがプリントされたものや、限定デザインのものになるとまた値段が変わってくるため、購入前に確認しましょう。
御朱印帳にあると便利なおすすめグッズ
御朱印帳を持ち運ぶときに、カバンの中で広がって御朱印が傷ついたり、和紙が折れてしまったりすることがあります。そういったトラブルが起こらないように、持ち運びの際におすすめのアイテムをご紹介していきます。
透明カバー
神社や寺院で販売されている御朱印帳には、ほとんどのものに透明なカバーがかけられています。かけられていないものには、御朱印帳のサイズに合わせたものを購入しましょう。また、カバーがついたままだと書きづらいため、御朱印をいただく際にはカバーを外してから渡すのがベターです。
御朱印帳バンド
御朱印帳バンドは、御朱印帳が広がらないように留めておけるバンドです。こちらはお店で販売していたり、オリジナルの御朱印帳バンドをハンドメイド作品で販売している方もいらっしゃるので、お気に入りの御朱印帳バンドを探してみるのはいかがでしょうか。
御朱印帳袋
御朱印帳を複数冊持ち歩く方や、カバーをかけたり外したりが煩わしい方には御朱印帳袋がおすすめです。神社・寺院でも取り扱っているところもあり、御朱印帳やお守りと同じデザインの御朱印帳袋や、袋自体がお守りになっているものも販売されているようなので、探してみるのも良いでしょう。
自分に合った御朱印帳を選んで御朱印デビューしよう!
御朱印帳の選び方のポイントについてご紹介してきました。御朱印帳は様々なデザインやサイズがあるため、購入に迷いが出ることもあるでしょう。今回ご紹介したポイントを踏まえ、お気に入りの御朱印帳と一緒に御朱印めぐりへの第一歩を踏み出してみませんか。