野球の試合観戦の為に試合時間を知っておこう!
スポーツの試合観戦を楽しみにしている方は多いはずです。特に、試合時間が終盤での大どんでん返しなどはスポーツの醍醐味ではないでしょうか。しかし、楽しみの試合観戦も交通手段の都合で最後まで見れないというのは避けたいところです。
サッカーやバスケットボールなどのように試合時間が延長も踏まえて把握できるスポーツもあります。一方でテニスや野球のように試合時間が読めないスポーツもあります。
これから野球の試合を見に行くために、試合時間がどのくらいか把握しておきましょう。野球の試合時間は平均的に「2時間~3時間」と言われています。
しかし、野球の試合はほとんど平均時間通り終わる事はありません。平均試合時間よりも大幅に早く終わる事もあれば、平均試合時間の倍近い時間がかかる事もあります。
野球の醍醐味は、グラウンドのいるプレーヤーだけでなくベンチの監督•コーチ陣営の駆け引きも忘れる事が出来ません。そのため、ピッチャーが投球するまでに間をとったりする駆け引きもあり試合時間が気づくと長いなっている事もあります。
様々な年代の野球の試合時間
野球の試合時間の平均が2時間~3時間と言われていますが、日本では様々な年代で野球の試合が行われています。しかし、どの年代も同じように2時間〜3時間という訳ではありません。
テレビなどで中継のあるプロ野球と高校野球を比べて時も試合時間が違う事を知っている方も多いはずです。日本では、野球をしている人は16万人近くいるほど多くの年代でプレーをしている人がいます。
16万人も野球をしているので小学生から中高年までが野球を愛好しています。そこで具体的に、中学生、高校生、大学生、プロ野球のそれぞれの試合時間の平均を見てみましょう。
中学生の平均試合時間
中学生の野球の試合は、軟式ボールを使用して野球の試合が行われます。加えて、7イニング制で行われるという点が大きな特徴です。
中学生の野球の平均試合時間は、プレーボールの試合開始からゲームセットの試合終了まで「2時間程度」と言われています。
野球の試合時間としては、比較的短めな試合時間になる傾向があります。7イニング制などが要因で野球の試合時間が短くなっています。
高校生の平均試合時間
高校生の野球の試合からは硬式ボールを使っての試合が多くあります。高校生から9イニング制の野球の試合となり、中学生の野球の試合よりも2イニング長くなります。
高校生の野球の平均試合時間は中学生の野球の試合時間よりも若干長く「2時間~2時間30分」と言われています。
高校生の野球の試合と言えば甲子園を思い浮かべるのではないでしょうか?甲子園でも、高校生は攻守の交代時などに素早く走って移動したり、サインも簡潔なため試合時間が短くなると言われています。
甲子園の場合、1日に3試合から4試合を行えるの攻守の交代時に素早く移動する事が可能にしています。
大学生の平均試合時間
大学生も高校生の野球の試合と同じく硬式ボールと9イニング制で野球の試合が行われています。大学生の野球の試合は各地区でのリーグ戦がありますが、東京六大学野球をイメージされる方が多いでしょう。
そこで今回は、大学生の野球の中でも根強いファンの多い東京六大学野球の平均試合時間をで見てみます。大学生の野球の平均試合時間は「2時間30分」と言われています。
高校生の野球の試合と比べてサインが複雑化することなどが原因で平均試合時間が伸びてると考えられます。高校生の試合よりも駆け引きが行われていると言えます。
プロの平均試合時間
日本でもっとも身近な野球の試合と言えばプロ野球です。テレビの中継を見たことがある人も多いのではないしょうか。
昨年2019年のプロ野球の平均試合時間は「3時間11分」と発表されています。どの年の平均試合時間は2019年の平均試合時間のプラス10分程度です。
プロ野球の場合は、イニングの間にファンサービスなどがあるため他の大学、高校生の野球の試合と比べても長くなる傾向にあると言えます。
プロ野球の場合は、ファンを特に大切にしているため、ファンサービスに力を入れている球団も多くあります。
プロ野球の最短試合時間
野球の平均的な試合時間が「2時間〜3時間」である事はわかりました。高校生や大学生の野球の試合は得点差によるコールドゲームがある場合があります。そのため、一概に最短試合時間を見る事が出来ません。
そこで今回は、得点差によるコールドゲームないがプロ野球の試合で見てみます。プロ野球の試合時間は平均して3時間ちょっとなので最短時間はどのくらいになるのか調べて見ました。
1946年7月26日 大阪タイガースvsパシフィック戦
プロ野球の最短試合時間は、今から半世紀以上前の1946年です。当時は、現在のように12球団による2リーグ制ではなく、チーム数が少なく1リーグ制です。
セネスタースとゴールドスターの2球団を新たに加えた8チームで2年ぶり開催されたリーグ戦でした。1チームあたり年間105試合と今の125試合よりも20試合少ない日程で開催されます。
プロ野球の最短試合時間は、現在の阪神タイガーズの前身の大阪タイガーズと現在の横浜DeNAベースターズの前身となるパシフィックとの7月26日に開催された試合の「55分」です。
試合は、昼の13時15分に始まりましたが、14時10分には終わっています。サッカーの前半とハーフタイムの時間で終わったという事になります。かなり、早い試合展開であったため、最短試合時間を達成出来たと想像できます。
試合では、大阪タイガースの先発投手渡邉選手が、9回88球、5安打2三振0四球の完封勝利でした。一方でパシフィックの先発投手も8回を91球、7安打3三振3四球です。
投球も少なく、早打ちで展開の早い試合だった事が試合時間が短くなった原因です。スコアも1−0と得点が最小であった事で試合時間が最短になったと言えます。
プロ野球の最長試合時間
プロ野球の最短試合時間が「55分」とかなり短い事がわかりました。では、最長時間はどのくらいなのでしょうか?野球の平均試合時間が「2時間〜3時間」なのでそんなに長くならないと思う方もいるでしょう。
しかし、野球の試合は展開次第ではかなりの長時間になることもあります。テレビのプロ野球中継でも放送延長のイメージが強い方も多いはずです。
試合時間が長くなることで帰りの交通手段をがなくなってしまう事も考えておくためにも抑えておきたいポイントです。その為にもプロ野球の最長試合時間をしっかりと把握しておきましょう。
1992年9月11日 阪神タイガースvsヤクルトスワローズ戦
プロ野球の最長試合時間は、1992年にヤクルトスワローズと阪神タイガースの甲子園球場で行われた試合で「6時間26分」です。6時間を越す試合となるとナイターの場合、試合が終わるのは深夜0時を過ぎてしまいます。
深夜0時を過ぎるとなると阪神電車の最終の時間とほとんど同じ時間に試合が終わったことになります。最長試合時間となり、帰りの手段がなくなってしまった観客もいたはずです。
1992年は、現在と同じ12球団がセントラルリーグとパシフィックリーグの2つに分かれてリーグ戦を行っていました。当時のセ•リーグでは、延長戦が現在の12イニングではなく、15イニングまで行われいました。
延長戦が3イニングがなくなった今では最長試合時間の記録を更新する事は難しくなっていると言う事が出来ます。
前年11年ぶりのAクラス入りしたヤクルトスワローズと前年まで2年連続の最下位に沈んでいた阪神タイガースの9月11日の試合で最長試合時間を記録します。
9月中旬とペナントレース終盤で優勝争いを行っていた2チームの勝ちへの執念がぶつかり合う事で試合がなくなってしまう出来事がありました。
それは、3-3で向かえた9回裏に阪神の八木選手が打ち放った打球がフェンスにあたりスタンドインとなった事でサヨナラホームランと判定に対して、ヤクルトの野村監督が猛抗議した結果ツーベースへと訂正されます。
しかし、その判定に阪神の中村監督も猛抗議する結果となり、試合は37分間中断されましたが、判定はツーベースとなり延長戦に突入する事になります。その後、両チーム得点奪う事ができず、3−3のまま延長15回引き分けとなり最長試合時間を記録しました。
もっと楽しくなる野球観戦の仕方
野球の試合時間がどれくらいなのかはこれでわかりました。野球の試合の平均的な時間と最短、最長でどのくらいかも概ねわかったのであとはどうやって野球の試合を楽しむのかを知りましょう。
ただ野球の試合を観戦するだけでなく、楽しくなるポイントを知っている事で野球をより好きになることができます。
もちろん自身の好きなチームや選手の頑張っている姿を見るだけでも野球の試合を楽しむ事は出来ます。それだけでなく、野球の試合には魅力がたくさんあります。
野球観戦の魅力は人それぞれたくさんあるはずです。しかし、野球場に行って観戦する事は、テレビ前での観戦とは全く違った魅力があります。
野球は好きでも、野球場で観戦をした事がない人も多いはずです。行った事がない人でも一度生で野球の観戦をする事がきっと病みつきになり、毎年見に行きたくなります。
アーティストのコンサートの会場が独特の雰囲気があるのと同じで野球場にも他にはない雰囲気があります。その雰囲気の中で飲むビールが好きという人もいます。
座席
野球の試合を観戦する時に試合を楽しむ事ができるポイントは座席にあります。好きなチームがまだ見つからないなどの場合にも座席一つで野球の楽しさを知る事ができます。
広い野球球場の中でも座席によって野球の試合の楽しみ方は全く変わってきます。
具体的に、「外野席」、「内野席」、「バックネット」とそれぞれで見てみましょう。
座る座席によって野球の試合の見え方が全く違ってきます。座席で野球の楽しみ方を分けて見てみる事でどの席で見てみたいのか考えてもらえるはずです。
外野席
野球の試合観戦の定番と言えば外野席です。外野席は、ライトからレフトまでの外野手側の席の事を指します。外野席は、外野の守備をする選手の近くで各球団の応援団が熱心な応援をしている席と言えます。
熱烈な応援団の方と一緒に試合を観戦する事ができ、試合の中での一喜一憂を楽しむ事ができます。隣の人とハイタッチをしたりと場合によってはホームランボールをゲット出来たりと楽しい時間を過ごす事が出来るはずです。
外野席は、比較的料金も安く、一体となって応援するスポーツ観戦の醍醐味を味わう事ができる座席です。
内野席
選手を近い距離で見る事が出来、試合の緊張感を味わう事ができるのが内野席です。内野席は一塁側と三塁側の内野手側の席になり、試合の臨場感を味わう事ができる席になります。
外野席と比べてゆったりとした席でのんびりと試合を観戦したいという方にオススメです。好きな選手がいる場合などには、近くで見る事ができます。
内野席ではさらに、得点が入った後の選手の表情を見る事が出来たり、両陣営の駆け引きを間近で体験する事ができるのは内野席の醍醐味です。
料金は、外野席と比べてると高くなりますが、初めての野球観戦や子供を連れての野球観戦には最適です。
バックネット席
ホームベースの後ろ側から外野席を眺める事ができ選手をどの席よりも近くで見る事ができるのがバックネット席です。
野球中継などで映っているがバックネット席でピッチャーが投げる球の威力やバッターが打つ球の音などと言った普段味わえない臨場感を体験できる席になります。
バックネット裏から見る野球の試合では試合の緊張感だけでなく、球威や打撃音などの野球中継では味わえない感覚を味わう事ができます。野球の魅力の一つであるピッチャーとキャッチャーがバッターと駆け引きをする姿はバックネット裏で見るのが一番です。
それ以外にもベンチの駆け引きも身近で感じる事ができるのはバックネット裏から見るからこそ味わえます。料金は、他の外野席や内野席と比べる割高になりますが、初めて野球の試合を観戦する方にも野球の楽しさを充分に満喫できるのがバックネット裏席です。
野球の試合時間は最低2時間はかかる!
野球の平均的な試合時間は「2時間〜3時間」になります。必ずこの時間で終わる事がなく、試合の展開次第では最短試合時間のように1時間もせずに終わる試合もあれば、最長試合時間のように6時間を超える試合になる事もあり、それは野球の醍醐味のひとつです。
今回ご紹介した最短試合時間のようにあっという間の終わってしまう試合はほとんどありません。野球の試合は最低でも2時間はかかるものと思ってください。
野球の試合は、生で観戦をすればするほどその魅力に取り込まれ時間を忘れて味わってしまうほど楽しいものです。
その楽しさをより味わうためにもどこの座席で見るのかで大きく変わってしまいます。どんな楽しみ方がしたいのか考えてもらった上で座席も選んでもらう事ができれば野球の虜になるはずです。